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お尻の痛み | ひさき鍼灸整骨院 - Part 2の記事一覧

子供のスポーツ活動による遠征で長時間の車の運転すること腰痛が起きる理由とその対策

2024.02.02 | Category: お尻の痛み,ストレス・自律神経障害,予防,体操・ストレッチ,姿勢,座り方,生活習慣,疲労,筋肉痛,股関節の痛み,腰痛,運転

 

 

お子さんにスポーツを習わせることで、心身ともに成長が促されます。

お子さんが十分にスポーツに励むには、保護者の方の協力が欠かせません。

その協力することの一つに、遠征があります。

遠方の相手と試合や合同練習をするために、お車でお子さんやチームメイトを乗せて、長時間、週末に運転する機会があるお話をよくお聞きします。

遠征に付き添うことは、子供が頑張っている姿が見ることができる反面、疲労を伴います。

 

 

先日も、40歳代女性の方が、お子さんやチームメイトの子供を乗せて、片道が5時間もかかる遠征を、日帰りでおこなうことで腰痛が発症してご来院されました。

遠征からの帰り道は、車で子供たちは寝てしまうし、早く帰宅したいので、5時間、連続で運転したそうです。

そうすると、帰宅したときには、腰が痛くなったとのことでした。

こういった長時間、遠征のために運転をすることで、保護者の方が腰を痛めてしまうことはよくあります。

そこで今回は、お子さんの遠征の付き添いのために、長時間、運転をすることで腰が痛くなる理由とその対処法について紹介させていただきます。

このブログを読んでいいただくことで、車の運転による腰痛を防ぐことができます。

 

 

 

長時間、運転をすることで腰が痛くなる理由

 

長時間、車を運転することで、帰宅後に腰が痛くなる理由を以下で説明していきます。

 

腰の筋肉の疲労

腰の奥の方に、お尻の骨から背中の一部にかけて広がる大きな筋肉があります。

この筋肉が、お尻の骨と腰の骨を支えて、私たちの姿勢を保ってくれます。

しかし、長い時間、座りっぱなしで車を運転することで、この筋肉が座っている姿勢を保ち続けるために働き続けます。

そうすると、この筋肉が疲労して硬くなり、腰の動きに制限をかけます。

その状態で無理に動こうとすることで、腰に痛みが発症します。

 

運転で腰への振動や負荷がかかる

運転する道路がゴツゴツしていたり、カーブなどで車が揺れたりすると、その振動や負荷で、腰やお尻に負担がかかります。

これが続くと、腰の筋肉や関節が疲れ、痛みが生じます。

 

運転中に腰への筋肉の血の巡りが悪くなる

長時間、運転の座っている姿勢を保つことは、体が折れた状態となるため、腰やおなか、お尻の血管を圧迫します。

運転の姿勢によって、血管が圧迫されることで、腰やお尻の筋肉に十分あ血液が行き渡らなくなります。

血液は酸素や栄養を運び、老廃物を回収します。

長時間の運転によって、このような働きがある血液が、腰やお尻の筋肉に届きにくくなると、その筋肉は疲れやすくなります。それが続くことで、腰に痛みがでます。

 

 

こういった理由が、単独もしくは複合的に重なることで、長時間の運転によって腰痛は引き起こされます。

 

 

 

運転によって負荷のかかる筋肉へのアプローチ

 

長時間の運転によって負担のかかるのは、腰の奥の方のお尻の骨から背中の一部にかけて広がる大きな筋肉です。

その筋肉にアプローチすることで、運転による腰痛を緩和できます。

その方法を以下で紹介させていただきます。

 

立った状態で、股関節の前面に手ひらをあてて、20秒ほど軽くさすってください。

 

背筋を伸ばして片方のひざを床につけ、もう一方の足をひざを曲げて前にだします。

 

前に出した膝の上に、両方の手のひらを重ねておきます。前に出した足のひざをさらに曲げて、背筋を伸ばしたまま、ゆっくり前方に押し出します。

この際、ひざを床につけた足の付け根が、伸びている感覚を感じたら、その状態で、20秒間、キープします。

 

終わったら、左右の足を入れ替えて、同じようにおこなってください。

運転の休憩中や遠征から自宅に帰ったときにおこなってください。

特に、お風呂に入った後、一回でいいので、寝る前にやってください。

そうすることで、睡眠の質も上がり、腰の筋肉の疲労回復につながります。

 

 

 

まとめ

 

お子さんやチームメイトを乗せての長距離の運転は、その責任から、運転手に心身ともにストレスがかかります。

そんな重要な役割を担っている運転手の方が、運転に集中できるように、今回のブログで紹介させていただいたことが、お役に立てれば幸いです。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

また、他のブログで腰痛への対策について書いておりますので、そちらも参考にしていただければ幸いです。

夏の帰省シーズン到来 長距離運転で腰が痛くならないための3つのポイント

「朝、腰が痛くて、すぐに起き上がれない…」という働く女性の実例とその対処法の紹介

 

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

ご高齢の方が腰痛を伴う正月の食生活からくる便秘となる理由とそれを解消するための方法

2024.01.10 | Category: お尻の痛み,予防,便秘,,栄養・食事・飲み物,生活習慣,胃腸,腰痛

 

正月の明けに、女性のご高齢者の方が、腰痛でご来院されました。

それとともに、正月におせちやらお餅やらと、普段、食べないような食事内容から、便通が悪くなったとの訴えもお聞きしました。

腰痛と便通の関係は深いです。

そこで今回は、女性のご高齢者のかたが、正月の食生活の変化から、便秘をともなう腰痛になる理由とその対処法について紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、腰の痛みとおつうじの悪さのお悩みが解消できます。

 

 

 

便秘とは

 

便秘とは、大腸の機能が何らかの理由で低下して、便がスムーズに排せつしきれない状態です。

便秘と判断する目安としては、

 

・1週間のうち、排便が3回未満の場合

・3日以上、排便がない場合

・毎日排便があっても残便感がある場合

 

とされています。

便秘となる理由としては、

 

・加齢による大腸の機能低下

・運動の不足・薬の乱用

・食生活

・生理前

 

などがあげられます。

また、加齢による大腸の機能の低下以外の高齢者が便秘となる特有の理由としては、

 

・摂取する食事の量の低下

・日常の生活動作の低下

・腹筋やお尻の筋肉の低下

 

などがあげられます。

これらの理由で大腸の動きが低下すると、長時間、大腸の中で便が滞在します。

そうなると、

 

・便の水分が大腸で吸収されすぎて便が硬くなる

・便がガスが発生し腸が膨れて血管や神経を圧迫する

・便が腐敗して、有害物質が発生する

・腸の中悪玉菌が増加して免疫が低下する

 

などといったデメリットがでてきます。

 

 

 

便秘と腰痛の関係

 

内臓に何らかの機能障害がでた場合、体の特定の表面に、腫れや圧痛などの反応点や反応面がでます。

これは、約100年前の治療家が発見して、改良されながら現在に引き継がれています。

便秘が起こる内臓は、大腸です。大腸が機能低下することで、体にあらわれる反応は、

 

・股関節の前面

・腰の背骨のサイドから骨盤のヘリとつなげた三角形ゾーン

・腰と胸の背骨の境目

・太ももの外側

・お尻の後ろ側の骨の中央から4センチぐらい外側

 

といったところに反応があらわれます。

この反応がでる部分をみても、大腸の機能の低下である便秘と腰の痛みとの関係が深いことがわかります。

 

 

 

まずは便秘が警告する危険な病気を見逃さない

 

便秘はときには、命に関わる病気が警告の症状としてでる場合があります。

便秘を引き起こす病気としては、

 

・椎間板ヘルニア

・過敏性腸症候群

・卵巣嚢腫

・子宮筋腫

・卵巣ガン

・腎臓がん

・大腸がん

・腸閉そく

・副甲状腺機能亢進症

・甲状腺疾患骨

・パーキンソン病

・卵巣腫瘍

・子宮肉腫

・自律神経失調症

 

などがあげらえます。

長期の便秘のほかに、貧血や疲労感など、体に違和感を感じましたら、一度病院で精密な検査をおこなってください。

 

 

 

便秘を解消するには

 

便秘をひきおこす重篤な疾患の可能性がない場合は、以下のようなセルフケアで、便秘解消のために意識しておこなってください。

 

食物繊維を摂取する

和食より洋食やファーストフードの食生活を送る方が多くなったため、食物繊維が不足してしまい、便秘を促してしまいます。

ですので、食物繊維を豊富に含んだ食材を食べて、便を柔らかくして、排せつを促しましょう。

しかも、食物繊維は腸内にいる善玉菌のエサになり、腸の機能を高めます。

その食物繊維を摂取する場合にも、注意点はあります。

食物繊維には、「水に溶けにくい食物繊維」と「水に溶けやすい食物繊維」があります。

食物繊維は食べれば食べるほど良いとイメージがありますが、それぞれにメリットとデメリットがあり、バランスよく摂取することをおすすめします。

水に溶けにくい食物繊維

メリット:

繊維が水に溶けないことで、便のかさを増ます。便が大きくなることで、腸の中の壁を刺激して、腸の動きを促し、排便を促進させます。

デメリット:

水に溶けない食物繊維をとりすぎると、便が硬く大きくなりすぎて、おなかが張って便秘をさらにキツくする場合があります。

水に溶けにくい食物繊維が多く含まれる食材:

キャベツ、キノコ類、もち麦、大麦、玄米、さつま芋、ごぼう、にんじん、ほうれんそう、小松菜、らっきょう、など

水に溶けやすい食物繊維

メリット:

水に溶けやすい食物繊維は、水に溶けることでゼリー状となり保水力が高まります。便秘は中の便は、大腸に水分を奪われて便が硬いなり、排便しにくい状態です。大腸に水に溶けやすい繊維がくることで、水分を失って固くなった便に潤いを与えて、排せつしやすい状態にします。

デメリット:

水に溶けやすい食物繊維をとりすぎると、便に水分が過剰に供給されて、下痢を引き起こしてしまいます。

水に溶けやすい食物繊維が多く含まれる食材:

海藻類、納豆、インゲン豆、ごぼう、かぼちゃ、果物など。

食物繊維の1日あたりの摂る目安

日本人の食事摂取基準では、食物繊維の一日あたりの摂取量の目標値は、

 

・男性:21g以上

・女性:18g以上

 

としています。

また、水に溶けにくい食物繊維と水に溶けやすい食物繊維を摂取するバランスは、

 

水に溶けにくい食物繊維:水に溶けやすい食物繊維=2:1

 

としています。

 

おなかをマッサージをする

腸を外から刺激する事は、腸にある神経に影響を与えます。

腸の神経の活動が高まると、腸の血管が広がり血流がよくなります。

腸に血液が流れ込むことで、腸が温まり、機能が促進されて排便を促します。

腸のマッサージの方法ですが、以下のようにしてください。

優しくおなかの右下に手を当てます。

そして、深呼吸をしながら、時計回りに手を回して、おなかを優しくマッサージします。

 

排便する姿勢

排便するときの姿勢は、背筋を伸ばして、前かがみになる姿勢が理想的です。

そうすることで、便が外に出る通り道が広がって、排便しやすくなります。

また、前傾姿勢をとる場合は、足の裏がトイレの床にしっかり接地する方が、踏ん張りやすくなります。

 

便秘に効果的なツボ 

便通を促すツボについて以下で紹介させていただきます。

ツボを押す際には、気持ちいいぐらいの強さで、深呼吸しながら、じわっと指で圧をかけてください。

 

「下痢点」

手の甲の中指と薬指の骨が交わるくぼみの少し上に位置します。

「合谷」

手の甲を上にして、親指と人差し指の骨が交わる凹みの少し上に位置します。

「天枢」

おへそから真横に指2本分の外に位置しています。

水分を取る 

便秘のとき、大腸が便の水分を吸収しすぎて、固くなって排便しにくくなります。

ですので、便に水分を供給するためにも、水分の摂取は必要です。

冬はのどの渇きを感じにくくなりますので、水分の摂取量がどうしても減る傾向にあります。

一気に水分補給をすると、腎臓に負担がかかりますので、一回につき200ミリリットルを目安に、こまめに摂取してください。

なるべく、冷たい飲み物やアルコールを避けて、常温や暖かい飲み物を飲んでください。

 

 

 

まとめ

 

便秘を放置しておくと、腰痛だけではなく、心臓の病気や脳血管の病気のリスクを高めることが報告されています。

ですので、日常生活から便秘へのアプローチをしておくことをおすすめします。

それに伴って、内臓からくる腰の痛みも緩和されます。

それをおこなうために、今回、ブログで紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。

もし、それでも便秘のお悩みが解消できない場合は、お近くの病院や治療院にかかられることをおすすめします。

当院でも便秘のお悩みの方への施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

他に腰痛に関するブログを書いておりますので、参考にしていただければ幸いです。

長時間、床で座る時間が体に与える影響と簡単にできる3つの対策方法

朝の寝起きに腰がこわばり痛い…

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

台所作業で腰痛になる理由と腰の痛みを解消するためのストレッチ3選

2023.08.05 | Category: お尻の痛み,予防,体操・ストレッチ,姿勢,疲労,腰痛

子供達にとっては待ちに待った楽しい夏休みに入りましたね。

夏休みの間、子供達のご両親が共働きの場合、お子さんだけを家に居らすのは不安もあるので、祖父母の方々が子供達の世話を引き受けられる場合が多いです。

お孫さんたちと過ごす時間が増えて、楽しい時間が増えますが、お孫さんたちのために動く時間も増えます。

そのことで、夏休みの間は、ガッツリお疲れになられる祖父母の方々も増えます。

特に負担が大きくなるのは、おばあさまです。

お孫さんたちの朝・昼・おやつ・晩の食事の用意のために、台所に立つ時間が格段に増えてます。

そのために、立ちっぱなしで調理することにより、腰痛を訴える方が増えます。

そこで今回は、台所に立つ時間が増えることで腰が痛くなる理由とその対処法を紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、夏休みの間、腰痛に邪魔されずにお孫さんとの楽しい時間を過ごすことができます。

 

 

台所作業で腰痛が起こる大元は「骨盤」?

台所で調理するため、前屈みの姿勢になることが多いですよね。

前屈みの姿勢は、腰への負担が普通になっている時より、1.5倍負担が増えるということが研究で報告されています。

調理中、腰へ1.5倍もの負担が増える前屈みの姿勢を安定させるために、重要な役割をするのが「骨盤」です。

「骨盤」は、上半身と下半身をつなげ、支える土台です。

その「骨盤」の後面には、姿勢を制御するために、たくさんのアンテナが存在し、腰や足などから伝わる情報を、脳へ伝え姿勢が制御されます。

長時間、前屈み姿勢で調理をすることで、「骨盤」の関節や靭帯、筋肉に過度に負荷がかかると、これ以上続けると腰周辺の組織が壊れてしまうと警告を発するために、骨盤にあるアンテナが「痛み」を発して体を守ろうとします。

そのために、同じ姿勢の台所作業を続けていると、私たちは腰痛を感じてしまうのです。

骨盤を原因とする腰痛は、女性の方が男性より2倍多く、特に30歳代と70歳代の女性に多いとも報告されています。

ですので、前屈みで調理作業を長時間していると腰痛を感じる女性の方は、「骨盤」と整えるためのケアする必要があります。

骨盤にあるアンテナの興奮を抑えるようにケアすることで、台所仕事による腰痛を緩和できます。

 

 

お孫さんを1週間預かった70歳代女性の実例

「朝食を作り終えて片付けたら、すぐ昼食で、それが終わったら夕食で、ずっと台所に立ってたら腰が痛くて・・・」と、小学生のお孫さんを1週間預かった70歳代女性がご来院されました。

週末には腰を伸ばすのもしんどくて、右太ももにも痛みが出て、何か内臓でも悪くなってないかと心配になる程。

もう来年は無理かもと弱気になってしまったと。

今回は自宅で世話したけど、来週は娘の家に泊まり込みで行って、おそらく台所作業を結構することとなるので、できるように何とかしてほしいとのことでした。

診させていただくと、骨盤が右にグッと捻れてしまって、体が右へ傾いている状態で、それをカバーするために首の位置もおかしくなっていましたので、これは相当しんどかったんだろうなと推し量れる事例でした。

治療で調整すると、腰が伸びやすくなって、行けそうな感じがすると喜んでいただけました。

治療後には、娘さんのところで泊まり込みする間、腰痛を予防するためのケア方法をお伝えしました。

 

 

台所で立ちっぱなしによる腰痛への3つのケア方法

台所で長時間作業することで、腰痛を引き起こす原因は「骨盤」にあると先ほど述べさせていただきました。

その骨盤を整えてるには、骨盤に関係が深いお尻、太もも、背中の筋肉へのアプローチが有効です。

台所作業の合間時間に、椅子に座ってできるストレッチを以下で紹介させていただきます。

やり方はとても簡単です。

 

お尻のストレッチ 

椅子に座り、右膝を曲げて、右足を両手で抱える。

右足を抱えた両手で、左肩の方向に、胸に足をひきつける。

その状態を10秒間維持。

これを2回繰り返す。

左側も同じように行う。

太もものストレッチ 

椅子に座り、右足を膝を伸ばした状態で外側に広げます。

左足も外に広げて膝を曲げて足うらを床につけた状態をとります。

左右の広げた足の間に、体を前方に曲げる。

その状態を10秒間維持し、これを2回繰り返す。

左側も同じように行う。

背中へのストレッチ

椅子に座り、右肘を曲げて右腕を頭の後ろに回し、右手首を左手でつかみます。

次に顔を上に向けて、頭の後ろに回した右腕を後ろに押します。

その状態を10秒間維持し、これを2回繰り返す。

左側も同じように行う。

別角度

まとめ

ただでさえ、暑さで体が疲れやすくなっています。

パワフルなお孫さんとの生活を送るために、腰痛によって支障がでないように、今回紹介させていただいたケア方法がお役に立てれば幸いです。

夏はこのケアの他に、水分の十分な摂取、睡眠時間の確保に注意いただき、お孫さんとの楽しい夏をお過ごしください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

大股でウォーキングして股関節が痛い…、知ってほしい3つの歩き方のポイント

2023.04.18 | Category: ウォーキング,お尻の痛み,予防,体操・ストレッチ,太ももの痛み,股関節の痛み,膝の痛み

5月に入り、コロナによる行動制限が大幅に解除され、季節的にも外出しやすくなりましたね。

休止していたヨガや体操、ウォーキングを再開したというお声をよく聴くようになりました。

そういった健康意識の高い方は、テレビや健康雑誌の情報を取り入れて、熱心に実践されておられます。

しかし、忠実に実践されたことで、かえってお体を痛めて来院される方もいらっしゃいます。

特に、「大股でウォーキング」をされた方が、股関節を痛めてしまう傾向が高い。

そこで今回は、大股でウォーキングしたら股関節を痛めてしまう理由と、股関節に優しいウォーキング方法を紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、ウォーキングによる股関節の痛みを解決できます。

 

大股でウォーキングすると股関節が痛くなる理由

 

「大股」で歩くイメージは、自分ができる最大の歩幅で歩くという感じです。

よく推奨されている大股の歩幅は、「身長の45〜50%」

私の場合ですと、身長が175センチなので、大股歩幅は78〜87センチとなります。

実際にやると、ジャンプするように歩かないとその歩幅になりません。

大股で歩くことは、ウォーキングというよりはランニングに近く、運動としてのジャンルが違ってくるようにも思えます。

このジャンプするように歩くということが、股関節に大きな負担をかけて、痛めてしまう原因となります。

歩行するときの一連の流れで重要なことは、床に足が着地したときの「衝撃」を、体がいかにうまく受けられるかにあります。

そんなに歩くことで体に衝撃がかかるかな?と思われるかもしれません。

しかし、自分の体重をかけて足を床に着地した際の、その反動による衝撃は侮れません。

普通の歩行でさえ、股関節への負荷は、体重の約5倍もかかるとされています。

さらに、大股で歩くということは、先ほど記したようにジャンプに近い状態です。

ジャンプをすることで股関節にかかる負荷はなんと、体重の約12倍とされています。

そんな負荷がかかる大股ウォーキングを繰り返せば、股関節を痛めてしまうのも無理はありません。

 

大股でウォーキングをして股関節を痛めてしまった実例

 

大股でウォーキングしたことから股関節を痛めて当院に来られた、70歳代女性の方がいらっしゃいました。

その方は、

 

「歩いてたらピキって股関節の痛いんです」

 

というお悩みでご来院されました。

ウォーキングを普段からされているということだったので、距離や歩数など聞いていくと、

 

「大股で歩いてるんです、テレビで大股で歩かないと鍛えることができないって言ってたから」

 

とご自身がされているウォーキング方法を話していただきました。

大股で歩いていると、途中で痛くなって立ち止まり、痛みがおさまるまた歩くということを繰り返していたそうです。

また、途中で股関節が痛くなって家に帰れなくなることが怖くて、自分が行きたい景色がいい場所でウォーキングできないと。

ご自身の健康のためにされていることが、かえってご自身が希望することができないという非常にもったいない事例でした。

 

股関節に痛めない3つの正しい歩行ポイント

 

股関節を痛めないためのウォーキングのポイントは3つ。

 

①自然な歩幅で歩く 

歩行は足の裏を地面に着地した後、足首→ひざ→股関節の順番で連動していきます。

その過程で、床からの衝撃を吸収するためには、ひざと股関節が、クッションの役割ができるように、軽く曲げ伸ばしができるように、柔らかい状態でいることが必要です。

大股で歩くと、負荷がかかりすぎる上に、ひざや股関節を固める状態となり、余計に股関節を痛めてしまいます。

意識せず普通に歩ける歩幅は、自分の体にあっている証拠です。

ご自身が無理なく歩ける歩幅で歩いてみてくださいね。

 

②体がブレないスピードで歩く

大股での歩きは、歩くスピードが速くなります。

そうすると、体が揺れながら歩くこととなり、骨盤にブレが生じます。

骨盤がブレると、股関節も不安定になるため、それを補うために股関節周りの靭帯や筋肉に大きな負荷をかけます。

結果、股関節が疲れて、硬くなり、痛みを引き起こします。

ですので、体がブレない程度のスピードで歩いてみてください。

目安としては、頭が左右に揺れていない意識しながら歩いてみてください。

大きく揺れているようでしたら、歩くスピードの出し過ぎなので、ペースを落とすようにしてみてください。

 

③足先をまっすぐに向けて歩く 

①で述べたように、歩行は足の裏が着地してから、足首→ひざ→股関節の順番で連動していきます。

それをキレイに連動していくには、足先やひざ、股関節の方向がバラバラだとスムーズにはいけません。

ギクシャクしてしまうと、最終的に到達する股関節が帳尻を合わせるために、無理な動きや負荷がかかり、痛める原因にもなります。

ですので、歩行の一番最初の足先の向きをまっすぐにして安定させると、歩行がスムーズに連動して股関節に優しい歩き方となります。

ウォーキング中に、気がついたら足先をまっすぐに歩くように修正するで結構ですので、徐々に足先をまっすぐに歩くフォームを身につけていただければと思います。

 

まとめ

 

「大股で歩くことで、理論的にこの筋肉が鍛えられる」

「カロリー計算上、大股で歩くと痩せられる」

という情報をよく見かけます。

確かに理にかなっていることなのですが、いかんせん大股で歩くことにお体がついていけず、股関節を痛めてしまう方を多く診てきました。

前述しましたが、自然な歩幅でウォーキングするだけでも、しっかりした運動になります。

今回ブログに紹介したことを参考に、楽しくウォーキングを続けていただければと思います。

また当院のブログで、股関節のケア方法も紹介しています。

リンクを貼り付けておきますので、併せてご参考にしてください。

https://sekkotsushinkyu-jingyu.com/post/post-category/%e8%82%a1%e9%96%a2%e7%af%80%e3%81%ae%e7%97%9b%e3%81%bf

 

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

歩く時に膝のお皿の下が痛いのは、お尻の筋肉の動きが悪いから?

2023.04.10 | Category: お尻の痛み,予防,体操・ストレッチ,疲労,膝の痛み

 

80歳代女性の方がご来院されて、

 

「最初は膝の内側が痛かったのです」

「それがマシになったら膝のお皿の下あたりがピリピリして」

「そうしたら歩きずらくて」

 

というご相談を受けました。

このように膝に痛みを感じたときに歩行しづらくなったことはないですか?

そこで今回は、そうなった理由、対処法などを紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、膝の痛みによる歩行に支障がでていることを解決することができます。

 

 

膝のお皿の下が痛いわけは?

 

この患者様に、この膝の痛みに対して何か対処されましたか?とお聞きすると、

 

「整形外科で湿布だしてもらったので、それを膝に貼ってました」

 

とのことでした。お身体の動きや検査をさしていただくと、根本的な問題は、

 

「お尻」

 

にありました。

歩く時に足を着地している時は、膝から下は内側にねじれ、太ももより上は外側にねじれ、雑巾搾りのような動きで、膝の関節が安定して歩くことができます。

最初は膝の内側が痛かったということで、膝が内側にねじれず、太ももから上ばかりがねじられてしまったと考えられます。

そうすると、太ももと外にねじるお尻の筋肉を使いすぎて、硬くなります。硬くなったお尻の筋肉が、膝のお皿が外に引っ張り、膝の下に痛みを発生してしまっているのです。

そして、本来歩行で行われるべき、膝下と膝上の連動ができていないことが、歩きにくさにつながっています。

最初の膝の内側の痛みが、2次的に今回の症状を引き起こしてしまていると考えられます。

 

 

お尻の筋肉を刺激する膝のお皿の痛みの対処法

 

テニスボールを使ってのセルフケア

対処法としては、まずお尻の筋肉や関節の動きを良くすることです。

ケア方法ですが、テニスボールをお尻に当てて行います。

 

床にテニスボールを、膝を痛みのある側のお尻の横におきます。

 

テニスボールとお尻に敷いて、体重をかけます。10秒ぐらいを3回繰り返してください。

 

 

お尻にかける圧は、優しく気持ちいいぐらいにしておいてください。

 

セルフケアで膝の痛みが取れないようでしたら

これでも膝のお皿の下の痛みが取れず歩きづらいようでしたら、お尻周りが緩んでも、体が歪んで本来歩行で行われるべき、膝下と膝上の連動することができない状態になっている可能性があります。

その場合は、専門の治療院でお身体を整えることをお勧めします。

今回は膝の内側の痛みからの2次的な発症でしたが、体の歪みから3次的な症状がでる前に予防が必要かと思われます。

 

 

膝のお皿の下が痛い方への当院の治療の流れ

 

当院もこの膝のお皿の下の痛みに対しての治療を行なっております。

当院では、

①患者様からご自身が感じるお身体の状態、それによって起こっているお悩み、治ることで何ができるようになりたいかを、しっかりお聞きします。

②体のどの部分に歪みが出ているのかを、姿勢や体の動きなどを検査します。

③体のバランスを整える整体・体の硬い部分を和らげる鍼治療・体の回復を助ける電気治療などを使い「体の歪み」を整えます。

④治療後は、体を整えた状態を維持するために、ご自宅でやっていただきたいセルフケアの方法をお伝えします。

⑤今後、治していくための計画についてお話しさせていただく。

といった流れで、治療をさせていただきます。

当院で治療を受けていただき、体を整えることで、膝の痛みを緩和し、それを良い状態を維持できる体を作ることができます。

 

 

まとめ

 

治療後は、

 

「膝が伸びやすいです、お尻から来てるとは思わんかった」

とご感想をいただきました。

痛みがあると、それを庇うために体の他の部分を痛めてしまうことはよくありますので、そうならないためにも早めに手当することをお勧めします。

今回のブログが、膝のお皿の下が痛くてある傷楽なっている方の参考になれば幸いです。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや必要とされていることをしっかりとお受けし、治った先にある希望する将来像を共有して、一緒に治していく治療院を目指しております。

 

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

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所在地

〒675-0008
兵庫県加古川市新神野5-7-7 津田ビル1F-A

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当院に向かい右側に駐車場がございます。駐車場入り口より、左列4番目が当院の駐車スペースとなっております。

休診日

水曜日・日曜日

予約について

当院は完全予約制となっております。

治療中は電話対応ができない場合もございます。留守番電話へお名前・電話番号・診察番号をご伝言ください。後ほど折り返しご連絡いたします。
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