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天気 | ひさき鍼灸整骨院 - Part 3の記事一覧
その季節のならではの変動と関係する病気や痛みのことを、
「気象病」
と呼ばれます。
冬は、四季の中でも特に外部の環境が厳しくなる季節です。
そんな冬の「気象病」の一つとして、よくみられるのが、
「頭痛」
です。
頭痛が起こると、仕事や家事・学業などに制限がかかったり、不快感による精神的なストレス、睡眠障害など、さまざまな影響がでます。
そこで今回は、冬に頭痛が発生しやすい理由とその対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、冬に起こる頭痛を解消できます。
冬の気象は、寒冷前線は通過 することで、気温や気圧、湿度の変化が起こります。
その急激な気候の変化が、気象病を引き起こします。
そのメカニズムとしては、寒冷前線が通過するときに、体の体温・尿の量・脈のスピードが変化します。
それらを調整するために働く自律神経が、血管に負荷をかけることで、炎症やアレルギー反応がでやすくなり、頭痛も引き起こされます。
自律神経には、交感神経と副交感神経のふたつの働きをする神経に分かれます。
交感神経は、活動するモードに体の機能を調整します。
副交感神経は、回復やリラックスモードに体を調整します。
このふたつの神経のバランスが取れていれば、健康で生活が送れます。
しかし、冬の気候では、寒さから体を守るために、交感神経の働きが優位になります。
寒さを感じると、交感神経は、血液が体の表面に流れることで、体温が放散されないように、血管を縮める働きがあります。
そうのような状態が続くと、血液の流れが悪くなります。
血液は、栄養や酸素、体温を運び、老廃物を回収します。
頭部の重さは4キログラムほどしかないにも関わらず、体全体の約20パーセントも血液を必要とする機関です。
血液の流れが悪くなることで、栄養や酸素が、脳や脳周辺の筋肉に行き渡らず、頭痛を引き起こしてしまうのです。
冬に起きる頭痛を軽減するための対策を以下で詳記させていただきます。
室内や室外の気温差を減らすために、暖房器具の適切な使用が重要です。
ガイドラインでは、冬の室内外の温度差は、20℃をこえないようにすることがすすめられています。
急激な温度変化を避け、寒暖の差を少なくすることが、頭痛の予防となる。
しかし、外出するときには、どうしても寒暖差が避けられない場合があります。
そのときには、しっかりとした防寒着、特に、首が寒い空気に触れないように、マフラーやタートルネックの服などを装着してください。
首に寒い空気が触れると、首にある頭に向かう血管が急激に縮み血流が悪くなることで、頭痛を引き起こします。
ですので、意識して寒さから首を守ってください。
冬は室外や室内の空気が乾燥します。空気が乾燥すると、体の水分が失われやすくなり、血液の量も減ります。
そのことで、脳への血流量も低下して、頭痛を引き起こします。
ですので、乾燥によって起こる頭痛を予防するために、室内に保湿器を使用したり、温かいも飲み物をこまめにとることをおすすめします。
運動することで、筋肉の動きによって血流を促進します。
冬は特に寒さで、活動量が減りますので、血流が悪くなりがちです。
運動としては、軽いウォーキングでもいいのですが、あまりにも外が寒いようでしたら、無理をせずに、
・その場で足踏み
・カカト落とし
・貧乏ゆすり
などをして体に刺激を入れてください。
冬は、寒さに対応をする自律神経を働かすために、脳はフル回転することで疲れて、頭痛が発生しやすくなります。
その脳を回復させるためにも、質の高い睡眠が必要です。睡眠の質を上げるには、39℃〜41℃に設定した湯船に、体に無理のない程度に、首までゆっくりつかってください。
そして、お風呂からでた30分から1時間ぐらい後に、寝床に入ってください。
一度、風呂に入ることで体の体温を上げて、お風呂からでてしばらくすると体温が下がってくるタイミングが、体が睡眠モードになるスイッチが入り、質の高い睡眠がとれます。
そのことで、脳が回復して、頭痛を予防できます。
冬の気象病は、頭痛だけではなく、 リウマチ神経痛、心筋梗塞、気管支ぜん息、風邪、脳出血、精神障害なども引き起こします。
これから、まだまだ、冬が続くのでの、冬の頭痛への対策をすることで、他の冬の気象病の発症も予防できます。
そのための方法として、今回紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
もしそれでも解消できないようでしたら、お近くの治療院に受診されることをおすすめします。
当院でも、今回のようなお悩みに対して施術をおこなっておりますので、ご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に頭痛への対策のブログを書いておりますので、参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
暖かい部屋から、寒い外にでると、急に鼻水が出始めることはないですか?
この症状は、「寒暖差アレルギー」と呼ばれるものです。
寒暖差アレルギーがきっかけで大量にでる鼻水によって、体にいろいろな不調を起こしてしまいます。
また、コロナやインフルエンザがはやっているシーズンですので、鼻水が止まらないと、周囲に気を使います。
そこで今回は、寒暖差アレルギーによって鼻水がでる理由とその対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、冬の寒さを感じるたびにでる鼻水による不快感を解消できます。
寒暖差アレルギーは、急激な気温の差によって自律神経が乱れておこる鼻炎の一種です。
自律神経は、人間が生活する環境に合わせて、体を自動的に調整してくれる神経です。
冬は、室内外の寒暖差が、特に激しい。
そのため、暖かい部屋から寒い外に出たとき、体を暖かい環境に合わせるべきか、寒い環境に合わせるべきか、自律神経が混乱してしてしまいます。
そうして寒暖差アレルギーが発症してしまいます。
寒暖差アレルギーには次のような症状があります。
・鼻づまり・透明の鼻水・くしゃみ・頭痛・けん怠感・かゆみ・ノドの痛み・不眠
寒暖差アレルギーは、風邪や鼻炎と似たような症状もありますが、違いとしては、
風邪:発熱 濁った鼻水
花粉症:目のかゆみ 目の充血
といった特徴的な症状が、風邪や花粉症の場合には出ますが、寒暖差アレルギーでは見られません。
寒暖差アレルギーによって、大量の鼻水がでます。
鼻をかむだけでは対処できない場合は、鼻水がノドにながれこみます。
そうすると、「後鼻漏(こうびろう)」という症状を発症する場合があります。
「後鼻漏(こうびろう)」とは、大量に流れ込む鼻水によって、ノドの神経を刺激して、・ノドの痛み・ノドの違和感・せき・口臭の異常 などといった症状を引き起こします。
これによって、不快感が増し、日常生活を過ごす際に支障をきたします。
寒暖差アレルギーの症状は、気温差がない環境や季節になると、自律神経の乱れが落ち着いて、自然と解消されていきます。
しかし、冬という季節は、少なくとも3か月はあります。
その期間、寒暖差アレルギーを繰り返すということは、自律神経も乱れるということです。
そうなると、体の自動調節機能が乱れるということなので、体が不調におちいりやすくなります。
寒暖差を感じるたびにでるので、根本治療は難しい症状ですが、体調を保つためにも、発症するたびに対処が必要です。
その対処の方法を、以下で紹介させていただきます。
寒暖差によって自律神経が刺激されることによってアレルギーがおこります。
ですので、寒暖差による刺激を体に入れないように工夫が必要です。
寒暖差の刺激を受けやすい部位は、首や鼻ですので、マスクやマフラーで守ってください。
また、寒暖差アレルギーは下半身を温めることで、緩和されるという研究報告がされています。
レッグウオーマーやタイツ、腰やお尻にカイロなどをして、下半身を温める、または保温するようにしてください。
寒暖差アレルギーでは、透明な鼻水がでます。
透明な鼻水が出る場合は、自律神経は副交感神経のモードになっている可能性が高いです。
自律神経は交感神経と副交感神経に分かれており、その働きもそれぞれが違います。
自律神経について詳しくは、以下のブログでも書いておりますので参考にしてください。
副交感神経が優位のモードとなっているので、それを抑制する必要があります。
爪の指の根本は「井穴(せいけつ)」と呼ばれる自律神経に関わりが深いツボがあります。
親指、人差し指、中指、薬指、小指のうちの、副交感神経を抑制するのは、薬指の井穴のみです。
ですので、下の写真のように、薬指の爪を、他の指ではさんで揉んでください。
鼻水や鼻づまりには、「迎香(げいこう)」というツボが効果的です。
ツボの場所は、小鼻が最も出っ張ったところから少し外側で、ほうれい線の中にあります。
敏感なツボですので、静かにゆっくり押してください。
寒暖差アレルギーによって、日常生活に支障をきたす場合は、迅速に症状を抑える必要があります。
市販薬では症状と合致しない場合がありますので、耳鼻咽喉科や内科を受診して、適切な薬を処方してもらってください。
寒暖差アレルギーによって、呼吸が邪魔されると、体に酸素が取り込む量が減ります。
そうなると、体はエネルギーが作れず、疲労や免疫低下、低体温を引き起こします。
ですので、寒暖差アレルギーには、こまめに対処療法をする必要があります。
今回、紹介させていただいたことがみなさまのお役に立てれば幸いです。
もし、それでも解消されない場合は、お近くの治療院で治療を受けられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに対しての施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像のことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
自律神経の不調に対しての対策のブログも書いておりますので、参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
冬の寒さを体に浴び続けると、妙にしんどくなることはないですか?
これは、
“冬バテ”
と呼ばれるものです。
症状として、 頭痛・けんたい感・肩こり・意欲低下など、夏バテに似たような症状がでます。
これは、冬の寒さに対して、体が対応しようとして、ストレスが常にかかり体調の不調をおこしやすくなるためです。
これから冬が本番となることを考えても、冬バテで体調を崩さないように対策を立てる必要があります。
そこで今回は、冬の寒さが体に与える影響とその対策について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、冬バテを回避することで、冬を快適に過ごすことができます。
体調を崩してしまう理由の一つに、
「低体温」
があげられます。
冬の寒さは、体の芯から冷やし、体温を低下させます。
冷えは、「万病のもと」とも言われ、放っておくと場合によっては重篤な病気を引き起こす可能性があります。
具体的な冷えの症状は次の通りです。
血液の温度は、約40度あります。
この温かい血液が体に流れることで、体温が維持され、内臓や細胞が活動します。
冬の気温の低下によって、体温が低下するのを防ぐために、血管を縮めて、体に流れる血液を遅くします。
そうなると、血液が細胞に運んでいた栄養や酸素が不足します。
結果、頭痛、肩こり、疲れやすさ、体力の低下、肌荒れ、血色の不良、腹痛、便秘、蹴り、生理不順、足のむくみなどを引き起こします。
冬は気温が低下するため汗をかきにくくなり、のどの渇きも感じにくくなるため、水分の摂取が減ります。
また、冬は空気が乾燥しているので、皮膚の表面から呼吸から、体の水分が失われます。
そうなると、汗や尿などの排せつがとどこおり、老廃物が体にたまりやすくなります。
冬の気温の低下で、体が冷えると、基礎代謝が落ち、脂肪を燃焼させる働きが弱まります。
また、内臓の働きを守るために皮下脂肪がたまりやすくなる。
結果、血中の糖や脂肪分が消費・燃焼されにくくなることで、血糖や脂質の異常につながります。
体温が1度低下すると、免疫力は30パーセント低下します。
免疫力が低下すると、菌やウィルスから体を守れなくなったり、免疫の誤作動によって、自分自身の免疫が自分の組織を破壊して病気を引き起こす場合もあります。
このように、冬になり気温が低下することで、体にさまざまな影響を与えるため、しっかりした対策が必要となってきます。
冬の寒さから体を守るためには、最低でも1日1回、体温を「37度」に上げる習慣を身に付けることが必要です。
なぜなら、人間の体温は、本来、
「37度」
が自然なのです。
そのための方法を、以下で紹介させていただきます。
毎日の飲み物に、温かいお茶やスープを取り入れましょう。
体内から温まり、代謝が促進されます。
特に、 朝、目覚めてすぐの体は、水分の摂取を心がけましょう。
寝てる間に体は、発汗など多くの水分を失っています。
また、目覚めてからの排尿によって老廃物ともに、水分が失われます。
体は、私たちが普段から感じている以上に、良質な水を必要としています。
1日最低でも1.5から2リットルの程度の水分は取るようにしてください。
ただし、水を飲む上で気をつけてほしいのは、冷たい水は飲まないということです。
冷たいものを飲むと、体温は、急速に低下します。
朝は、1日の中でも最も体温が低いので、冷たい水を飲むと、さらに体温が下がてしまいます。
体温を下げないために、朝だけではなく、普段から水をは、常温か温めたものを飲むようにしてください。
また、暖かい飲み物の中で、オススメなのが、
「白湯」
です。
「白湯」は、体にとって不要な成分が入っていない、体に優しい飲み物です。
朝、コーヒーを飲む方も多いと思われますが、カフェインを含む飲み物は、利尿の作用があるため、水分をとっているようで、体からだしてしまいます。
ですので、朝、コーヒーを飲んでいただいても構わないのですが、その前に「白湯」を飲んで、体温を上げながら水分補給をすることをおすすめします。
その時は先に良質な水で十分な水分摂取を行ってください。
体の体温を上げるには、筋力が必要です。
筋肉が増えると、代謝が上がり体温が上がりやすくなります。
また、血流は筋肉が血管をおすことで、体全体にスムーズに流れます。
毎日、できる範囲の簡単な運動やストレッチをおこなってください。
どこでもできる運動としては、
「かかと落とし」
です。
「かかと落とし」は、ふくらはぎの筋肉を強化してくれます。
ふくらはぎは、「第二の心臓」とも呼ばれるほど、血流に関与する部位です。
ですので、ふくらはぎを鍛えることは、体温を上げることにつながります。
やり方はとても簡単です。
①リラックスして、足を肩の幅に開いて立ちます。
②3cm、両足のかかとを上げます。
③両足のかかとを床にストンと落とす。
これを30回ほど繰り返してください。
つま先立ちがふらつく場合は、イスや壁につかまっておこなってください。
冬の寒冷な日は、防寒着を着られると思いますが、体には冷えが入りやすい部位があります。
それは、「首」「手首」「ひざ」「足首」「おなか」です。
ですので、
「首」→マフラー
「手首」→手袋
「ひざ」→サポーター
「足首」→レッグウォーマー
「おなか」→腹巻き
といった感じで各部位を保温することをおすすめします。
そうすることで、体温の低下を防ぐことができます。
ごぼう、人参、さつまいもなどといった根菜は、土の中でエネルギーを蓄えるため、東洋医学では「陽」の食材とされています。
その成分的にも、血行促進するミネラル類が多く含まれています。根菜類の中でも
「しょうが」
が体温を上げるのに効果が高い食材です。
しょうがは、血管をひろげて血流を良くし、内臓など体の深部を温めるてくれます。ただ、刺激の強い食材なので、1日の摂取量は、5~10gを目安としてください。
湯船につかることで、温風にあたるより、25倍も体の温度を上げる効果があります。
お風呂の温度は、
38~41℃
が適温です。
時間的には、10~15分ほどつかってください。
お風呂に入り体温を上げることで、体の中の酵素も活性化し、睡眠の質が上がるなど、体にとってメリットが多い。
冬場のお風呂で注意していただきたいのが、ヒートショックです。入浴時のヒートショックを避けるためには、
・脱衣所やお風呂の洗い場を温めておく
・体にかけ湯やシャワーを浴びてから湯船に入る
・お風呂の温度を42度以上あげない
などをおこなってください。
冬の寒さは乾燥をもたらし、肌やのどの渇きや、ドライアイを引き起こし、コロナや風邪、インフルエンザなどの感染症のウィルスを活発します。
ですので、加湿器を使って室内の湿度を保つ必要があります。
冬場の適切な湿度は、
「40%以上に保つこと」
です。
冬に適切な湿度を保つことで、体感温度が上がり、快適な室内となる。室内の環境を整えることで、冬の寒さに負けず、健康を維持できます。
冬の冷気は、体の芯まで冷えます。冬の寒さで体温を下げたままでいると、冬バテを引き起こす他に、春になるころに、ぎっくり腰や寝違いなどを引き起こす原因にもなります。
今回、紹介させていただいたことが、今年の冬を乗りこえるために皆様の助けになれば幸いです。
それでも冬の寒さから、冬バをおこした場合は、お近くの治療院で体を整えることをおすすめします。
当院でも、冬の寒さによる体の疲れに対する施術もおこなっておりますので、ご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
今回のブログの他に、体が冷えることへの対策を書いておりますので、参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広