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50歳代男性の方がご来院されて、
「腰の上の方というか背中が痛くて…」
何かきっかけとかありましたか?とお聞きすると、
「出張が多くてね、それでしんどいかも」
「出張先で、ちょっと暴飲暴食はしちゃってる」
とのことでした。
今回ご相談いただいたような、出張が多い上に、食事もバランスが悪くなって、背中が痛くなるようなことはないですか?
そこで今回は、出張や食事によって起こる背中の痛みについて、その理由と対処法を紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、背中の痛みを解決することができます。
今回の背中の痛みには、脳と腸との関係が深いです。
腸というのは、1億個以上の神経細胞があり、脳に次ぐ多さから、「第二の脳」とも呼ばれ、脳に命令されなくても自律して動くこともあります。
また、「脳」と「腸」は、互いに情報を共有し合う関係で、「脳腸相関」とも呼ばれています。
その脳と腸の関係をつなげるのが、自律神経です。
自律神経は、
①ストレスに対抗したり体の活動を促す「交感神経」
②栄養と吸収するために胃腸を動かしたりリラックスを促す「副交感神経」
の2つの神経に分かれます。
一部例外はありますが、交感神経がしっかり働いている時は、副交感神経の働きが低下します。
また逆に、副交感神経がしっかり動いている時は、交感神経が抑制されます。
今回ご相談いただいた方は、出張が続いているということでした。
出張で、慣れない場所、緊張する場所に行き仕事をするというのは、ストレスがかかり続けます。
そうすると脳がストレスを感じ、交感神経が働きます。
交感神経の動きが促進されると、副交感神経の働きが低下し、胃腸の動きが悪くなります。
その上、出張先で暴飲暴食しているということで、動きが悪い腸への負担を増長します。
そのことで、背中に痛みが発生します。
なぜ腸が疲れると背中が痛くなるのか?
それは、体の仕組みとして、内臓の状態を伝える神経と関係が深い、背中や腰の皮膚に反映される反射があります。
例えば、心臓に不調がある時、反射として、左肩から腕にかけて痛みが発生する場合があります。
今回のような腸が不調の際には、腰の上部、背中の真ん中あたりに痛みが発生します。
下の写真は、各内蔵が不調の際に、背中や腰に現れる痛みの場所です。
腸の疲れから背中に痛みが出てしまう場合の解決には、自律神経の調整が必要になります。
自律神経の調整の一つの方法としては、「呼吸」があります。
息を吸うと交感神経が働き、息を吐くと副交感神経が働きます。
何気なくおこなている呼吸ですが、いざ深くしようと思うと、今回の方のように出張疲れがある方にとっては案外難しいものです。
自律神経を調整できるほどの深い呼吸をするためには、体の歪みを整える必要があります。
自律神経を整え、腸の動きをよくし、背中の痛みを素早く治されたい方は、お近くの専門の治療院で体を整えてもらうことをお勧めします。
その上で、部分的ですが、腸を整える助けをしてくれるツボをご紹介させていただきます。
腸を整えるツボの名前は、
「裏内庭(うらないてい)」
です。
足の2番目の足の裏側の指の付け根にあります。そこを指で押して、痛気持ちいいぐらいの刺激を与えてください。
当院も胃腸の疲れからくる背中の痛みに対しての治療を行なっております。
当院では、
①患者様からご自身が感じるお身体の状態、それによって起こっているお悩み、治ることで何ができるようになりたいかを、しっかりお聞きします。
②体のどの部分に歪みが出ているのかを、姿勢や体の動きなどを検査します。
③体のバランスを整える整体・体の硬い部分を和らげる鍼治療・体の回復を助ける電気治療などを使い「体の歪み」を整えます。
④治療後は、体を整えた状態を維持するために、ご自宅でやっていただきたいセルフケアの方法をお伝えします。
⑤今後、治していくための計画についてお話しさせていただく。
といった流れで、治療をさせていただきます。当院で治療を受けていただき、体を整えることで、背中の痛みを緩和し、それを良い状態を維持できる体を作ることができます。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや必要とされていることをしっかりとお受けし、治った先にある希望する将来像を共有して、一緒に治していく治療院を目指しております。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
70歳代女性の方がご来院されて、
「膝のお皿の上あたりの筋肉が痛いの」
「バス旅行で歩き回ってからなんだけど」
「途中から動くのがしんどくて座り込んでもた」
とご相談いただきました。
コロナも落ち着いてきたことで、ご旅行をされる方も多くなってきましたね。
今回の場合のようなパックのバス旅行は、スケジュールがあるので、自分のペースで動けず無理をして、この方のように足に不調を訴える方は少なくありません。
そこで今回は、当院でのそうなった理由、対処法などを紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、バスのパック旅行後に発症した、膝のお皿の上あたりの筋肉の痛みを解決することができます。
さらに詳しくそのようになった過程をお聞きしていきました。
ツアー内容はどんな感じですか?
「橋を渡ったり、梅を眺めたりして」
「人が多くて思うように進まなくて」
「結構忙しく歩き回ったんよ」
今の段階で一番困ることはなんですか?
「歩きだしがしんどいの、動くのが億劫になるの」
バス旅行から帰ってきてから何かケアしましたか?
「湿布はったぐらいかな」
ツアー中何か気になることとかありましたか?
「バスの中が寒くて」
「旅行から帰ってきたら結構足がむくんだ」
とのことでした。
「膝のお皿の上あたりの筋肉が痛い」と訴えられていましたので、どのあたりか説明してもらうと、太ももの前の中心部分のあたりを示されました。
お身体を見させていただくと、特に気になったのは、骨盤が後ろに倒れて、重心が後ろにあることでした。
このお身体のバランスですと、そのまま後ろに転んでしまいそうな感じを受けました。
今回、太もも前の筋肉が痛くなったのは、
後ろに倒れそうな体のバランスのため
であると思われました。
体を後ろに倒れないように、支える必要があり、それを主力でになっているのが、太ももの前の筋肉。
「体を支える」「歩く」の二重の負荷を、忙しい旅行スケジュールの中でかけすぎて、今回の症状が出てしまったと思われます。
ですので、解決方法としては、後ろに倒れそうな体のバランスを整えれば、太もも前の筋肉の負荷が減り、痛みは良くなっていきます。
太もも前の筋肉だけではなく、全身のバランスを整える必要がありますので、お近くの専門の治療院医にかかられることをお勧めします。
部分的なセルフケアとはなりますが、太もも前の筋肉を緩める方法として、
①座った状態で股関節の付け根を軽く5回ほど押します。
②両手で太ももを掴んで、股関節から膝に向かって皮膚の上を両手を滑らせます。それを10回ほど繰り返してください。
③次は逆方向、膝から股関節に向けて、太ももを掴んだ両手を10回滑らせます。
④最後に股関節の付け根を軽く5回ほど押します。
左右の太ももにやっていてください。このセルフケアで、太もも前の筋肉の柔軟性と血流を良くすることができます。
当院もバス旅行で膝のお皿の上あたりの筋肉が痛くなってしまった方に対しての治療を行なっております。
当院では、
①患者様からご自身が感じるお身体の状態、それによって起こっているお悩み、治ることで何ができるようになりたいかを、しっかりお聞きします。
②体のどの部分に歪みが出ているのかを、姿勢や体の動きなどを検査します。
③体のバランスを整える整体・体の硬い部分を和らげる鍼治療・体の回復を助ける電気治療などを使い「体の歪み」を整えます。
④治療後は、体を整えた状態を維持するために、ご自宅でやっていただきたいセルフケアの方法をお伝えします。
⑤今後、治していくための計画についてお話しさせていただく。
といった流れで、治療をさせていただきます。
当院で治療を受けていただき、体を整えることで、膝の上の筋肉の痛みを緩和し、それを良い状態を維持できる体を作ることができます。
治療後は、「動きやすい、背中が伸びてる感じがする」という感想をいただきました。
コロナがやっとおさまりつつあるので、皆様には旅行に楽しんでいただきたいです。
旅行に行く前や行った後に、お体について何かご相談がございましたら、ぜひ当院にお越しください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや必要とされていることをしっかりとお受けし、治った先にある希望する将来像を共有して、一緒に治していく治療院を目指しております。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
50歳代男性の方がご来院されて、
「倉庫の内側に断熱材とか貼ろうと思って」
「大きなホッチキスみたいなやつで、ばちばち打ち込んでてん」
「そしたら肘の内側が痛くなって…」
とご相談いただきました。コロナ禍で、DIYが流行り専門職の方のような道具を使われる方が増えました。
慣れない機械を使われることで、肘の内側の痛みを訴えられる方は少なくありません。
そこで今回は、DIYの機械を使い肘の内側に痛みがでた理由と対処法を紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、肘の内側の痛みを解決することができます。
さらに詳しくそのようになった過程をお聞きしていきました。
肘の内側が痛くて困ることはなんですか?
「頭洗おうとしても痛いし」
「もの持ち上げると痛いし」
「手を仕事仕事やからちょっと困ってる」
作業はまだまだあるんですか?
「全然まだまだ終わってないの」
「安い機械を使ったから悪いと思うねん」
「もうちょっといい機械買おうと思ってる」
何かケアとかされましたか?
「湿布貼ったりサポーターしたけどきかへんくて」
とのことでした。
使われた機械は、エアガンのように、空気の力でホッチキスの弾を板に打ち込むものです。
この打ち込には、腕が跳ね上がる方向に衝撃を伝え、肘に、
「外反力(がいはんりょく)」
という負荷をかけます。
銃なら腕を跳ね上げたり肘を曲げて衝撃を吸収すればいいのです。
しかし、板にホッチキスを打つこむには、腕を跳ね上げないように、外反力に対抗する力が入ります。
外反力を制動するには、肘の内側から前腕や指に伸びる5つの筋肉が活躍します。
ホッチキスを板に打ち込みを連続で行うことで、衝撃を制動するための肘の内側からでる筋肉が疲れて硬くなります。
柔軟性がなくなった筋肉は、付け根である肘の内側に負荷がかかり、痛みを発生させてしまうのです。
ホッチキスの衝撃で硬くなった肘の内側から出る筋肉の対処法として、
①温める
硬くなった筋肉は、いわば冷凍肉です。
お風呂などに浸かり温め血流を良くして、冷凍状態の筋肉を柔らかくしてください。
②肘の内側から出る筋肉を伸ばすストレッチ
ホッチクスからでる衝撃を制動する際に、腕を内側に捻る動作を行います。
腕を内側に捻れた癖を解除するために、手のひらと上に向けて手首を逸らして、指と肘を伸ばずストレッチが有効です。
③皮膚を外側に誘導する
②と同じく、腕を内側に捻り癖を治すために、手のひら側の前腕の皮膚を伸ばします。
方向は、内側(小指側)から外側(親指側)に向かって、皮膚を伸ばしてください。
①、②、③を行なっていけば、ゆっくりながら良くなっていきます。
ただ、今回ご相談いただいた方は、断熱材を貼ったり、棚を取り付けたりと倉庫の改造を、夏までには終わりたいとご希望でした。
このように、ゆっくり待っていられない方は、お近くの専門の治療院にかかられることをお勧めします。
今回の痛みの原因である、肘の内側からでる5つの筋肉は、伸びる方向がそれそれ違います。
ですので、専門知識を持った治療院で、どの筋肉に支障が出ているのかを丁寧に見てもらい施術を受けることで、治癒期間を短縮することができます。
当院もDIYをしたことで肘の内側の痛みに対しての治療を行なっております。
当院では、
①患者様からご自身が感じるお身体の状態、それによって起こっているお悩み、治ることで何ができるようになりたいかを、しっかりお聞きします。
②体のどの部分に歪みが出ているのかを、姿勢や体の動きなどを検査します。
③体のバランスを整える整体・体の硬い部分を和らげる鍼治療・体の回復を助ける電気治療などを使い「体の歪み」を整えます。
④治療後は、体を整えた状態を維持するために、ご自宅でやっていただきたいセルフケアの方法をお伝えします。
⑤今後、治していくための計画についてお話しさせていただく。
といった流れで、治療をさせていただきます。当院で治療を受けていただき、体を整えることで、肘の内側の痛みを緩和し、それを良い状態を維持できる体を作ることができます。
治療後は、
「服着ようと肘捻っても痛くなかった〜」
と感想をいただきました。
コロナ禍で、ディープな域まで趣味を伸ばした方は多くおられます。
楽しく続けるためのも、お身体でお困りごとがあった際には、当院にご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや必要とされていることをしっかりとお受けし、治った先にある希望する将来像を共有して、一緒に治していく治療院を目指しております。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
来院される患者様から、ご友人が腰の圧迫骨折になったことで、この骨折について質問を受けました。
ご友人からお話を聞いて、自分もならないかと不安に思われたそうです。
私の60歳代女性の友人も、転んで腰が痛くなって、ぎっくり腰かと思って病院に行ったら腰の圧迫骨折の診断され、驚いたという体験談を聞いたことがあります。
腰の圧迫骨折は、「いつのまにか骨折」とも呼ばれるほど、サイレントな骨折ですので、ご自身での判断が難しくことが多いです。
そこで今回は、「腰の圧迫骨折」について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、腰の圧迫骨折への対処ができるようになります。
圧迫骨折とは?
外部からの圧力で、腰の骨が潰れてしまうのが圧迫骨折です。
症状
寝返りや起き上がりといった、体を動かすと強い痛みを感じることが特徴です。
発症しやすい年齢・性別
高齢者、閉経後の女性
原因
尻餅、転倒といった大きな衝撃を腰にかかったときだけでなく、咳やくしゃみ、重いものを持ち上げるなど生活の何気ない動作でも引き起こされることもあります。
2次的な症状
1箇所圧迫骨折を起こすと、続けて前後の背骨も圧迫骨折を起こす場合が多い。そのため、背中が丸くなったり身長が低くなる場合があります。
圧迫骨折による影響
圧迫骨折によって腰が曲がり、姿勢が悪くなることで、肺活量の低下や、体の機能が低下してしまうこともしばしばあります。
専門医にかかる判断基準
・尻餅をついた
・思いものを持ち上げてから痛い
・朝起き上がる時に痛い
・痛くて寝返りが打てない
・背中が丸くなった
・咳やくしゃみをした時に痛くなった
など当てはまれば、一度病院で検査を受けてください。
検査方法
まずは病院でのレントゲン検査から。
ただ発症直後は、レントゲンでもうつらないことがあります。
数日空けて再度レントゲン検査を行うか、MRIやCTでより精密な検査が有効とされています。
治療法
現在の圧迫骨折の治療法としては、コルセットをして腰の安静を確保して、自然と固まるまで待つ方法が主流です。
治療期間
治癒には1〜3ヶ月ほどかかるとされています。
圧迫骨折にならないためには
骨を強くする方法として、適度な運動、バランスの良い食事、太陽に当たることがあげられます。
また、杖をつく、家の中の段差を減らす、スリッパを履かないなど転ばないための工夫をすることも有効です。
腰の圧迫骨折はどうしても歪に背骨が固まることが多いです。
そのことで、背骨が前や横に歪んでしまいます。
それを支えるために、筋肉や関節により負荷がかかり、体に歪みが生じます。
腰の圧迫骨折部分が治り、腰の痛みがせっかく軽減しても、お尻や足、肩こりなども発症することも少なくありません。
ですので、より快適に日常生活を送るためにも、腰の圧迫骨折の2次的に後遺症がでないためにも、できるだけでいいのでウォーキングや体操など軽い運動をするか、お近くの治療院で体を整えることをお勧めします。
当院もこの腰の圧迫骨折部分が固まった後のメンテナンス治療を行なっております。
当院では、
①患者様からご自身が感じるお身体の状態、それによって起こっているお悩み、治ることで何ができるようになりたいかを、しっかりお聞きします。
②体のどの部分に歪みが出ているのかを、姿勢や体の動きなどを検査します。
③体のバランスを整える整体・体の硬い部分を和らげる鍼治療・体の回復を助ける電気治療などを使い「体の歪み」を整えます。
④治療後は、体を整えた状態を維持するために、ご自宅でやっていただきたいセルフケアの方法をお伝えします。
⑤今後、治していくための計画についてお話しさせていただく。
といった流れで、治療をさせていただきます。当院で治療を受けていただき、体を整えることで、腰の圧迫骨折の影響で起こるお体の痛みを緩和し、それを良い状態を維持できる体を作ることができます。
当院でも腰部の圧迫骨折後に、家事や趣味を以前と変わらす行いたいというご希望から、メンテナンス治療を2週間に1度や1ヶ月に1度受けにこられる方もいらっしゃいます。
腰部の圧迫骨折後にお体にお困りごとがございましたら、当院にご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや必要とされていることをしっかりとお受けし、治った先にある希望する将来像を共有して、一緒に治していく治療院を目指しております。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
40歳代女性の方がご来院されて、
「子供の遠征で、毎週末あって」
「朝の3時とか4時とかに起きることが多くて」
「朝早く起きなくてもいい日にまで、何度も目が覚めてしまうんです」
というご相談をいただきました。
今回来院された方のように、生活リズムを崩して、睡眠に障害をきたしてしま方は少なくありません。
そこで今回は、そうなった理由、対処法などを紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、夜中に何度も目を醒めてしまうような睡眠状態を解決することができます。
さらに詳しくそのようになった過程をお聞きしていきました。
夜中に何度も目が醒めてしまって、お困りなことはなんですか?
「仕事中に眠たくて眠たくて、特にお昼が」
睡眠がそのような状態になってお体に変化が出ましたか?
「疲れが取れなくて」
「肩も痛いし、腰も痛いし」
何か睡眠対策とかされましたか?
「できるだけ早くは寝ようとはしてるんですが」
とのことでした。
生物は、朝、日が上り夜に日が沈むといった1日の変化に連動して、体の機能を変化させます。
それは「体内時計」と呼ばれれ、体温やホルモンを変化させて、昼間は活動的に、夜は休ませます。
その中に睡眠も組み込まれています。
人間の体内時計は、実は25時間です。
それを24時間に調整するのは、脳へ日の光や夜の暗闇、食事や運動などといった刺激を規則的なリズムで送ることが必要となります。
脳はその刺激によって、ホルモンを分泌して体内時計を調整し、体の状態をお昼や夜にふさわしい体の状態にします。
体内時計の調整がうまくいけば、睡眠もいい状態になります。
今回ご来院された方は、遠征のために寝ているべき時間に起きることを繰り返しました。
そのために、脳がその時間は起きる時間帯だと覚えてしまます。
結果、遠征がない時でも目が覚めてしまうわけです。
睡眠がうまくいかないと体の回復する時間帯が取れず、疲労や肩腰の痛みを引き起こしてしまう悪循環を引き起こしてしまいます。
体内時計を調整するのにポイントの2つ。
「自律神経のスイッチング」
「セロトニンホルモンの分泌促進」
です。
自律神経は、体を活動させる交感神経と体を回復しリラックスさせる副交感神経とがあります。
このスイッチングがうまくできないと、お昼に仕事や家事をするやる気モードや夜中の睡眠や回復モードがうまく働きません。
交感神経と副交感神経といった2つの自律神経のオンオフの切り替えが、睡眠をスムーズに取るためのポイントとなります。
では、自律神経のスイッチングをうまくするにはどうしたらいいのでしょうか?
自律神経は言葉の通り、自動的に動く神経なので、意識的には動かせません。
しかし唯一調整できるのが、
「呼吸」
です。
息を吸うと交感神経が動き、息を吐くと副交感神経が働きます。
例えば、ため息つくと体が緩んだ感じがしませんか?それは副交感神経が働いて、体がリラックスした証拠です。
呼吸はできているように思いますが、お身体を見せていただくと、呼吸が浅い方が多いです。
呼吸を自然にスムーズにするためには、呼吸するための関節や筋肉のを整える必要があります。
体が整い、呼吸がスムーズにできるようになれば、自律神経のスイッチングがうまくいき、睡眠も促進されます。
睡眠に関わるホルモンの一つに、「メラトニン」というホルモンがあります。
この「メラトニン」が夜に分泌されることで脳に睡眠を誘導するように働きます。
この睡眠を誘う「メラトニン」を作る材料として、「セロトニン」というホルモンがあります。
この「セロトニン」というホルモンが不足すると、「メラトニン」がつくれず睡眠に障害が出ます。
ですので「セロトニン」が作られやすい体づくりがいい睡眠を取るためのポイントとなります。
では、セロトニンの分泌を促進するにはどうしたらいいのでしょうか?
セロトニンは、重力に対抗する筋肉が正しく働くことで分泌が促進されます。
つまり、体の歪みや姿勢が悪いとセロトニンの分泌が悪くなります。
体が整った状態でしたらセロトインの分泌は促進され、睡眠も促進されます。
このような理由から、夜中に何度も目が覚めてしまう方は、まずお近くの治療院でお身体を整えることをお勧めします。
そうすることで、自律神経のスイッチングやセロトニンの分泌しやすい体となり、自然と質のいい睡眠を取ることができます。
体が整った上で、ご自宅でできるセルフケアとして、
「腹式呼吸」
をお勧めします。
やり方は簡単です。
寝転んだ状態で結構ですので、お腹に手を当てて、
①お腹を凹ませながら、口から息をゆっくりできるだけはきます。
②お腹を膨らませながら、鼻からゆっくり吸ってください。
①、②を5回ほど繰り返してください。息を吐くのも吸うもの、ご自身ができる限りでいいので、無理せず行ってみてください。
当院は遠征で生活リズムを崩して睡眠障害がでている方に対しての治療を行なっております。
当院では、
①患者様からご自身が感じるお身体の状態、それによって起こっているお悩み、治ることで何ができるようになりたいかを、しっかりお聞きします。
②体のどの部分に歪みが出ているのかを、姿勢や体の動きなどを検査します。
③体のバランスを整える整体・体の硬い部分を和らげる鍼治療・体の回復を助ける電気治療などを使い「体の歪み」を整えます。
④治療後は、体を整えた状態を維持するために、ご自宅でやっていただきたいセルフケアの方法をお伝えします。
⑤今後、治していくための計画についてお話しさせていただく。
といった流れで、治療をさせていただきます。
当院は遠征で生活リズムを崩して睡眠障害がでている方に対しての治療を行なっております。
当院で治療を受けていただき、体を整えることで、夜中に何度も目が覚める睡眠状態を緩和し、それを良い状態を維持できる体を作ることができます。
治療後は、
「今日みてもらうの待ってたんですよ、あ〜スッキリした〜」
と感想をいただきました。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや必要とされていることをしっかりとお受けし、治った先にある希望する将来像を共有して、一緒に治していく治療院を目指しております。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広