- Blog記事一覧 -栄養・食事・飲み物 | ひさき鍼灸整骨院 - Part 3の記事一覧

栄養・食事・飲み物 | ひさき鍼灸整骨院 - Part 3の記事一覧

冬の 寒さと共にやってくる気象病の「頭痛」がおきるメカニズムと4つの対策

2024.02.06 | Category: ストレス・自律神経障害,予防,体操・ストレッチ,体温,入浴,,冷え,天候,天気,日常生活の動作,栄養・食事・飲み物,水分,生活習慣,疲労,睡眠,血圧,血流,頭痛

 

その季節のならではの変動と関係する病気や痛みのことを、

 

「気象病」

 

と呼ばれます。

冬は、四季の中でも特に外部の環境が厳しくなる季節です。

そんな冬の「気象病」の一つとして、よくみられるのが、

 

「頭痛」

 

です。

頭痛が起こると、仕事や家事・学業などに制限がかかったり、不快感による精神的なストレス、睡眠障害など、さまざまな影響がでます。

そこで今回は、冬に頭痛が発生しやすい理由とその対処法について紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、冬に起こる頭痛を解消できます。

 

 

 

冬に頭痛が起きやすい理由

 

冬の気象は、寒冷前線は通過 することで、気温や気圧、湿度の変化が起こります。

その急激な気候の変化が、気象病を引き起こします。

そのメカニズムとしては、寒冷前線が通過するときに、体の体温・尿の量・脈のスピードが変化します。

それらを調整するために働く自律神経が、血管に負荷をかけることで、炎症やアレルギー反応がでやすくなり、頭痛も引き起こされます。

自律神経には、交感神経と副交感神経のふたつの働きをする神経に分かれます。

交感神経は、活動するモードに体の機能を調整します。

副交感神経は、回復やリラックスモードに体を調整します。

このふたつの神経のバランスが取れていれば、健康で生活が送れます。

しかし、冬の気候では、寒さから体を守るために、交感神経の働きが優位になります。

寒さを感じると、交感神経は、血液が体の表面に流れることで、体温が放散されないように、血管を縮める働きがあります。

そうのような状態が続くと、血液の流れが悪くなります。

血液は、栄養や酸素、体温を運び、老廃物を回収します。

頭部の重さは4キログラムほどしかないにも関わらず、体全体の約20パーセントも血液を必要とする機関です。

血液の流れが悪くなることで、栄養や酸素が、脳や脳周辺の筋肉に行き渡らず、頭痛を引き起こしてしまうのです。

 

 

 

冬に頭痛を軽減するための対策

 

冬に起きる頭痛を軽減するための対策を以下で詳記させていただきます。

 

 

暖房の適切な使用

室内や室外の気温差を減らすために、暖房器具の適切な使用が重要です。

ガイドラインでは、冬の室内外の温度差は、20℃をこえないようにすることがすすめられています。

急激な温度変化を避け、寒暖の差を少なくすることが、頭痛の予防となる。

しかし、外出するときには、どうしても寒暖差が避けられない場合があります。

そのときには、しっかりとした防寒着、特に、首が寒い空気に触れないように、マフラーやタートルネックの服などを装着してください。

首に寒い空気が触れると、首にある頭に向かう血管が急激に縮み血流が悪くなることで、頭痛を引き起こします。

ですので、意識して寒さから首を守ってください。

 

適切な保湿 

冬は室外や室内の空気が乾燥します。空気が乾燥すると、体の水分が失われやすくなり、血液の量も減ります。

そのことで、脳への血流量も低下して、頭痛を引き起こします。

ですので、乾燥によって起こる頭痛を予防するために、室内に保湿器を使用したり、温かいも飲み物をこまめにとることをおすすめします。

 

適度な運動 

運動することで、筋肉の動きによって血流を促進します。

冬は特に寒さで、活動量が減りますので、血流が悪くなりがちです。

運動としては、軽いウォーキングでもいいのですが、あまりにも外が寒いようでしたら、無理をせずに、

 

・その場で足踏み

・カカト落とし

・貧乏ゆすり

などをして体に刺激を入れてください。

 

十分な睡眠

冬は、寒さに対応をする自律神経を働かすために、脳はフル回転することで疲れて、頭痛が発生しやすくなります。

その脳を回復させるためにも、質の高い睡眠が必要です。睡眠の質を上げるには、39℃〜41℃に設定した湯船に、体に無理のない程度に、首までゆっくりつかってください。

そして、お風呂からでた30分から1時間ぐらい後に、寝床に入ってください。

一度、風呂に入ることで体の体温を上げて、お風呂からでてしばらくすると体温が下がってくるタイミングが、体が睡眠モードになるスイッチが入り、質の高い睡眠がとれます。

そのことで、脳が回復して、頭痛を予防できます。

 

 

 

まとめ

 

冬の気象病は、頭痛だけではなく、 リウマチ神経痛、心筋梗塞、気管支ぜん息、風邪、脳出血、精神障害なども引き起こします。

これから、まだまだ、冬が続くのでの、冬の頭痛への対策をすることで、他の冬の気象病の発症も予防できます。

そのための方法として、今回紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

もしそれでも解消できないようでしたら、お近くの治療院に受診されることをおすすめします。

当院でも、今回のようなお悩みに対して施術をおこなっておりますので、ご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

また、他に頭痛への対策のブログを書いておりますので、参考にしていただければ幸いです。

なぜ天気が雨になると頭痛になる?

命にかかわる頭痛の症状は?病院で検査が必要な頭痛の種類

 

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

寒冷な季節でも大丈夫? ご高齢者が冷たい飲み物を好む理由とその対策

2024.01.30 | Category: 予防,体温,,冷え,日常生活の動作,栄養・食事・飲み物,水分,生活習慣

 

 

ご高齢の方の中で、冬でも冷たい飲料を好む方がいらっしゃいます。

そうすると、冷たい飲み物を摂取することは、体に悪いんではないかと、周囲のご家族の方が心配されるお声をときどきお聞きします。

しかし、水分をとってもらう必要もあります。

そこで今回は、冬でもご高齢の方が冷たい水分をとりたがる理由と、その習慣を軽減するための方法を紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、ご家族が、冷たい飲料を摂取するご高齢の方の健康についての心配を緩和できます。

 

 

 

冬でもご高齢の方が冷たい水分をとりたがる理由

 

ご高齢の方が、冬でも冷たい飲料を好む理由は、いろいろとあります。それを以下で紹介していきます。

 

 

のどの渇き

冬は、室内の暖房や外の寒さにより、空気が乾燥して、のどが渇きやすなります。

そうすると、のどに潤いを感じたくなるため、冷たい飲料を飲むようになる可能性があります。

 

体温の調節能力の低下

ご高齢の方は、体温の調節能力が低下しやすくなります。

体温を下げて暑さを感じにくくするために、冷たい飲み物を好まれる可能性があります。

 

水分の吸収が早い 

冷たい飲料は、温かい飲料に比べて、胃にとどまる時間が短くなり、次の腸へ移動します。

水分は主に腸で吸収されますので、つまり、冷たい飲料は、より早く渇きが満たされる感覚があるため、冷たい飲み物を好まれる可能性があります。

 

好みや習慣

若い頃から冷たい飲み物を好んでいた習慣があるため、その好みが続いていることがあります。

 

冷えのぼせ

寒冷な環境にいると、体は自動的に生命の危機を感じます。

そうすると、生命を維持するのに必要な脳や心臓などがある、体の中心部に血液を集めます。

そのためには、手足や体の表面の血管を縮めて、体の奥の方に血液が集まるように体が機能します。

中心部に温かい血液が集まるので、体の上の方を熱く感じ、血液の流れが悪くなった手足などの末端は冷えを感じます。

この状態が、「冷えのぼせ」です。

ご高齢の方は、基礎体温が低いため、ちょっとした寒い環境でも、自動的に「冷えのぼせ」の状態になる傾向にあります。

中心部に血液が集まることで、体を熱く感じるため、口やノドに渇きを覚えて、冷たさや清涼感を求めるために、冷たい水分をとりたくなる可能性があります。

 

 

 

冷たい飲み物をとり続けることで起こる体への影響

 

冷たい飲み物は、体への水分の吸収を早めるメリットもあります。

しかし、体にいくつかの不具合が起こる可能性もあります。以下でその主な点を紹介していきます。

 

のどの不快感

冷たい飲料を摂取し続けると、のどが冷え、神経が過敏となり、不快感や痛みが生じる場合があります。

それによって、のどの炎症や風邪を発症するリスクが高まります。

 

胃腸の機能の低下

摂取する食べ物や飲み物の温度が体温より低い場合、胃腸の動きが悪くなります。

そうすると、食べ物の消化や吸収が悪くなり、体が疲れやすくなったり冷えやすくなります。

 

歯の知覚の過敏

冷たい飲料は歯の感覚を刺激します。

そうすると、歯の知覚の過敏となり、痛みを感じやすくなります。

 

体温の調節に影響

体温は、体が自動的に調整します。

冷たい飲み物をとり続けると、体温を下げつづけることとなるため、体温の自動調整機能の活動が低下します。

そうなると、環境に合わせて、体温が調整できず、熱中症や低体温症を発症しやすくなります。

 

代謝の低下

冷たい飲み物をとりすぎると、体内の代謝が低下しやすくなります。

そうなると、太りやすくなったり、体が冷えやすくなります。

 

 

 

冬でも冷たい飲料をとり続けるご高齢の方への対策

 

ご高齢の方が冬でも冷たい飲料を摂取し続けることは、ご家族にとっても心配ですが、まず、優先すべきことは、

 

「水分の摂取」

 

です。人間の体は、約60~65パーセントが水分で占めています。

高齢となると、体のを構成する水分量は、約50~55パーセントに低下します。

ですので、ご高齢の方が、少しでも水分が不足すると、脱水症状や熱中症、意識障害など、生命に関わる症状を引き起こします。

ですので、摂取する水分が、冷たくても熱くても、ご高齢の方に十分な水分を摂取してもらう必要があります。

まず、それを大前提ですが、ご高齢の方が冷たい水分をとることを避け、のどが渇くことを軽減するためのアプローチを以下で紹介させていただきます。

 

 

温かい飲み物をすすめる

のどの渇く感覚が起きないようい、こまめに、冷たい水の代わりに、温かい飲み物を提供する。

せめて、常温の飲料をすすめてください。

飲む際は、少量でいいので、それによって、体温を下げずにのどを潤せます。

 

ゆっくり飲む

冷たい飲み物をどうしても飲みたい場合は、ゆっくり含むように飲んでください。

そうすることで、体が潤いを感じ、冷たい水分をとり過ぎなくなります。

 

食事で水分摂取

食事からでも水分をとることができます。

水分を多く含む果物や野菜、スープ、などをとることで、のどの渇きを感じにくくなります。

 

湿度の管理

冬は暖房をかけるので、室内は乾燥します。

そのような環境に長くいることで、のどが渇きやすくなり、冷たい水分を欲します。

ですので、加湿器やぬれたタオルをかけることで、室内の湿度を維持してください。

ちなみに、冬の室内の適切な湿度は、30〜50パーセントです。

 

口やのどのケア

冷たい水分を欲することを予防するには、口やのどへのケアが大切です。

ご高齢の方は、口やのどからでる粘液が少なくなり、乾燥しやすくなります。

歯磨きやうがいなどでケアをおこい、口やのどの乾燥を防ぎましょう。

 

定期的に病院で検査する

糖尿病や腎臓の病気などで、のどの渇きを覚えて、冷たい水分を欲する場合があります。

また、持病の薬の副反応により、のどの渇きを覚える場合もあります。

のどの渇きがひどく、冷たい飲み物が飲みたくなることが続くようでしたら、医師に相談することが重要です。

 

 

 

まとめ

 

水分はとってほしいけれども、冬でも冷たいものを飲まれると、ご家族は心配になります。

健康のためにも、ご高齢の方の水分の取り方の習慣を、少しでも変化させるために、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

もしそれでも解消しないようでしたら、お近くの病院や治療院にかかられることをおすすめします。

当院でも、今回のようなお悩みに関しての施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

また、他のブログで冬の生活習慣に関して書いておりますので、そちらも参考にしていただけると幸いです。

冬の寒さと体調不良:冬バテの理由とその対策

足先の冷え性に悩む女性へ:冬の足先冷えの理由と効果的な対策」

冬の健康戦略:体温を上げて感染症から身を守る方法

 

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

ピロリ菌の洗浄後でも起こる胃の痛みへ効果的なツボ3選

2024.01.28 | Category: 予防,免疫,感染症,栄養・食事・飲み物,生活習慣,疲労,肩こり,胃腸,首の痛み

 

 

40歳代女性の方が、胃の不調を訴え、ご来院されました。

1カ月前ほどに、あまりにも胃の痛みが続くので、病院で胃カメラの検査を受けたそうです。

その検査で、胃にピロリ菌がいたことがわかり、洗浄治療を受けたと。

これで胃の痛みがなくなるかと思ったが、不定期で胃に圧迫感や痛みがでている状態。

特に、朝、起きたときから、胃が痛いと、その1日が、ずっと調子が出なくて困っているとお話しいただきました。

仕事も忙しいし、子供も受験なので、このままでは、体も気持ちもつらいので、なんとかしてもらおうと思ったことが、来院する動機となったとのことでした。

ピロリ菌が、長期的に胃に入ると、「萎縮性胃炎」を起こしやすくなり、治療後もしばらく続くとされています。

今回、来院された患者様のおなかを触らせてもらうと、おへその右横とその下あたりが、硬くなっていました。

これは、胃の不調があるときにでる、特有の反応です。

また、背中の真ん中も、筋肉の緊張が出ていました。

これも、ちょうどおなかの中に胃がある位置です。

内臓の不調は、背中の内臓が位置するところに反応が出やすくなります。

また、胃の動きを調整する神経は、首から出ています。

胃の不調があると、その神経を通して、首や肩の筋肉を緊張させて、肩こりや首こりを引き起こしてしまいます。

当院の施療では、その反応している部分に施術をほどします。

治療後は、

「胃が痛くて背中が伸ばせなかったのに、体がそれるようになりました」

と喜びの感想をいただきました。

さて、ピロリ菌による萎縮性胃炎の症状が、数週間から数カ月、治癒に時間がかかります。

当院でもその治癒が早めるように、お手伝いをさせていただきますが、この患者様のように、不定期で胃の痛みが出てお困りになることがあるかと思います。

そこで今回は、ピロリ菌によって起こる萎縮性胃炎についてとその対処法を紹介させていただきます。

このブログを読んでいただけることで、朝、胃の痛みが起こったときに、対処できることで、その日を快適にすごせます。

 

 

 

ピロリ菌と萎縮性胃炎について

ピロリ菌による萎縮性胃炎について、以下で紹介させていただきます。

 

 

ピロリ菌とは

ピロリ菌は、私たちの体の中に住むさまざまな細菌やウイルスなどの一種です。

ピロリ菌の感染経路は、もともとピロリ菌を持っている人の、唾液やくしゃみなど接触や、ピロリ菌が含まれている食べ物や水から感染します。

ピロリ菌は、鉄も溶かせるほど強い消化液である胃酸にも耐えることができます。

これによって、厳しい環境でも生き残り、胃の中に留まることができます。

胃酸を除けば、胃のなかは暖かくて食べ物も入ってくるので、ピロリ菌にとっては、胃のなかは、住みやすい環境です。

ピロリ菌が胃に付着すると、体がピロリ菌を異物と認識して、攻撃することで胃に炎症がおきます。

また、ピロリ菌自体がだす物質により、胃を傷つけます。

こういった活動をするピロリ菌が、胃のなかで増えることで、胃の調子を悪くし、胃がんの原因となったり、「萎縮性胃炎」を引き起こします。

 

 

萎縮性胃炎とは

ピロリ菌が胃に感染して、数が増えると、胃の内側に炎症がおきます。

胃の粘膜が傷つき続くと、胃が縮んでしまいます。

萎縮性胃炎の症状としては、

・胃の不快感や痛み

・ 食後の胃もたれや満腹感

・吐き気やおうと

などがが起きます。

病院での治療法としては、胃の洗浄、抗生物質や胃酸を抑制する薬が処方されます。

治癒までの期間は、適切な処置を受けても、完全に治癒するまでには、数週間から数カ月かかる場合があります。

 

 

 

胃の痛みに効果的なツボ3選

 

ピロリ菌への処置をした後でも胃の痛みが出る場合に効果的なツボを紹介していきます。

各ツボを押さえる際の注意点があります。

まず、ツボを刺激するときには優しくおこなうことです。

胃が敏感になっているときに、強い刺激を与えるとかえって胃の機能が低下します。

そうすると、胃の内部を守る粘液が減り、ますます胃の痛みが増幅します。

「手当」という言葉があるように、触れているだけでも痛みは、緩んでいきますので、気持ちいの良いぐらいか、指を置いておくだけの圧で刺激してください。

刺激するときに、一緒にやってほしいことが、深呼吸です。

深呼吸をすることで体がリラックスして、ツボの刺激が入りやすくなります。

ただし、深呼吸も、口笛を吹くように、音を立てておこなうのは避けてください。

口笛を吹くように、音を立てて深呼吸をおこなうと、体が緊張してしまいます。

ため息をつくようなイメージで、深呼吸をしてください。

では、以下で胃の痛みに効果のあるツボを紹介させていただきます。

 

中脘(ちゅうかん)

みぞおちとおへそを結んだ線のちょうど真ん中に位置します。

 

天枢(てんすう)

おへそから指の3本分の幅の外側に位置します。

 

足三里(あしさんり)

ひざのお皿の下から指4本分下で、スネの骨の外側のくぼんだところに位置します。

 

 

 

まとめ

 

胃は、食べ物を消化する働きがあるため、休ませることができません。

そのため、胃を痛めたとしても、回復が遅れます。

胃が不調になると、今回ご来院いただいた患者様のように、体のさまざまな部分に症状を引き起こします。

それを軽減するためにも、今回のブログで紹介させていただいたことが、皆様のお役に立てれば幸いです。

それでも解消しないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。

当院でも、今回のお悩みについての施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

他に胃腸に関するブログを書いておりますので、そちらも参考にしていただけると幸いです。

食欲がないときのうどんって胃に悪い?炭水化物は分解されにくい

正月の食べ過ぎ飲み過ぎでお疲れの腸へ早めのケアで快適な新年を

冬の食べ過ぎに注意!胃腸を癒す正しい姿勢

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

冬の健康戦略:体温を上げて感染症から身を守る方法

2024.01.22 | Category: 予防,体温,免疫,入浴,,冷え,感染症,新型コロナウイルス,日常生活の動作,栄養・食事・飲み物,生活習慣,睡眠,風邪

 

 

今年に入って早々に、周辺でインフルエンザやコロナに感染したいうお話をよくお聞きします。

2024年1月の第一週目ですでに、インフルエンザおよびコロナに感染者は三万人をこえていると国立感染症研究所に報告されています。

インフルエンザやコロナに限らず風邪の症状は、冬という季節におきやすいものです。

こういった感染症にかからないためには、自身に免疫の機能が正常に働くかが、重要になってきます。

免疫が正常に働くためには、実は体温が重要なポイントです。

そこで今回は、体温が免疫におよぼす影響と体温を保つための方法について紹介させていただきます。

このブログを読んでいいただくことで、この冬、感染症にかかりにくい体が作れます。

 

 

 

体温が免疫におよぼす影響

 

 

免疫とは、体を異物から守ろうとする機能です。

ウイルスやがん細胞などを撃退するための細胞が、血液を介して、体のさまざまな部分で働き、体の内側と外側の両方で異物からマモてくれます。

人間に備わっているこの機能を免疫といいます。免疫で活躍する細胞は、体温が高いほど動きやすく性質を持っています。

逆に体温が低くなると、その活動は低下します。

免疫の研究で、体温を1度低くなると、免疫は30パーセント低下し、逆に、体温を1度上げると、免疫力は6倍にアップすると報告されています。

このように、体温と免疫は密接な関係があります。

そんな体温が下がることについて、以下で紹介していきます。

 

体温とは

人間の体温は、自律神経によって自動的に、36度から37度を維持できるようになっています。

体温が上がりすぎると汗をかいて体内の熱を放出したり、体温が下がると震えたり毛穴を閉じて体温を体に閉じ込めます。

体温が下がってしまう理由

体温が低下する理由としては、

 

・ストレス

・運動の不足に筋肉の低下

・長時間、寒い環境いる

・栄養の不足

・不規則な生活

 

があげられます。

 

体温が下がるデメリット

体温が下がることで、体にさまざまな影響がでます。

体温は血液の温度でもあります。血液から温度が放出されると、体温が低下します。

体温が低下するのを防ぐために、血液の流れが、自動的に低下します。

そうすると、健康面では、内臓の機能や免疫の機能が低下したり、美容面では、お肌やが荒れたり太りやすくなったり、精神面では、疲労や気分の落ち込むなどといったデメリットが派生します。

免疫の低下以外にも、体温の低下はさまざまな症状を引き起こしすので対策が必要です。

 

 

 

免疫を正常に機能するために体温を保つ方法

 

冬はその寒さから、体温が下がりやすくなります。

感染症から体を守るために、免疫の機能が正常に活動させるためにも、体温の維持や向上が必要です。その方法を以下で紹介していきます。

 

生活のリズムを整えて体温を上げる

体温は、一日中同じではなく、24時間の間で変動しています。

1日の中で一番、体温が低いのは起床時で、一番、体温が高くなるのが夕方で、就寝前には徐々に下がってきます。

生活のリズムと整えることで、血圧やホルモン、自律神経など体温にかかわる機能が、適切な時間帯に正常に活動します。

結果的に、免疫も正常に働きます。

 

入浴をして体温を上げる

体温より高い温度のお湯の中に体をつけることで、手軽で効率的に体温を上げることができます。

正しい入浴方法については、こちらのブログで詳しく紹介しておりますので、参考にしてください。

仕事始めの疲れ、入浴でスッキリ回復!その効果と正しい入浴法

 

運動をして体温を上げる

筋肉は熱を作る機能があります。体の中でも特に下半身の方が筋肉量が多いです。

できる範囲で、下半身に刺激を与える運動をおこなってください。

なかなか運動する時間が取れないようでしたら、その場で、「足踏み」や「つま先立ちからのかかとを落とし」などをやってみてください。

 

食べ物で体温を上げる

食事によって体内部にアプローチして、体温を上げることができます。

食べ物で、体温を上げるための5つの方法として、

 

栄養素をバランスよく食べる

糖質、脂質、タンパク質、ミネラル、ビタミンをバランスよくとることが理想です。

なかなか、とる栄養素の細かくは調整できないようでしたら、

 

・主食、主菜、副菜の組み合わせを心がける

・汁物をとることで足らない栄養をカバーするプラスする

・単品ではなく、いろいろな食品を食べる

 

ことを意識して食事の選択をしてください。

 

食べるときによくかむ

よくかんで食べることで、消化吸収が上がり、結果、体温が上がりやすくなります。

日本そしゃく学会では、一回につき30回のそしゃくすることを目安におこなうことを推奨しています。

 

温めて食べる

温かいものを食べることで、内臓が温まり、活動が促進し、消化吸収が高まります。

よくかんで食べる時と同じように、こちらも、結果、体温が上がりやすくなります。

 

体を温める食材をとる 

冬場に体温をあげる食材は、

 

・りんごやレンコンなど冬に旬の食材

・唐辛子や赤みの肉などの赤い食材

・カボチャや味噌などダイダイ色の食材

・黒豆、ひじきなどの黒い食材

 

で見分けて摂取してください。

 

グッズを使って体温を上げる

腹巻きやスカーフ、カイロや足湯など、グッズによって体温を上げるようにしてください。

グッズによって体を温める方法のブログもかいておりますので、よろしければ参考にしてください。

足先の冷え性に悩む女性へ:冬の足先冷えの理由と効果的な対策」

冬の寒さと体調不良:冬バテの理由とその対策

 

 

まとめ

 

感染症は、ご家族の1人がかかってしまうと、ご家族全体に広がってしまうことが少なくありません。

ご自身の体温が正常なら、感染症を引き起こすウイルスや菌が入ってきても、撃退できます。

ご自身だけでなくご家族を感染症から守るためにも、今回紹介させていただいたことがお役に立てれば幸いです。

もし、体温がなかなか上がって行かないようでしたら、一度、お近くの治療院を受診されて体を整えることをおすすめします。

当院でも、今回のようなお悩みへの施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

冬場の過ごし方についてのブログもかいておりますので、よろしければそちらも参考にしていただけると幸いです。

外で働く方の冬の肩コリはなぜ発生する?その理由と改善策

寒暖差アレルギーの謎:なぜ鼻水が止まらないのか?その対処法は?

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

ご高齢の方が腰痛を伴う正月の食生活からくる便秘となる理由とそれを解消するための方法

2024.01.10 | Category: お尻の痛み,予防,便秘,,栄養・食事・飲み物,生活習慣,胃腸,腰痛

 

正月の明けに、女性のご高齢者の方が、腰痛でご来院されました。

それとともに、正月におせちやらお餅やらと、普段、食べないような食事内容から、便通が悪くなったとの訴えもお聞きしました。

腰痛と便通の関係は深いです。

そこで今回は、女性のご高齢者のかたが、正月の食生活の変化から、便秘をともなう腰痛になる理由とその対処法について紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、腰の痛みとおつうじの悪さのお悩みが解消できます。

 

 

 

便秘とは

 

便秘とは、大腸の機能が何らかの理由で低下して、便がスムーズに排せつしきれない状態です。

便秘と判断する目安としては、

 

・1週間のうち、排便が3回未満の場合

・3日以上、排便がない場合

・毎日排便があっても残便感がある場合

 

とされています。

便秘となる理由としては、

 

・加齢による大腸の機能低下

・運動の不足・薬の乱用

・食生活

・生理前

 

などがあげられます。

また、加齢による大腸の機能の低下以外の高齢者が便秘となる特有の理由としては、

 

・摂取する食事の量の低下

・日常の生活動作の低下

・腹筋やお尻の筋肉の低下

 

などがあげられます。

これらの理由で大腸の動きが低下すると、長時間、大腸の中で便が滞在します。

そうなると、

 

・便の水分が大腸で吸収されすぎて便が硬くなる

・便がガスが発生し腸が膨れて血管や神経を圧迫する

・便が腐敗して、有害物質が発生する

・腸の中悪玉菌が増加して免疫が低下する

 

などといったデメリットがでてきます。

 

 

 

便秘と腰痛の関係

 

内臓に何らかの機能障害がでた場合、体の特定の表面に、腫れや圧痛などの反応点や反応面がでます。

これは、約100年前の治療家が発見して、改良されながら現在に引き継がれています。

便秘が起こる内臓は、大腸です。大腸が機能低下することで、体にあらわれる反応は、

 

・股関節の前面

・腰の背骨のサイドから骨盤のヘリとつなげた三角形ゾーン

・腰と胸の背骨の境目

・太ももの外側

・お尻の後ろ側の骨の中央から4センチぐらい外側

 

といったところに反応があらわれます。

この反応がでる部分をみても、大腸の機能の低下である便秘と腰の痛みとの関係が深いことがわかります。

 

 

 

まずは便秘が警告する危険な病気を見逃さない

 

便秘はときには、命に関わる病気が警告の症状としてでる場合があります。

便秘を引き起こす病気としては、

 

・椎間板ヘルニア

・過敏性腸症候群

・卵巣嚢腫

・子宮筋腫

・卵巣ガン

・腎臓がん

・大腸がん

・腸閉そく

・副甲状腺機能亢進症

・甲状腺疾患骨

・パーキンソン病

・卵巣腫瘍

・子宮肉腫

・自律神経失調症

 

などがあげらえます。

長期の便秘のほかに、貧血や疲労感など、体に違和感を感じましたら、一度病院で精密な検査をおこなってください。

 

 

 

便秘を解消するには

 

便秘をひきおこす重篤な疾患の可能性がない場合は、以下のようなセルフケアで、便秘解消のために意識しておこなってください。

 

食物繊維を摂取する

和食より洋食やファーストフードの食生活を送る方が多くなったため、食物繊維が不足してしまい、便秘を促してしまいます。

ですので、食物繊維を豊富に含んだ食材を食べて、便を柔らかくして、排せつを促しましょう。

しかも、食物繊維は腸内にいる善玉菌のエサになり、腸の機能を高めます。

その食物繊維を摂取する場合にも、注意点はあります。

食物繊維には、「水に溶けにくい食物繊維」と「水に溶けやすい食物繊維」があります。

食物繊維は食べれば食べるほど良いとイメージがありますが、それぞれにメリットとデメリットがあり、バランスよく摂取することをおすすめします。

水に溶けにくい食物繊維

メリット:

繊維が水に溶けないことで、便のかさを増ます。便が大きくなることで、腸の中の壁を刺激して、腸の動きを促し、排便を促進させます。

デメリット:

水に溶けない食物繊維をとりすぎると、便が硬く大きくなりすぎて、おなかが張って便秘をさらにキツくする場合があります。

水に溶けにくい食物繊維が多く含まれる食材:

キャベツ、キノコ類、もち麦、大麦、玄米、さつま芋、ごぼう、にんじん、ほうれんそう、小松菜、らっきょう、など

水に溶けやすい食物繊維

メリット:

水に溶けやすい食物繊維は、水に溶けることでゼリー状となり保水力が高まります。便秘は中の便は、大腸に水分を奪われて便が硬いなり、排便しにくい状態です。大腸に水に溶けやすい繊維がくることで、水分を失って固くなった便に潤いを与えて、排せつしやすい状態にします。

デメリット:

水に溶けやすい食物繊維をとりすぎると、便に水分が過剰に供給されて、下痢を引き起こしてしまいます。

水に溶けやすい食物繊維が多く含まれる食材:

海藻類、納豆、インゲン豆、ごぼう、かぼちゃ、果物など。

食物繊維の1日あたりの摂る目安

日本人の食事摂取基準では、食物繊維の一日あたりの摂取量の目標値は、

 

・男性:21g以上

・女性:18g以上

 

としています。

また、水に溶けにくい食物繊維と水に溶けやすい食物繊維を摂取するバランスは、

 

水に溶けにくい食物繊維:水に溶けやすい食物繊維=2:1

 

としています。

 

おなかをマッサージをする

腸を外から刺激する事は、腸にある神経に影響を与えます。

腸の神経の活動が高まると、腸の血管が広がり血流がよくなります。

腸に血液が流れ込むことで、腸が温まり、機能が促進されて排便を促します。

腸のマッサージの方法ですが、以下のようにしてください。

優しくおなかの右下に手を当てます。

そして、深呼吸をしながら、時計回りに手を回して、おなかを優しくマッサージします。

 

排便する姿勢

排便するときの姿勢は、背筋を伸ばして、前かがみになる姿勢が理想的です。

そうすることで、便が外に出る通り道が広がって、排便しやすくなります。

また、前傾姿勢をとる場合は、足の裏がトイレの床にしっかり接地する方が、踏ん張りやすくなります。

 

便秘に効果的なツボ 

便通を促すツボについて以下で紹介させていただきます。

ツボを押す際には、気持ちいいぐらいの強さで、深呼吸しながら、じわっと指で圧をかけてください。

 

「下痢点」

手の甲の中指と薬指の骨が交わるくぼみの少し上に位置します。

「合谷」

手の甲を上にして、親指と人差し指の骨が交わる凹みの少し上に位置します。

「天枢」

おへそから真横に指2本分の外に位置しています。

水分を取る 

便秘のとき、大腸が便の水分を吸収しすぎて、固くなって排便しにくくなります。

ですので、便に水分を供給するためにも、水分の摂取は必要です。

冬はのどの渇きを感じにくくなりますので、水分の摂取量がどうしても減る傾向にあります。

一気に水分補給をすると、腎臓に負担がかかりますので、一回につき200ミリリットルを目安に、こまめに摂取してください。

なるべく、冷たい飲み物やアルコールを避けて、常温や暖かい飲み物を飲んでください。

 

 

 

まとめ

 

便秘を放置しておくと、腰痛だけではなく、心臓の病気や脳血管の病気のリスクを高めることが報告されています。

ですので、日常生活から便秘へのアプローチをしておくことをおすすめします。

それに伴って、内臓からくる腰の痛みも緩和されます。

それをおこなうために、今回、ブログで紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

もし、それでも便秘のお悩みが解消できない場合は、お近くの病院や治療院にかかられることをおすすめします。

当院でも便秘のお悩みの方への施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

他に腰痛に関するブログを書いておりますので、参考にしていただければ幸いです。

長時間、床で座る時間が体に与える影響と簡単にできる3つの対策方法

朝の寝起きに腰がこわばり痛い…

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

月別アーカイブ

カテゴリ一覧

アクセス情報

所在地

〒675-0008
兵庫県加古川市新神野5-7-7 津田ビル1F-A

駐車場

1台あり

当院に向かい右側に駐車場がございます。駐車場入り口より、左列4番目が当院の駐車スペースとなっております。

休診日

水曜日・日曜日

予約について

当院は完全予約制となっております。

治療中は電話対応ができない場合もございます。留守番電話へお名前・電話番号・診察番号をご伝言ください。後ほど折り返しご連絡いたします。
ホームページからネット予約も出来ますのでご利用ください。