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睡眠 | ひさき鍼灸整骨院 - Part 6の記事一覧
ここ最近、ご家族の方がインフルエンザに感染されたというお話をよくお聞きします。
「兵庫県感染症発生動向調査週報(速報)」を見ても、2024年1月の第1週に比べて、第4週は爆発的に感染者数が増えています。
しかも、過去5年の中でも、インフルエンザに感染した患者数が最も多くなっている状況が報告されています。
また、最近は報道がされることが少なくなりましたが、新型コロナウイルスへの感染も増加しています。
こういった感染症の流行は、寒さや乾燥によってウィルスが増加しやすい環境の冬には、どうしてもはやりやすいものです。
とはいうものの、ご自身や家族が感染しないか心配になりますし、防ぎたいものです。そこで重要になってくるのが、体の免疫の状態です。
そこで今回は、免疫に影響を与える生活習慣について紹介させていただきます。
このブログを読んでいいただくことで、この冬に感染症にかかることを防げます。
近年のコロナ禍によって、その役割は注目されている「免疫」とは、私たちが生まれつき備わっている体を防御するためのシステムです。
代表的な免疫システムとしては、体内に侵入することで病気を起こす原因となるウィルスや細菌などを排除する働きがあります。
よく「免疫力をあげる」という言葉を目にします。
しかし、あまり免疫はあげすぎても体に良い影響がでません。
免疫は、体内の異物を攻撃して排除する働きがあるのですが、その力が強すぎると自分自身の細胞をも攻撃してしまいます。
その代表的なのは、リウマチや花粉症などです。
強すぎる免疫の働きによって自分自身の細胞を攻撃することによって、リウマチでは骨の変形がおこったり、花粉症では鼻水や目のかゆみ・発熱などの症状を引き起こしてしまいます。
とはいうものの、免疫の働きが低下すると、ウイルスや細菌・がん細胞などが増殖して、病気を引き起こしてしまいます。
つまり、免疫は働かなさすぎても、働きすぎても、体は良い状態とはなりません。
だいじなのは、免疫がバランスをよく機能することなのです。
免疫が不調になりやすい体の状態や生活習慣を以下で紹介させていただきます。
体重と免疫との関係の研究は、いろいろとされてます。
結局のところは、太りすぎていても痩せすぎていても、免疫のバランスは乱れることが報告されています。
ご飯、パン、麺類などの穀物や、お菓子やジュースといった砂糖を多くふくむ食べ物は、血糖値を上げます。
血液の中の血糖値が上がると、糖が他の物質と結びついて、血管を攻撃する物質に変わります。
その物質から血管を守るために免疫が働きます。血糖が上がる食事を続けることで、免疫がその働きばかりを強いられるので、ウィルスや細菌が侵入した際に対応できなくなります。
こうして、血糖値を上げすぎる食事を続けることで、免疫を働かせるべき場面のバランスが崩れてしまいます。
食べ過ぎや飲み過ぎ、食事の時間が不定期なことで、腸に負担をかけると、免疫のバランスが崩れます。
腸の不調は、便秘、下痢、臭いおならがよくでる、などの症状がでます。
腸は、体全体の免疫に働く細胞の7〜8割が存在します。
つまり、腸の状態を悪くすることは、体の免疫機能を低下させることに直結します。
睡眠は体内の細胞を修復し、疲労を回復させるためのだいじな時間です。
当然、免疫細胞も睡眠中に、修復や強化されます。
また、睡眠が不足することで、太りやすくなったり、自律神経が乱れたり、血糖値が上がりやすくなったりして、免疫のバランスを崩しやすくなります。
過度のストレスは、体が生命の危機を感じ、体を守ろうと免疫のシステムが過剰に働く場合があります。
それによって免疫が、自身の体にダメージを与えます。
この状態が続くと、感染症へ免疫が働かず、免疫システムのバランスが崩れてしまいます。
感染症に備えて、免疫のバランスを整えるための生活習慣を以下で紹介させていただきます。
自身の適切な体重を維持することで、免疫のバランスが維持されます。
適切な体重かどうかを知るための一つの方法として、BMI(身体質量指数)があります。
BMIの計算方法ですが、
体重(キログラム) ÷身長(センチメートル) ÷身長(センチメートル)
です。
身長がセンチメートルで設定するので、身長を100で割り、メートルに変える必要があります。
例えば、身長が173cmの場合は、1.73mとして計算します。この計算からでたBMIの値は、
・8.5未満 低体重、やせ型
・18.5から24.9 適正体重
・25から29.9 肥満傾向
・30以上 肥満
のように解釈されます。
これを目安にして、食生活や運動などで体重を調整してください。
体全体の免疫に働く細胞の7〜8割が存在する腸を整えることで、免疫のバランスをとることができます。
腸の中には、善玉菌と悪玉菌と日和見菌が存在します。
それぞれに働きがあるのですが、 この中で、善玉菌が免疫の働きを担う細胞をアシストします。
つまり、善玉菌を腸内で増やすことで、免疫のバランスを整えることができます。
善玉菌を増やすには、そのエサとなる無ずに溶けやすい食物繊維を多く含む食材を食べて、腸に届ける必要があります。
水に溶けやすい食物繊維を多く含む食材として、
オクラ、モロヘイヤかめ、もずく、昆布、長芋、なめこ、キウイフルーツ、りんご、バナナ、納豆、
などがあります。
これらの食材を積極的にとっていくことで、免疫のバランスが良い体を作っていくことをおすすめします。
免疫のバランスを整えるには、睡眠時間と睡眠の質が重要になります。
睡眠時間は、7時間ほどを確保するようにしてください。
また、睡眠を質の良い睡眠を確保するコツとして、
・朝の起きる時間を一定にする
・起きる時間を逆算して寝る時間を決めて、睡眠時間を確保する
・就寝する2時間前には、テレビやスマートフォンやパソコンを見るのをやめる
・コーヒーや紅茶などのカフェインを多く含む飲み物は、18時以降はひかえる
・寝る前の入浴のお湯の温度は、39度〜41度にして、ゆっくりとつかる
・アルコール飲料を飲みすぎない
・寝る前には、激しい運動はせず、ストレッチなどの静かに動かす程度にする
といったことを意識してください。
適度に体を動かすと体の血液の流れが良くなり、体温が上がったり、老廃物が排せつされます。
そのことで免疫の働きをする細胞が働きやすくなります。
また、運動することによって、肥満の解消や 血糖値の改善、自律神経のバランスが整うなど、免疫のバランスを整える環境が改善されます。
注意点としては、過度な運動は体内に炎症を促して、免疫力を下げます。
ですので、無理をせず適度な運動をおこなうことをおすすめします。
適度な運動の理想は、20分程度の運動を、3日に1回、おこなうことです。
運動としては、ウォーキングがベストです。
外出ができないようでしたら、その場で足踏みやストレッチなどを、少しでも動かす習慣を作ってください。
冬は特に寒いので家にこもりがちです。
太陽の光を体に浴びると、体にビタミンDが作られます。
ビタミンDと感染症との関係を示した研究では、血液の中のビタミンディーの濃度が低下してる人は、インフルエンザや新型コロナウィルスの感染を発症しやすいと報告されています。
つまり、感染症への対策には、体がビタミンDをつくりだすことが有効ということです。
太陽に当たる時間ですが、10分〜30分程度を目安にしてください。
ガラスの入った窓越しで日光浴をしても、ビタミンDを体が作るための光が通過しません。
手のひらを、直接、太陽の光に当てるだけでも、体でビタミンDは作られますので、防寒対策をしながら、外に出る機会を作ってください。
一人が感染症になると、雪崩を打つように、ご家族がかかっていきます。
年度末にかけて、だいじな仕事や受験など、体調を崩すわけにはいかないイベントが多いかと思われます。
今年の冬、感染症を防ぐためにも、今回のブログで紹介させていただいたことが、皆様のお役に立てれば幸いです。
もしそれでも解決できない、不安があるようでしたら、お近くの治療院にかかられて、お体をメンテナンスされることをおすすめします。
当院でも、お体の状態を整える施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に免疫に関するブログも書いておりますので、そちらも参考にしていただけると幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
今年に入って早々に、周辺でインフルエンザやコロナに感染したいうお話をよくお聞きします。
2024年1月の第一週目ですでに、インフルエンザおよびコロナに感染者は三万人をこえていると国立感染症研究所に報告されています。
インフルエンザやコロナに限らず風邪の症状は、冬という季節におきやすいものです。
こういった感染症にかからないためには、自身に免疫の機能が正常に働くかが、重要になってきます。
免疫が正常に働くためには、実は体温が重要なポイントです。
そこで今回は、体温が免疫におよぼす影響と体温を保つための方法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいいただくことで、この冬、感染症にかかりにくい体が作れます。
免疫とは、体を異物から守ろうとする機能です。
ウイルスやがん細胞などを撃退するための細胞が、血液を介して、体のさまざまな部分で働き、体の内側と外側の両方で異物からマモてくれます。
人間に備わっているこの機能を免疫といいます。免疫で活躍する細胞は、体温が高いほど動きやすく性質を持っています。
逆に体温が低くなると、その活動は低下します。
免疫の研究で、体温を1度低くなると、免疫は30パーセント低下し、逆に、体温を1度上げると、免疫力は6倍にアップすると報告されています。
このように、体温と免疫は密接な関係があります。
そんな体温が下がることについて、以下で紹介していきます。
人間の体温は、自律神経によって自動的に、36度から37度を維持できるようになっています。
体温が上がりすぎると汗をかいて体内の熱を放出したり、体温が下がると震えたり毛穴を閉じて体温を体に閉じ込めます。
体温が低下する理由としては、
・ストレス
・運動の不足に筋肉の低下
・長時間、寒い環境いる
・栄養の不足
・不規則な生活
があげられます。
体温が下がることで、体にさまざまな影響がでます。
体温は血液の温度でもあります。血液から温度が放出されると、体温が低下します。
体温が低下するのを防ぐために、血液の流れが、自動的に低下します。
そうすると、健康面では、内臓の機能や免疫の機能が低下したり、美容面では、お肌やが荒れたり太りやすくなったり、精神面では、疲労や気分の落ち込むなどといったデメリットが派生します。
免疫の低下以外にも、体温の低下はさまざまな症状を引き起こしすので対策が必要です。
冬はその寒さから、体温が下がりやすくなります。
感染症から体を守るために、免疫の機能が正常に活動させるためにも、体温の維持や向上が必要です。その方法を以下で紹介していきます。
体温は、一日中同じではなく、24時間の間で変動しています。
1日の中で一番、体温が低いのは起床時で、一番、体温が高くなるのが夕方で、就寝前には徐々に下がってきます。
生活のリズムと整えることで、血圧やホルモン、自律神経など体温にかかわる機能が、適切な時間帯に正常に活動します。
結果的に、免疫も正常に働きます。
体温より高い温度のお湯の中に体をつけることで、手軽で効率的に体温を上げることができます。
正しい入浴方法については、こちらのブログで詳しく紹介しておりますので、参考にしてください。
筋肉は熱を作る機能があります。体の中でも特に下半身の方が筋肉量が多いです。
できる範囲で、下半身に刺激を与える運動をおこなってください。
なかなか運動する時間が取れないようでしたら、その場で、「足踏み」や「つま先立ちからのかかとを落とし」などをやってみてください。
食事によって体内部にアプローチして、体温を上げることができます。
食べ物で、体温を上げるための5つの方法として、
糖質、脂質、タンパク質、ミネラル、ビタミンをバランスよくとることが理想です。
なかなか、とる栄養素の細かくは調整できないようでしたら、
・主食、主菜、副菜の組み合わせを心がける
・汁物をとることで足らない栄養をカバーするプラスする
・単品ではなく、いろいろな食品を食べる
ことを意識して食事の選択をしてください。
よくかんで食べることで、消化吸収が上がり、結果、体温が上がりやすくなります。
日本そしゃく学会では、一回につき30回のそしゃくすることを目安におこなうことを推奨しています。
温かいものを食べることで、内臓が温まり、活動が促進し、消化吸収が高まります。
よくかんで食べる時と同じように、こちらも、結果、体温が上がりやすくなります。
冬場に体温をあげる食材は、
・りんごやレンコンなど冬に旬の食材
・唐辛子や赤みの肉などの赤い食材
・カボチャや味噌などダイダイ色の食材
・黒豆、ひじきなどの黒い食材
で見分けて摂取してください。
腹巻きやスカーフ、カイロや足湯など、グッズによって体温を上げるようにしてください。
グッズによって体を温める方法のブログもかいておりますので、よろしければ参考にしてください。
感染症は、ご家族の1人がかかってしまうと、ご家族全体に広がってしまうことが少なくありません。
ご自身の体温が正常なら、感染症を引き起こすウイルスや菌が入ってきても、撃退できます。
ご自身だけでなくご家族を感染症から守るためにも、今回紹介させていただいたことがお役に立てれば幸いです。
もし、体温がなかなか上がって行かないようでしたら、一度、お近くの治療院を受診されて体を整えることをおすすめします。
当院でも、今回のようなお悩みへの施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
冬場の過ごし方についてのブログもかいておりますので、よろしければそちらも参考にしていただけると幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
産後、まもない20代の女性の方が、腰痛をきっかけに来院されました。
子育ての状況をお聞きしていると、夜泣きが始まって、睡眠が不足しているとのこと。
出産や子育てによって疲労した体を回復させるためには、睡眠をとることが必要です。
そこで今回は、赤ちゃんが夜泣きをする理由とその対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、赤ちゃんの夜泣きを緩和させて、お母様方の睡眠を確保できます。
赤ちゃんの夜泣きは、一般的に、生後3~6か月頃までがピークで、それ以降は、徐々に減少します。
赤ちゃんの夜泣きは、さまざまな原因があります。
以下で一般的な理由を紹介していきます。
赤ちゃんは、急激な成長によって、エネルギーの消費が激しい。
そのことで、夜間におなかが空いた場合。
おむつがぬれていたり、汚れていたりすることで、赤ちゃんが不快に感じた場合。
赤ちゃんは、1日の半分を睡眠に費やし、長時間、起きていることができません。
眠気や疲れがたまった場合。
寝ている布団が不快に感じたり、部屋が暗すぎたり明るすぎたり、温度が高すぎたり低すぎたりするなど、赤ちゃんにとって環境が快適でない場合。
赤ちゃんは、孤独や不安を感じ、親の存在を求めた場合。
体調の不良や歯が生えてくるなど、体自体に不快感を感じた場合。
明るい光や大きな音など、強い刺激が赤ちゃんに入った場合。
こういった環境や赤ちゃん自身の変化によって、夜泣きは引き起こされます。
赤ちゃんの夜泣きへの一般的なアプローチは、
・授乳またはミルクの提供
・おむつの交換
・快適な室内の環境の整備
・規則正しい寝かしつけ
・睡眠環境の見直し
・親の優しいタッチや声
・医師の相談
といったものがあります。
また、東洋医学の赤ちゃんの夜泣きへの対応では、「小児鍼(しょうにばり)」をおこないます。
鍼(はり)といっても、刺すわけではなく、ヘラや歯車のような道具を使い、体全体への低刺激のタッチをを加える治療法です。
この療法は、自宅にある道具を使っても、お母さん方が赤ちゃんに施すことができます。
やり方はとても簡単です。
その方法を以下で紹介していきます。
刺激する場所ですが、赤ちゃんを上向きで寝てもらい、おなか→胸→頭→腕の外側→足の外側 の順番で刺激して下さい。
それが終われば、うつ伏せになってもらい、後頭部→肩→背中→腰 の順番で刺激をして下さい。
刺激する道具は、ドライヤーを用意してください。
まず、ドライヤーから優しい目の温風をだします。
ドライヤーを片手で持ち、もう片方の手で、ドライヤーの温風の温度と赤ちゃんの皮膚の温度を確認しながら、温風を各部位を順番に当ててください。
その際には、やけどには十分注意してください。
ドライヤーの代わりに、温めた手やスプーン、歯ブラシでさすって刺激を加えてもいいです。
赤ちゃんはとても刺激に敏感です。
少しの刺激でも、体に反応がでます。
ですので、上向きで寝て体の前側を刺激を1分間、下向きで寝て体の後ろ側を刺激するのに1分間、合計2分間の刺激で十分です。
これを1日1回おこなってください。
数日、続けることで、効果があらわれます。
刺激を加え過ぎると、赤ちゃんが疲れてしまうので、短時間の刺激で収めてください。
生まれたての赤ちゃんは、脳や体には何も情報が入っていない真っ白な状態です。
日々、成長するに従って、外部からのどんどん新しい情報が入ってきます。
それを処理できなくなるため、発熱したり夜泣きをしたりと、さまざまな症状がでるとも言われています。
それを和らげるためには、赤ちゃんの体に、短時間で優しい刺激することが有効です。
今回、紹介させていただいたことが、その助けになれば幸いです。
もしそれでも解消しない場合は、「小児鍼(しょうにばり)」をキーワードで鍼灸院を検索して、赤ちゃんへの施術をおこなっている鍼灸院に受診されることをおすすめします。
当院でも、今回のようなお悩みについての施術をおこなっております。
赤ちゃんへの施術は、地域の健康促進の一環として、無料でおこなっております。
施術時間は10分ほどで終わりますので、お気軽にご相談、ご連絡ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像のことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
睡眠や疲労に関するブログも書いておりますので、参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
年末年始の長期の休暇が終わり、いよいよ新たな気持ちで、仕事や学校が始まっていきます。
しかし、休みが長かったせいもあり、なかなか心身ともに、やるべきことに取りかかるエンジンがかかりにくいと思われる方も多いのではないでしょうか?
年末年始の休みが明けたときの仕事や学業が始まる際に、約70パーセントの方が、体に不調を感じているという調査結果がでています。
また、体が感じる症状を調査したところ、
・けん怠感
・疲労
・やる気の低下
・眠気
などがあげられています。
そこで今回は、年末年始の休みが明けたときに、このような症状がでる理由と、これから一年、いいスタートダッシュをするために、心身の状態を上げるための方法を紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、年初めにスムーズに仕事に入れます。
年末年始で長く仕事や学校がお休みになると、次の日のことを気にしなくてもいいこともあり、夜更かしや食事の時間など生活習慣が乱れやすくなります。
それまで1年間過ごしてきた1日の過ごし方が急に変わることで、
「自律神経」
が乱れます。
「自律神経」が乱れることで、体を活動するモードにするのか、リラックスするモードにするのか、体が混乱して、休みが明けたときの不調へとつながります。
そもそも「自律神経」とは、私たちの意志と関係なく、24時間休みなく体を機能を維持するために働いてくれる神経です。
例えば、
・心臓を動かして血液を全身に巡らす
・呼吸をする
・食べ物を消化して吸収する
・暑いときには体温を下げるために汗をかく
・寒いときには体温を上げるために体をふるわす
といった感じで、自動で自分ではコントロールができない働きを行います。
自律神経には、交感神経と副交感神経と別れます。
交感神経は体を活動させるためのアクセルの働きをして、副交感神経は体をリラックスさせるためのブレーキの働きをします。
交感神経と副交感神経が互いにバランスよく働くことで、体の健康は保たれます。
この交感神経と副交感神経のバランスが年末年始の休みで、生活習慣が普段の状態に比べて、乱れることでバランスを崩して、年始の仕事や学校の始まりで体に不調が出るのです。
年末年始の生活習慣が乱れる代表的なものが、睡眠時間と食事です。
以下で、睡眠時間と食事が年末年始で乱れることで、なぜ自律神経が乱れるのかを紹介していきます。
朝になると目が覚めて、夜になると眠くなるというサイクルは、体に備わった「体内時計」によって管理されています。
「体内時計」は、自律神経との関わりが深く、日中は活動するために交感神経が優位になり、夜はリラックスするために副交感神経が優位になります。
しかし、年末年始で、夜更かしをしたり、朝寝坊したりしたりすると、自律神経の切り替えが乱れます。
そうすると、朝になってもスッキリ起きられない、夜になっても寝つきが悪くなり、体に不調があらわれます。
また、人間の体内時計は、25時間です。
地球の自転は24時間であるため、規則正しい生活をすることで、1時間のズレを修正できます。
しかし、不規則な生活を続けると、ズレがどんどん大きくなり、自律神経がますます乱れる悪循環にハマってしまうのです。
食事をすると、自律神経が働き、胃腸で消化や吸収が自動的におこなわれます。
自律神経を正常に働かして、胃や腸といった消化器を正常に動かすためには、食事のタイミングや回数が重要になります。
ベストは、朝昼晩の1日3回の食事を決まった時間にとって、胃腸に刺激を加えることで、自律神経が働きます。
年末年始の休み中、朝の起床や眠る時間が不規則になるということは、食事をとる時間や回数も、必然的に不規則になります。
そうすると、自律神経の動きが乱れて、胃腸での消化や吸収が不良になり、体を活動するためのエネルギーがうまく作れなくなります。
その結果、年始にいざ仕事や学業を始めようと思ったときに、けん怠感や疲労などが引き起こされるのです。
年末年始は楽しみや気が緩むことが多いので、なかなか普段通りの規則正しい生活は送るのが難しいかもしれません。
ですので、仕事や学校が始まってから、なるべく早く自律神経が正常に動くようにするための方法を以下で紹介させていただきます。
朝、起きてからバタバタ過ごすことで、自律神経の切り替えがスムーズにできすに、その日を台無しにしてしまいます。
1日の流れをつけるためにも気をつけるべきことは、
・早く起きて仕事や学校に行くまでの時間に余裕も持つる
・起きたら背伸びをしたり足踏みをして体に刺激を入れる
・太陽の光を浴びて体内時計をリセットする
・コップに1杯でいいので常温の水か白湯を飲んで、胃腸に刺激を入れる
など、朝の起床したときの行動で、不規則な睡眠時間によって乱れた自律神経を整えることができます。
食事の回数や時間が乱れることで、胃腸に適度な刺激が入らず、自律神経が乱れます。
胃腸への自律神経が整う良い刺激のいれ方ですが、
・食事の間隔は5から6時間は空ける
・水分はしかっりこまめにとる
・食事の食べる量の比率は、朝は4・昼は3・晩は3の割合で摂取する
・夕食は21時までの終わらす
・よくかんで腹6から8分目の食事量にする
など、食事を規則正しくとることで、自然と自律神経が整い、体を活動するためのエネルギーを効率的に作り出します。
年末年始のお休みは、ついつい羽目を外してしまいがちです。
この時ぐらいは羽目を外してもいいと思いますが、休みが明けたときに、仕事や学業をスムーズにおこなうため、リカバーするための行動が必要です。
今回、ブログで紹介させていただいたことが皆様の年明けにスタートダッシュをするための助けになれば幸いです。
それでもなかなか、年明けに体が思うように動けないようでしたら、自律神経を整えるための治療をお近くの病院や治療院で受けることをおすすめします。
当院でも、今回のようなお悩みの方に対しての施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
他に自律神経の不調に対してのブログを書いておりますので、参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
2024年は、
「スローで優しい習慣」
が流行するのではないかと言われています。
「スローで優しい習慣」とは、少しでもいいので健康に関する習慣を始めて、それを積み重ねていくことで、健康を促進するという考え方です。
確かに、体にとって良いことをおこないたいけれども、何をしていいかわからない、また、忙しい日常生活の中ので、持続してできるのかがわからないと思われる方も多いかと思われます。
そこで今回は、誰にでも簡単に毎日でもできる健康を促進する方法を紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、2024年も健康で楽しく日常生活を送れます。
体を健康に保つには、
「睡眠」
「血流」
「刺激」
が必要です。以下でそれぞれの質を上げる方法について紹介させていただきます。
睡眠 睡眠が不足すると、
・体の疲れが取れない
・太りやすくなる
・注意力が散漫になる
・自律神経の機能が低下す
など、体に影響します。
睡眠で一番、重要なのは、
「睡眠の質」
を上げることです。
「睡眠の質」を上げるには、自律神経の働きの中でも、体をリラックスして回復モードとなる副交感神経の働きを高めることが必要です。
この副交感神経の働きを高めるためにできる簡単な習慣は、
「39度から41度に設定した湯船につかる入浴をする」
ことです。
体全体を一度、入浴で温め、そこから体温が下がっていく過程で、副交感神経の働きがこう進して、体はスムーズに睡眠モードに入ります。
この過程を踏めば、睡眠の質を上げることができます。
「血流」
血流が全身にスムーズに巡ることで、体を回復させ活動させるための、タンパク質やミネラルなどの栄養・酸素・水分などを運んでくれます。
血流が滞ると、疲労が回復せず、体の筋肉や関節が硬くなることで各所で痛みが発生します。
血流を良くするための習慣は、
「深い深呼吸」
をすることです。深呼吸をすることで、血管が広がるための物質が体の中で分泌されて、血液の循環が促進します。
深呼吸の方法ですが、息をはく方にしっかりと意識することが大切です。
深呼吸の方法は、
「口から6秒かけて息をはいて、鼻から3秒かけて息を吸う」
ようにしてください。
座位や立位といった姿勢でずっといると、同じ筋肉しか使わないために、体に「刺激」が不足して、筋肉が固まって、痛みや疲労が体におこります。
体に「刺激」を入れる方法としては、
「背伸び」
をしてください。
体は、地球の重力のために、下へ引っ張られる力がかかります。
ですので、「背伸び」をすることで、重力に反する「刺激」を体に加えることで、体を固まることを防ぐことができます。
厚生労働省が主導する健康日本21第三次では、
「全ての国民が健やかで心が豊かに生活できる持続が可能な社会の実現」
というビジョン実現のため、基本的な方向を
・健康寿命の延伸
・健康格差の縮小
・個人の行動と健康状態の改善
・社会環境の質の向上
・ライフコースアプローチを踏まえた健康づくり
の4つをあげています。
この中の「個人の行動と健康状態の改善」をおこなううえでも、今回、紹介させていただいたことが今年、皆様の健康を促進するための助けになれば幸いです。
それでも、ご自身の体調管理に不安をお持ちでしたら、お近くの治療院でご相談されることをおすすめします。
また、当院でも、健康に関してのご質問や体のメンテナンスのご要望を受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
「睡眠」「血流」「刺激」についてのブログを書いておりますので参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広