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背中の痛み | ひさき鍼灸整骨院 - Part 4の記事一覧
「肩がこりやすいのは心臓が悪いからですか?」という質問を、70歳代の女性の方からうけました。
なぜそう思われるのかをお聞きすると、きっかけは、最近、歳の近いお友達が、就寝中に心不全で亡くなられてのことからでした。
それから、心臓のことについて、YouTubeを見ていると、心臓の病気で肩が痛くなることを知ったそうです。
親しいお友達が亡くなられたショックと、ご自身にも起こりうるという不安を考えてしまうようです。
そこで今回は、心臓と肩こりの関係について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、肩こりによる不安を解消できます。
心臓と肩こりの関係性について、以下で紹介していきます。
心臓の病気の一つである「狭心症」と「心筋梗塞」が起こった際にでる症状の一つとして、
「アゴ・左肩・左手に放散する痛み」
があります。
このため、「心臓が悪い=左の肩こり」 という情報がYouTubeやテレビ・雑誌で流れているかと思われます。
しかし、左の肩こりの症状のみだけでは、心臓が悪いとは診断できません。
狭心症と心筋梗塞の左の肩こり以外の症状として、
・強烈な胸の痛み
・胸の締めつけ感
・胸が重くなるような苦しさ
・冷や汗
・吐き気
・失神
・動機
・めまい
などがあります。
また、「狭心症」と「心筋梗塞」の症状の違いは、狭心症は15分以内で症状がおさまるが、心筋梗塞の症状は15分以上、続くことが一般的です。
ちなみに、「狭心症」と「心筋梗塞」は、心臓を動かすための血管が詰まって、血液が心臓に供給されないために起こります。
この二つの心臓の病気は、原因が似ているため、症状も似ています。
また、心筋梗塞に関しては、重度になると生命の危機につながる病気です。
狭心症や心筋梗塞が発症するときは、左の肩だけが痛くなるのではなく、他の症状も伴います。
上記のような症状がでたり、不安を感じるようでしたら、心臓の病気を専門にする病院で検査をすることをおすすめします。
心臓の専門医を検索できるサイトのリンクを貼り付けましたので、参考にしてください。
https://www.j-circ.or.jp/senmoni_kensaku/
狭心症や心筋梗塞が発症すると、「関連痛」と呼ばれる現象が起こります。
関連痛とは、内臓に痛みがでたときに、内臓の位置の体表、もしくは内臓の位置とは離れた体表に痛みが出ることです。
心臓の関連痛は、・奥歯・のど・左肩・左腕 左胸・みぞおち・背中 などにでる特徴があります。
狭心症や心筋梗塞が発症することで起こる「心臓が痛い」という感覚は、神経を通して、心臓から脳へ伝わります。
奥歯、のど、左肩、左腕、左胸、みぞおち、背中などの感覚も、神経を通して脳へつたわります。
実は、これらの感覚を伝える神経の通路は、おおむね同じところを通ります。
そのため、狭心症や心筋梗塞による心臓の痛みの刺激が、神経を通っているときに、同じる神経通路でつながっている左肩や左腕へ「痛い」という刺激がうつってしまうことがあります。
その結果、心臓が痛いのに、左肩が痛いという勘違いが起きるのです。
今回の患者様のように、身近な方のご病気で、不安に思われる方は少なくありません。
心臓の病気に関しての不安を取り除くためには、まずは、しっかりと専門の病院で精密検査を受けられることをおすすめします。
そのために、今回のブログで紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
検査を受けられて、心臓の状態と肩こりが関連してないことが分かりましたら、不安要素を減らすためにも、お近くの治療院に肩こりのメンテナンスにかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像のことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に肩こりへの対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
コロナ禍の中、食べ物をお店に注文して、自宅や職場に運んでもらうフードデリバリーが盛んになりました。
そして、コロナが落ち着きつつある現在も、市場は伸びているという統計がでています。
気軽に食べ物を配達してもらう文化が根付きつつありますが、問題点としては、配達員の不足で、それをカバーするため、1人の配達員にかかる負担が増えています。
実際、当院でも、配達が忙しすぎて、体を痛めて来院される方が少なくありません。
特に、バイクで配達される方からは、首の痛みを訴えられることが多いです。
そこで今回は、バイクでのフードデリバリーによって、配達員が首を痛めてしまう理由とその対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、首に痛みがあることで、バイクによる配達の仕事に支障が出ることを避けることができます。
フードデリバリー用のバイクで配達した後、首に痛みが発生する理由は以下のことが考えられます。
配達用のバイクを運転するときは、長時間、同じ姿勢を維持します。
安全にバイクを運転をしようと、緊張を伴う姿勢が続くことで、首や背中に負担をかけ、筋肉の緊張や疲労を引き起こします。
バイクが道路のデコボコや段差を通るときに、体へ振動が伝わります。
この振動による揺れが、体の頂点にある首や頭部に増幅して伝わり、負荷がかかることで、痛みや不快感が引き起こされます。
配達するときの時間の制約、配達中の交通事情、配達先の探索など、配達の作業はストレスが伴います。
ストレスがかかることで、無意識に、奥歯をかみしめ、首や肩が過剰に緊張する反応を起こします。
そのことで、バイクの運転後に、首に痛みが出やすくなります。
バイクに乗って走行すると、風がバイクや運転手へ、風による強い圧力をかけます。
バイクで前に進む時に起こる風圧に負けないように、体を支えるための筋肉が使われ、疲労を引き起こします。
特に、ハンドルから上の首や肩は、その風圧がかかりやすいため、痛めてしまう可能性があります。
バイクの運転により、体温より低い温度の風が皮ふに当たり、体温が奪われます。
風速1m/秒で体感温度は、1℃も下がるといわれています。
体温が下がりすぎると、脳や内臓など、人間の生命維持に必要な機能が低下します。
下がった体温を上げるために、体のエネルギーを燃やします。
体温を1度上げるのに必要なカロリーは、約200キロカロリーもかかります。
バイクに乗ることで体温が下がることを防ぐために、エネルギーが消費されます。
特に、首は皮ふが露出しやすい部分のため、バイク運転中に風が当たりやすい部分でもあります。
そのことで、首の周辺の体温を下げないようにエネルギーが消費されて、首は疲労し、結果、首に痛みが発生します。
以上のような条件が、バイクを運転する配達員に単独、もしくは複数にかかり、首の痛みが発生する可能性があります。
フードデリバリーの仕事をするためにバイクに乗らなければならないため、首に負荷がかかるのは避けられません。
まずは、バイクに運転するときに、ネックウォーマーやマフラー、タオルなどを首に巻き付けて、防風対策をしっかりおこなってください。
その上で、バイクの乗り降りをした際のちょっとした時間にやっていただきたい、簡単にできる、首へのセルフケアの方法を以下で紹介させていただきます。
首を左右に回転させる働きの50パーセントは、髪の毛の生え際部分あたりにあるの首の関節がおこないます。
この部分を刺激することで、首の回旋がスムーズになります。
その方法ですが、耳の穴のラインで、耳の後ろに出っ張った骨があります。その出っ張った骨の1センチほど内下方の、髪の毛の生え際あたりに凹みがあります。
この凹みに、親指を当てて、他の指は側頭部に当ててます。この凹みの部分に当てた親指で、頭を上に押し上げるように、ゆっくり押して、5秒間、キープします。
それを3回繰り返してください。
手を背部に回して、手を組みます。組んだ手を背部で伸ばしながら、胸を張り、同時に、首の前面を伸ばすように、顔を斜め上に向けて、5秒間、キープします。
これを3回繰り返してください。
頭の後ろに手を組んで、後頭部に当てます。
息をはきながら、後頭部に当てた腕の重みで、頭を前に倒して、5秒間、キープします。これを3回繰り返してください。
外出するには介助が必要な方や、締め切り間際の仕事を家でされている方・家で食事会を開かれる方などにとっては、フードデリバリーはとても助かります。
これからまだまだ根付いて成長する職種だと予想されるので、その担い手の配達員の方の健康維持のために、今回のブログがお役に立てれば幸いです。
それでもバイクの配達によって起こる首の痛みが解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に首の痛みへの対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
先日、産後、6カ月の女性がお体のメンテナンスで来院されました。
お体の調子をお聞きすると、
「子供を産む前は気にならなかったけど、子供が生まれてからは、子供が寝転がるから、家の床が汚れてるのが気になって・・・、それで床を磨いてたら腰が痛くなって・・・」
と、お子さんが床で過ごすことを考えて、清潔にしなければと、フローリングの床を、四つんばいになって、一生懸命に磨いたそうです。
その結果、腰が痛くて伸びなくなって困ったとのことでした。
生後6カ月の赤ちゃんは、寝返りができるようになり、中にはハイハイを始める赤ちゃんもいるようです。
このように運動能力が成長して、移動することを覚える6カ月の赤ちゃんへの衛生面や安全面を考えて、自宅の床をしっかり掃除されるのは無理もないことです。
そこで今回は、お子さんのために四つんばいで、フローリングの床を磨くために腰痛が起こる理由とその対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、床を磨くことで腰を痛めることを予防できます。
四つんばいになって一生懸命に床を磨く作業が、腰痛を引き起こす理由を以下で紹介していきます。
四つんばいの姿勢を保つためには、インナーマッスルとかコアマッスルと呼ばれる腰の奥の方の筋肉が必要です。
この筋肉は、背骨から骨盤、太ももをまたいでつながっている大きな筋肉です。
この筋肉がしっかりすると、体も安定して、腰痛予防になると言われています。
ですので、四つんばいの動作は、この筋肉を鍛えるトレーニングにです。
しかし、産後6カ月の女性の方は、骨盤の状態が不安定なので、長時間、この筋肉を支え続けることができないのです。
出産時に、骨盤の3つの関節は、おなかの子供が外にでる通路を広げるために緩みます。
いったん、緩んだ骨盤が、以前の状態のように安定するまで、6〜8カ月はかかると言われています。
四つんばいの際に、腰を支える大きな筋肉の土台の一つとなる骨盤が安定しないことで、腰に余計な負荷がかかり、腰を痛めてしまいます。
四つんばいになって、床をふくという同じ動作を繰り返すことで、特定の部位に負担をかけ続けます。
特に、四つんばいで上半身と下半身をつなげている腰への負荷がかかります。
四つんばいでのふき掃除の作業が、単調かつ反復的であれば、腰に過度な圧力がかかり、その結果として腰を痛めてしまいます。
立っているときに腰にかかる負荷が1とすると、四つんばいのような前屈みの姿勢は、1.5倍の負荷が腰かかります。
また、前屈みの状態でふき掃除のように腕に負荷がかかると、2.8倍の負荷が腰にかかります。
このように、腰に負荷のかかりが大きい四つんばいの姿勢で、長時間、ふき掃除をすることで、腰に痛みが発生します。
滋養のような、これらの要因が複合的に作用して、四つんばいの姿勢でフローリングの床をふき掃除することで、腰痛を引き起こしてしまった可能性があります。
フローリングの床を磨く作業によって、腰痛を引き起こさないためのポイントを以下で紹介していきます。
四つんばいは、両ひざで立っていることで、腰の奥の筋肉を引き伸ばして、腰への負担が大きくなります。
片ひざ立ちは、腰の奥の筋肉に緩みを持たせ、なおかつ、立てたひざの太ももに体を預けることで、腰への負荷が軽減できます。
ただし、同じ姿勢、同じ筋肉に負荷がかかるのを避けるために、ひざを曲げて立てる足を、交互に変えながら、ふき掃除をおこなってください。
ふき掃除は、後ろに下がりながらおこなってください。
腕と足では、筋肉量が圧倒的に、足の方が多いとされています。
前に進みながらふき掃除をすると、重心が前にかかり、腕は床をふきながら体を支える必要があります。
腕で支えきれない場合は、その負荷が腰にかかてきます。
一方、後退しながらふくのは、後方の筋肉量の多い足に重心がかかるため、腰への負担が軽減できます。
利き手が右手なら右の奥から、フローリングの目に沿って、後退しながらふき掃除をおこなってください。
利き手の反対側に腕を伸ばして、ふき掃除をすることで、腰をねじる動作が多くなり、腰を痛める原因です。
ちょうど手に収まるぐらいに雑巾をたたんだほうが、雑巾に力を伝えやすくなります。
雑巾の幅が、A4ぐらいの幅なら、三つ折りぐらいにするのがおすすめ。
ふき掃除をする時間が短いほど、腰にかかる負担が減ります。
ふき掃除をする前に、準備をすることで時短ができます。
フローリング清掃用の洗剤を入れた水の入ったバケツで、あらかじめ多めの雑巾を絞って用意しておく。
そうすることで、拭き掃除の途中に、何度も雑巾を洗いに行かないで済むので、時間が短縮できます。
ちなみに、フローリング清掃用の洗剤としては、汚れがよく取れて2度ふきをしないですむ重曹が理想。
重曹水の目安としては、40度のお湯2リットルに対して、重曹を小さじ5杯を入れてください。
雑巾もマイクロファイバークロスにすると、より汚れが取りやすくなります。
手での直接、フローリングを雑巾でふき掃除することが、よく汚れが取れます。しかし、体にかかる負担も大きいので、たったままふき掃除がしっかりできる電動のクリーナーを使用する選択肢もあります。
初期投資が、1万円前後しますが、モップが繰り返し使えますし、購入後の経済効率は高いです。
ふき掃除をするたびに、腰が痛むようでしたら、電動クリーナーの購入も検討するのもありかと思います。
おすすめの電動クリーナー特集の記事のリンクを貼り付けてますので、参考にしていただければ幸いです。
確かに、床の汚れを取るには、雑巾でふき掃除をするのが、最も効果的とされています。
しかし、腰への負荷が大きい作業でもあります。
しかし、ふき掃除によってお母さん方が腰痛を引き起こすと、子育て全般に影響します。
お子さんの衛生面と安全面を確保するためにおこなうふき掃除で腰痛を起こさないためにも、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでもふき掃除による腰痛が解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に腰痛への対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
2月も終盤となって、気温も上がってきて、春が近くまで来ているのを感じます。
しかし、風邪やインフルエンザ、新型コロナウイルスなどの感染症は、まだまだ猛威を奮っています。
兵庫県の2月の感染症に関するの調査によると、兵庫県全体の感染者の約82パーセントが、15歳未満であると報告されています。
お子さんが何らかの感染症にかかると、看病するお母さん方もうつってしまうケースが多く見られます。
感染症のために熱が出て、数日、寝込んでしまったお母さん方が、病気から復帰して、いざ家事や仕事をしようとすると、腰痛に悩まされることが少なくありません。
そこで今回は、感染症を発症したお母様方が、病気から復帰した後に、腰痛が発症する理由とその対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、病み上がりに起こる腰痛を解消できます。
お母さん方が、感染症で寝込んだ後に、腰痛が発症する理由は、以下のようなことが考えられます。
風邪やインフルエンザなどにかかったことで、布団に寝たきりの生活を送り、筋力をほとんど使われないことで、筋力は急激に低下します。
寝たきりでいることで落ちる筋肉量は、1日で約3〜5パーセント、1週間で約20パーセントの筋力が減少します。
このような急激に筋力が低下する反面、筋力の回復には時間がかかります。
1日寝込むと、筋力の回復には1週間かかり、1週間寝込むと、筋力の回復に1カ月もかかります。
腰は、体を前後に曲げたり、ひねったりと、体幹を動かすだけでなく、腰を動かさないことで、体を安定させます。
また、上半身の重みを支え、下半身との連結を担います。
この腰の機能は、腰周辺の筋肉によることが大きいため、筋力が落ちることで腰を支えきれず腰痛を引き起こします。
風邪ウイルスやインフルエンザウイルスと体の免疫が戦う際に、ウイルスに対して免疫が優位な環境をつくつために、体温を上げる物質が分泌されます。
この物質はウイルスと戦う際には、非常に役に立つのですが、痛みも引き起こす物質でもあります。
そのため、全身の筋肉や関節に痛みが発症し、全身痛症候群とも呼ばれます。
また、ウイルスと戦う免疫反応は、非常にエネルギーを消耗します。
そういったウイルスと戦った免疫による体の変化を、特に、日常生活で負荷がかかる腰が感じる機会が多いため、腰に痛みを感じやすくなります。
こういった理由で、感染症の後遺症として、腰痛が引き起こされます。
感染症により寝込んだことにより、筋力が低下して、痛みの感度も上がっています。
いきなり腰痛への刺激がきついリハビリは、かえって腰の痛みを増加させかねません。
まずは、低刺激の体に優しい腰痛へのケアを以下で紹介させていただきます。
腰にタオルを当てて上向きで寝て、ひざを60~90°に曲げます。
おなかに手を当てて、軽くあごをひいて、鼻から息を吸って、おなかを膨らませます。
次に、口からゆくり息をはいて、膨らんだおなかをゆっくり凹ませていきます。
これを5回繰り返してください。
腰にタオルを当てて上向きで寝て、ひざを60~90°に曲げ、腕を体の横に置きます。
軽くあごをひいて、鼻から息を吸いながら、腕を伸ばして、円を描くように頭の上までゆっくりあげていきます。
次に、息をはきながら、円を描くように、腕を元の位置である体の横に下ろします。
これを5回繰り返してください。
うつぶせに寝て、わきをしめて両方のひじを床につけて、無理のない程度に背中を逸らして、その姿勢を20秒間、キープします。
これを5回繰り返してください。
今年は特に、感染症でご家族中が大変なことになったというお話をよくお聞きします。
感染症が治った後も、なかなか体が回復せずに、特に、腰痛に関しては悩まれている方も少なくありません。
腰は体の要であるため、日常生活においては素早く回復させる必要があります。
そういった腰痛に対して、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでも感染症が治った後に起こる腰痛が解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像のことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に腰痛への対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
小学校の教師の方にとって、通信簿の作成・卒業式・クラスの編成・新入生の受け入れ・入学式など、3月からゴールデンウィークまでが、一年で最も忙しくなるそうです。
先日も、頭痛を伴う肩こりで来院された小学校の女性教師の方が、慢性的な人手の不足で、休みの日も学校に行って仕事をしないと期限に間に合わないと、ため息をつかれておられました。
仕事をサクサクしたいのに、肩こりや頭痛があると、集中できないので困るとのことでした。
そこで今回は、小学生の先生方が、頭痛を伴う肩こりが発生する理由とその対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、年度末から年度はじめにかけて忙しくなる小学校の教師の方が、頭痛を伴う肩こりで業務が滞ることを防止できます。
小学校の先生方が、頭痛を伴う肩こりが発症してしまう理由は以下のことが考えられます。
小学生の先生が頭痛や肩こりを発生させる理由は、いくつかの要因が組み合わさっている可能性があります。
文部科学省の調査である「学校保健統計」では、小学1年生の平均の身長は116.5センチ、小学6年生の平均の身長は145.2センチです。
このように成人に比べて、小学生は身長が低いため、先生が目線を合わせるときは、頭が下向きの姿勢になることが多くなります。
人間の頭の重さは、体重の約10パーセントとされ、平均で4~6キログラム程度です。
それほどの重みのある頭が、首の真上に乗っていれば、それを支えるための首や肩の関節や筋肉などの負担は最小限ですみます。
しかし、頭を前に傾ける角度を増加すると、首や肩の関節や筋肉などにかかる負担が増加します。
例えば、頭が前に傾く角度が15度になると、首や肩の関節や筋肉などにかかる負担は12キログラムに増加します。
また、30度で18キログラムで、45度で22キログラムで、60度では27キログラムを、どんどん負荷が増加していきます。
それによって、この重みを支える時間が長期になることで、筋肉が疲労したり、関節のゆがみが発症します。
結果、肩から首、頭部への血流が低下や神経の過敏、筋肉の柔軟性低下、関節の可動域の制限により、頭痛を伴う肩こりが発症します。
小学生の先生は、授業を行うだけでなく、授業の準備やテストやプリントの作成・添削、通知表への準備、生活指導、保護者への対応、防災、PTA関係の業務など、授業以外の業務も多く存在します。
そのための業務をこなすために、デスクワーク時間が多くなります。
デスクワークは、画面に顔を突き出すように向けて、同じ姿勢で長時間、おこなわれます。
その姿勢を維持するために、首や肩の関節や筋肉などの負担がかかり続いてしまいます。
そうして、肩から首の筋肉の疲労がとどまり、頭皮にまで影響が広がり、頭痛を伴う肩こりが発生します。
2016年度に文部科学省が実施した教員勤務実態調査によると、過労死ラインとされる時間外労働が月80時間以上の働いていると答えた教員が、小学校で33.5パーセント、中学校では57.7パーセントに達しています。
また、小学校の教員が、学校に滞在している時間は、11時間54分で10年よりも25分も増加しています。
仕事量が多いため自分のための休息が不足することで、ストレスや過労を引き起こします。
これは体だけではなく、脳にも負荷がかかり続けいています。
通常の筋肉は、末端の神経に支配されています。
しかし、肩の筋肉は、脳との関わりあいが深いため、脳が疲れると肩へ反映され、肩こりが発症します。
また、脳が疲労すると、脳を休めろというSOSのサインとして、頭痛が発症します。
こうして、過労により脳が疲れることで、頭痛を伴う肩こりが発症しやすくなります。
以上のような要因が組み合わさり、小学生の教員の方が、頭痛を伴う肩こりを発症しやすくなるのです。
小学生の先生方はお忙しため、家に帰っても、すぐバタンキューと寝てしまうので、なかなかセルフケアする時間が取れないというお話をよくお聞きします。
しかし、こういった頭痛を伴う肩こりは、肩や首、背中の血流を改善させる必要があります。
そこで、イスに座ったまま、業務中のちょっとした隙間時間でもできる頭痛を伴う肩こりへの体操を以下で紹介させていたきます。
背中を伸ばして、組んだ両手を頭の後ろに当てて、腕の重みで頭を下げていきます。
その状態を10秒間、キープします。
背中を伸ばして片手で対側の頭の後方を持ちます。
頭に当てた腕の重みで、斜め下方に頭を下げます。
その状態を10秒間、キープし、終わったら反対側も同じようにおこないます。
両手を胸の前に組んで、胸を押さえて、脇に腕をあててします。
目線をやや上に向けるように、首を後方に倒します。
その状態を10秒間、キープします。
片腕を伸ばして、反対側の腕を直角にかけて腕をひねります。
その状態を10秒間、キープします。
両手を組み、肩甲骨の間の筋肉を伸ばすイメージを持ちながら、両手を斜め前に突き出します。
その状態を10秒間、キープします。
小学生の先生方とお話をするたびに、生徒のために、身を粉にして働かれることには頭が下がります。
そんな小学生の先生方が、頭痛を伴う肩こりで、つらい思いをされないように、今回、紹介させていただいたことがお役に立てれば幸いです。
それでもが頭痛を伴う肩こり解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像のことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に肩こりへの対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広