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立ち方 | ひさき鍼灸整骨院 - Part 4の記事一覧

ご高齢者のお母さんが身長が縮んだことを話し始めたら伝えて欲しい予防法

2024.02.15 | Category: 予防,円背,姿勢,生活習慣,疲労,立ち方,背骨,関節,骨粗鬆症

 

「最近、棚の上のものが取りにくいなと思っていたら、身長が縮んでいたみたい・・・」

 

と身長の変化にショックを受けられたことをシニア女性の方からよくお聞きします。

40歳以上の日本人を対象にした加齢による身長の変化の研究によると、2年間の身長が縮む平均の長さは、0.2センチ。

また、2年間で身長が0.5センチ以上身長が縮んだ方は、死亡されるリスクが1.26倍も上昇することが報告されています。

このリスクを男女別で見ると、男性は1.24倍、女性は1.28倍と、女性の方が高い結果となっています。

このように身長の短縮は、健康に直結します。

そこで今回は、身長が縮む要因とその予防法について紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、シニア女性の方が急激な身長の低下することを予防できます。

 

 

 

シニア女性の方の身長が縮んでしまう要因

 

シニア女性の方の身長が縮む要因を、以下で紹介していきます。

シニア女性の方が、身長が縮んでいく要因を以下で紹介していきます。

 

骨密度の減少による骨折 

加齢や閉経後のホルモンの減少により、シニア女性の方は骨密度が低下しやすくなります。

骨密度の低下は、背骨の骨折や変形のリスクを高めます。

特に、「いつの間にか骨折」と呼ばれる背骨が圧迫されたことで起こる骨折は、60歳以上の女性の3人に1人が発症する可能性があります。

背骨が変形することで、背骨の幅が縮まり、結果、身長が縮んでしまいます。

 

椎間板の圧縮

背骨は、いわば31個のブロックが積み重なって構成されています。

背骨のブロックとブロックの間に「椎間板」が存在します。

この椎間板は、ゼリーのような水分を含んだ弾力性のあるクッションで、背骨を支えたり背骨にかかる衝撃を和らげる働きをしています。

加齢によって、血管の柔軟性や筋力の低下によって、体の血液循環は低下し、それは椎間板にも影響します。椎間板への血流の低下すると、椎間板内の水分が減少し、縮んでしまいます。

こうして加齢によって、背骨と背骨の間の椎間板が縮むことは、身長の低下を招いてしまいます。

 

筋力の低下による姿勢の変化

地球上で生活をしていると、常に重力の負荷が体にかかってきます。

重力の負荷に対して、筋肉が働くことで、姿勢が保たれます。

加齢とともに筋肉の繊維が細くなったり、筋肉を作るホルモンが少なくなることで、筋力が低下しやすくなります。

筋力が低下すると、重力に負けて、姿勢を良い状態に維持することが難しくなり、背骨が曲がりやすくなります。

背骨が曲がることで、身長が縮む可能性が高まります。

 

 

 

シニア女性の方の身長の低下の進行を予防する方法

前章であげたシニア女性の方が身長が縮んでしまう要因は、一つだけで起こるのではなく、複数の要因が組み合わさって起こります。

40歳を過ぎると、加齢による体の生理現象のため、身長の低下はある程度は進みます。

しかし、急激にそれを進ませないためにも、骨や筋肉に刺激を与えて予防する必要があります。

その方法を以下で紹介させていただきます。

 

おなかを伸ばす体操

まっすぐ背筋を伸ばして立ち、おへその下あたりをさすってください。

おなかをさすりながら、鼻からゆっくりと息を吸い込みます。

そのとき、おへその下に空気を送り込むようなイメージでおなかを膨らまして伸ばします。

息を十分吸い込んだら、おなかをさすったまま、ゆっくりと息をはいてください。

息をはくときは、息を吸うときよりも、さらにゆっくり長くはいてください。

これを7回、続けてください。

 

お尻をあげる体操 

イスに、つま先は正面に向けて、足は肩幅に広げて座ってください。

体を前に倒して、おなかを太ももにつけ、両手で両足首を後ろから握ってください。

息をはきながら、両手で足首を握ったまま、お尻を持ち上げてひざを伸ばして、5秒間、キープしてください。息を吸いながら、元の姿勢に戻ってください。

これを3セットおこなってください。

 

肩甲骨の引き寄せ体操

背筋を伸ばして、足を肩幅に広げて立ちます。肩は90度あげて、肘を90度曲げます。

その状態で、息を吸いながら、肩甲骨と肩甲骨をゆっくり引いて寄せたら、10秒間キープします。

その後、20秒間かけて、ゆっくりと息をはきながら元に戻します。これを3セットおこなってください。

 

 

 

まとめ

 

身長の維持は、健康は密接な関係があり、また、日常の生活動作にも大きな影響を与えます。

シニア女性の方が、身長を維持していくための方法として、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

それでも身長の低下がすすむようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。

当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像のことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

また、他に姿勢の関するブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。

ご高齢者の背中がまるまる姿勢である円背となる理由とそれを予防する体操3選

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歩くと左右に体が揺れるのは体のゆがみ?ゆがんだ体が引き起こす不調とその解消法

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

日中は大丈夫なのに、夜の横たわりで肩や腰が痛む原因と解決法”

2024.02.13 | Category: 予防,体操・ストレッチ,姿勢,日常生活の動作,生活習慣,疲労,睡眠,立ち方,肩こり,肩の痛み,背中の痛み,背骨,腰痛,関節,首の痛み

 

先日、60歳代の女性の方が、普段はそう感じないが、就寝時に横になって寝そべると、肩や腰に違和感を感じて寝ずらいというご相談を受けました。

このように、日中、動いているときは大丈夫ですが、布団に入っていざ寝ようとしたときに、どの体勢でもしっくりこなくて、寝つきが悪い思いをするいう方は少なくありません。

そこで今回は、就寝時に横になると、体に違和感を感じる理由とその対処法について紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、日中と就寝時で体勢を変えることによるギャップを解消できます。

 

 

 

横たわると急に体に違和感や痛みが発生して寝つきが悪くなる理由

 

日中の活動時と、就寝時での違いは、「重力による体への負荷」が違ってきます。

人間は、二足歩行で動く際に、重力による負荷を支えるために使うエネルギーが最小限になるように、首から足までの各関節や筋肉などの位置どられています。

つまり、立って活動するときにかかる重力に適応した体の構造になっています。

一方、横になって寝る状態は、関節や筋肉などによって、重力による負荷から、しっかりと体を支える必要がなくなります。

寝転ぶことで、重力への負荷へ使うエネルギー消費がなくなるなら、疲労も抑えられて、体に違和感や痛みがでないのではと考えるところです。

しかし、例えば、宇宙飛行士が宇宙の無重力空間で体が浮いた状態の生活を始めると、楽になるどころか、腰痛が発症する事例が報告されています。

これは、腰の関節が無重力で緩みすぎることでおこります。

つまり、寝転ぶことで重力の影響が低下すると、体の構造が適切ではない状態になりやすくなり、立っているときは、体の構造が重力と調和してうまく機能するようになっています。

このように、寝転ぶ状態は、重力の負荷が低下することで、関節や筋肉の状態が急激に変化します。

その変化に順応できないことで、就寝しようとしたときに、体に違和感や痛みが発生して、寝つきが悪くなてしまうのです。

 

 

 

横たわると起きる体の違和感や痛みを防ぐ方法

 

横になると、立っているときとは、体の使い方が変わってきます。

それに素早く対応できるように、体を調整する必要があります。

そのための方法を以下で紹介させていただきます。

 

体ゆらし

上向きで寝て、足は楽に開いて、ひざを軽く曲げ、腕を胸の前で交差して、肩をつかんでください。

その状態で体を、小刻みに上や下に30秒間、ゆらしてください。

次に、下向きに寝て、足の指を折って足を立てて、立てた指で蹴るように、 体を上下に30秒間、ゆらしてください。

 

 肩まわし

上向きに寝て、両肩に手を当てて前後各10回ずつ肘を回してください。

 

股関節まわし

上を向いて寝て、片方のひざを曲げます。

曲げた方の足のつま先は床につけたままカカトを少しあげて、ひざで円を描くように動かし、5回、股関節を回してください。

反対側の足も同じく同じように行ってください。

 

 

 

まとめ

 

体を健康に保つためには、睡眠が重要です。

そのための方法として、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

それでも就寝しようとする時に肩や腰の痛みが解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。

当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像のことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

また、他に睡眠時に起こる体の痛みに関するブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。

朝、寝起きから腰が痛い・・・、その理由と腰痛を解消するための効果的な体操3選

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監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

シニア女性の方がスクワットをしてお体を痛める理由と安全におこなうための方法

2024.02.09 | Category: お尻の痛み,ふくらはぎの痛み,予防,体操・ストレッチ,太ももの痛み,姿勢,日常生活の動作,生活習慣,疲労,立ち方,筋肉の損傷,筋肉痛,股関節の痛み,背中の痛み,腰痛,膝の痛み,足首の痛み,関節

 

シニアの女性の方から、

 

「スクワットが体にいいってテレビで言ってたのでやろうと思うんですけど、どうやってすればいいですか?」

 

というご相談をよくいただきます。

スクワットは、確かに下半身を強化するには、効果が高い筋力トレーニングです。

しかし、体にしっかりとした負荷がかかる筋力トレーニングでもありますので、ご自身の状態に合わせて、正しくおこわなければ、かえって体を痛めてしまう場合もあります。

晩年まで、舞台に立ち続けられた女優の森光子さんが、毎日、スクワットを続けておられたのは有名な逸話です。

一時期、それがテレビで報道されると、それにならって、スクワットに挑戦されてたシニアの女性の方が増えました。

その結果、腰やひざを痛めてしまった方をよくお見かけました。

森光子さんは、長年、体を鍛えたれておられたからこそ、毎日、スクワットができたのでしょう。

そのことから、いきなりしっかりとスクワットすることは、体が対応できずに、痛めるリスクが高いと思われます。

そこで今回は、スクワットの初心者が体を痛めてしまう理由とスクワットの初心者に適した低負担のスクワットの方法を紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、スクワットの入門の時点で体を痛めることを避けながら、体を鍛えることができます。

 

 

 

シニアの女性の方がスクワットをはじめたときに体を痛めてしまう理由

 

シニアの女性の方が、スクワットをおこなうことで体を痛めるのは以下の理由が考えられます。

 

筋力の不足

スクワットは、背中、腰、お尻、足などの多くの筋肉に負荷をかけるトレーニングです。

十分な筋力がないと、適切なフォームでスクワットをおこなえずに、お体を痛めてしまう可能性があります。

 

関節の柔軟性の不足

スクワットはひざ、股関節、腰などの関節に負荷をかけるトレーニングです。

関節の動きが硬い場合、スクワットをするときに、各関節との連携がうまくいかず、正しいフォームで動くことが難しくなります。

そうすると、関節への不適切な負荷がかかり、お体を痛めてしまう可能性があります。

 

姿勢の状態

スクワットをする際に、姿勢が悪い状態でおこなうと、腰や背中に不必要な負担がかかり、お体を痛めてしまう可能性があります。

 

現在の健康状態 

例えば、腰痛、ひざの問題などが、現在あるもしくは過去にあった場合、スクワットをおこなうことで、悪化することで痛みを発症させる可能性があります。

 

 

スクワットを始めたときに体を痛めない方法

 

スクワットは効果が高い筋肉トレーニングですが、適切におこなうのは難しくもあります。

ですので、まずは、スクワットを2分割して、低負荷から始めることをおすすめします。

その方法を以下で紹介していきます。

 

4分の1スクワット

肩幅に足を開き、足先を少し外に向けて立ちます。

姿勢は直立し、背中はまっすぐに保ちます。腕は前に伸ばして、壁に手をつけます。

 

股関節を意識してお尻を後ろに引くイメージで、ひざを45度あたりまでゆっくり曲げます。

このとき、足先よりひざが前に出ないように気をつけて、背中もまっすぐの状態に保ちます。

この状態を5秒間、キープします。腰を落とし過ぎないように注意します。

 

ひざをゆっくりと伸ばして、元の立ち姿勢に戻ります。

 

 

2分の1ひざ伸ばし

イスに背筋を伸ばして、ひざが90度に曲がった状態で座ります。

 

片方のひざを45度まで上げて、5秒間キープします。

足を下の位置に戻したら、反対側のひざも同じようにおこなってください。

 

この2分割したスクワットを、各5回おこなってください。

慣れてきたら、段階的に回数を増やして、最終的には15回を軽くできるようになることを目指してください。

本格的なスクワットをご希望の方は、まずは、このスクワットを少なくとも1カ月おこない、基礎筋力がつけることをおすすめします。

 

 

 

まとめ

 

スクワットは、筋力の強化、エネルギー上昇、骨密度の向上、関節の可動域の向上、姿勢の改善などなど、非常に効果が高い筋力トレーニングです。

そのスクワットを安全におこなうためにも、入門の方法として、今回のブログで紹介させていただいたことが、皆様のお役に立てれば幸いです。

もしそれでも、スクワットによって体に違和感が出るようでしたら、お体をメンテナンスされることをおすすめします。

当院でも、今回のようなお悩みについての施術を行っておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

筋肉のケアに関するブログも書いておりますので、そちらも参考にしていただけると幸いです。

稲刈り後に体中が筋肉痛に・・・、その原因と解消法

 

 

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

“年末年始の料理で腰痛が心配な方へ:疲れない立ち方のコツ”

2023.12.30 | Category: 予防,姿勢,日常生活の動作,疲労,立ち方,腰痛

 

年末年始は、帰省を受け入れる側の方から、

 

「帰省してくれるのは嬉しいけどね」

「台所に立ってる時間増えるから」

「腰が本当に痛くなるの・・・」

 

という年末年始を迎えるにあたっての不安を、当院でもよくお聞きします。

年末年始は、ご家族が一同に集まる機会。

そんな楽しいときに、腰痛でつらい思いをするのは、たまりませんよね。

そこで今回は、年末年始に長時間、台所で調理して、腰が痛くなる理由と、疲れない立ち方について紹介させていただいます。

このブログを読んでいただくことで、腰の痛みに悩まされることはなく、帰省した家族に食べてもらうためのお料理を作れます。

 

 

 

前屈みで長時間、調理をすることで腰が痛くなる理由

 

一般的に、重心のバランスが取れた状態で立っているときには、実は、ほとんど筋肉のエネルギーを必要としません。

それは、バランスよく立っているときは、股関節の少しだけ後ろに重心線があります。

そのために、自身の上半身の体重によって後ろに倒れる方向に力が働きますが、それを股関節の前にある靭帯が支えます。

この体重が後ろにかかる力と股関節の前にある靭帯が支える力が、ちょうど均衡になった状態なり、ほとんど筋肉のエネルギーを必要とせず立つことができます。

台所で調理をするような、前屈みになると、股関節の少し後ろに走っていた重心線が、前に移動して、倒れないように体を支えるために、筋肉のエネルギーをつかいだします。

長時間、または繰り返しで、調理をするために前屈みになると、前屈みになった体を支える筋肉に使うエネルギーが枯渇します。

そうすると、筋肉が硬くなり、中腰で特に負荷のかかる腰の筋肉に痛みが発症してしまいます。

中腰での作業をしなければ、腰が痛くなることはないのですが、しかし、背筋を伸ばした姿勢では調理ができません。

ですので、台所で調理の際には、股関節の後方から前方に移動した重心線に対応した体の使い方が必要になります。

 

長時間、台所で調理をしても腰が痛くなりにくい立ち方

 

調理の際に、中腰になるのはさけられないです。

同じ中腰でも、前に倒れる角度が浅ければ浅いほど、重心線が前に移動する距離も短くなり、腰の筋肉の負担も減ります。

そのために一番よいのは、ご自身の身長に合ったキッチンを使うということです。

 

使いやすいキッチンの高さに計算式は、

 

(身長÷2)+5センチ

 

です。自身の身長に合ったキッチンであれば、中腰の角度が最小限で抑えることができます。

しかし、一般的に、台所の高さは、日本工業規格によって、80センチ、85センチ、90センチ、95センチに定められていますので、なかなか、身長に合わせたキッチンにするのは難しいかもしれません。

ですので、調理中の中腰で腰が疲れにくい立ち方を以下で紹介させていただきます。

調理中は、両足を横にそろえた状態でおこなうことが多いかと思います。

この状態では、前に移動した重心線を支えるために、腰だけではなく、お尻や太もも裏にまで負荷をかけます。

 

調理中に腰が疲れにくい立ち方をするには、実は、

 

ひざの使い方

 

が重要です。

ひざの頭を軽くキッチンの体の前にある壁に触れるようにします。

 

そうすることで、前に移動した重心線上に、足を置くことになり、腰など体の後方だけで支えていた体を、前方から支えることができます。

結果、腰への負担が減り、調理で体を前に屈める時間が長くなっても、腰が疲れて痛くなることが軽減できます。

 

 

 

まとめ

 

患者様に正月での出来事をお聞きすると、「来てうれしい、帰ってうれしい」のフレーズをよくお聞きします。

それだけ、心を尽くして居心地がいい状態でいてもらうために、動かれているのだと思います。

ご家族が帰省中に、受け入れる側の方が調理をする際に、腰が痛くなることを防ぐために、今回のブログがお役に立てれば幸いです。

また、正月が明けて、しばらく休んでも腰の痛みが取れないようでしたら、体のメンテナンスも兼ねて、お近くの治療院でお体を整えられることをおすすめします。

当院でも、今回のようなお悩みに対しての治療をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

そのほかに家事に関する体の使い方のブログを書いておりますので、今回のブログと合わせてそちらも参考にしていただければ幸いです。

台所作業で腰痛になる理由と腰の痛みを解消するためのストレッチ3選

年末の大掃除の窓ふきで肩を痛めないようにするには「 ゼロポジション」と「ハチマキ」を活用!

 

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

階段転倒のリスクとその対策:安心して階段を昇降するために

2023.12.22 | Category: 予防,姿勢,日常生活の動作,歩き方,生活習慣,立ち方,階段

 

自宅の階段が、ちょっと階段で足を踏み外しかけて、ヒヤッとしたことはないですか?

階段は住宅の中で、最も事故が起こりやすい場所です。階段から転倒したことが原因で死亡された方は、年間で約1500人ものぼります。

そこで今回は、自宅の階段で転倒事故を起こす理由とその対策を紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、自宅の階段の上り下りをストレスがなくできます。

 

 

 

階段の上り下りの際に動作がスムーズにできない理由

 

階段での事故の原因は、

 

・足を滑らせる

・足を踏み外す

・足を引っかける

・バランスを崩す

・他の人とぶつかる

 

などです。

階段を下り中に転倒する方が、階段を登っているときに転倒した際よりも、ケガの程度がひどくなる傾向があります。

こういった階段での事故を起こすのは、身体的な面にも理由があります。

 

身体的な理由その1

階段での動作は、不安定を伴うことから、バランスが必要になります。

体がバランスをとるために、主に3つの器官から情報を集めます。

それは、

 

・眼 

・耳 

・筋肉

 

です。これらの器官の機能が低下する、もしくは、階段の環境が悪いことから働きずらい状況があると、階段でスムーズに動作にできません。

 

身体的な理由その2

階段の上り下りで使われる足の筋肉は、全体にある筋肉の6〜7割が集中しています。

つまり、足の筋肉が低下したり、柔軟性がなくなることで、階段での動きが悪くなります。

こういった理由を踏まえて、対策を立てる必要があります。

 

 

 

階段でのトレーニングは基礎体力をつけてから

 

今回のテーマと話がそれるかもしれませんが、階段の上り下りは、体を鍛えるためのトレーニングとして良いということをテレビや雑誌でいわれています。

ただ、階段の上り下りは、体重の7倍の負荷がひざにかかる運動です。

負荷が大きい分だけトレーニング効果が高いのですが、それ以前に、その負荷にたえれる基礎体力が必要です。

当院でもよくテレビで見たからと、階段の上がり下りのトレーニングをなさって、結果、体を痛めてしまい来院されることがよくあります。

階段は前章でも述べましたが、転倒リスクも高い場所ですし、いきなり階段の上がり下りによるトレーニングではなく、まずは平地でウォーキングをおこなってみてください。

平地で歩くだけでも、ひざには体重の3倍の負荷がかかりますし、安全で、なおかつ体をバランスよくトレーニングができます。

もし、ご自身のお体が、階段の昇降トレーニングができるかどうか判断に迷われるようでしたら、医療関係者やトレーナーといった専門の方に相談してみてください。

 

 

 

階段での事故を防ぐ対策

 

階段での事故が起こる理由から考えれば、それを防ぐには、身体の能力を上げるのが良いのですが、すぐにできるものではありません。

ですので、すぐにできる階段での事故への対策を以下で紹介させていただきます。

 

階段の環境を整備する

階段をスムーズに上がり下りするためには、階段の環境を整備する必要があります。

その項目として、

 

・階段には手すりを設置する

・階段には天井や足元に明るい照明をつける

・階段につまずきそうな荷物を置かない

・靴下やスリッパをはいての階段の上り下りは滑りやすいので、できるだけ避ける

・階段に滑り止めをつける

・階段を上がり下がりする際は片手は必ず空けておく

 

 こういった階段の環境整備をすることで、階段を登ったり降ったりする際のバランスをつかさどる、目や耳や筋肉が働きやすくなり、転倒を予防できます。

 

階段の上がり方

 

階段をスムーズに上がる方法は、

 

・左右の足が着地する位置を骨盤の幅より外側にする

・足の裏全体で着地する

・骨盤や腰で足を引き上げる

・骨盤を引き上げると同時に背骨をしなやかに足を上げた側に曲げる

・頭の位置は体の中心にキープする

このように意識すれば、足の筋肉だけに頼らず、体全体で階段を登れます。

最初は、難しいかもしれませんが、なれてくると楽に上がれるようになりますので、お試しください。

 

階段の降り方

階段を下る方法は、階段をあがるときと同じ意識に加えて、

 

・つま先から下ること

 

を意識してください。

この方法で降りると、体が安定して、階段を降りることができます。

特に階段の下りは、体への負荷が大きいので、手すりで体を支えながらで結構ですので、この方法を試してみてください。

 

 

 

まとめ

 

当院の患者様の中でも、階段から落ちて、幸い骨折はしなかったものの、首や背中の痛みが発生して、後遺症で苦しんでおられた方もいらっしゃいました。

冬は、分厚めの靴下をはいたり、床が乾燥して、階段で滑りやすい季節です。

階段での事故を未然に防ぐためにも、今回のブログが皆様のお役に立てれば幸いです。

それでも、階段が昇降が不安であるのでしたら、お近くの治療院で体を整えることで、身体の機能を上げていくことをおすすめします。

当院でも今回のブログで取り上げた内容のようなお悩みの方への施術をおこなっておりますので、ご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

階段を昇降を安全にスムーズにするためには、今回の対策のほかに、時間がかかりますが、体力のアップも必要です。

体力を上げるための運動としては、ウォーキングが最も適しています。

そのウォーキングについての注意点と方法に関するブログも書いておりますので、そちらの方もご参考になれば幸いです。

大股でウォーキングして股関節が痛い…、知ってほしい3つの歩き方のポイント

 

ご高齢者の方がウォーキングする際に、杖を2本使うのがおすすめ

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

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