- Blog記事一覧 -新年度による職場の人の入れ替わりにより疲労を感じる方に知ってほしいその解消方法
4月になると、職場は新入社員を迎え入れたり、部署移動で人が入れ替わったりします。
そうすると、それまでの職場の慣れた空気感が変わり、緊張しながらの仕事をすることになる。
職場の変化に順応しようとするために、無意識に多くのエネルギーを使い、結果、疲れを感じやすくなる時期でもあります。
これを放置していると、疲労に対して回復が追いつかなくなることで、不眠や頭痛、 めまい、食欲不振 、気持ちの落ち込み、イライラなどが発生して、仕事に支障が出ることも少なくありません。
そこで今回は、職場の環境の変化で疲れを感じやすくなる理由とその対処法について紹介させていただきます。
職場の変化に、脳が「疲労感」と「ストレス」を感じます。
「疲労感」と「ストレス」は、似たような感じがしますが、実際には反対の命令が脳から体に発信されます。
脳が疲労を感じると「休め」という命令がでます。
その反対に、職場の変化により脳がストレスを感じるとホルモンが分泌されて疲労感を抑制して、結果、「動け」という命令につながります。
これは、ちょっと疲れを感じるだけで、休んでしまったら、仕事ができなくなるので、疲労感を抑えるようにするためのメカニズムです。
つまり、仕事をする上では、適度なストレスを感じる方が、より活動しやすくなります。
しかし、脳にストレスがかかることで分泌されるホルモンは、「疲労感」を抑制するだけで、疲労そのものは回復させているわけではありません。
疲労がたまりすぎると、ストレスによる分泌されるホルモンでは誤魔化すことができなくなり、体に不調が発生し、それも突然に起こる可能性もあります。
ですので、疲労を感じた時点で、体は限界に近くなっているサインなので、回復するための行動を取ることをおすすめします。
職場の変化によって発生した疲労を解消するためには、まずは、体の司令塔である脳の疲労からとる必要があります。
脳が回復することで、体が回復するための命令が促進します。
その方法を以下で紹介させていただきます。
脳に入力できる情報量には容量があり、脳は、古い情報より新しく入ってきた情報への処理を優先させます。
この性質を利用して、頭を軽くタッピングすることによって脳に伝わる新しい情報が、脳を疲労させる職場の変化の情報を追い出せます。
その結果、脳がクリアとなり、体の疲労の回復が促されます。
頭のタッピングの方法としては、
・目を閉じて、手の5本の指を頭に当てます。
・5本の指先で、 1秒ごとに頭を軽くタッピングします。
・これを10秒ほど続けてください。
頭は23個の骨がパズルのように組み合わさってできています。
頭の骨のパズルがガチガチに組み合わさっていると、キツキツの服を着ていると体が動かしにくいように、脳も圧迫されて機能が低下します。
耳を引っ張ることで、頭の組み合わさった骨を動かして、緩めることができます。
その結果、脳への負荷が緩み、機能が回復します。
耳をを引っ張る方法は以下のようにおこなってください。
・姿勢を楽にして、視線を正面の遠くに向けます。
・中指を耳の凹みに入れて、親指は耳の後ろに添えて、日本の指で耳の付け根のあたりを軽くはさみます。
・耳を頭から3ミリほど浮かせるように、前後左右上下の方向に、1分間、優しく引っ張ります。
人が日常の活動する上で必要な情報の80パーセントは、目から入ってきます。
目が疲れると、クリアな情報が脳に入ってこないため、それを補正処理する脳に負荷がかかり、疲労させることになる。
なので、目の疲れを取ることが脳の疲労回復を助けます。
目の疲労を取る方法としては、目にホットタオルと当てることをおすすめします。
目に当てるホットタオルの温度は、40~42度が適度だと言われています。
ホットタオルは、
・ぬらしたタオルを軽く絞り、ロール状に丸めてラップで包む
・500~600Wの電子レンジで、30~60秒ほど加熱
・手で触れられるくらいまで冷ます の要領で作っていただいて、まぶたの上にホットタオルを5分ほどのせて温めてください。
温めることで、目の血流が促進されて、目の疲労の回復が促されて、結果的に、脳への負荷が減り、疲労しにくくなります。
職場の変化への順応するためには、時間がかかってしまいます。
順応する頃に体が疲れ切ってしまうと、やる気が低下してしまう5月病が発生しやすくなります。
今から1カ月先を見越して、意識して体を回復させるためのケアをされることをおすすめします。
そのための方法として、今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
それでも職場の変化による疲労が解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に疲労への対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広