- Blog記事一覧 -体温 | ひさき鍼灸整骨院の記事一覧
体温 | ひさき鍼灸整骨院の記事一覧
運動会といえば、秋というのは今や昔の話で、小学校・中学校の運動会が何月に開催月の統計によると、
・5月:37%
・6月:14%
・9月:17%
・10月:31%
と5月の開催が最も多いと報告されています。
当院でも、5月に入ると、運動会のお話をよくお聞きします。
その中で、運動会を見にいかれるお母さん方から、保護者用のテントがなくなったとか、日傘を刺すことが禁止になったなど、直射日光を浴びながら運動会を見学することになったとのお話もお聞きします。
5月は気温が急激に上がる日もあり、体もまだ暑さに慣れていない季節です。お子さんたちは、運動会の練習である程度、暑さに慣れる期間があります。
しかし、運動会を見学にいかれる保護者の方は、暑さに免疫がない方が少なくありません。
そんな状態で、長時間、太陽光の下で運動会を見学すると、体調を崩してしまう可能性が高まります。
そこで今回は、直射日光を浴び気温が高い外の環境が体に与えるリスクとその対処法について紹介させていただきます、
このブログを読んでいただくことで、お子さんの運動会を見学中や帰宅後も体調をキープできます。
運動会でお子さんたちを見学する際、直射日光と高温環境が体に与える影響について、以下で紹介させていただきます。
気温が高いときに、長時間、外で過ごすと、その影響で体温が上昇しやすくなります。
上昇した体の熱をうまく放散できず、体温が37.5度以上になると、熱中症を引き起こすリスクが高まります。
熱中症とは、体温の過度な上昇により、
・立ちくらみ
・筋肉のケイレン
・脱力感体
・呼びかけに反応が鈍くなる
・フラフラとしか歩けない
・唇のしびれ
・呼吸や脈が速くなる
・頭痛
・脱水症
・意識の喪失
など、重篤な場合は生命の危険や後遺症を引き起こす場合があります。
直射日光に、長時間、さらされると、太陽光の成分である紫外線により、細胞の遺伝子やタンパク質にダメージがでます。
特に、紫外線があたりやすい皮ふは、そのダメージから、日焼けをおこし、痛みや水ぶくれなどが発症します。
また、目も紫外線が入ることで、目の組織を傷つけて炎症が起こり、痛みが発症する場合があります。
それ以外にも、目から入った紫外線は、脳にストレスを与えて、自律神経が乱れて、「紫外線疲労」と呼ばれる全身の疲労感を引き起こす場合があります。
近年、5月で真夏日になり気温が30度以上になる日もあります。
また、年間で紫外線量も増加する時期は、5月〜8月と統計で報告されています。
そういった時期に、運動会を見学する際には、以下のような対策を心がけてください。
服の素材としては、綿は通気性が良く、汗を吸収して放出します。
また、ポリエステルが混ざることで、紫外線の防止効果が高まり、汗の乾きも早くなります。
そして、通気性を確保するためには、服が肌に密着しない、ゆったりとしたデザインの服をおすすめします。
服の色は、白に近い明るい色は、太陽光を反射して、熱の吸収を防ぎます。
紫外線を防ぐには、黒やネイビーなど、濃い色が有効ですが、太陽光も吸収しやすくくなります。
ですので、白や淡い色で、紫外線をカットする加工が施されている服を選ぶものを選ぶことをおすすめします。
外にいることで、太陽光の成分である紫外線によって起こる日焼けを防止するためのアイテムをうまく活用することをおすすめします。
帽子は、全周にツバがあるハットタイプのものがより効果的です。
タオルやスカーフ、手袋をすることで、外部に露出しやすい皮ふの部分が、直接、太陽光にあたることから守ることができます。
サングラスは、紫外線を目に入るのを侵入を軽減できます。
日焼け止めのクリームは、2時間から3時間おきにこまめに塗ってください。
皮膚が敏感な方は、なるべく刺激が少ない日焼け止めクリームを選んでください。
ご自身の肌質に合うものがわからない場合は、皮膚科の病院などで医師にご相談ください。
アイスパックを首や脇の下に当てることで、血液を冷やして、体温を下げる効果があります。
体温の上昇は、体の水分を焼死しますので、こまめに水分を摂取してください。
糖分の高いジュースやスポーツドリンクは、飲みずぎると、かえって脱水状態を租促進する場合があります。
ノンカフェインの水や麦茶など、また、OS1などの経口補水飲料を飲むことで、効果的に脱水を防ぐことができます。
学校によっては運動会の際に、保護者用のテントがなかったり、日傘をさすのが禁止されている場合があります。
ですので、運動会でお子さんの出番がない時間帯は、学校に植えられている木下の木陰に入り、直射日光を避けるようにしてくださいしましょう。
運動会を見学する前日は、十分に睡眠をとってください。
また、前日に水分も十分にとって、筋肉に水分を取り込んでください。
体調を十分に整えておくことで、外で厳しい環境に体が対応しやすくなります。
運動会は、お子さんたちの成長を感じられる大切なイベントです。
そんなイベントでも、まずは、保護者の方々自身の健康を第一に考えていただいて、適切な対策して、安全に楽しんでいただくことをおすすめします。
そのための方法として、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
お子さんの運動会に見学するためにお体を整えたい、または、運動会を見学した後に体の疲れが取れないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に、暑さへの対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
子供の頃、親が肩や背中がコルと、「背中を踏んで」と頼まれた覚えがあります。
そういったことは、今も昔も変わらないもので、患者様から、子供に背中を踏んでもらったというお話をよくお話をお聞きします。
確かに、背中がコリ過ぎていると、背中を踏んでもらっている間は、気持ちがいいと感じます。
しかし、身軽な子供とはいえ、背中での足踏みで、お子さんの体重の1.5〜2倍の圧力が、背中にかかります。
こういった背中に強い刺激を受けると、背中を踏んでもらった後に、・首や背中が痛い・寝つきが悪い・体が冷える などといった症状が発生し、体に不要を感じる場合があります。
そこで今回は、お子さんに背中を踏んでもらった後、体にいろいろな不調が発生する理由とその対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、お子さんに背中を踏んでもらうリスクと、踏んでもらったことで起こる体の不調を整えることができます。
お子さんに背中を踏んでもらった後に、体に不調が発生する理由を以下で紹介させていただきます。
外部から、痛みやダメージを伴う刺激が入ると、体は無意識下で、筋肉を収縮・緊張させて硬くして、体を守ろうとします。
これは、「反射性筋緊張」といういわれる防御反応です。
足踏みによる背中への過度な刺激が入ったときも、この反射性筋緊張が起こり、背中を構成しているろっ骨についている筋肉を緊張させます。
ろっ骨が広がったり縮んだりすることで、肺が動かされて呼吸が促されます。
反射性筋緊張によって、ろっ骨の動きが制限されるということは、呼吸が制限されるということです。
ですので、背中を足踏みすることによる過度の刺激は、呼吸の障害を引き起こします。
人間の体は、暑くなったら汗をかき、ご飯を食べたら胃腸が消化吸収をおこなうなど、自動的に体が機能し調整されています。
この働きを主におこなうのが、「自律神経」です。
自律神経は、体を活動モードにさせる交感神経と、体をリラックスや回復させるモードにする副交感神経に別れます。
これらの自律神経は、背骨から出て、内臓や感覚器などにつながります。
頭から骨盤の間の背骨は、首の骨が7本、胸の骨が12本、腰の骨が5本、で構成されています。交感神経は、主に胸と腰の背骨からでて、副交感神経は首とお尻の骨から主にでます。
背中への強い刺激で、胸の骨がゆがむと、そこから出ている交感神経が過敏になり、過剰に機能する場合があります。
交感神経は、体を活動モードにするため、体の機能を緊張させます。
この状態が続くと、血管が収縮して血液の流れを悪くしたり、覚醒状態になるため、寝つきが悪くなったり、筋肉の緊張が強くなり疲労するなど、体に不調を引き起こします。
つまり、胸の骨が存在する背中に強すぎる刺激は、自律神経の機能が崩れて、体を不調を呼び込みます。
お子さんに背中を踏んでもらって以来、体に不調が出ている女性の方が来院されました。
最初は、その患者さんのご主人が、お子さんに背中を踏んでもらっていたそうです。
そのご主人から、気持ちがいいからと、すすめられて踏んでもらったら、背中に痛みが走ったそうです。
その痛みで、呼吸ができず、しばらくうずくまってしまったとのこと。
翌日から、背中だけでなく首にも痛みが発生したそうです。
また、夜は1時間おきに目が覚めるし、体をお風呂に入っても、なかなか、体が温まってこないというお話をお聞きしました。
実際に、ろっ骨の動きを見ると、固まって全く動きがない状態で、背骨の胸の部分のゆがみもきつい状態でした。
息が吸えなくて、酸欠のためか、顔色も悪く、手足も冷たい状態。
施術としては、下半身を整えてから、ろっ骨に動きをつけて、肩と首の動きのバランスと矯正しました。
そうすると、
「息がしやすくなりました〜」
「ちゃんと立っているって感じします」
「起き上がりやすいです」
という感想をいただきました。
背中にきつい刺激を与えることで、かなり体に変調をおよぼすことを感じた実例でした。
背中を構成しているろっ骨は、とても薄い骨です。セキやクシャミをしただけで、骨折する場合があります。
背中を踏んでももらってときに、背中や胸に痛みが走り、呼吸ができないことを感じたら、まずは、病院でろっ骨が折れていないかどうか、検査をしてください。
背中の中心部には、心臓や肺といった、人間の生命維持に関わる臓器もあります。
ですので、骨折の状態次第では、それらの臓器に影響する場合があります。
そういったリスクを排除するためにも、病院で検査をしてもらってください。
その上で、大丈夫でしたら、背中を踏んでもらったことで、体に不調が出たときの対処法を以下で紹介させていただきます。
脇腹に優しく手を当てて、4秒間、息を吸います。
ゆっくり息を6秒間、はきながら、脇腹に当てた手を前後上下に、優しく揺らします。
これを3回、繰り返してください。
鎖骨の下あたりの胸に優しく手を当てて、4秒間、息を吸います。
ゆっくり息を6秒間、はきながら、骨の下あたりの胸に当てた手を前後上下に、優しくさすります。
これを3回、繰り返してください。
壁に向かって立ち、片方の手のひらを天井側に向けた状態で、手の甲側に手首を曲げて、壁に手をつけます。
そのまま、壁に手をつけた腕とは反対方向に体をねじり、止まったところで、10秒間、キープしてください。
反対側の腕も同じようにおこなってください。
これを、腕を交互に変えて、3回、繰り返してください。
肩や背中が疲れて硬くなると、少しでもほぐして楽になりたいと、ついつい、今回のような足で背部を踏むといった強い刺激を求めてしまいます。
そのお気持ちはわかりますが、やはりリスクが高い刺激です。
そのリスクを知っていただくことと、背中への足踏み後に不調がでたときの対処法を、今回、紹介させていただいたことが、みなさまのお役に立てれば幸いです。
それでも、背中を足で踏んでもらった後にお体の不調が続くようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に背中の痛みへの対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
4月になり新年度に入ると、町内会や有志のスポーツクラブなどの昨年度の決算報告を会員に向けておこなわれることが多くなります。
決算報告は、お金にかかわることなので、正確におこなう必要があり、慣れないデスクワークも相まって、手間も時間もかかるというお話をよくお聞きします。。
そんな手間のかかる決算の書類を作られる方やそれを監査する方が、イスに座り続ける時間が長くなり、腰の痛みを訴えられる方も、この時期、少なくありません。
そこで今回は、慣れないデスクワークで腰が痛くなる理由とその対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、決算報告の書類を作る作業による腰痛を解消できます。
一年に一度の決算報告をするために、慣れないデスクワークをする時間が増えることで、腰痛が発生する理由を以下で紹介していきます。
イスに座って、前屈みになって書類に向かう姿勢を続けることは、立っているときより、
「1.85倍」
も腰への負担が増えます。
ただでさえ腰に負担がかかる姿勢を、書類作成のために、長時間、続けることで、ますます腰への負荷が増加して、腰痛が発生しやすくなります。
長時間の慣れないデスクワークの姿勢の保持のために、腰周りの筋肉に余分な緊張が続きます。
そうすると、腰周辺の筋肉が、疲労して硬くなります。筋肉が硬くなると、そこを通る血流を妨げられて悪くなります。
血流が悪くなると、血液を通しておこなわれる、筋肉への必要な酸素や栄養の供給や老廃物の回収が、十分にできなくなります。
その結果、腰周辺の筋肉の疲労が蓄積し、腰痛を引き起こす可能性が高まります。
決算作業や監査作業は、精神的にも負担が大きいものです。
決算報告の期限や正確性へのプレッシャー、複雑な数値、文章の推敲などで、ストレスがかかります。
人間はストレスがかかると、生命の危機を感じて、無意識に筋肉を緊張させてり、血管を収縮させます。
これにより、腰周りの筋肉が過度に緊張や血流の不足を招き、腰痛が発生する可能性があります。
慣れない決算書類作業によって腰に痛みを感じた際の対処法として、・体操・入浴・呼吸 が効果的です。
その方法を以下で紹介させていただきます。
長時間のデスクワークによって疲労した腰周辺の筋肉に、適度な刺激を入れての硬さを緩和する必要があります。
腰への刺激を入れるための体操は以下の通りです。両足を肩幅に開いて、壁を背中にして立ちます。
壁に体を預けてまま、壁から足を1歩分、離して立ちます。
その状態のまま、腰やお尻の痛みを感じるところに、手をグーにして握ったこぶしを当ててます。
腰やお尻にこぶしを当てたまま、ゆっくり小さく腰を前に曲げたり、反らしたりして動かします。
これを10回、繰り返してください。
お湯の温度を39〜41度に設定した湯船に、15分間が理想ですが、のぼせない程度で無理のない時間をつかってください。
入浴により体温が上がることで、筋肉の硬さが緩和されます。また、血管も拡張して、腰への血流が良くなります。
深呼吸をして体に酸素を取り込むことで、筋肉や神経がリラックスします。
それによって、腰痛の緩和につながる可能性が高まります。深呼吸の方法ですが、イスに座って、ふわっと背筋を伸ばします。
おなかに手を当てて、 口を閉じて「1、2」と数えながら、鼻から息をすいます。その時、おなかがふくらむのを確認しながらおこないます。
おなかに手を当てて、 「3、4、5、6」と数えながら、息を口からはきます。 ぞの時、おなかが凹むのを確認しながらおこないます。
総会で決算報告を終えると、ホッとして、どっとお体に疲れがでられる方が少なくありません。
特に、腰痛が発症した場合は、決算報告終了後、日常の生活を送る上で、大きな支障が出ます。
ようやく、肩の荷が降りて気持ちが楽になったと思われるので、腰痛へ対処して、心身ともに整えてほしいです。
そのための方法として、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでも、慣れないデスクワークにより腰痛のお悩みが解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に腰痛への対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
4月も中旬になると、昼間の気温が一気に上がって、活動がしやすくなります。
しかし、この急激な温度変化に、体が対応できず、熱中症を引き起こす方もいらっしゃいます。
熱中症は、夏になるというイメージがありますが、春から夏の季節の変わり目でもおこりやすいものです。
そこで今回は、春に熱中症が引き起こされる理由とその対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、春の急激な温度変化に体が対応する方法がわかり、熱中症を予防できます。
人間の体は、ある程度の気温の変化に、自動的に順応する機能があります。
しかし、急激な気温の上昇へ体が順応するには、2週間程度もかかります。
また、晩夏の暑さより、春から夏にかけての季節の変わり目の暑さの方が、体にストレスが高いといわれています。
ですので、春から夏の季節の変わり目の時期は、暑さに慣れるまで、しっかり体調を管理する必要です。
気候的な暑さに体が順応することを、
「暑熱順化(しょねつじゅんか)」
といいます。
暑さに対応する「暑熱順化」が体に起こるには、
・発汗作用の変化
・汗の成分の変化
・皮ふの血管が広がる条件の変化
・全身の血流量の変化
の4つの変化が必要です。
暑熱順化すると、低い体温でも汗がかきやすくなり、汗の量が増える。
それによって、体から熱を逃して体温の上昇を防ぎ、環境が暑くなっても対応ができるようになる。
暑熱順化すると、ベタベタした汗から、サラサラした汗に変化します。
ベタベタした汗は、必要な塩分が多く含まれています。
大量に塩が含まれた汗が出てしまうと、体の水分バランスが崩れて、体温の上昇や筋肉のケイレンなど、熱中症の症状が引き起こされます。
ですので、塩分濃度が低いサラサラした汗に変化させることで、暑さに対応するための汗をかくことができます。
体の深部の血液は、約 36.5°C 〜 37.5°Cの温度があります。
この血液の温度は、皮ふの表面の血管に流れることで、皮ふにあたる外気に熱を奪われて、血液の温度を下げることができます。
ですので、皮ふの血管が広がりやすいように体が変化すれば、暑くなることで上がる体温をうまく放熱でき、暑さに対応しやすくなります。
体に流れる血液量が増加するように変化すると、発汗量や皮膚の血管からの放熱量が増えて、暑さに対応しやすくなります。
このような暑熱順化することで起きる体の4つの変化がうまくできなければ、暑さにうまく対応できずに、春から夏にかけての季節のかわりめの時期に、熱中症を引き起こしやすくなります。
春から夏にかけて気温が上昇する時期に、体が暑さに対応する暑熱順化の状態になるための運動や生活習慣を紹介していきます。
以上のようなことを、一つでも複数でもおこなうことを心がけることで、暑さに対応しやすい体を作ることができます。
ウォーキングを30分間(5000歩程度)、週5回の頻度でおこなってください。
ジョギングを15分間(2キロメートル程度)、週5回の頻度でおこなってください。
サイクリングを30分間(8キロメートル程度)、週3回の頻度でおこなってください。
適度に汗をかく程度のストレッチを、30分間、週5回の頻度でおこなってください。
ストレッチの代わりに、ラジオ体操をおこなっていただいてもOKです。
39度から41度の温度の湯船につかる入浴を、2日に1回はおこなってください。
シャワーだけでは、暑さへの順応効果に関しては、それほどの期待はできません。
2100年までには、世界の平均気温は、5.8度も上昇すると予想されています。
実際、毎年、暑くなってきているのを感じておられる方も多いかと思われます。
そういった気候の変化、特に春から夏にかけての気温上昇で、体調を崩さないためにも、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでも暑さに体が対応できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に春の体調の乱れへの対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
今年は桜の開花が遅れたために、ちょうど小学校や中学校の入学式あたりがピークになりそうですね。
保護者の方にとって、お子さんの一生に一回の入学式に参加されるのは、楽しみなことだと思われます。
大体の学校では、入学式は、1時間ほどかけて体育館でおこなわれ、保護者の方も用意されたイスに座って、それを見られます。
保護者の方が入学式に参加するにあたって、注意していただきたいのは、春先の体育館はとても冷えるということです。
体を冷やしてしまう環境でじっとしていると、入学式後に体に不調が発症する可能性があります。
そこで今回は、入学式に参加される保護者の方に向けて、冷えた体育館にいることで体調に与える影響とその対策を紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、冷えた体育館で入学式に参加後も、体調を維持できます。
雪がよく降る地域の体育館は別として、普通の体育館は暖房の設備がないところが多いかと思われます。
また、暖房があったとしても、天井が高く、鉄筋コンクリートの体育館全体を温めるのは、なかなか難しいかと思われます。
春は、まだまだ気温が低いために、体育館も寒い状態の中、入学式のために居続けることで、健康上の影響を以下で紹介していきます。
寒い環境では、体温を一定に保つために、エネルギーの消費が増えます。
そうすると、体力の消耗や疲労、不快感などを引き起こします。
寒冷な環境下では、体温が1度でも下がると、
・免疫力が30~40パーセントの低下
・エネルギーを消費する力が約10パーセントの低下
・体内の酵素のはたらきが約50パーセントの低下
など生命を維持す流ための機能が低下します。
寒い環境では、血管を収縮させて、体の表面の血流を少なくして、生命維持に必要な内臓や脳など体の深部に血液を集めます。
その結果、筋肉は血流が不足して硬くなり、肩こりや腰痛などを引き起こしやすくなります。
入学式のために、寒い体育館で座っていることで、体に不調を起こさないための対策を以下で紹介していきます。
入学式に参加する日の朝ごはんをしっかり食べてください。
そうすることで、持続的に体温を上げるためのエネルギーを蓄えることができます。
朝食のメニューは、
・エネルギーに変わりやすい糖質が含まれるごはんやパン
・良質なたんぱく質が含まれる卵や納豆、焼き魚など
・ビタミン・ミネラルがとれる野菜、乳製品、果物
といった栄養をフルコースでとれるメニューが理想的です。
入学式に参加する際には、首やそでなどの服の開口部をふさいだ暖かい服装を着用するように心がけてください。
また、体が保温できる、ひざ掛けやブランケット、座布団、スリッパなどのアイテムを持参してください。
カイロを、
・背中
・腰
・おなか
・うちくるぶし
といった体の冷えやすい部分に貼ることで、体が冷えるのを抑制できます。
筋肉を動かすことで、体は熱を生み出して、体温が上がります。
入学式中にイスに座りながらできる筋肉への刺激方法としては、
・手のひら同士を合わせて指を組み、グッと握りこんで、指と指の間を刺激する
・座ったまま、細かくカカトを上げ下ろしする、いわゆる貧乏ゆすりをおこなう
・お尻にかかる重心を左右に移動させて、体を揺らす
・腕の力をぬいて両肩を持ち上げ、息をはきながら両肩をストンと下げる
のうちのどれでもいいのでおこなってみてください。
コロナ禍による規制が緩和し始めて、ようやく入学式といったイベントに保護者が参加しやすくなってきました。
そういった、めでたい行事の会場となる体育館の寒い環境で、体調をキープするために、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでも寒い環境にいたことによる体の不調が解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像のことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に寒さへの対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広