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姿勢 | ひさき鍼灸整骨院 - Part 16の記事一覧
今年のお盆の帰省による高速道路の渋滞は、コロナ禍以前の水準に戻る予想で、昨年の約2倍の渋滞が発生する見込みだそうです。
最長45キロメートルもの渋滞が予想されるそうですが、長時間、運転していると、どうしても発症するのが、
「腰痛」
です。
総務省の労働局調査によると、ドライバーの約6割が腰痛を訴えていると報告されています。
腰の痛みのために運転に集中できないと大変困りますし、ましてや、家族が同乗しているならなおさらです。
そこで今回は、お盆で長時間運転することで起こる腰痛を予防するための方法を紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、腰痛に邪魔されず、より快適に車での帰省を楽しむことができます。
車を長時間運転していると、腰が痛くなる理由の一つに、
「座っている姿勢」
にあります。
乗用車の椅子は、座面が後方に斜めになり、座るとお尻がすっぽりおさまって、腰より膝が高い位置になるようにできています。
そのような構造になっている理由としては、腰より膝が高い位置にあると、背筋が伸びて体を前傾させることで、視界が広がり、前方の障害物や交通状況をよりよく見えることができます。
しかし、安全性を重視した反面、腰をそらした状態を強制させることで、腰周辺の組織に緊張が続き、筋肉の疲労・血流の悪化・背骨の歪みが発生して、腰に痛みがでてしまうのです。
事故をしないように視界を広げる安全性構造と、腰痛が起こらないように快適性構造を兼ね備えた乗用車の椅子は、実質的に作ることが難しい。
そしてどうしても、安全性に重きを置く椅子となってしまう傾向にあるので、余計に長時間運転する際には、腰へのセルフケアが必要となってきます。
長時間、車の運転することでおきる腰痛を予防するためには、3つのポイントがあります。
車を連続して運転する時間の目安は、
「2時間」
と厚生労働省が定義しております。
2時間運転を行ったら、サービスエリアやコンビニ、道の駅などで
10分間程度の休憩
を入れてください。
座りっぱなしを30分続けるだけでも、下半身の血流速度が70パーセント低下します。
休憩するためい車から降りて、運転している姿勢を解除するだけでも、腰への血流が改善されて、腰痛を防ぐことができます。
座っているだけで、血流が悪くなるということは、腰周辺の組織を動かすためのエネルギーが不足します。
それを効率的に、補給し動かすためには、
「酸素」と「水分」
が必要になります。
背伸びをして、大きく意識的に深呼吸をするとともに、積極的に水分を補給して、運転再開する前に、エネルギーをチャージしてください。
車の椅子は、視界を良好にするために、腰を伸ばすように設計されていると先ほど述べました。背中を伸ばす状態というのは、腰は反った状態となります。
この腰をそらす状態が、長時間、続くことで、腰周辺の筋肉に負荷をかけ、疲労し硬くなることで、痛みが発生します。
ですので、この腰周辺の緊張した筋肉を緩める刺激として、3つのストレッチを休憩ごとにしてみてください。
片足を台に乗せて膝を伸ばします。
ゆっくりと体幹を前に傾けていきます。
太もも裏が気持ちいいぐらい程度に伸ばしてください。
左右の両側を5秒間保持して、3回ずつおこなってみてください。
片ひざ立ちの状態からゆっくりと前の膝を曲げていきます。
体幹が前に倒れたり、後に反らないようにして、股関節を伸ばしていきます。
左右10秒ずつ2セットを行ってみてください、
まず、背伸びをして、体全体を伸ばしてください。
その後、手で手首をつかみ、体を左に倒して、脇が気持ちがいい程度の伸ばしてください。
左右10秒ずつ2セットを行ってみてください、
この夏は、コロナ禍により規制されていたことがようやく緩和され、久々に帰省される方も多いと思われます。
腰の痛みに邪魔されず、車に乗って楽しく安全に帰省するために、今回、紹介させていただいたことが皆様のお役に立てれば幸いです。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
子供達にとっては待ちに待った楽しい夏休みに入りましたね。
夏休みの間、子供達のご両親が共働きの場合、お子さんだけを家に居らすのは不安もあるので、祖父母の方々が子供達の世話を引き受けられる場合が多いです。
お孫さんたちと過ごす時間が増えて、楽しい時間が増えますが、お孫さんたちのために動く時間も増えます。
そのことで、夏休みの間は、ガッツリお疲れになられる祖父母の方々も増えます。
特に負担が大きくなるのは、おばあさまです。
お孫さんたちの朝・昼・おやつ・晩の食事の用意のために、台所に立つ時間が格段に増えてます。
そのために、立ちっぱなしで調理することにより、腰痛を訴える方が増えます。
そこで今回は、台所に立つ時間が増えることで腰が痛くなる理由とその対処法を紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、夏休みの間、腰痛に邪魔されずにお孫さんとの楽しい時間を過ごすことができます。
台所で調理するため、前屈みの姿勢になることが多いですよね。
前屈みの姿勢は、腰への負担が普通になっている時より、1.5倍負担が増えるということが研究で報告されています。
調理中、腰へ1.5倍もの負担が増える前屈みの姿勢を安定させるために、重要な役割をするのが「骨盤」です。
「骨盤」は、上半身と下半身をつなげ、支える土台です。
その「骨盤」の後面には、姿勢を制御するために、たくさんのアンテナが存在し、腰や足などから伝わる情報を、脳へ伝え姿勢が制御されます。
長時間、前屈み姿勢で調理をすることで、「骨盤」の関節や靭帯、筋肉に過度に負荷がかかると、これ以上続けると腰周辺の組織が壊れてしまうと警告を発するために、骨盤にあるアンテナが「痛み」を発して体を守ろうとします。
そのために、同じ姿勢の台所作業を続けていると、私たちは腰痛を感じてしまうのです。
骨盤を原因とする腰痛は、女性の方が男性より2倍多く、特に30歳代と70歳代の女性に多いとも報告されています。
ですので、前屈みで調理作業を長時間していると腰痛を感じる女性の方は、「骨盤」と整えるためのケアする必要があります。
骨盤にあるアンテナの興奮を抑えるようにケアすることで、台所仕事による腰痛を緩和できます。
「朝食を作り終えて片付けたら、すぐ昼食で、それが終わったら夕食で、ずっと台所に立ってたら腰が痛くて・・・」と、小学生のお孫さんを1週間預かった70歳代女性がご来院されました。
週末には腰を伸ばすのもしんどくて、右太ももにも痛みが出て、何か内臓でも悪くなってないかと心配になる程。
もう来年は無理かもと弱気になってしまったと。
今回は自宅で世話したけど、来週は娘の家に泊まり込みで行って、おそらく台所作業を結構することとなるので、できるように何とかしてほしいとのことでした。
診させていただくと、骨盤が右にグッと捻れてしまって、体が右へ傾いている状態で、それをカバーするために首の位置もおかしくなっていましたので、これは相当しんどかったんだろうなと推し量れる事例でした。
治療で調整すると、腰が伸びやすくなって、行けそうな感じがすると喜んでいただけました。
治療後には、娘さんのところで泊まり込みする間、腰痛を予防するためのケア方法をお伝えしました。
台所で長時間作業することで、腰痛を引き起こす原因は「骨盤」にあると先ほど述べさせていただきました。
その骨盤を整えてるには、骨盤に関係が深いお尻、太もも、背中の筋肉へのアプローチが有効です。
台所作業の合間時間に、椅子に座ってできるストレッチを以下で紹介させていただきます。
やり方はとても簡単です。
椅子に座り、右膝を曲げて、右足を両手で抱える。
右足を抱えた両手で、左肩の方向に、胸に足をひきつける。
その状態を10秒間維持。
これを2回繰り返す。
左側も同じように行う。
椅子に座り、右足を膝を伸ばした状態で外側に広げます。
左足も外に広げて膝を曲げて足うらを床につけた状態をとります。
左右の広げた足の間に、体を前方に曲げる。
その状態を10秒間維持し、これを2回繰り返す。
左側も同じように行う。
椅子に座り、右肘を曲げて右腕を頭の後ろに回し、右手首を左手でつかみます。
次に顔を上に向けて、頭の後ろに回した右腕を後ろに押します。
その状態を10秒間維持し、これを2回繰り返す。
左側も同じように行う。
別角度
ただでさえ、暑さで体が疲れやすくなっています。
パワフルなお孫さんとの生活を送るために、腰痛によって支障がでないように、今回紹介させていただいたケア方法がお役に立てれば幸いです。
夏はこのケアの他に、水分の十分な摂取、睡眠時間の確保に注意いただき、お孫さんとの楽しい夏をお過ごしください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
梅雨ということで、雨が降って、晴れて、また雨が降っての繰り返しの天気ですね。
こんな天気が続くと、家の周りやお庭でグングン成長するのが“雑草”。
雑草への対応として江戸時代の農書「農業全書」では、
「上農は草を見ずして草を取り」
(優れた農家は草が地表に現れる前に草をとる)
「中農は草を見てから草を取り」
(普通の農家は草が生えてから草抜きをする)
「下農は草を見ても草をとらず」
(怠け者の農家は草が生えても草抜きをしない)
という格言を述べています。
この農書に書かれたように、こまめに土を混ぜ返して雑草が生えてこないように上農対応をしたいところですが、どうしても雑草が生えてから草抜きを始める中農対応となってしまいますよね。
草抜きをすると一面がキレイになるので、スッキリ感や達成感に満たされるとよくお聞きします。
しかし反面、座り込んで草抜きをしていると、体が痛くなってきて、でも途中で辞めるわけにもいかず、終わった頃には体がバキバキになって困ったと訴えられる方も多いです。
そこで今回は、草抜きに没頭できる疲れないしゃがみ方について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、これから夏の終わりまで長丁場となる雑草との戦いを切り抜けることができます。
草抜きする時にどんな体勢ですか?とお聞きすると、ひざや股関節をグッと曲げ込んだ「しゃがみ姿勢」でされる方が多いです。
健康な人にとっては、この「しゃがみ姿勢」は簡単にできると思われがちですが、全年代の約20%の人しか安定した「しゃがみ姿勢」を取ることができていないという研究報告がされています。
というのも、安定した「しゃがみ姿勢」をとるためには、「腰は後ろに反る」「骨盤は前に倒す」といった互いに相反した方向に動かす条件下で、体を折りたたむ必要があるためです。
腰と骨盤方向を意識せずになんとなく「しゃがみ姿勢」をとると、関節や筋肉がうまく折り畳めずねじれて、無駄な負荷がかかり痛みを発生させ、しゃがみ姿勢を解除した後でも体のバランスが崩れて疲労が残りやすくなります。
例えていうなら、服をたたむときに、服の縫い目に合わせてに畳めば、服はかさばらず、広げた時にシワも少なく、着心地も良いです。
しかし、無秩序に服をたたむとかさばり、広げた時にはシワクチャで、着心地も悪くなってしまいます。
腰や骨盤を意識して、キレイに体を折りたためられれば、安定した「しゃがみ姿勢」が取れることで、草抜きをしても、体への負担を減らすことができます。
安定した「しゃがみ姿勢」をとる条件である
「腰は後ろに反る」
「骨盤は前に倒す」
を、意識しておこなうのはなかなか難しいかと思います。
ですので、それをするための簡単にできるコツを紹介させていただきます。
①顔をあげてまっすぐ前を向いて、両手を握り合わせて前に突き出します。
そうすることで自然と「腰は後ろに反る」「骨盤は前に倒す」姿勢になります。
②軽くひざを曲げます。
③その状態のまま足の裏を地面に押し付けるイメージで、ひざと股関節を曲げてしゃがみます。
しゃがみましたら、そのまま草抜きを始めてください。
そして正しい「しゃがみ姿勢」を維持するためにも、草抜きを30分したらいったん立ち上がって、①〜③をおこなってしゃがみ直してください。
草抜きは何も考えずに没頭して行えるから好きだと言われる方も多いです。
キレイにもなるし成果もみれるし、精神的に良い活動のように思えます。
ただ、いったんやりだすとやり切るまで終えられない作業となりがちなので、体への負担はどうしても大きくなってしまうのも感じます。
これからますます草抜きをする回数が増えていくと思われますので、少しでも楽しくスムーズにできるように今回紹介させていただいたことが皆さまのお役に立てれば幸いです。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
疲れる家事ランキングをみると、1位「風呂掃除」2位「トイレ掃除」3位「床拭き」4位「食器洗い」5位「料理」という結果がでています。
その中でもやっていると腰が痛くなって困ると訴えが多いのが、「食器洗い」です。
「食器洗い」をおこなう一回あたりの平均時間は20分。
食器あらいを1日2回おこなうとして、年間236時間も費やします。
一回あたりの時間は短くても、毎日コツコツ腰に負荷をかける食器洗いの動作を積み重ねれば、腰痛が引き起こされるのも無理はありません。
そこで今回は食器洗いで腰を痛めないための体の使い方を紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、食器洗いをすることで腰が痛む煩わしさを回避できます。
「食器洗い」をおこなうとなぜ腰が痛くなるのでしょうか?
それは「食器洗い」をするときの体の使い方が原因となっています。
「食器洗い」をする時には、シンクの正面に立って、片手に食器、片手にスポンジを持って両腕をあげて、頭を前に突き出し、前屈みで作業をします。
両腕をあげて、頭を前に突き出すということは、両腕の重みが約6kg、頭の重みが約4kg、合わせて約10kgの重みを体が前に倒れないように腰で支えながら作業しなければならない。
さらに前屈みの姿勢は、真っ直ぐ立ている時より約1.5倍もの負荷を腰にかけるという研究報告がされています。
つまり、「食器洗い」は、「体の重み+前屈み」が合わさり腰に負担をかけてしまい、腰痛を引き起こしてしまうのです。
70歳女性の方が、洗い物をしていると腰が痛くなると訴えられて来院されました。
「主人と2人分の洗い物やから大した量ではないけど…」
「痛くなってくるから途中で座りたくなる…」
「前はこんなことなかったんやけど歳のせいかな…」
と現在の状況をお話しいただきました。
ご主人が家事に協力的なので、体がしんどい時には代わりにやってもらえるそうなのですが、できれば迷惑かけずに自分でやりたいとご希望。
治療後は腰の痛みが軽減したのを感じていただいたようで、これをキープするにはどうしたらいいのですか?とご質問いただいたので、食器洗いのときに腰への負担を軽減できる体の使い方のコツをお伝えさせていただきました。
そうすると、患者様から食器洗い作業後のセルフケアはしていたが、作業中の工夫は今までしていなかったと。
患者様からそのような感想を聞いて、食器洗いに限らず、体の負担を軽減できる家事のやり方を積極的に発信していかなければならないと改めて思わせていただいた事例でした。
食器洗いをする際に、キッチンの前に両足をそろえて前屈みの姿勢でいることが多いと思われます。
この姿勢では、上半身と下半身をうまく連動して使えず、腰に負担をかけやすくなります。
その負担を軽減するためには、2つのポイントがあります。
食器洗いは、手でするので下半身との連動にあまり気にしないと思います。
しかし、食器洗いによる腰痛を防ぐには、ボクシングや空手の構えのようなファイティングポーズを基本姿勢にしておこなうことをお勧めします。
というのもファイティングポーズは、耳・肩・腰が一直線になり、重心が安定して、作業による負担を体にかけにくくします。
試しに、両足を横に開いてパンチするのと、両足を前後に開いてパンチしてみて、どちらがより安定し、より腕に力が乗るか感じてみてください。
おそらく、両足を前後に開くファイティングポーズのほうがより安定して腕に力が乗せられると思います。
では、食器洗いをするときにしてもらいたいファイティングポーズの取り方ですが、
・右利きの人は右足を前にだす
・食器を持つ位置を体の正面から横にずらす
・骨盤の出っ張りの前あたりで洗らう
という感じでやってみてください。
ベテランのクリーニング職人さんの作業している映像を見ていると、右手に持ったアイロンを動かすと同時に、下半身を揺らしています。
手を使う作業の時は、そのような動きをしたほうが効率的に体が使えると体得されているのだろうと見受けられました。
食器洗いもこのような体の使い方をすれば、より効率的に体に負荷をかけずに作業ができます。
食器を洗うときのコツは、スポンジを持った右手だけ動かすのではなく、対角線上の左のお尻をフリフリとリズムカルに揺らしながらやることです。
そうすることで、食器洗いに関わる腰周辺の筋肉の緊張をほぐして、腰痛を引き起こしにくくします。
こういった体の使い方は、家事全般で共通して腰痛予防として使えますので、ぜひ実践してみてください。
料理をしてご飯を食べれば、食器洗いはどうしてもついてまわります。
避けては通れない毎日おこなう食器洗いをスムーズにできるように、今回紹介させていただいたことが皆さまのお役に立てれば幸いです。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像のことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
40歳代女性の方がご来院されて、
「ずっと書類仕事してて首や肩が凝って」
「そしたら胃が痛くて、ご飯があまり食べれないです」
「ストレスとか胃に効くツボってないですか?」
とご相談いただきました。
仕事のお疲れやストレスから、胃痛がでることはないですか?そこで今回は、そうなった理由、対処法などを紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、胃痛を解決することができます。
今回ご相談いただいた方のデスクワークによる胃痛の理由として、「ストレス」と「首・肩こり」によるものと考えられます。
胃腸の動きを調整するのは、自律神経です。
自律神経には、体を動かすことを優先させるために胃腸の動きを抑える交感神経と、栄養を吸収して体を回復させるために胃腸の動きを活発にさせる副交感神経があります。
脳がストレスを感じると、体は危機を感じ、交感神経の働きを活発にさせます。
そうすることで、胃腸の動きが抑えられ、胃の血流や胃粘膜を保護する粘液の分泌が低下し、胃痛が発症します。
首や肩は、脳と胃をつなぐ自律神経の通り道です。
特に首は、自律神経以外の神経や血管が多数通り、渋滞しやすい箇所です。
デスクワークによる姿勢の歪みで、首に歪みがかかり、脳と胃との連絡がうまくいかず、胃の活動が低下し、痛みが発症しやすくなります。
「ストレス」「首・肩こり」のために「胃痛」が起こっていますので、それぞれに効果的なツボを紹介させていただきます。
「内関(ないかん)」がストレスに有効なツボです。
ツボの取り方は、手のひらがわの手首の皺がある部分から、指3本分上の前腕お真ん中にあります。
「肩井(けんせい)」が首・肩こりに有効なツボです。
ツボの取り方ですが、頭を前倒した時に、首の根元でぽこっと出ている骨と肩の端を触った時にぽこっと出ている骨とを結んだ、ちょうど真ん中にあります。
「裏内庭(うらないてい)」が胃痛には有効なツボです。
ツボの取り方は、足の裏側の足の人差し指の付け根にあります。
ツボはきつく押すとかえって体が緊張してしまうので、優しく気持ちいいぐらいに押してくださいね。
この3点のツボを押してもなかなか胃痛がとれにないようでしたら、自力での回復が、仕事によるストレスや疲労に追いつかない状態だと考えられます。
より回復力を上げるために、お身体を整える必要がありますので、お近くの専門の治療院で施術を受けていただくことをお勧めします。
当院もこのデスクワークの疲労やストレスによる胃痛の症状に対しての治療を行なっております。
当院では、
①患者様からご自身が感じるお身体の状態、それによって起こっているお悩み、治ることで何ができるようになりたいかを、しっかりお聞きします。
②体のどの部分に歪みが出ているのかを、姿勢や体の動きなどを検査します。
③体のバランスを整える整体・体の硬い部分を和らげる鍼治療・体の回復を助ける電気治療などを使い「体の歪み」を整えます。
④治療後は、体を整えた状態を維持するために、ご自宅でやっていただきたいセルフケアの方法をお伝えします。
⑤今後、治していくための計画についてお話しさせていただく。
といった流れで、治療をさせていただきます。当院で治療を受けていただき、体を整えることで、ストレスや疲労を軽減することで胃の痛みを緩和し、それを良い状態を維持できる体を作ることができます。
治療後は、
「首が楽や、もうちょっと頑張れそう」
と感想をいただきました。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや必要とされていることをしっかりとお受けし、治った先にある希望する将来像を共有して、一緒に治していく治療院を目指しております。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広