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インフルエンザ | ひさき鍼灸整骨院の記事一覧
皆さんこんにちは、加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。
12月も終盤になって寒くなると、来院されている患者様から、お子さんが通っておられる学校の方で、風邪やインフルエンザが流行り出したというお話をお聞きすることが多くなりました。
そして、お子さんが風邪やインフルエンザにかかられて、お子さんの看病をしていると、うつってしまったという方も少なくありません。
風邪をひいている最中も、熱やせきがでるなどして苦しい思いをされたり、治った後も、鼻やのどに違和感が残ったり、肩や腰が痛くなったりと、後遺症を訴える方もいらっしゃいます。
これから、2月までは、感染症が流行るシーズンでもあるので、まずは、感染症にかからないように、日常生活で意識して予防するための意識や行動が重要になってきます。
そこで今回は、冬に感染症にかかりやすい原因と、日常生活でできる感染症への予防法を紹介させていただきます。
このブログを最後まで読んでいただくことで、冬に感染症にかかりやすい理由を理解し、日常生活での感染症対策をすることで、冬を快適に過ごせます。
冬に感染症がかかりやすい理由のメカニズムを、以下で説明させていただきます。
人間の細胞は、適切な体温が保たれることで、生命の活動が維持されます。
冬のなるとその体温が、気温の低下による寒さにによって、体の熱が奪われやすくなり、体温が低下しやすくなる。
体温が1°C下がると、免疫力が約30%低下するとされています。その結果、風邪やインフルエンザなどのウイルスに対して、人間の免疫システムが十分に作用せず、感染しやすくなります。
冬の乾燥した空気中では、ウイルスの水分が蒸発して、軽くなります。
これにより、ウイルスが空気中に、長時間、浮遊し、人へ伝播しやすくなります。
また、乾燥によって、空気中に浮いているウイルスの生存できる期間が延長することもあり、感染リスクを高める要因となる。
基本的に、感染症のウイルスは、口や鼻をのどから侵入することが多いです。
その口や鼻、のどの粘膜から分泌される粘液は、通常、そこを通過するウイルスをからめとり、侵入を防ぐバリアとして機能します。
しかし、乾燥により粘膜が乾燥したり傷いたりすることで、ウイルスの侵入に対しての防御機能が低下します。
これにより、ウイルスが体内に侵入しやすくなり、感染症が生じやすくなる。
冬は、寒さを避けるため、窓を閉め切り換気が不十分な室内で過ごしがちです。
これにより、室内のウイルスの濃度が上昇し、感染のリスクが高まります。
特に、人が密集する室内の空間では、感染者からウイルスの拡散が起こりやすくなります。
冬は、気温の低下から、のどの渇きを感じにくく、水分の摂取量が減少しがちです。
体内の水分の不足は、口やのどの粘膜の乾燥を促進したり、免疫細胞の働きを低下させます。
また、体内の水分の不足は、血液の粘度を上げ血流が悪くなることで、血液の流れとともに循環する免疫細胞が体の隅々に届きにくくなります。
そうした水分の不足が、感染症を引き起こす確率を上げる可能性がある。
風邪を予防するために、日常の生活習慣で意識すべきことを、以下で紹介させていただきます。
睡眠中は、体の修復と免疫システムの強化がおこなわれます。
風邪を予防するためには、適切な睡眠時間を確保して、体の免疫がバランス良く活動しやすい状態にすることが重要です。
具体的には、
・同じ時間に寝て、同じ時間に起きるようにして、睡眠リズムを一定にする
・6〜8時間の睡眠時間を確保するように心がける
・寝室の温度を20〜23度、湿度を50-60%に保つ
・就寝1時間前にはスマートフォンやパソコンの使用を控え、睡眠の質を上げる
・寝る前に、コップ一杯(200ml程度)の水分を補給してから寝る
などといったことを注意して、睡眠を整えてください。
風邪を予防するためには、適切な水分の補給が欠かせません。
具体的な水分を補給するための実践方法として、
・身近に水筒やマグカップを置き、こまめに水分を取る
・一回につき200ml程度、1日2リットルを目標に水分を摂取する
・カフェインやアルコールなどは利尿作用があるため控え、温かい飲料を飲む
・生姜湯や甘酒など、体を温めたり、体の水分のバランスを整える飲料を飲む
などを意識することで、感染症を予防しやすくなる。
風邪への抵抗力をつけるためには、バランスの良い食事を心がけ、必要な栄養素を摂取することが重要です。具体的な食材として、
・ビタミンCを多く含むみかん、キウイ、ブロッコリーなど
・たんぱく質を多く含む鶏肉、魚、豆類など
・亜鉛を多く含む牡蠣(かき)、アーモンドやクルミなどのナッツ類
などがあげられます。また、体の免疫細胞の70%は、腸に存在しているため、暴飲暴食は避けて、消化に良い温かいスープや雑炊を選び、胃腸への負担を軽減してください。
体を温めたり保温することで、体温が維持され、効果的に風邪への感染を防げます。
特に「首・手首・足首」の3つの首を温めることで、効率的に保温や体温を上げることができます。
その方法として、
・首にマフラーやネックウォーマーを巻く
・手首と足首にサポーターやレッグウォーマーを着用する
・39〜41度に設定したお風呂に、首までしっかり、15分程度、ゆっくりつかり、体を温める
手洗いとうがいを徹底することは、風邪を防ぐための基本的かつ効果的な方法です。
研究によると、手洗いを実施することで、風邪やインフルエンザなど呼吸器系疾患の発症率は、約21%減少するとされています。
以下で、手洗いとうがいの方法を紹介させていただきます。
1. 手を水でぬらし、石けんや薬用ハンドソープなどを適量取ります。
2. 手のひらと手の甲を、しっかりとこすり合わせて泡立てます。
3. 両手を組むようにしてこすり合わせて指の間や指先を手のひらに擦って爪先も丁寧に洗ってください。
4. 親指は反対の手でねじるように洗い、手首も同様に洗います。
5. 最後に、流水で石けんと汚れを十分に流します。
6.この一連の手洗い作業を、最低でも20秒程度かけておこなうことが推奨されています。
1. 口に水を含み、15秒間、ほっぺを動かして、強めにブクブクとゆすぎ、はきだします。
2. 再度、水を含み、15秒間、上を向いてのどの奥まで「ガラガラ」とうがいし、はきだします。
3. もう一度、水を含み、15秒間、上を向いてのどの奥まで「ガラガラ」とうがいし、はきだします。
今回のブログでは、冬に風邪をひきやすくなる理由として、以下のことを説明させていただきました。
– 冬の寒さによる体温の低下
– 乾燥した空気によるウイルスの生存環境
– 口や鼻の防御機能の低下
– 換気不足による室内ウイルス濃度の上昇
– 水分の摂取量の減少による体内乾燥
また、風邪を予防するための日常生活でのポイントとして、以下のことを紹介させていただきました。
– 十分な睡眠を取る
– 適切な水分の補給
– バランスの良い食事による栄養の補給
– 体を温めるや保温を意識する
– こまめな手洗いとうがい
風邪は日常生活に大きな支障をきたす可能性が高まるため、十分に予防されることをおすすめします。
そのための方法として、今回、紹介させていただいたことが、皆様のお役に立てれば幸いです。
もし、それでも風邪を引かないために体調を整えたい場合は、お近くの病院や治療院などの専門の医療機関に受診されることをおすすめします。
当院でも、風邪を防止するためにお体のメンテナンスをご希望の方にも対応しておりますので、お気軽にご相談ください。
また、他に冬に起きるお体の不調への対策についてもブログを書いておりますので、参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
参考文献:厚生労働省「インフルエンザと風邪」
皆さんこんにちは、加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。
今年の冬は、昨年よりも厳しい寒さにな理、冬らしい冬になるとの気象予報が出ていました。
冬になり寒くなると、流行ってくるのが、“風邪”です。
「風邪は万病の元」ともいわれるほど、風邪からいろいろな体調不良が起きる場合があります。
その一つとして、風邪をひいた後の疲労感が抜けないという症状です。
先日も、30歳代女性の方が、2週間、風邪をひいた状態が続いて、ようやく治ったと思ったら、疲労感が抜けないことを訴えて来院されました。
詳しくお話をお聞きすると、
「しっかり寝たつもりなのに、朝、起きたときがだるさいんです・・・」
「なんか、仕事中もぼーっとしてしまって集中できなくて・・・」
「子供の送り迎えで自転車を運転してるんですけど、すぐに息切れしてしまって、こんなことなかったんですけど・・・」
とのことでした。
今回、ご相談いただいた患者様のように、風邪をひいて、それが治った後に、何をするにも疲労感が抜けないという方が少なくありません。
そこで今回は、風邪が治った後に続く疲労感の原因とその対処法について紹介していきます。
このブログを最後まで読んでいただくことで、風邪が治った後の疲労感の原因が解消されて、日常生活でより活動的に過ごせます。
風邪が治った後に疲労感が抜けないという症状の原因として、以下のことが考えられます。
風邪による感染が体内で起こると、体内の免疫システムは、ウイルスと戦うために活発に働きます。
この過程で、体内では炎症性物質が生成され、脳にも影響を及ぼします。
具体的には、風邪のウイルスに感染すると、免疫反応を調整するタンパク質が脳内で炎症を引き起こし、疲労感を感じさせると、理化学研究所の研究で報告されています。
このような風邪に対しての免疫反応によって、体の活動や回復を命令する脳の機能が低下して、疲労感が発生しやすくなる。
風邪によって、鼻が詰まったり、のどが痛む、せきこむなど、呼吸機能が低下しがちです。
風邪をひいている間、呼吸が苦しくなるため、より酸素を取り入れようと、呼吸するための胸や背中、首やおなかの筋肉が過剰にはたらくことで疲労します。
風邪が治った後も、呼吸に関わる筋肉が疲労したままで呼吸機能が回復していない場合、酸素の不足からエネルギー生産が低下し、疲労感を感じやすくなります。
風邪の治療において、抗生物質がよく処方されます。
抗生物質は、有害な細菌感染には効果的ですが、有益な細菌も壊す働きがあります。
特に、体の中の90%の細菌が集まる腸のなかの細菌が、抗生物質によって減少することで、消化不良や栄養吸収の低下が引き起こされます。
その結果、体のエネルギーの生産性が低下して、疲労感を感じることになる。
風邪が治った後の疲労感を軽減するためには、まずは、呼吸機能を回復させることが重要です。そのための体操を、以下で紹介させていただきます。
大の字の体操
1. 上向きで寝て、手足を広げ、大の字になります。
2. その状態で、鼻から4秒間息を吸い込み、口から6秒間かけてはき出します。
3. この動作を7回繰り返します。
大の字の体勢は、腰に負担がかかりやすいので、3分以内でおこなうことが推奨されます。
1. 上向きで寝て、頭に枕を置き、あごを引き、手の力を抜いて、両手を天井方向にあげます。
2. そのまま、両腕を同時に天井方法へ、上げ下げするのを、5回、繰り返します。
3.次に、両腕を左右交互に天井方法へ、腕を上げ下げするのを、5回、繰り返します。
4.この一連の体操を、3回、繰り返してください。
1. イスに座った状態で、脇に手のひらを当て、優しく上下前後に、20秒間、さすります。
2. 次に、手のひらを胸に当てて、優しく、20秒間、さすります。
3.この一連の体操を、3回、繰り返してください。
今回のブログでは、風邪後の疲労感が発症した原因として、以下のことを説明させていただきました。
・免疫反応による脳内の炎症
・呼吸機能の低下
・抗生物質による消化機能の低下
また、風邪後の疲労感に対処するため、以下の呼吸改善体操を紹介させていただきました。
・大の字の体操
・背部を整える体操
・脇と胸をさする体操
風邪後の疲労感は、日常生活に大きな支障をきたす可能性が高まるため、早めにケアされることをおすすめします。
そのための方法として、今回、紹介させていただいたことが、皆様のお役に立てれば幸いです。
もし、それでも風邪後の疲労感のお悩みが続く場合は、お近くの病院や治療院などの専門の医療機関に受診されることをおすすめします。
当院でも、今回取り上げたケースの風邪後に起きるお体の不調にも対応しておりますので、お気軽にご相談ください。
また、他に感染症への対策に関するブログも書いておりますので、参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
参考文献
理化学研究所. ウイルス感染に伴う疲労倦怠感は脳内炎症が引き金 – [理化学研究所](https://www.riken.jp/press/2014/20140313_2/)
理化学研究所. 熱が引いても疲れが取れない理由 – [理化学研究所](https://www.riken.jp/press/2023/20231124_2/index.html)
皆さんこんにちは、加古川市のひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。
秋の季節、朝晩の気温が低く、昼間は暑くて、気温に合わせて衣服の選択やクーラーの温度設定の加減が難しいと感じていたら、突然の風邪の症状に見舞われたことはないでしょうか?
季節の変わり目は、体調管理が難しいものですが、適切な対策を怠ると思わぬ体調不良を引き起こしてしまう場合があります。
当院でも、秋に入るこの時期は、風邪をひいてしまったというお話をよくお聞きします。
実は、日本人の約80%が、年に1回以上は風邪を引くという統計があるほど、風邪は身近な健康問題です。
風邪を引いてしまうと。日常生活に大きな影響を与えます。
特に、家族の世話や家ことをされてる女性の方々にとっては、風邪をひくことで、家事をおこなうことが困難になる問題がでます。
例えば、ノドの痛みやセキのために十分な睡眠が取れず、朝の忙しい時間帯の調理や洗濯することに支障が出たり、部屋やお風呂などを掃除するのつらくなったりします。
また、風邪をひくこことで家族に感染させてしまうのではないかという不安も大きいでしょう。
このような状況は、家族に迷惑をかけるのではないかというストレスや不安を感じてしまいます。
そこで今回は、夏から秋になるとこの時期に風邪をひきやすくなる原因とそれを予防する方法について紹介していきます。
このブログを最後まで読んでいただくことで、秋に風邪をひきやすいメカニズムを理解し、効果的な予防する方法を学ぶことができます。
これにより、家事や日常生活をスムーズに行え、家族の健康も守ることができます。
夏から秋にかけての季節の変わり目に、風邪が発症しやすくなる主な原因として、以下ことが考えられます。
季節の変わり目、特に夏から秋への移行期には、1日の気温の変動が大きくなります。
この急激な温度変化に、体が適応しきれず、体調を崩しやすくなります。
例えば、朝晩の冷え込みと日中の暑さの差が大きい時期には、体温を自動的に調節する体の機能が追いつかなくなったり、免疫力の調整機能も低下しやすくなります。
その結果、風邪を引き起こすウイルスに対する抵抗力が弱まり、ノドの痛みやセキ、発熱などの風邪の症状が引き起こされます。
ノドや鼻の通路に、粘液が分泌されしっとりしていることで、体の外から入ってくるウイルスやホコリなどがノドや鼻の粘膜に引っかかって、体の中への侵入を阻止します。
湿度が低下すると、鼻やのどの粘膜が乾燥し、こういった本来の防御する機能が低下することで、ウイルスが侵入しやすくなります。
特に、日本の秋は、湿度が40%を下回ることも多く、粘膜の防御する機能が著しく低下しやすい環境になるため、風邪の症状が現れやすくなります。
夏の長い日照時間から秋の短い日照時間への移行に伴い、生活リズムが乱れやすくなります。
これは体内時計の狂いを引き起こし、免疫システムに悪影響を与えます。
例えば、夜更かしや不規則な食事時間は、体内時計を混乱させ、免疫細胞の活動を低下させます。
研究によると、睡眠時間が7時間未満の人は、7〜9時間睡眠の人と比べて風邪にかかるリスクが、3倍以上高くなるとされています。
秋に風邪をひかないための予防方法を、以下で紹介させていただきます。
秋の乾燥対策として、適切な湿度管理が重要です。
加湿器を使用して、室内の湿度を50〜60%に保つことで、のどや鼻の粘膜を守り、ウイルスの侵入を防ぎます。
加湿器がない場合は、濡れたタオルを部屋に干すなど、工夫次第で湿度を上げることができます。
急激な温度変化は、体調を崩す原因となります。
室内の温度を20〜22℃に保つようにしてください。
また、外出する時点で、気温が高い場合でも、上着を持ち歩くようにするのをおすすめします。
それにより、外出先の室内が寒かったり、夕方になって気温が下がってくる時に、すぐに対応できることができ、風邪をひくことを予防できます。
室内のウイルスの増加を防ぐため、1日に2〜3回、数分間の換気をおこなってください。
窓を開けて空気を入れ替えることで、室内のウイルス濃度を下げることができます。
窓を開けることが難しいようでしたら、お手入れをした空気清浄機の使用も有効です。
免疫力を高めるためには、ビタミンCやビタミンD、亜鉛を含む食品を積極的に摂取してください。
具体的には、柑橘類、緑黄色野菜、魚類などを日々の食事に取り入れることをおすすめします。
適度な運動は、免疫機能を向上させます。
ラジオ体操や10分程度のストレッチでも効果が期待できますので、隙間時間を見つけて、おこなってみてください。
十分な睡眠は、免疫力維持に不可欠です。
就寝前のスマートフォン使用を控え、規則正しい睡眠リズムを心がけてください。睡眠時間は、7〜8時間を目安にしてください。
外出後や調理前後には、石鹸やハンドソープなどを使用して、20秒以上手を洗いましょう。
また、うがいは、うがい液がなくとも、水でするだけでも十分効果があります。
これらの習慣により、体の中へのウイルスの侵入を防ぐことができます。
ノドがかわく前に、少量ずつこまめに水分を摂取してください。
成人の場合、1日約1.5リットルの水分を、一回につき200mlを目安に、少しずつ分けて飲むことをおすすめします。
また、温かい飲み物を取り入れることで、体温が上がることで、免疫力の維持されやすくなる。
今回のブログでは、秋の風邪が発症しやすくなる主な要因として、以下のことを説明させていただきました。
・気温の急激な変化による体調不良
・乾燥による粘膜の防御機能の低下
・生活リズムの乱れによる免疫力低下
また、秋の風邪への効果的な予防方法として、以下のことを紹介しました。
・適切な室内の湿度管理
・適切な室内温度の調整
・こまめな換気
・バランスの取れた食事
・適度な運動習慣
・質の良い睡眠
・手洗い・うがいの習慣化
・水分の補給
風邪を引いてしまうと、自身がつらい上に、家族にうつしてしまわないかという心配が起こり、日常生活に大きな支障をきたす可能性が高いため、季節の変わり目のこの時期は、風邪を意識的に予防されることをおすすめします。
そのための方法として、今回、紹介させていただいたことが、皆さまの風邪を予防されるためにお役立てば幸いです。
もし、風邪を予防するために体を整えておきたいとご希望の場合は、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも、季節の変化に適応できるように体を整えるためのメンテナンス治療もおこなっておりますので、お気軽にご相談ください。
また、他に、風邪に関するブログも書いておりますので、参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
参考文献:
1. 厚生労働省「感染症情報センター」
https://www.niid.go.jp/niid/ja/from-idsc.html
2. 日本呼吸器学会「呼吸器感染症に関するガイドライン」 https://www.jrs.or.jp/modules/guidelines/index.php?content_id=94
3. 厚生労働省「感染症予防のための手洗い」https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/tearai/index.html
4. 日本呼吸器学会「呼吸器感染症診療ガイドライン」https://www.jrs.or.jp/modules/guidelines/index.php?content_id=94
梅雨も終わり、暑い夏に突入する時期になりました。
この時期、本来、減少するかと思われる風邪や新型コロナウイルスなどへの感染ですが、全国的に増加傾向にあると報告されています。
当院でも実際に、そういった感染症のために、お仕事や学校を休むなど、日常生活に支障がでたり、ご家族に心配をかけてしまうお話をよくお聞きします。
そこで今回は、夏の時期に、風邪や新型コロナウイルスなどに感染する理由とその予防法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、健康に夏を過ごすことができます。
本来は、寒い冬に、コロナウイルスや風邪ウイルスによる感染者数が増加する傾向にあります。
しかし、それに反して、夏に増加する傾向にあるのは、一見、不思議に思えるかもしれませんが、いくつかの理由が考えられます。
以下に、そのメカニズムを紹介させていただきます。
夏場は、エアコンを多用するため、室内の空気が乾燥しやすくなります。
エアコンによって乾燥した室内は、多くのウイルスにとって、空気中で長く生きやすく、増殖しやすい環境です。
さらに、エヤコンによって乾燥した室内に、夏の暑さを避けるために、長時間、とどまることで、のどの粘膜を乾燥させます。
そのために、のどを通過するウイルスを粘膜がからみとって体への侵入を防御する機能が弱まり、その結果、ウイルスが体内に侵入しやすくなります。
つまり、エアコンの使用による室内の乾燥が、ウイルスの増加とのど防御機のを低下させ、夏に感染症が増えるます 。
夏の暑さは、体温を調節するために内臓や脳などの稼働を強いることで、体に多くのストレスを与え、疲労しやすくなります。
疲労がたまると、細胞を活動させるエネルギーの不足を起こし、免疫細胞の力が弱まります。
また、暑さによるストレスは、ストレスホルモンの分泌を増加させ、このホルモンは、免疫の機能を抑制する働きがあります。
こういった理由により、夏の暑さのストレスによって体が疲労すると、免疫の機能がうまく働かず、感染症が増加する要因です。
暑い夏に、風邪や新型コロナウイルスなどの感染予防の方法を以下で紹介させていただきます。
エアコンを使用する際には、空気が乾燥しやすくなるため、適度な湿度を保つ必要があります。
室内の湿度は、40〜60%に保つことが理想です。
そのために、室内で加湿器を稼働させたりやぬれタオルを干すなどして、湿度計などで数値を確認しながら、湿度を調整することをおすすめします。
また、外が暑いと部屋を閉めっぱなしになり、室内のウイルス濃度が上がります。
空気清浄機の稼働や、1時間に1回を目安に窓やドアを開けて、換気を定期的におこなうことで、室内のウイルスの濃度を下げてください。
手洗いやうがいは、感染症対策の基本です。
外出先から帰宅した際や食事前後、公共の場を利用した後には、石けんと流水で20秒以上手を洗うことをおすすめします。
うがいは、普段は、普通のお水でいいので、まずは、口の中をゆすいで、口の中のウイルスや細菌をはきだしてから、その後に、ガラガラとのどをゆすぐようにうがいをおこなってください。
夏は、エアコンが効いた部屋に、長時間、いるためや冷たい飲料を飲む機会が増えるため、体の深部が冷えて体温が低下している方が少なくありません。
しかし、夏は気温が高いため、入浴はシャワーで済ませて、体を温める機会が減りがちです。
1日1回でも、体の表面の温度を一時的に上昇させるシャワーではなく、体全体の深部の体温を持続的に上昇させる湯船に入ることをおすすめします。
深部体温の上昇は、リラックスや免疫機能の向上を促しますので、感染症予防として、湯船につかることは有効です。
夏の時期は、湯船の温度をぬるめの38℃〜40℃にすることが適しています。
また、長時間の入浴は、体に負担をかけるため、15分〜20分程度を目安にしてください。
夏は気温と湿度が高く体が疲れやすい時期のため、腸の機能を整えることは、全身の免疫力を高めるためにも非常に重要です。
なぜなら、小腸には、全身の免疫細胞の70%が存在しているからです。
夏に体が適正に免疫機能が活動するために腸を整える食生活について、以下で紹介していきます。
腸が消化・吸収などする活動のためには、水分という媒介が必要です。
夏は汗をかきやすく、体内の水分が失われやすいため、十分な水分を摂取して、腸へ補給することが重要です。
1日の基本的な水分摂取量は、1.5〜2リットルです。そのほかに、食事に含まれる水分として1リットル、さらに追加で、夏季の増加量0.5〜1リットルが望ましいです。
一気に飲むのではなく、一回につき200ml程度を、1日に何回かに分けて、こまめに摂取してください。
冷やした飲料を飲み過ぎると、冷えて腸の活動が低下するため、適度に温かい飲料や常温のものを摂取することを心がけてください。
腸の健康には、バランスの取れた食事が欠かせません。
特に、食物繊維や発酵食品を積極的にとることで大切です。
食物繊維としては、野菜、果物、全粒穀物、豆類など。
発酵食品は、ヨーグルト、キムチ、納豆、みそなど。
こういった食品をとることで、腸内の善玉菌のが増えて、腸が正常に活動することが促されます。
睡眠の質と免疫力との関係は、非常に密接です。
睡眠中に体は、免疫システムを修復し、強化します。特に、深く眠れることで、体は免疫細胞を生成し、感染と戦うための抗体を作ります。
ですので、夏の感染症対策には、睡眠の質を上げる必要があります。
睡眠の質を上げるには、
・エアコンや扇風機で寝室の温度を約20〜22度に保つ
・寝る2時間前には電子機器の使用を控える
・毎日、同じ時間に寝て、同じ時間に起きる
・読書、音楽鑑賞、温かい風呂などでリラックスできる活動するを
などといったことを心がけることで、睡眠の質が上がり、その結果、免疫機能も正常に働く体を作れます。
夏の感染症対策は、適切な室内環境の管理、手洗いと消毒の徹底、湯船での体温調整、バランスの取れた食事、質の高い睡眠といった日常の小さな習慣の積み重ねでおこなえます。
これらの取り組みが、免疫力が正常に働き、健康な夏を過ごすための基盤づくりとして、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでも夏の暑さによる感染症への不安が解消されないようでしたら、お近くの病院や治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に、感染症に関する体の不調への対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇
兵庫県下の感染症の情報によると、新型コロナウイルスやインフルエンザウイルスによる感染症は低下傾向にありますが、RSウイルスによる感染症、いわゆる、“風邪”がそうか傾向にあるそうです。
実際、当院でもご本人や家族が、一般的な風邪をひかれたというお話をよくお聞きします。
そんな風邪は、ほとんどの方は数日で治りますが、その後の後遺症として、息がしにくくなったという方が少なくありません。
息苦しいので、努力して息を深く吸ってみると、せきがでて、息がうまく吸えないとのこと。
息を吸うということは、体を動かすエネルギーとなる酸素を取り入れる活動です。
風邪をひいた後、酸素が体に取り入れることができないと、エネルギーが不足して体力が回復せず、体がいつまでもだるい状態が続きかねません。
そこで今回は、風邪が治った後も深呼吸をするとせき込んで呼吸がしづらくなる理由とその対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、風邪が治癒後に後遺症として残る息をするとせき込む状態を解消できます。
“せき”は、ノドを保護し、ノドに入った異物や刺激物などを、肺に入らないように、体の外へ排出するための重要な防御活動です。
これは、
「せき反射」
とも呼ばれて、以下のようなステップでおこなわれます。
①刺激の検出
ノドや肺の粘膜が、ノドに入った異物や刺激物、例えば、本来は食道を通って胃に行くべき食べ物が、気管支を通って肺に入ろうとすると、異物と認識してを感知します。
異物や刺激物として、ウイルス感染による炎症やウイルスの侵入を止める粘膜から出る粘液も含まれます。
②神経の伝達
ノドで刺激が感知されると、神経を介して、延髄に信号が送られます。
③中枢神経系の反応
延髄は神経からの情報を受け取ると、せきをして異物を外部に出すようにとせき反射を引き起こす命令を、神経に送ります。
④せき反射の実行
せき反射は、
・深く吸い込むことで、肺に空気を取り込む
・ノドを閉めて、胸とおなかの筋肉が緊張させて、胸の中の空気の圧を上げる
・ノドを急激に開いて、胸の中の高圧の空気を、ノドから勢いよく排出する
の順番で、“せき”が発生して、ノドや肺にある異物や分泌物を体の外に除去します。
呼吸をおこなうためには、横隔膜やろっ骨周辺の筋肉は働いて、胸に空気を入れたりはき出したりします。
風邪によって、長期間、寝たきりとなり、活動が低下すると、これらの呼吸するための筋が硬くなります。
呼吸するための筋肉が硬くなると、胸が広がったり閉じたりすることが制限され、肺が十分に膨らまなくなり、呼吸の効率が低下します。
そうすると、肺に空気を一度に吸い込める量が低下して、細かく回数を増やしす浅い呼吸が多くなります。
浅い呼吸が続くと、肺の空気の出入りが不十分になります。
そして、肺から出入りする空気にのって外部に出ていたノドの粘液が、排出できずにノドにたまりやすくなります。
たまった粘液を排出しようと敏感になったノドに、深い呼吸をすることで刺激が入り、その結果、せき反射を引き起こしやすくなります。
風邪が治った後のせき反射を減少させ、呼吸を楽にするための対処法として、風邪を引いたことによって機能が低下した呼吸をするための筋肉に刺激を入れる必要があります。
以下でその方法を紹介させていただきます。
鎖骨の下縁の真ん中を、人差し指で、指で軽く優しく押さえて、10秒間、静かに呼吸をしながら、キープしてください。
反対側の鎖骨の下縁の真ん中も同じようにおこなってください。
これを、交互に3回、繰り返しておこなってください。
脇腹に手を当てたまま、前回転に円をえがいて、脇腹の皮ふを、10回、まわしてください。
次に、脇腹に手を当てたまま、後回転に円をえがいて、脇腹の皮ふを、10回、回してください。
壁の前に立ち、片方の手のひらを天井に向けて、手の甲側に手首を曲げて、壁に手をつけます。
胸を張りながら、壁に手をついた方向を反対側に体ごと向きます。
背中や腕が伸びる感じたら、その状態で、10秒間、キープしてください。
反対側の腕も同じようにおこなってください。
これを、交互に3回、繰り返しておこなってください。
上向きでひざを立てた状態で寝て、おへその指3本分外側を、指で軽く優しく押さえて、60秒間、静かに呼吸をしながら、キープしてください。
風邪ウイルスが体に侵入すると、体の免疫機能が闘います。
そうすると、体のいろいろな部位に損傷が起きたり、かなりのエネルギーが消耗されて、後遺症が残る場合があります。
その一つとして、呼吸がしくくくなったり、深く息をしたときのせき込みやすくなる症状が生じる場合があります。
風邪で低下した体の機能を回復させるためにも、呼吸の状態を整える必要があります。
そのための方法として、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでも風邪をひいいた後、深い呼吸をするとせき込みやすくなるお悩みが解消されないようでしたら、お近くの病院や治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に、病気による体の不調への対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広