- Blog記事一覧 -1月, 2024 | 加古川市新神野 ひさき鍼灸整骨院 - Part 3の記事一覧

1月, 2024 | 加古川市新神野 ひさき鍼灸整骨院 - Part 3の記事一覧

赤ちゃんの夜泣き解消法:理由と対処法を知って安眠を手に入れよう

2024.01.21 | Category: 当院の活動,生活習慣,疲労,睡眠

 

 

 

 

産後、まもない20代の女性の方が、腰痛をきっかけに来院されました。

子育ての状況をお聞きしていると、夜泣きが始まって、睡眠が不足しているとのこと。

出産や子育てによって疲労した体を回復させるためには、睡眠をとることが必要です。

そこで今回は、赤ちゃんが夜泣きをする理由とその対処法について紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、赤ちゃんの夜泣きを緩和させて、お母様方の睡眠を確保できます。

 

 

 

赤ちゃんが夜泣きをする理由

 

 

 

赤ちゃんの夜泣きは、一般的に、生後3~6か月頃までがピークで、それ以降は、徐々に減少します。

赤ちゃんの夜泣きは、さまざまな原因があります。

以下で一般的な理由を紹介していきます。

 

おなかがすいている

赤ちゃんは、急激な成長によって、エネルギーの消費が激しい。

そのことで、夜間におなかが空いた場合。

 

おむつの交換

おむつがぬれていたり、汚れていたりすることで、赤ちゃんが不快に感じた場合。

 

眠気や疲れ

赤ちゃんは、1日の半分を睡眠に費やし、長時間、起きていることができません。

眠気や疲れがたまった場合。

 

不快な環境

寝ている布団が不快に感じたり、部屋が暗すぎたり明るすぎたり、温度が高すぎたり低すぎたりするなど、赤ちゃんにとって環境が快適でない場合。

 

不安や孤独感

赤ちゃんは、孤独や不安を感じ、親の存在を求めた場合。

 

体の不快感

体調の不良や歯が生えてくるなど、体自体に不快感を感じた場合。

 

強い刺激

明るい光や大きな音など、強い刺激が赤ちゃんに入った場合。

 

 

こういった環境や赤ちゃん自身の変化によって、夜泣きは引き起こされます。

 

 

 

赤ちゃんの夜泣きへの対処法

 

 

赤ちゃんの夜泣きへの一般的なアプローチは、

・授乳またはミルクの提供

・おむつの交換

・快適な室内の環境の整備

・規則正しい寝かしつけ

・睡眠環境の見直し

・親の優しいタッチや声

・医師の相談

といったものがあります。

また、東洋医学の赤ちゃんの夜泣きへの対応では、「小児鍼(しょうにばり)」をおこないます。

鍼(はり)といっても、刺すわけではなく、ヘラや歯車のような道具を使い、体全体への低刺激のタッチをを加える治療法です。

 

 

 

この療法は、自宅にある道具を使っても、お母さん方が赤ちゃんに施すことができます。

やり方はとても簡単です。

その方法を以下で紹介していきます。

 

赤ちゃんの体の刺激を加える部位と順番

刺激する場所ですが、赤ちゃんを上向きで寝てもらい、おなか→胸→頭→腕の外側→足の外側 の順番で刺激して下さい。

それが終われば、うつ伏せになってもらい、後頭部→肩→背中→腰 の順番で刺激をして下さい。

 

刺激する道具

刺激する道具は、ドライヤーを用意してください。

まず、ドライヤーから優しい目の温風をだします。

ドライヤーを片手で持ち、もう片方の手で、ドライヤーの温風の温度と赤ちゃんの皮膚の温度を確認しながら、温風を各部位を順番に当ててください。

その際には、やけどには十分注意してください。

ドライヤーの代わりに、温めた手やスプーン、歯ブラシでさすって刺激を加えてもいいです。

 

刺激する時間

赤ちゃんはとても刺激に敏感です。

少しの刺激でも、体に反応がでます。

ですので、上向きで寝て体の前側を刺激を1分間、下向きで寝て体の後ろ側を刺激するのに1分間、合計2分間の刺激で十分です。

これを1日1回おこなってください。

数日、続けることで、効果があらわれます。

刺激を加え過ぎると、赤ちゃんが疲れてしまうので、短時間の刺激で収めてください。

 

 

 

まとめ

 

 

 

生まれたての赤ちゃんは、脳や体には何も情報が入っていない真っ白な状態です。

日々、成長するに従って、外部からのどんどん新しい情報が入ってきます。

それを処理できなくなるため、発熱したり夜泣きをしたりと、さまざまな症状がでるとも言われています。

それを和らげるためには、赤ちゃんの体に、短時間で優しい刺激することが有効です。

今回、紹介させていただいたことが、その助けになれば幸いです。

もしそれでも解消しない場合は、「小児鍼(しょうにばり)」をキーワードで鍼灸院を検索して、赤ちゃんへの施術をおこなっている鍼灸院に受診されることをおすすめします。

当院でも、今回のようなお悩みについての施術をおこなっております。

赤ちゃんへの施術は、地域の健康促進の一環として、無料でおこなっております。

施術時間は10分ほどで終わりますので、お気軽にご相談、ご連絡ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像のことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

睡眠や疲労に関するブログも書いておりますので、参考にしていただければ幸いです。

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将来、ひざに不安に感じる方へ:ひざの健康維持のための3つの簡単トレーニング

2024.01.20 | Category: 予防,体操・ストレッチ,日常生活の動作,生活習慣,膝の痛み

 

 

70歳代の女性の方が、ひざの痛みでご来院されました。

生活に困るほどではないが、ひざの痛みが常にある。

ひざを痛そうに歩いておられる人を見ると、自分も将来、そうなるのではないかと不安になってしまうと。

友人が、お風呂の中では、正座をする訓練をしていると聞いて、自分もやっているけれども、曲げきれない。

ひざを鍛えるための運動をするべきだけども、何をしていいかわからない。

といったようなご相談を受けました。

ひざの関節に関するこういった不安のお話をよくお聞きします。

そこで今回は、年齢が上がると、ひざに痛みが出たり機能が低下する理由とその予防法について紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、ひざへの将来の不安を解消できます。

 

 

 

年齢が上がるとひざの機能が低下する理由

 

ひざの関節と筋肉の関係が痛みを引き起こします。

下半身の筋肉量は、25歳ごろがピークとされています。

65歳をすぎると、25歳のときの筋肉量よりも、60パーセント低下するという統計がでています。

この筋肉量の低下が、ひざの関節の特性に大きく影響します。

それを以下で紹介していきます。

 

ひざの関節の構造

 

 

ひざの関節の面は、平面なので、不安定な関節です。

ひざの関節を維持して、機能をさせるためには、しっかりした筋肉が必要です。

ですので、下半身の筋力が低下することは、ひざ関節が不安定となり、結果、痛みや機能低下を引き起こしてしまいます。

 

ひざの関節への負荷が痛みを引き起こす

 

 

立っているだけで、体重の44パーセントが片ひざにかかります。

歩行時は体重の3倍、階段の昇降は体重の7倍もかかります。

このように、寝ているとき以外は、ひざは体重を支えるために、常に大きな負荷がかかります。

年齢が上がり、下半身の筋肉が低下することで、このひざの関節への衝撃を受けきれなくなると、ひざに痛みを引き起こしてしまうのです。

こういった理由から、年齢が上がっていった際のひざの痛みを防ぐためには、ひざの関節周りの筋力の維持する・向上が必要となってきます。

 

 

 

正座ができることは必要か?

 

話がそれますが、正座とひざの関係についてです。

日本人ということもあって、ひざの機能の基準として、正座ができるかできないかとしている方が多いです。

しかし、ひざの最大の可動域は、「130度」です。

正座は、180度近く曲げ込みます。

その差は、50度もあります。

つまり、正座をすることは、ひざにかなり無理をさせて曲げ込みます。

ですので、正座ができないからといって、ひざが悪いとは言えない。

かえって、無理に正座をすることで、ひざを痛めてしまいます。

正座する方が、落ち着くと言われる方も多いですが、できれば、正座をする際には、かかととお尻の間を開けるように、座布団や枕をはさんで座ってください。

ホームセンターや通販などでは、正座するためクッションも販売されております。

ひざを守るためにも、正座する際には、気をつけておこなってください。

 

 

 

ひざの機能を維持するための3つの筋肉トレーニング

 

 

 

ひざの機能を維持するためには、太ももやふくらはぎの筋肉をトレーニングする必要があります。

トレーニングといっても、隙間時間でできる簡単なものを、以下で3つ紹介していきます。

 

 

足上げ運動

楽な姿勢でイスやベッドの前方に座り、両手を体の脇について、体を安定させます。

その状態で片方の前に伸ばします。

 

 

地面についたカカトを、地面から20センチあげて、5秒間維持します。

これを一日20回、左右の足でおこなってください。

 

横上げ運動

横を向いて寝ます。

床の足はひざを軽く曲げて、天井側の足はまっすぐに伸ばします。

 

 

天井側の足を床から10センチあげて、5秒間静止します。

これを一日20回、左右の足でおこなってください。

 

枕つぶし運動

床に足を伸ばして座る。

床を枕の厚さに広げて、両足で枕をはさみます。

 

 

そのまま、両方の太ももで枕をつぶすようにはさみこみ、5秒間維持します。

これを一日20回、左右の足でおこなってください。

 

 

まとめ

 

ひざが痛くなると、自分が今までどうやって動いていたかわからなくなります。

それほど日常生活を送る上で、ひざの役割が大きい。

年齢が上がっても、ひざの機能を維持させるためには、ある程度のひざの周りの筋肉へのアプローチが必要です。

今回、ブログで紹介させていただいたことが、皆様にとってその助けになれば幸いです。

それでもひざの痛みや不安が解消されないようでしたら、お近くの治療院に受診されることをおすすめします。

当院でも、今回のようなお悩みについての施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像のことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

他にひざの痛みへの対策のブログを書いておりますので、そちらも参考にしていただければ幸いです。

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デジタル勉強の落とし穴: 目の疲れからくる学習効率低下とその対策

2024.01.19 | Category: 予防,,日常生活の動作,生活習慣,目の疲れ

 

 

2月、3月は受験シーズンです。

この時期は、受験する方から、

 

「目に疲れ」

 

からくる肩こりや頭痛のお悩みをよくお聞きします。

特に最近は、デジタルの教材が多くなっていることもあり、目への負担が大きくなっています。

昨年、文部科学省によって、デジタルの教科書や学習用端末を使用した授業後の健康調査がおこなわれました。

すると、小学校低学年では3割近く、小学中高学年と中学生では4割が、「目の疲れ」を感じていると報告されています。

デジタルの教材を使うために疲れたことで、いずれのグループでも4割が「昼間に眠く感じる」と回答しています。

このように、勉強の方法が、デジタルを多用することで目に疲れを及ぼし、学習効率にも影響がでます。

そこで今回は、勉強でデジタル機器を使うことによって受験する方の目が疲れやすくなる理由とその対処法について紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、目の疲れを解消して勉強に集中できます。

 

 

 

デジタル機器を見ることで目の疲れが発症する理由

 

デジタル機器の普及により体の不調は、「VDT症候群」「IT眼症」「テクノストレス眼症」など、いろいろな病名で呼ばれています。

その中でも代表的な目の症状としては、「眼精疲労」「ドライアイ」ですが、以下でその発症する過程を紹介していきます。

 

眼精疲労

 

デジタル機器を見ることで、不快な疲労感を自覚して、作業の疲労度が著しく、一定の休息でも十分に目の疲れが回復しないことを、「眼精疲労」といいます。

デジタル機器が眼精疲労を起こすのは、ディスプレイの環境にあります。

デジタル機器のディスプレイは、写真や印刷物に比べると、画像の鮮明度が落ち、見えにくく、目を疲れさせます。

他に、室内の照明や窓から差し込む太陽光が、ディスプレイに映り込むことで見えにくくなり、目に負担をかけます。

こういった理由で、眼精疲労を引き起こします。

 

ドライアイ

デジタル機器を見ることで、まばたきの回数が減り、目の表面が外気に触れる時間が増えます。

また、ディズプレイを見るときに、視点が上方になるため、目の表面が外気に触れる面積が増えます。

目の表面が外気に触れる時間や面積が増えることで、目の表面の潤いが蒸発しやすくなり、ドライアイを発症します。

 

眼精疲労やドライアイの症状 

眼精疲労やドライアイになると、

 

・疲れ

・ぼやけ

・痛み

・充血

・眩しい

 

といった症状を目に引き起こします。

また、2次的に、

 

・肩こり

・けん怠感

・頭痛

・めまい

・吐き気

 

などといった体の不調をも引き起こします。

 

 

 

デジタル機器を見ることで目の疲れへの対策

 

デジタル機器のディスプレイの状況に応じて、ピントを合わせるために、目の筋肉をつかいすぎて、目に疲労がでます。

また、デジタル機器のディスプレイを見続けることで、目に潤いがなくなることも、目の疲労につながっています。

それらの理由で起こる目の疲れへの対策を、以下で紹介させていただきます。

 

遠方を見る 

ディスプレイを見るために、目のレンズを近くに見るためのモードにするために、目の筋肉を緊張させます。

ディスプレイを見る時間が長くなれば、目の筋肉を緊張させる時間も増えて、目の疲れにつながります。

ですので、デジタル機器のディスプレイを見始めて、20分たったら、20メートル先の景色を、20秒間見るといった「20−20−20」の法則が理想的です。

そうすることで、目のレンズを調整する筋肉が、短時間で回復します。

1時間、眼を使い続けると、目の疲労を回復させるのに、5分~10分必要です。

また、ディスプレイを見る作業を1時間すぎると、ミスをしやすくなるという統計もでています。

こまめに見る景色を変えることをおすすめします。

 

目を閉じる

先ほど、「遠くを見る」ことで目の疲労への対策を紹介しましたが、集中している場合は、なかなか、難しい方もいらしゃるかもしれません。

その場合は、

 

「目を閉じる」

 

ことをおこなってください。

ディスプレイの画面に視点を合わせているけれども、考え事をしているときは、視覚を必要としていない時間帯があります。

こういった時間帯に、目を閉じることで、目を休めることができます。

これは、自分の好きなタイミングでおこなえます。

今、考えていて、目を使っていないときは、「目を閉じる」という習慣を身につければ、目を休める時間を膨大にとることができます。

注意点としては、コンタクトを着用している場合は、深い瞬き程度の時間で目を閉じてください。

 

蒸しタオルを目にあてる 

目の疲れは、目の血流が悪くなり、栄養や酸素が行き渡らないことでもおこります。

そのときに、目薬をさす選択をされる方が多いかもしれません。

目薬は、目の血管を急激に広げる成分がはいっているため、短期的に目の血流が改善します。

しかし、目の血管に負担をかけるため、長期的には、目を痛めてしまいます。

ですので、自然と目の血管を広げて、血流を良くするためには、まぶたの上に、蒸しタオルを置いて温めることをおすすめします。

やり方は簡単です。

水で湿らせ軽く絞ったタオルを電子レンジで温めます。

タオルの温度が、40度ほどのお風呂と同じぐらいの温かさにします。

まぶたの上に載せて、5分ほど目を温めてください。

そうすることで、目に負担をかけずに、血流を改善して、目の疲れを取ることができます。

 

 

 

まとめ

 

デジタル機器を利用した受験勉強は、いつでもどこでもできるため、非常に便利ですが、目の負担が大きくなります。

目の疲れによって、肩こりや頭痛が発症して、勉強に集中できないことになるのは、避けたいところです。

今回、ブログで紹介させていただいたことが、受験される方々のお役に立てれば幸いです。

もしそれでも目の疲れが解消できない場合は、お近くの治療院を受診されることをおすすめします。

当院でもそのようなお悩みの方への施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像のことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

他に目の疲れや受験に関する対策のブログも書いておりますので、そちらも参考にしていただけると幸いです。

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サンダルでの歩行がもたらすひざの内側の痛みとその解消法

2024.01.18 | Category: 予防,日常生活の動作,歩き方,生活習慣,膝の痛み

 

 

おしゃれなサンダルであるクロックスは、2007年から3年間で300万足も売り上げたほど、日本で大ブームとなりました。

それ以来、さまざまなメーカーが、さまざまなバリエーションのサンダルを作られ、日常生活に浸透しています。

室内のお仕事の方などは、仕事の靴としても使われている方が多いです。

仕事靴としても、靴自体が軽いことや、ヒモ靴のようにカカトを入れるときのわずらわしさがないこと、また、長時間、はいていても蒸れにくいなど、たいへん便利です。

しかし、保育士さんや介護士さんなど、歩き回るご職業の方が、サンダルを、長時間、はくことで、ひざの内側の痛みを訴える方が多いです。

ひざに痛みがでると、歩くことはもちろんん、ひざの曲げ伸ばしもスムーズにできず、仕事に支障がでてきます。

そこで今回は、長い時間、サンダルをはいて歩き回るお仕事の方が、ひざの内側が痛くなる理由とその予防法を紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、サンダルによって痛めたひざの内側の痛みを解消できます。

 

 

 

サンダルで歩き回ることでひざの内側が痛む理由

 

正しい歩くフォームは、ひざになるべく負荷をかけないよういできています。

そのフォームがサンダルによって崩れることで、ひざの痛みを引き起こします。

どのようにサンダルによって、歩くフォームが崩されているのかを以下で紹介させていただきます。

 

歩行のフォーム

歩くときの一連の動作は、足が地面に触れて、次に同じ足が地面に触れるまでがサイクルです。

そのサイクルは、大きく2つに分かれていて、右の足も左の足も地面についている時期と、片足が地面から浮いている時期です。

細かく説明すると、これを右足と左足の単語を使って、以下のように説明してみました。

 

①歩行サイクルで両足が地面についている時期

右足 歩行サイクルの始まりで、右足の足の裏が、段階的に地面に触れていきます。

左足 同時に、左足は地面に触れてはいますが、浮き始めて、前に進むための準備をしています。

 

②歩行サイクルで片足は地面から浮いている時期

右足  右足の足裏全体が地面に触れ、右足だけで体を支えます。  

左足 左足が地面から浮き上がり、進む方向に向かってスイングします。

 

③歩行サイクルで両足が地面についている時期

右足 右足は地面に触れてはいますが、浮き始めて、前に進むための準備をしています。

段階的に地面に触れていきます。

左足 浮かせた左足は地面に着地して、左足の足の裏が、段階的に地面に触れていきます。

 

④歩行サイクルで片足は地面から浮いている時期

右足  右足が地面から浮き上がり、進む方向に向かってスイングします。  

左足 左足の足裏全体が地面に触れ、左足だけで体を支えます。

 

①に戻る

 

このように、①から④のような流れで、両足が地面についている時期と片足で立っている時期を繰り返して、人間は自然な二足歩行動作を実現しています。

 

歩行時のひざにかかる荷重

歩行時には、股関節・ひざ関節・足関節の構成上、ひざの内側に体重の3倍の負荷がかかります。

ひざの内側に3倍もの負荷がかかりますが、一般的には、この程度でしたら耐えられるだけの強さを、ひざの関節は持っています。

 

サンダルでの歩行の特徴 

サンダルでの歩行は、足首がしっかり固定されません。

なので、歩く際には、サンダルが脱げないように、足の指を曲げて、つま先をすくいあげるように歩く必要があります。

そうすると、通常の歩き方より、股関節とひざ関節をあげて歩くフォームになる。

そのフォームでは、歩行のサイクルの、両足が地面についている時期が減り、片足で立っている時期が増えます。

つまり、サンダルで歩いていると、歩行中、片足で体重をささる時間が増え、両足で体重を支える時間が減るということです。

結果、サンダルで歩くとひざに負荷を、よりかけることなり、ひざの痛みを発症してしまいます。

また、人間の足の構造では、普通に歩いていても、ひざの内側に負荷がかかります。

その上に、サンダルで歩くことで、ひざの内側に負荷をかけ続けることともなるので、ひざの内側の痛みが発症しやすくなるのです。

 

 

 

サンダルで歩き回ることでひざの内側が痛みへの予防法

 

室内で歩き回るお仕事でしたら、何かしらの靴を履く必要があります。

ひざを痛めないための靴の条件として、

 

・足が着地時への衝撃を緩和する適度なクッション性

・ヒールの高さが3センチ以下

・かかとや足首が安定している

・足の甲へのフィット感

 

があげられます。

靴としては、ウォーキングシューズのヒモ靴がベストです。

ヒモ靴をはくときには、ひもをゆるめて足を入れ、そのままの状態で足首を90度にして、かかとを床にトントンと打ちつけて、靴の後方にカカトを合わせます。

そして、靴ヒモを結んで、足の甲にフィットさせます。

どうしてもサンダルでしかダメな場合、カカトを引っ掛けることができるヒールバンド付きのものを選択をしてください。

つまり、結局のところは、サンダルが脱げないようにつま先を引っ掛けるような歩き方にならないように、靴の選択をしてください。

そうすることで、室内の仕事で歩き回ることによって、ひざの内側を痛めることを予防できます。

 

 

 

まとめ

 

靴を脱いだり履いたりする室内の仕事ですと、サンダルはとても便利で効率的です。

ですが、ひざは日常生活をスムーズにおくるうえで、非常に重要な役割を担います。

ひざを大切に扱うためにも、ひざへの負担が少ないような靴の選択をしてみてください。

今回のブログが、皆様のそのお役に立てれば幸いです。

それでもひざの内側の痛みが解消されないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。

当院でも今回のようなお悩みの方への施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像のことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

また、他にひざの痛みへの対策についてのブログも書いておりますので、参考にしていただければ幸いです。

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監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

仕事始めの疲れ、入浴でスッキリ回復!その効果と正しい入浴法

2024.01.17 | Category: ストレス・自律神経障害,予防,入浴,,疲労

 

 

「年末年始は、ゆっくり休んだけど」

「年が明けて仕事が始まったら忙しくて」

「疲れが全然取れなくて」

 

と、年末年始の長期の休暇でせっかく回復した体が、あっという間に疲労こんぱいになっていませんか?

ましてや、冬は気温が低下するために、それに対応するために、体力を消耗します。

このような新年早々の冬場の疲労回復に有効で簡単に取り掛かれる方法は、

 

「入浴」

 

です。

そこで今回は、入浴の効果と効果をあげるための入浴の方法を紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、年明けの仕事始めの忙しさによってたまった疲労を解消できます。

 

 

 

入浴のメリット

 

入浴をすることで、体にさまざまな良い影響をでます。

入浴によるメリットを以下で紹介していきます。

 

重大な病気を予防する

毎日、入浴することで、重大な病気を予防できるということがわかっています。

統計では、毎日、入浴しているしている人は、週2回以下の入浴の人に比べて、

 

・心筋梗塞を起こすリスクが35パーセント低い

・脳出血を起こすリスクが46パーセント低い

 

などといった報告がされています。

また、毎日、入浴している人の方が、血糖値のコントロールが良く、糖尿病予防にも役立つんではないかと言われ始めています。

 

ストレスの緩和

入浴 入浴することで、ストレスを受けたときに発生するストレスホルモンが、血液の中で減ります。

逆に、ストレスを緩和する幸福ホルモンが、血液の中で増えることがわかっています。

このように入浴するだけで、ストレスが緩和されます。

 

自律神経の調整

人間が生命を維持するために、自動で体の機能を調整してくれるのが、自律神経です。

自律神経は、基本的には、自動で動く神経なので、自分の意思ではコントロールできません。

自律神経には、交感神経と副交感神経のふたつの神経に分かれます。

交感神経は、体が活動するために、体を調整します。

副交感神経は、体を回復またはリラックスするために働きます。

自律神経は、環境に応じて自動的に体を対応させるので、入浴時のお湯の温度で体を対応させることで、自律神経を調整できます。

39から41度の温度のお湯に入浴することで、副交感神経が働き始め、体をリラックスして回復モードにします。

また、42度以上のお湯に入浴すると、交感神経が働き始め、体がシャキッとして活動モードとなる。

このように、自分の意思ではコントロールできない自律神経ですが、入浴の環境を変えることで、自律神経を調整する方向に持っていけます。

 

睡眠の質があがる

成人の5人に1人は不眠に悩んでいると言われています。

睡眠の質は、眠り始めの90分に、いかに深く眠れるかにかかっています。

それには、いったん体温を上げて、下がっていくタイミングで寝始めると、最初の90分に深い眠りができるということが、さまざまな研究でわかっています。

つまり、いったん入浴で体の体温を上げる、お風呂から出てから体温が下がっていく適切な時間で、入眠を始めることで、質の良い睡眠を手に入れることができます。

しかも、先ほど自律神経の項で説明させていただきましたが、39度から41度内のお湯で入浴することで、副交感神経が働き、体がリラックスと回復モードになる。

そのことで、さらに睡眠の質を上げることができます。

 

血流の向上 

血液は、人間の細胞に、酸素や栄養を体に運び、老廃物を回収します。

血液の流れがとどこおると、体の回復が遅れて、疲労がたまります。

入浴することで、血管が開き、体に水圧がかかることで、血流がよくなります。

その結果、疲労からの回復が促進します。

 

適正な免疫の状態

体温が1度上がると、免疫力が5〜6倍になる。

しかし、体温が1度下がると、免疫が30パーセントも下がります。

冬は、特に、寒い季節なので、体温が下がりやすくなります。

入浴によって、体温を上げることで、免疫力を回復できます。

 

 

 

入浴の方法

 

医学的に正しい入浴のスタイルは、

 

「40℃・10分・全身浴」

 

が基本です。

入浴する際の温度、時間、湯船のつかり方について、それぞれを以下で紹介さえていただきます。

 

入浴の温度

入浴で最もほしい効果は、温熱効果です。

体の温度を上げることで、体の中でさまざまな効果が発揮されます。

ですので、お湯の温度が38℃では、体温と同じぐらいですので、環境が入浴前と変わらず、体は変化しません。

また、お湯の温度が42℃以上に入浴すると、体が興奮しすぎて、血圧が上がり、血液に粘りが増したりと、副反応がでてしまいます。

ですので、適切な温度は、39℃、40℃、41℃となります。

39℃では日本人はややぬるいと感じ、41℃では論文によっては血圧が上がると書かれています。

そうなると、40℃のお湯の温度で入浴するのが最適です。

 

入浴の時間

湯船につかる時間が短すぎても、入浴による体への効果が得られにくくなります。

10分入浴することで、体温は、0.5〜1℃上がり、血流も上がることがわかっています。

また、10分以上となると、体温が上がりすぎて、脱水症状や熱中症の発症の心配もでてきます。

長くとも、15分ぐらいまで、ベストは10分です。

もう少し長く入りたい方は、入浴の途中で水分を補給するか、入浴して10分たったら、いったん湯船からでて、洗い場で体を洗ったり涼んだりして、体温を下げてからまた湯船に入りなおしてください。

 

浴槽の体のつかり方

入浴する際に、全身浴をすることで、

 

「温熱」

「浮力」

「水圧」

 

の効果が体に受けられます。

 

入浴による温熱

全身浴を10分することで、体温を0.5〜1℃上げることができます。

体温が上がれば、内臓の機能向上や筋肉の疲労が改善、睡眠の質の向上など、ざまざまな効果を生み出します。

 

入浴による浮力

入浴中は、体重を軽く感じますが、これは浮力の効果です。

首まで湯船につかった場合は、体重が10分の1ほどです。

陸上では、重力によって常に体に負荷がかかっています。

入浴中は、その重力から解放され、関節や筋肉の緊張が緩み、疲労が回復モードになる。

ですので、たっぷりお湯をはった湯船に体を沈ませて入浴することをおすすめします。

 

入浴による水圧

湯船に入ったときに、お湯の重さ分、体にかかる圧が水圧です。

この水圧がかかることで、体が軽く締め付けられて、全身がほぐされます。

また、この締め付け効果で、温熱効果と同様に、筋肉や血管に圧がかかり、血流の流れが良くなります。

 

 

 

入浴の注意点

 

入浴は、体によい影響を与えますが、危険を呼び込む場合もあります。

入浴時の注意点について以下で紹介さていただきます。

 

入浴事故

毎年、約2万人の方が入浴中に亡くなられています。

特に、持病のある方やご高齢者の方の率が高いです。

入浴時のリスクを減らすためのブログを書いておりますので、詳しくはそちらを参考にしてください。

冬は入浴中にヒートショックにご注意を‼︎その原因と対策

 

食後は時間をあけて入浴

外出後に、家に帰ってきたとき、ご飯を先に食べるべきか、お風呂を先に入るべきか迷うところです。

医学的には、食事の方が先がよいとされています。

ただ、食後すぐに入浴すると、食べたものを消化や吸収するために、胃腸に集まった血液が、全身に散らばってしまいます。

そのことで、胃腸の機能が低下して、消化不良を引き起こしやすくなります。

ですので、少なくとも、食後、30分から1時間開けてから入浴することが理想です。

 

半身浴の適用

全身浴に対して、半身浴があります。

半身浴は、ダイエットや美容への効果があるとして、すすめられることがあります。

半身浴自体は、悪くなはないのですが、その名の通り、効果が半分になる。

例えば、全身浴は体温を0.5〜1℃上げるために10分で済むところを、半身浴では20分かかります。

そのため、入浴の基本は、全身浴なのです。ただ、場合によっては半身浴の方が良い場合があります。

湯船に肩までつかったら息苦しさを感じた場合や心臓や肺の持病をお持ちの場合は、半身浴が適しています。

全身浴で体に違和感を感じる場合で、何かしら体に不調が隠れている場合もありますので、かかりつけの病院で、一度相談してください。

 

入浴をシャワーで済ました場合

冬場でも、湯船につからず、シャワーですまされる方も少なくありません。

湯船につかると、少なくとも0.5℃の体温が上がりますが、シャワーでは0.2℃程度しか体温が上がりません。

このように、温熱効果が低下するほかに、浮力や水圧の効果もほぼない状態です。

ですので、シャワーは湯船につかる入浴に比べて、疲労を回復する効果が期待できません。

湯船につかるのは気が乗らないことや、湯船の清掃が面倒なこともありますが、長い目で見て、体の健康のためには、湯船につかられることをおすすめします。

 

 

 

まとめ

 

1月は、新年からの仕事の忙しさや冬の寒さによって、体が疲労しやすくなる月です。

それを回復するためにも、正しく入浴することをお勧めします。

今回、ブログで紹介させていただいたことが、皆様にとってその助けになれば幸いです。

それでも、1月の環境で起こりやすいお体の疲労が取れない場合は、お近くの治療院に受診されることをおすすめします。

当院でも、今回のようなお悩みへの施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

他に疲労に関してのブログを書いておりますので、参考にしていただければ幸いです。

疲労のサインを見逃すな:目・耳・口・鼻の感覚器にアプローチして疲労を解消する方法

新年、自律神経を整えて仕事のスタートをスムーズに

 

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

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