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骨盤 | ひさき鍼灸整骨院の記事一覧
先日、60歳代女性の方が、腰痛で来院されました。腰が痛くなったきっかけをお聞きすると、町内会の収支報告の会合で、2時間近く、パイプイスに座ったためだそうです。
会議中に腰が痛くなり始めたのですが、周囲に町内の方もいらっしゃったので、途中で立ち上がって腰を伸ばすわけもいかず座り続けたと。
家に帰ってからも腰の痛みが続いて、今に至っているとのことでした。
このように、どうしても座り続けるシチュエーションのため、腰が痛くなっても我慢される方が少なくありません。
そこで今回は、イスに座り続けることで腰が痛くなる理由とその対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、座り続けざるえないことで腰が痛くなった後に、フォローする方法がわかり、腰痛を軽減できます。
立っているときより、イスに座っている方が、腰にとって楽だと思われがちです。
しかし、実は、腰痛を発症している要因の50パーセントは、イスに座っているときの姿勢によるものだと研究報告がされています。
それは、立っているときより、座っていている方が、腰にかかる圧力が、
“1.4倍”
も増加します。
さらに、姿勢が崩れて前屈みに座っていると、
“2.2倍”
にもなります。
座ることで腰にかかる圧力が増加することで、腰の組織に以下のような負荷がかかり、腰痛が引き起こされます。
長時間、座った姿勢を維持するためには、背骨や骨盤を支える筋肉が緊張し続けるため、疲労が蓄積します。
背骨を支える筋肉の疲労がたまると、筋肉が硬くなります。
その状態で、座り姿勢を維持しようと、筋肉を収縮させても対応できず、腰に痛みが発生します。
また、長時間の座位で、背骨や骨盤周辺の筋肉の柔軟性が低下すると、瞬発的な動きが低下して、立ち上がったり歩いたりといった動きに支障がでます。
長時間、座っていると、姿勢が崩れがちです。
座っている姿勢が、「仙骨座り」と呼ばれる腰が丸まり骨盤が後ろに倒れる姿勢で座っていると、腰の背骨のクッションの役割をする椎間板にかかる圧力が増加します。
この圧力が、長時間、続くと、椎間板が変形し、椎間板ヘルニアのリスクが高まります。
椎間板ヘルニアになると、腰の神経が圧迫されて、炎症が起こり、腰に痛みが発生しやすくなります。
背骨の腰の部分は、本来、前に弓形にたわんで、腰の関節が正常に合わさります。
長時間、座っていることで、腰が丸くなる姿勢になりがちです。
そうすると、背骨の腰の部分は、弓形にたわみが減少して、腰の関節面に不均衡な圧力がかかります。
この圧力が続くと、関節面がすれて炎症を引き起こし、腰痛の原因となる。
長時間、座り続けることで、腰の組織のバランスが崩れ、体にゆがみが生じ、痛みが発生します。
それを整えることで、腰痛が軽減できますので、そのための体操を以下で紹介させていただきます。
下向きで寝て、肘を曲げて、肩の下で立て、上半身の重みが腕にかかった状態で、体を反らしてください。
ゆっくりと呼吸をしながら、この姿勢を10秒間続けてください。
これを5回、繰り返してください。
イスに座り、足を肩幅より広く開いて、太ももの上に両手を置いてください。
足首をつかんで、ゆっくりと息をはきながら、足の間に体を前に倒してください。
この状態を、10秒間、キープしてください。これを5回、繰り返してください。
イスに座ることによる腰痛を予防するなら、こまめに立ち上げることが有効なのですが、町内や学校の会合の場では、そうもいかないことが多いと思われます。
そういったときは、腰痛をひきずらないためにも、自宅に帰ってから、腰へのケアをおこなうことをおすすめします。
そのための方法として、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでも長時間、イスにすわらざるえないことで起こった腰の痛みのお悩みが解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像のことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に、腰痛への対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
50歳代女性の方から、
「イスに座ってスマホを見ていると、いつも体が左の方に傾いてくるんです」
「座り直しても、また左にすぐ倒れてしまって」
「これって、背骨が曲がっているんですか?」
というご質問をお受けしました。
スマホの持ち方をお聞きすると、左手で持って操作していることが多いそうです。
今回、ご相談を受けた患者様のように、座って何気なくスマホを見たり操作をしていると、どうも姿勢が安定しないという方が少なくありません。
そこで今回は、イスに座って左手でスマホを持って見ていると体が左に傾いてくる理由とその対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、姿勢を安定させてながら座ってスマホを見ることができます。
イスに座る姿勢は、大きく分けて、
「脱力座位」
リラックスしたときの座り方で、骨盤が大きく後ろに倒れて、腰が前に倒れ、背中が猫背の状態の座り方です。
「直立座位」
直立座位とは、 骨盤が前に倒れ、腰が軽く反り、背筋が伸びて、体を緊張させた状態の座り方です。
の2つに分けられます。
スマホを見るときは、多くの方が「脱力座位」となりがちです。
直立座位では、「坐骨(ざこつ)」というお尻のとがった骨の部分がイスの座面にあてて座るので、頭から背中・腰への重心線が体の中心を通るため、安定した座り方ができます。
一方で、脱力座位は、「仙骨」という骨盤の後面の部分をイスの座面にあてて座るので、重心線が体の中心から外れ、非常に不安定な座り姿勢となる。
また、脱力座位で、姿勢を支える背骨・腰・骨盤周辺の筋肉の活動を計測したところ、直立座位に比べて、優位に低下していると報告されています。
つまり、スマホを見る姿勢となりやすい脱力座位では、座る姿勢をキープするための筋肉が使いずらい姿勢ということになる。
左手でスマホを持ってみることで、体の中心よりスマホは左側に位置します。
それによって、目の動きが左に向かい、それに伴って、頭や首が、背中や腰が左に回旋して重心が左側に傾いていきます。
脱力姿勢で座っている姿勢が安定しない上に、スマホを見るために左側に体を傾けることで、その体勢を支えきれず、左側に倒れやすくなります。
座っていると左側に倒れやすいのは、太ももと背中とお尻の筋肉の活動が低下しているためです。
ですので、それらの筋肉に刺激を入れることで、座っている姿勢が安定しやすくなります。
その方法を以下で紹介していきます。
背筋を伸ばしてイスに座ります。
片方の足のひざを伸ばして足を上げて、10秒間キープしてください。
反対側の足も同じようにおこなってください。
これを左右の足で交互に、3回繰り返しておこなってください。
イスに座って両手を机の上に置きます。
その状態で胸を張りおなかを突き出すことを意識して、背筋を伸ばし、10秒間キープしてください。
これを3回、繰り返してください。
背筋を伸ばしてイスに座って、両手を組んで机に腕を置きます。
背筋を伸ばしたまま、机の上で、両手を組んだ腕を前方に滑らして、お尻を後方に突き出し、お尻に力が入ったところで、10秒間キープしてください。
これを3回、繰り返してください。
上記のように筋肉に刺激を与えて、体を整えても、スマホの持ち方で、再び体のバランスが崩れてしまいます。
ですので、スマホを見る際には、体の中心にスマホを持ってきて、左手だけでなく、両手でスマホを持って支えてください。
その際に、机に肘をついたり、太ももの上に枕を置いて肘をつくなどして、なるべくスマホをみる視線を下に落とさないようにすることをおすすめします。
そうすることで、脱力座位や体の左右バランスの崩れを防ぐことができます。
長い時間、座ってスマホを操作することで、今回、ご相談いただいたような体のゆがみが発生しやすくなります。
そのゆがみから、血流や呼吸に支障がでて、肩こりや腰痛、不眠や血圧の上昇など、体の不調へつながりやすくなります。
スマホが日常生活の必需品である現在において、座ってスマホを触ることで体の不調が発症するのを予防するためにも、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでも、座って左手でスマホを触っていると左側に姿勢が傾くことが解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に、長時間、スマホを使用することで起きる体の不調への対策のブログを書いておりますので、そちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
ゴルフをされている人口は、年々増えて、現在では約5500人の肩が、ゴルフをたしなまれているそうです。
ゴルフのラウンドを回る際には、自然の中でおこなうことで、運動にもストレス解消にもなり、非常に健康効果が高いスポーツでもあります。
そんなゴルフですが、練習方法としては、打ちっぱなし場で、ゴルフボールをひたすら打つ方が多いと思われます。
非常にゴルフの練習にはなるのですが、熱心のおこなうあまり、翌日の朝、起きた際に、腰の痛みを感じられる方が少なくありません。
朝から腰痛が発症することで、通勤やお仕事に支障が出る場合があります。
そこで今回は、打ちっぱなし場でゴルフの練習をした翌日に腰痛が発症する理由とその対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、朝からゴルフの練習によって引き起こされる腰痛のお悩みが解消できます。
ゴルフの練習で、クラブを使ってスイングすることで、体の中でも一般的には、腰への負荷は大きいと言われています。
また、それに関連して、ゴルフでのケガをする部位としては、腰が最も多いとされています。
その理由を以下で紹介していきます。
ゴルフの研究によると、ゴルフのクラブをスイングすることで、腰への圧力量は、体重の3〜4倍にも達するという報告がされています。
この大きな圧力を、ゴルフスイングを繰り返しすることで、腰に負荷をかけ続けるために、腰に痛みが発生する可能性が高まります。
ゴルフスイングは、腰の強い回転の運動がおこなわれます。
この回転の運動で、腰の筋肉や関節をねじります。打ちっぱなしで何度も腰の筋肉や関節をねじることで、組織の損傷や炎症をひき起こし、何度もに負荷をかけ、特に腰椎にストレスをかけます。
スイング中、下半身で作られてパワーは、上半身に伝達され、スイングがおこなわれます。
上半身と下半身おつなぎ目である腰は、腰の筋肉も自らパワーをつくりつつ、下からのパワーも上に伝達するという非常に重要な役割を担います。
その役割の多さのために、負荷もかかり腰に痛みが発症しやすくなります。
ゴルフのスイング中は、姿勢の制御や安定のために、腰の深部の筋肉が強く働きます。
おこないます。スイングは複雑な動きなため、その制御や安定には、腰に大きな負荷がかかります。
それによって、腰の痛みがでやすくなる要因ともなります。
ゴルフを打ちっぱなしをした直後は、それほど腰痛を感じない方は多くいらっしゃいます。
しかし、翌日には腰が痛くなるのは、
「遅発性筋肉痛」
と言われることが起こっている可能性があります。
ゴルフのスイングを繰り返すことで、前章でも述べましたが、腰周辺の筋肉に負荷がかかります。
それによって、筋肉が繰り返し伸ばされたり縮んだりして、筋肉に多数の小さな傷が生じて、それによって腰の筋肉に痛みや炎症が引き起こされます。
これは、運動直後には起こらず、運動後、24〜72時間後にピークに達します。
また、睡眠中は、寝返り以外は体を動かさないため、血流が悪くなり、筋肉が硬くなります。
そのピークの時間帯は、入眠から6〜8時間後と言われています。
つまり、ゴルフの打ちっぱなしによる遅発性筋肉痛が起きる時間帯と、体の筋肉が一番硬くなる寝起きの時間帯が重なることで、朝は腰痛を感じやすくなります。
ゴルフの打ちっぱなしにいった翌日の朝、起きたときに、腰痛を感じた場合の対処法として、以下のようなことをおすすめします。
前章でも述べましたが、遅発性筋肉痛の発生に加えて、朝は体の筋肉が硬くなっている状態です。
筋肉を緩めるためには、体温を上げることが、もとも手軽にできる方法です。
体温を上げる方法として、まずは、朝に湯船につかることをおすすめします。
なぜなら、一般的には、体温が約37度程度に上昇させると、筋肉を硬くさせている物質が外れて柔らかくなります。
また、筋肉に流れ込む血流が増加して、筋肉に酸素や栄養素が供給し、老廃物が回収されます。
そのことによって、傷んで硬くなった腰の筋肉が回復しやすくなります。
ゴルフのスイングは、一方向にねじるため、体のバランスが崩れやすくなります。
朝風呂に入って、体を温め緩めた後に、背伸びをして姿勢のバランスを整えてください。
その方法ですが、壁に体の背面をあて、両腕を耳の横まで上げて、片方の手でもう片方の手首をつかみ、息を吸いながら上方に持ち上げて、背伸びを10秒間、おこないます。
その際に、重心を後ろにするために、つま先を上げて、そのままキープします。
そして息をゆっくりはきながら、体の力を抜き、背伸びを解除していきます。
その際も、重心を後ろにするために、つま先を上げて、そのままキープしてください。
これを3回、繰り返してください。
ゴルフのスイングは前屈みでおこないます。その状態で倒れないように、太ももの裏の筋肉が踏ん張って支えます。
この太もも裏の筋肉は、骨盤や腰の筋肉を連結しているため、ケアすることで、腰の緊張が緩みやすくなります。
そのためのストレッチ方法は以下のようにおこなってください。
イスに浅く腰かけていただき、背筋を伸ばしてください。
片方の足を伸ばし、かかとを床につけ、つま先を上げ、もう片方の足は、ひざを曲げて、足の裏全体を床につけてください。
背筋を伸ばしたまま、上半身を前に倒し、太ももの裏が伸びたのを感じたら、10秒間、キープしてください。
反対側の足も同じようにおこなってください。
これを左右の足で交互に3回、繰り返してください。
ゴルフは、年齢や性別の制約が少なく、生涯を通じ楽しめる、健康にとってとても良いスポーツです。
しかし、ゴルフをやる上で、腰への負荷は避けられないものです。
特に、ゴルフの打ちっぱなし後の翌朝に腰痛が起こると、通常の生活に支障が出てしまいます。
それに対処するためにも、朝は忙しいですが、少しお時間を取っていただいて、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでも、ゴルフの打ちっぱなしをした翌朝に腰の痛みが発生して、解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に、腰痛への対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
先日、60歳代男性の方が、太ももの裏側の痛みを訴えて来院されました。
きっかけをお聞きすると、3日前に、ゴルフ場に行って18ホールを回ってきて、その日が大丈夫だったが、その翌日に太ももの裏側の筋肉に痛みを感じ出したそうです。
特に、畑の草むしりとしようと、屈んだり中腰になると、太もも裏の筋肉が突っ張って、うまく動けなくて困るとのことでした。
検査をしてみると、筋肉が疲労して硬くなったために伸びない状態、いわゆる筋肉痛の状態でした。
ご本人は、それほど酷使した覚えなないそうですが、ゴルフという競技では、太もも裏の筋肉はとても重要な役割をしますし、負荷がかかる部分です。
そこで今回は、ゴルフをすることで、太もも裏の筋肉に痛みが発生する理由と、ゴルフをした後にでる太もも裏の筋肉痛への対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、ゴルフをした後に起こりやすい太もも裏の筋肉の痛みで生活に支障が出ることを解消できます。
今回、ゴルフをしたことで筋肉痛になった太もも裏の筋肉は、3本の筋肉で構成されています。
その3本の太もも裏の筋肉をまとめて、
「ハムストリング」
と呼ばれています。
ハムストリングは、
・股関節を後方に伸ばす
・膝を曲げる
・骨盤を後ろに倒す
といった関節を動かす機能があります。
この機能は、歩く・走る・立ち上がる・しゃがむなどの動作において使用されます。
また、体を前に倒した姿勢を保持するためにも使われます。
この機能は、ゴルフボールを打つときのように、前屈みの姿勢を安定させるために使われます。
ゴルフのフォームのため ゴルフのクラブを振り上げて、ゴルフボールと打つために振り下ろす際に、体がブレないように、骨盤や足を固定するためにハムストリングが緊張させます。
何度もスイングを繰り返したり、フォームが不適切である場合、ハムストリングへの負荷が増加し、痛みを引き起こす可能性があります。
ゴルフ場は通常、起伏がある地形にあることが多いです。ゴルフのラウンド中に、その高低差のあるエリアを歩くと、急な上り坂や下り坂では、ハムストリングに負荷がかかります。
長時間、ゴルフのプレーすることで、歩く距離も多くなり、それによってハムストリングに疲労が積み重なっていきます。
その積み重なった疲労が、ハムストリングに炎症を引き起こして、炎上が広がりきる翌日に痛みとして現れます。
ゴルフの練習で、打ちっぱなしをする際には、足場は平地で踏ん張りやすい環境で行えます。
しかし、ゴルフ場は、高低差があるため、一打目以外は、足場が斜めや段差があるなど、不安定な状態になることがあります。
不安定な足場でのスイングは、フォームのバランスを保つために、平地で打つときに比べて、ハムストリングが余分に働く必要があります。
この足場の悪い状態でのスイングが続くことで、ハムストリングへの負荷が増加し、痛みが発生する可能性があります。
今回の患者様のように、ゴルフをした翌日の筋肉痛は、「遅発性筋肉痛」と呼ばれます。これは、通常、運動後の24〜48時間以内に発生する筋肉痛です。
遅発性筋肉痛への対処法については、当院のブログで書いておりますので、以下にリンクを貼り付けましたので、参考にしていただければ幸いです。
また、ゴルフをすることによって起きる太ももの裏の筋肉痛への対処は、太ももの裏とその前後につながっている筋肉へのストレッチが有効です。
そのストレッチの方法を以下で紹介させていただきます。
ゴルフをした後に、お風呂からでたときや寝る前、朝、起きたときなどにおこなってみてください。
床に座り、右の足を前に伸ばし、左の足のひざを曲げて右の足の下に入れます。
左のひざのお皿を両手で押さえながら、目をつま先に向けて、息をはきながら、上半身の重みを使って、ゆっくり体を前に倒れるところまで倒します。
右の太ももの裏が伸びるのを感じたら、その状態で10秒間、キープしてください。
足を組み替えて、反対側でも同じようにおこなってください。
これを3回、左右で繰り返してください。
床に座り、両手はお尻の後ろに置き体を支えた状態で、両ひざを曲げてください。
ひざを曲げた左の太ももの上に、右足のひざを曲げたまま横に開いてのせてください。
お尻の後ろにおいた手で床を押して、息をはきながら、上半身を太ももの方向へ近づけます。
右のお尻が伸びるのを感じたら、その状態で10秒間、キープしてください。
足を組み替えて、反対側でも同じようにおこなってください。
これを3回、左右で繰り返してください。
右のひざを曲げて立てひざ状態にし、左のひざも曲げてすねと足の甲を床につけます。
足首を支点として、立てた右の足の太ももに上半身を乗せて体重をかけながら体を倒して、足首を曲げます。
ふくらはぎのが伸びたのを感じたら、その状態で10秒間、キープしてください。
足を組み替えて、反対側でも同じようにおこなってください。これを3回、左右で繰り返してください。
ゴルフは、自然の中で、人とコミュニケーションをとりながらよく歩くため、非常に心身の健康のためには良いスポーツとされています。
一方で、ゴルフのスイングは、一方向にねじるといった動作を繰り返すため、非常に偏った体の使い方をします。
そのため、特に、ハムストリングへの負荷がかかり、ゴルフ後に太もも裏の筋肉痛が起こりがちです。
せっかく楽しいゴルフをした後に、生活に支障が出るような太ももの痛みが出るのは避けたいところです。
ということで、ゴルフ後に起こりがちな太ももの裏の筋肉痛を軽減させる方法として、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでもゴルフ後に起きる太もも裏の筋肉痛が解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他にスポーツによる体の痛みへの対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
就寝中、ふくらはぎや太ももに激痛が!夏場、スポーツを楽しんだ高齢者がよく襲われる足のつり。足がつる原因は水分不足?病気?それとも…。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
先日、デスクワークをされている50歳代女性の方が、首の痛みで来院されました。
きっかけをお聞きすると、家でイスに座ってスマホを触っている最中に、首が痛くなった上に、頭痛とはき気も伴い、しんどい思いをされたと。
普段の仕事はパソコンと向かい合っていて、家に帰ると、気分転換についついスマホを長時間、触ってしまうとのことです。
帰宅後にスマホを触る時間を減らすのが、首の痛みを解消するためにはいいのはわかっているが、ストレスを解消するために、なかなかスマホを見るのはやめられないともおっしゃっていました。
この患者様のように、普段のお仕事に加え、帰宅後にスマホを触りすぎたことで、首に負担をかけて痛みが発症しているのを自覚しているが、生活習慣を変えられないという方も少なくありません。
そこで今回は、デスクワークのお仕事をされている50歳代女性の方が、帰宅後にスマホを触ることで首に負荷がかかる要因と、首への負担を軽減できるスマホの操作方法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、スマホの操作で首への負担を軽減できます。
本来、正常な首の骨の並びは、前方向にアーチ状にならんでいます。
しかし、スマートフォンを見ているときの首の骨の並びは、首の上の方の骨が反り、首の下の方の骨は前に曲げた、ゆがんだ状態です。
この首の骨の並びは、分かりやすく言えば、顔をあげて天井を見ている首の骨の並びの状態と同じです。
天井をずっと見上げていると、首が痛くなりますよね。
スマートフォンをずっと見ているときは、天井を見上げた首の骨の状態から、背中を丸めて前に持っていった状態だけなので、同じように首に痛みが発生しやすくなります。
このようないわゆる「スマホ首」と呼ばれる、首の上の方の骨が反り、首の下の方の骨は前に曲げた、ねじれた首の骨の並びによって、頭の重みを支える首周辺の筋肉のバランスを崩し、負荷を増大させます。
今回、ご相談いただいた患者様のように、スマートフォンの長時間の使用に加えて、お仕事でのパソコン作業もされているので、ますます、首周辺の筋肉への負担が加わり、首の痛みが発生しやすくなります。
スマートフォンを操作するときは、
・お尻の上に背骨を通して頭が乗っているイメージで、ふわっと背中を伸ばした状態でイスに座る
・アゴは少しだけ引いて、目線でスマートフォンの画面を見る
・机に肘を立てて脇をしめる・スマホを持つ手首を曲げずにまっすぐに保つ
・床に足をしっかりつけて上半身を支える
・スマートフォンを顔から30センチは話してみる
を基本の姿勢として、まずはセットしてください。
スマートフォンを見ているときは、
・スマートフォンの画面やアゴを動かす
・体を斜めにねじる
・30分に一回は立つ
・イスの座面に接触しているお尻の重心を左右に移動する
・まばたきを意識的にする
・唇と歯の間に舌をいれて、上下の歯をなめるように舌を動かす
などのように体を動かして、長時間、同じ姿勢でいることを避けてください。
スマホ首は、スマートフォンを触る日本人の80パーセントは発症していると推測されています。
スマホ首が悪化すると、首の痛みだけでなく、体の自動調整機能が乱れて、血圧や呼吸・睡眠など影響がでます。
スマホは生活を送る上で必需品となっている現在は、なかなか利用しない時間帯を作るのはむずかしいと思われます。
ですので、首に負担をかけないスマートフォンの操作を意識して、日頃からおこなわれることをおすすめします。
そのための方法として、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでもデスクワークのお仕事をされている方がスマホを触られるときに起こる首の痛みが解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に首の痛みへの対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広