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肩こり | ひさき鍼灸整骨院 - Part 9の記事一覧
正月が明けると、家族や友人を迎え入れた側の方が、疲れ切って当院へ来院されます。
特に、来客をもてなすために、長時間、台所で料理や洗い物などすることで、気分が悪くなるほどの肩こりを訴える女性の方が多くいらっしゃいます。
正月の機会しか一斉に集まれないので、うれしいけれども、普段の生活リズムが崩れて、皆が変えた後にダウンしてしまうようです。
そこで今回は、正月のおもてなしをするために、長時間、台所で料理や洗い物をすることで肩こりがおこってしまう理由と、その対処法を紹介させていただきます。
このブログを読んでいただけることで、正月の疲れから起きた肩こりを解消して、普段の生活のリズムを取り戻せます。
頭を支えたり、腕の重みがかかる肩は、常に負担がかかっています。
肩こりは、首や肩、背中の筋肉が硬くなることが原因といわれています。
具体的には、
・同じ姿勢での長時間の作業
・運動が不足している
・精神的なストレス
・前屈みの姿勢
などによって筋肉が緊張して、肩こりが生じます。
このような肩こりの原因と深く関わるのが、
「肩甲骨」
です。
骨と骨がつながる関節の面は、通常、凹凸があり、はまるようにできています。
しかし、肩甲骨は、肋骨の上にのっているだけです。
肋骨は、ビール樽のようなカゴ状を形成しており、その樽上の上に、2枚の羽が付いているように、肩甲骨がのっているイメージです。
ビール樽のような肋骨の上を、肩甲骨が滑るように動くことで、腕が動かせる範囲が広がります。
しかし、通常の関節のように凹凸ではまっていないため、肋骨と肩甲骨の関節は非常にルーズで不安定です。
肩甲骨は腕を使う際には、土台となる骨です。
腕を使う作業の時に、肋骨の上にのっている肩甲骨を安定させるためには、首・肩・胸・背中といった多くの筋肉の働きが必要になります。
今回、肩こりの発症するきっかけとなった調理や洗い物をするときの腕の動きは、腕が内側にねじっておこなう作業です。
腕が内側にねじれると、肩甲骨が外側に引っ張られる力が加えられます。
腕のねじりによる引っ張りに抵抗して、肩甲骨周辺の筋肉が緊張する状態が長く続くことで、肩こりが発生します。
ですので、料理や洗い物によっておきる肩こりを解消ずるためには、肩甲骨を支える首・肩・胸・背中といった筋肉へのメンテナスが必要です。
左の肩こりで、50歳代の女性の方が来院されました。
きっかけをお聞きすると、正月に16人もの家族が集結したので、人数分の晩御飯の用意、調理、片付けをこなしたことで肩こりがひどくなったとのこと。
息子のお嫁さんたちには楽しんでもらいたかったので、台所の手伝いを断ってご自身1人でおこなったそうです。
4時間、立ちっぱなしでやり続けた結果、だんだん肩こりがキツくなってきて、気分が悪くなったと。
検査をすると、「こんなに私って肩甲骨の動きが悪くなってたんですね」と自覚がなかったようです。
治療後は、肩が軽くなって腕が楽に上がると喜ばれていただきました。
長時間の調理や洗い物で同じ姿勢で腕を使って、肩甲骨に負荷をかけることできつい肩こりが発症してしまうことがわかった症例でした。
台所で料理や洗い物を、長時間、おこなって発症した肩こりを解消するためには、肩甲骨がスムーズに動かせる状態にする必要があります。
そのために肩甲骨に関わる筋肉の柔軟性をあげるストレッチを以下で紹介させていただきます。
左手を右の脇の下を通して右肩をつかむ
顔を右方向に回転させて、同時に右肩をつかんだ左手を左方向に、20秒間、引いてください。終了したら、反対側も同じようにおこなってください。
左手で右肩の上方をつかむ
顔を右方向に回転させて、同時に右肩をつかんだ左手を前下方の方向に、20秒間、引いてください。終了したら、反対側も同じようにおこなってください。
立って、肩の関節90度、肘の関節90度の状態で、壁に手をつけます
その状態のまま体を左方向に回転して、止まるところで、20秒間、維持してください。終了したら、反対側も同じようにおこなってください。
右の前腕を頭の後ろに回して、左手で右腕の手首をつかむ
頭を後ろに倒して、頭にあたっている右の前腕を後ろに押し、その状態を、20秒間、維持してください。終了したら、反対側も同じようにおこなってください。
正月におもてなしをするために、長時間、台所で料理や洗い物をした結果、気分が悪くなるほどの肩こりがおこってしまうと、来年、体力的に受け入れができるのか不安を口にされる方が少なくありません。
毎年、正月に集まれる場所があるというのは、家族にとってかけがえのないことです。
ですので、おこってしまった肩こりを早急にメンテナンスすることで、自信を取り戻していただきたいので、今回のブログがそのお役に立てれば幸いです。
それでも肩こりがなかなか解消しないようでしたら、お近くの病院や治療院で検査や治療を受けていただいて、お体のメンテナンスをしていただくことをおすすめします。
当院でも、正月の疲労によっておこった肩こりへの施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
肩こりへの対策について、他にブログを書いておりますので、そちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
年末年始の準備に向けて、食材をそろえるためお買い物に行かれることが多いかと思われます。
コロナ禍になって以降、コストコや業務スーパーのようなお店も増え、一度の買い物で大量に買って保存といった買い物の形式をされているというお話をよくお聞きします。
その際に、買った量が多すぎて、持ち運びが大変で、家に運び込んだ時には腕がパンパンになるということはないですか?
そこで今回は、年末年始の買い出しに備えて、荷物の持ち運びの方法を紹介させていただきます。
このブログを読んでいただけることで、重くなった買い物カゴや買い物袋を、体を痛めることはなく楽に運べことができます。
お買い物の重い荷物を運ぶとき、手や腕の筋肉が張ってきて、何度も持ち変えたり、途中で休憩した経験があるかと思います。
なぜ、重い荷物を持って運ぶと、すぐに疲れてしまう理由は、荷物を体の軸より前方に持っているからです。
体の前で荷物を持つと、手や腕の力だけで荷物の重さを支えなければならず、筋肉はすぐに緊張してしまいます。
また、肩の関節は、前後左右上下と自由に動かせますが、その分、関節が緩いです。
その証拠に、体の脱臼した部位を統計したところ、半数は肩関節という結果がでています。
普通に何も持たずに立っているだけでも、緩い分、腕の重さを支え、関節を維持するために、肩関節周辺の筋肉が踏ん張る必要があります。
ただでさえ負荷がかかっている肩の関節が、荷物を持つことで、さらに負荷がかかり、痛みがでやすかったり、疲れやす買ったりするのです。
さらに、買い物の荷物を体に軸より前に持つと、その重さで体が前のめりの姿勢でフラフラとした歩き方となり、体の軸も崩れ、肩や腰・足へも負担がかかります。
要するに、買い物をした重い荷物に体が振り回されて、倒れないようにバランスをとるために、過度に筋肉に力を入れることですぐに疲れてしまうのです。
50歳女性の方が、肩と肘の痛みで来院されました。
痛めたきっかけをお聞きすると、ある日、それまで大丈夫だったのに、重たい買い物袋下げて家まで帰った後、痛くなったとのこと。
買い物の荷物を持って歩くのも運動だと思い、毎回、自転車や買い物カートを使わずに頑張ってやっていたそうです。
検査すると、体が全体的にゆがみが発生しており、肩や肘だけではなく、腰や股関節などの動きまで制限が出ていました。
治療後は、運動をしようという前向きな気持ちはすごくいいことなので、体にかかる負荷を軽減できる荷物の持ち方をお伝えさせていただきました。
重い買い物の荷物を持って歩くことを積み重ねていくと、体にかなり負担をかけるということがよくわかる症例でした。
荷物を持って歩き始めは大丈夫だけど、だんだんとつらくなっていく経験がある方も多いかと思われます。
重い買い物の荷物持って歩く際には、初動が大切です。
その方法を紹介させていただきます。
重い荷物を運ぶためには、まずは正しい持ち上げ方が必要です。
その方法とはまずファイティングポーズとなって、体の斜め前方に買い物を入れた袋が来るようにします。
この時、肩のラインと腰のラインを平行にしておくことが大切です。
持ち上げる際には、買い物袋のヒモを持つ手だけに力を入れると、筋肉に負担がかかります。買い物袋を持ち上げるときに、
“肩(背中)”→“ひじ”→“手”
の順番で、持ち上げる力を買い物袋に伝えるように意識します。
この動作が慣れてくると、次第に手だけなく、大きく力の強い筋肉がある背中を使って持ち上げる感覚が自然と身につきます。
そうすると、腕の筋肉の負担が減り、重い荷物を持ち上げるのが楽になります。
まず荷物を持つ位置が大切です。荷物を持った手を体の前ではなく、体の後ろ側お尻のあたりに持ってきてください。
その際、腕は胴体に密着させるようにして、手首は曲げないで伸ばしたままにします。
手は、手の甲がお尻につけ、手のひらが外側に向くように買い物の荷物を持ってください。
ポイントは親指を体の内側に回し、肩甲骨が外に開くように手首を返す。
そうすることで、腕力ではなく、自分自身の胴体を使って荷物の重さを支えることができます。
こういった一連の動作をおこない、買い物の荷物を運べば、腕の筋肉が疲れず、歩行時の体の軸もブレが少なくなるため、体にかかる負担が減ります。
結果、買い物の荷物を運ぶ際の疲れが軽減します。
買い物する際に、エコバッグを持参することが当たり前になってきました。
エコバッグも工夫されてきて、持ちやすいものでてきました。
買い物袋が無料のビニールであったときに比べれば、運びやすくなったとは思いますが、それでも持ち方次第では、体に負荷をかけてしまいます年末に向けて買い物する機会も増えてくるかと思いますので。
今回のブログが皆様の助けになれば幸いです。
それでも痛みがでる場合は、今回、症例で紹介させていただいた方のように、肩や腕だけではなく、体の他の部位もゆがみや疲労が蓄積してる可能性があります。
ですので、お近くの治療院で体を整えていただくことをおすすめします。
当院でもこのようなお悩みについても、治療をおこなっておりますので、お気軽にご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、年末年始に起こりがちなこととして、年末の大掃除で窓ふきをする際に、体を痛めたり疲れたりすることを軽減できる、やっていただきたい体の使い方のブログをあげておりますので、そちらも参考になれば幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
年末に近づいてくると、家の大掃除を行うシーズン。
何も寒い時に大掃除しなくてもとは思うんだけど、今年の汚れは今年のうちにと、やらないことの方がストレスになると。
家の掃除する場所もいろいろですが、その中でもきついのが窓ふき。
家に明るくなうようにと、窓を大きくしたのが、この時ばかりは恨めしく感じます。
窓ふきをした後は、肩が痛んでつらい思いをします。
そこで今回は、肩を痛めない窓ふきの方法を紹介させていただきます。
このブログを読んでいただけることで、年末の大掃除にする窓拭きによって、肩が痛くなることを防ぎ、良い年末年始を過ごすことができます。
人間が進化し、二足歩行となったことで、人間は腕が自由に使えるようになりました。
腕の可動域は股関節に比べても広く、いろいろな動作が可能になりました。
しかし反面、常に約3キログラムはある腕の重さが、支える肩には大きな負担となり、無理に使い続けると肩に痛みが発生しやすい。
国民生活調査で、日本人女性が訴える体の痛みでの1位は肩こり(男性は2位)なのを見ても、肩は痛みやすい部位です。
肩は可動域が広い分だけ、関節は緩く、脱臼しないように、筋肉や靭帯で支える必要があります。
その構造は、肩と腕の骨で構成している関節の間を、通ったり覆ったりしています。
腕を上げると、肩と腕の骨で構成している関節の間が狭くなります。
窓ふきのように、腕を上げて左右上下に動かし続けると、狭くなった肩の関節の中で、骨と筋肉や靭帯が擦れて炎症を起こし、肩が痛くなるのです。
窓ふきをするフォームは、体の真正面で腕を伸ばしてやることが多いと思います。
その体の真正面で窓ふきをする腕の角度は、より肩の関節の隙間を狭くして、肩の周辺組織を痛めやすくします。
肩には、「ゼロポジション」と言われる、肩に一番負担が少ない腕の上げる角度があります。
野球のピッチャーは、肩を痛めないためにこのゼロポジションの角度でピッチングすることが理想とされています。
ゼロポジションは、腕をゆっくりと上げていったときに約140度開いた状態です。
この「ゼロポジション」の角度で、窓ふきをおこなえば、肩を痛めにくくします。
ゼロポジションで窓ふきをおこなうためには、
・頭の後ろで手を組んで肘をまっすぐに伸ばした角度がゼロポジション
・ゼロポジジョンの角度で 右利きの人なら、真正面の窓ではなく体より右のエリアの窓をふく
・ 窓をふくリズムに合わせての左肩を揺らしたり回したりしながらおこなう がポイントです。
また、窓ふきをする際に、ハチマキをすると肩が動きやすくなります。
ハチマキは、単に精神的な気合いを入れるためのアイテムではなく、人間の動作にも作用を及ぼします。
諸説がありますが、戦国時代の武士たちは、ハチマキをしめることで、ヤリや刀を持つ手を動きやすくしたと考えられます。
そのメカニズムですが、ハチマキで頭の側方をしめることで、ハチマキの結び目は、必ず右上か左上になる。
すると、頭の側方をしめ付ける力には左右差が生まれ、その力の左右差は頭の側方を回転させるように働きます。
例えば、結び目を右上にしてハチマキをしめたときは、頭が右に回転するように働くため、首も右を向きやすくなり、左は向きにくくなります。
頭と首の右にひねりやすくなると、体全体も右に引っ張られるため、右肩が上げやすくなります。
逆に結び目を左上にしめれば、左の肩が動きやすくなります。
このメガディズムを利用すれば、ハチマキをして窓ふきをすれば、より肩が動きやすくなります。
この方法のポイントは、頭の回転に左右差をつけてしめ付けるという点なので、必ずしもハチマキである必要はないです。
現在は掃除をしてる人は少なそうですが、結び目に注目して頭に三角巾を巻いても同じ効果が得られます。
窓をふいてキレイにすると、家の中も気持ちも明るくなります。
ホームセンターや百均にいくと、窓ふきするための便利なアイテムが増えましたし、窓ふきをしてくれるロボットまで登場しています。
そういったものも利用しながら、今回のブログで紹介させていただいた、窓拭きをする際の体の使い方で、皆様の肩の痛みを減らす助けになれば幸いです。
それでも窓ふきで肩の痛みがでた場合は、お近くの治療院で施術を受けられることをおすすめします。
当院でも、今回のような条件で肩を痛められたかたの施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
仕事が原因でおこる4日以上も休む必要な病気のうち、約6割を占めるのが「腰痛」です。
ここまで高い疾病率ですから、腰痛は立派な労働災害ともいえます。
腰痛を訴えることが多い仕事の一つが、「接客業」です。
接客業の方に、職場環境をお聞きすると、長時間、立ちっぱなしであることをよくお聞きします。
立ち続けていると腰が痛くなって、仕事に集中できなかったり作業に支障が出てしまうとのこと。
そこで今回は、立ちっぱなしであることで腰痛を引き起こしてしまいがちな接客業の方に向けて、腰痛が起こる理由とその対策法を紹介させていただきます。
このブログを読んでいただけることで、接客のお仕事中におこる腰の痛みの悩みを解決できます。
腰痛には、体を前に曲げた時に腰が痛む「屈曲型腰痛」と体を逸らした時に腰が痛む「伸展型腰痛」があります。
接客業の方は、どうしても前屈みでお仕事をされますので、その状態を続けることで起きる「屈曲型腰痛」の方が多いです。
「屈曲型腰痛」の原因は、腰を動かすときに、腰の骨と骨盤と股関節の連動がうまくいかないためです。
通常、腰の骨と骨盤と股関節の連動して、体は約110度、前に曲がります。
その割合は、腰の骨が約40度、骨盤が約2度、股関節が約70度、となります。
この動きの割合は、「腰椎・骨盤リズム」といわれています。
このリズムが崩れると、動かない部位をカバーするために、カバーしている部位に無理な動きを強いられることとなり、腰痛が発生します。
特に、接客業の方は、前屈みの作業が多いため、腰の骨と骨盤と股関節周辺にある筋肉や靱帯、関節に疲労やゆがみを引き起こし、リズムが崩れます。
結果、腰痛を引き起こしやすくなるのです。
30歳代女性の方が、腰痛で当院に来院されました。
腰痛が発症したきっかけをお聞きしました。
すると、飲食業のお仕事で、前屈みで立っている時間が長くて、その時に腰の痛みが出たとのこと。
検査をすると、腰の回旋、骨盤の可動性が低下していましたが、特に、股関節の内側のひねりと挙上の動きが悪くなっていました。
患者さんご本人は、腰に意識が集中していることもあり、股関節の動きが悪くなっていることは自覚がなかったようです。
治療では、主に股関節の動きを改善したところ、腰の痛みが減少。
前屈みの立ち仕事で腰椎・骨盤リズムが崩れることで、腰痛を引き起こしてしまうことがわかる症例でした。
立ちっぱなしの状態でお仕事をされている接客業の方に腰痛が起きる理由は、腰の骨と骨盤と股関節の連動リズムの乱れです。
このリズムの乱れを改善する研究がされています。
それによると、この連動リズムの中で最も可動域が大きい股関節にアプローチすることで、明らかに改善されたと報告されています。
ということで、股関節の動きを上げるためのストレッチを紹介させていただきます。
股関節のストレッチ
①・両ひざを開いた状態で、両手は後ろにつきます。
・片方のひざを内側にたおし、反対のひざは外にたおします。
・外にたおした足を、内側にたおしたひざの上に乗せて、ひざとお尻を引っ張り合うように20秒伸ばします。反対側も同様におこいます。
股関節のストレッチ②
・いすに浅く腰かけて、左の足首を右ひざの上に置く。
・ゆっくり上半身を前に曲げて、左側のお尻が伸びるのを感じたところで、20秒そのまま状態でキープする。反対側も同じように行う
股関節のストレッチ③
・両手は後ろにつき、ひざを伸ばして、かかとの下に台を置き、足を高くした状態にします。
・ゆっくり上半身を前に曲げて、ひざの裏が伸びるのを感じたところで、20秒そのまま状態でキープする。反対側も同じように行う
腰が痛いと、どうしても腰だけに意識が行きがちですが、今回のように仕事の種類や環境によっては、腰の周辺に問題がある場合があります。
ですので、腰だけ治療してもなかなかよくならない。
立ちっぱなしの接客業の方に起こる腰痛を解消するために、今回、ブログで紹介させていただいたことがお役に立てれば幸いです。
それでも腰の痛みが減少しない、もしくはもっと仕事をする際にパフォーマンスを上げたいという方は、お近くの治療院で治療を受けられることをおすすめします。
当院でも、今回、取り上げた腰痛の治療を受けたまっておりますので、お気軽のご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
冬は魚が美味しいシーズン。
しかし、釣り人にとっては、冬は季節の中で一番釣果が上がらないシーズンだと言われます。
しかも、冬の海沿いの環境は過酷です。
それでも、楽しさが上回るので、時間があれば行きたくなるとのこと。
その代償として、冬に釣りへ行かれると、他のシーズン以上に体のあちこちが痛いと訴えられるます。
その中でも特に「腰痛」の率が高い。
そこで今回は、冬の海で釣りをすると腰が痛くなりやすい理由とその対策を紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、腰痛に悩まされずに冬の釣りを楽しむことができます。
海の景観は、リラックス効果が高いという研究結果が出ています。
ですので、日常のストレスを解消するのためにも、釣りにいくことは望ましい。
そんな釣りですが、堤防での釣りでは立位で、船釣りでは座位で、同じ姿勢を長時間でいることが多いです。
しかも、冬の海に向かって釣りをすることは、冷風が吹いている吹きっさらしの環境下で行います。
この二つの条件が、腰痛を引き起こします。
冬の寒さで体が冷えてくると、体の機能を保つために約40度の温度をもつ血液の温度を下げてしまいます。
低体温になると、体の機能が低下するため、血液温度を保つために、血管を縮めて体の表面状の血流を減らします。
そのため、寒さで体を動かさないでいると、筋肉に供給される血流が低下します。
そのような状態で急に体を動かそうとしても、筋肉が伸びず、痛みが出てしまいます。
さらに、同じ姿勢を続けると、その状態で筋肉が固まり、動かす際に痛みを助長します。
そして、立位や座位を保つのに、体の中で一番負荷がかかるのが体の中心部である「腰」です。
冬の寒い環境下で同じ姿勢を続けてしまう釣りでは、腰痛が起こってしまうのは必然ですので、何らかの対策が必要となってきます。
50歳男性が、船釣り後に腰痛が起こったとのことで来院されました。
タチウオのシーズンということで、夜中から船に乗って釣りに出掛けて、釣りを開始して5時間ほどで40匹ほどのタチウオを釣られたそうです。
釣果は嬉しかったのですが、寒い夜の冬の海で、重たい電動リールと持って座りっぱなしで釣り続けたことで、船を降りる頃には腰が痛くなったとのことです。
この方は2週間前にメンテナンスに来られていたのですが、いつもよりも体のゆがみがキツくなていたので、冬の海での釣りが与える体の影響が見て取れる症例でした。
冬場の釣りで腰痛を起こさないために、その原因となる、
・循環
・姿勢
・筋肉
への対策を紹介させていただきます。
冬場に釣りをしていると、外部からの冷えや体を動かさないことから循環が悪くなり、腰痛を引き起こします。
ですので、外部から温める必要があります。
外部から体を温める道具としては、カイロが一番効果的です。
腰痛対策としてカイロを貼る場所ですが、
・腰
・お尻
・おなか
・うちくるぶし
この4ヶ所に当てると、外部から冷えることを防ぎ、腰痛を対策できます。
ただし、長時間、押し当てすぎると低温やけどする可能性がありますので、十分ご注意ください。
コルセットで腰を支え姿勢を補助することで、冬場の釣りでの腰痛への対策ができます。
よくコルセットをすると筋肉が落ちるからしないほうが良いという声を聞きます。
確かにその一面もあります。
しかし、長時間、同じ姿勢でいると筋肉は疲れてしまい、筋肉は疲れすぎると消耗して痩せてしまいます。
ですので常時、日常生活でコルセットを使うのではなく、同じ姿勢でいる時、今回の場合は釣りをしている時だけ、コルセットを使うというやり方で行いましょう。
固まらないようにストレッチを定期的に入れていく必要があります。
立って釣りざおを持ったままできる腰痛ストレッチとしては、
立った状態で片足を斜め前に伸ばし、足首を90度にして、体を軽く前に倒します。
前に出した足の膝裏当たりが伸びた感覚があればOKです。
20秒伸ばしたら、反対の足も行ってください。
座って釣りざおを持ったままできる腰痛ストレッチとしては、
座った状態で、しっかり息をはきながらおなかをへこませつつ、骨盤を後ろに倒すように腰を丸め、5秒間この状態をキープします。
その後、息を大きく吸いつつゆっくり腰から背中を伸ばして、5秒間この状態をキープします。
立位、座位のストレッチともに、30分に一回のペースで行ってください。
コロナ禍で釣りをする方が増えました。
釣りは楽しい反面、海難事故も引き起こします。
海での事故は、海に転落することが一番多いのですが、冬場が特に多発するシーズンです。
堤防のテトラポットでの釣りや船での釣りなど、足場が不安定な場所で踏ん張るには、腰の安定が必要です。
楽しく釣りをするためにも、腰痛対策をしっかりして臨んでいただきたい。
今回のブログを読んでいただくことで、その助けになれば幸いです。
それでも釣りをすると腰の痛みが出てしまう場合は、お近くの治療院で検査・治療を受けていただくことをおすすめします。
もちろん当院でも、釣りをすると腰が痛くなってしまう方の診療もお受けしております。
お気軽にご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広