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首の痛み | ひさき鍼灸整骨院 - Part 9の記事一覧
50歳代女性の方がご来院されて、
「旦那がゲームしだしてから一緒にやるようになってはまって」
「日曜日に、旦那が休みのときにやりこんでもうて」
「そうしたら顔あげると首が痛くて痛くて」
とお話しされました。このように時間を忘れてスマホでゲームをしていると、首が痛くなってしまうことはないですか?
今回は、当院での実例とそうなった理由、対処法などを紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、スマホゲームによっておこった首の痛みを解決することができます。
さらに詳しくお話をお聞きすると、
「そのせいか頭も痛くなって」
「スマホ見る角度が悪いと思って色々動かしてみたんやけど」
「顔の左のほうれい線が深くなった感じもするし」
と現状をおっしゃっていました。
お身体を見てみると、右肩が下がって、左肩が内側に巻いてひきつって、頭が左に傾いてしまっている状態。
お顔も左側のほっぺたがむくんで、ほうれい線が確かに右側に比べて深くでてしまっていました。
また、顎が前に突き出した姿勢で、首の後ろをなぞると骨の並びに歪みが出ていました。
スマホゲームの姿勢は、4〜5キログラムもある頭を前に突き出す体勢ですので、首の筋肉にかなりの負担をかけます。
首の筋肉に負担をかけ続けることで、首の骨を支える筋肉が硬くなり歪みが生じます。
そうすると、歪みによって首周辺を通る血管が圧迫されて、血流が悪くなり、首や脳・目などに栄養を届かなくなり、結果、痛みが発生します。
顔にむくみがでてほうれい線が深くなってしまっていたのも、首周りの血流が悪くなっているためです。
治療としては、体の歪みを整えた後に、スマホゲームによって起こった血流の悪さを改善するために、リンパ流れをよくする治療も行いました。
リンパの流れを良くすることで、血流もよくなります。
リンパの治療中に、
「なんか今まで受けたことない感じがする」
「ぼあーっとなんか流れてる」
とご自身が感じられたことをおっしゃってました。
治療後は、スマホゲームはやっていただいても構いませんが、セルフケアとして首のリンパを流すセルフケアの方法をお伝えしました。
やり方はとても簡単です。
ます、鎖骨の上あたりの皮膚をゆっくり5回ほどさすってください。
首の根っこにはリンパの大きな入り口があります。
それによってリンパを流す入り口が広がります。
首の後ろに手を当て喉に向かって皮膚を優しく5回ほど摩ってください。
そして再度、鎖骨の上あたりの皮膚をゆっくり5回ほどさすってください。
これを5回ほど繰り返してください。最後は、必ず鎖骨の上あたりの皮膚をゆっくりさすって終わるようにしてください。
スマホゲームは楽しいものですし、ストレス解消にもなります。
スマホゲームの姿勢は首にかなり負担をかけますが、やめるという選択肢はなかなか難しいと思います。
ですので、首のメンテナンスをしながら楽しくやっていただきたいです。
当院もこのスマホゲームの姿勢から首の痛みがでた方に対しての治療を行なっております。
当院では、
①患者様からご自身が感じるお身体の状態、それによって起こっているお悩み、治ることで何ができるようになりたいかを、しっかりお聞きします。
②体のどの部分に歪みが出ているのかを、姿勢や体の動きなどを検査します。
③体のバランスを整える整体・体の硬い部分を和らげる鍼治療・体の回復を助ける電気治療などを使い「体の歪み」を整えます。
④治療後は、体を整えた状態を維持するために、ご自宅でやっていただきたいセルフケアの方法をお伝えします。
⑤今後、治していくための計画についてお話しさせていただく。
といった流れで、治療をさせていただきます。当院で治療を受けていただき、体を整えることで、首の痛みを緩和し、それを良い状態を維持できる体を作ることができます。
治療後は、
「顔のむくみ取れてる」
「あ〜、楽に上向ける」
「体、軽くなった〜」
といったご感想をいただきました。
首は色々な体を調整するセンサーが付いています。
首の調子が悪いと全身に影響しますので、スマホゲームしすぎて首に負担をかけすぎたときは、今回紹介させていただいたリンパを流すセルフケアをやってみてください。
それでも首の痛みが取れない場合は、当院にご来院ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや必要とされていることをしっかりとお受けし、治った先にある希望する将来像を共有して、一緒に治していく治療院を目指しております。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
先日、ご来院された50歳代女性の方から、
「1ヶ月前ぐらいからな、朝、寝起きから頭が痛いんですよ、どうしたらいいですか?」
とご相談を受けました。
1ヶ月前からということですが、きっかけとか何か思い当たることはありますか?とお尋ねすると。
「特にはないような・・・」
と。後頭部の頭痛なら、たとえばスマホとか目をよく使っていることはないですか?とお尋ねすると、
「あ、ドラマを毎日三時間ぐらい見るようになって・・・」
「確かに、目がすごい疲れてる感じがする・・・」
「目が疲れてくると頭が重だるい気はする・・・」
とのこと。
このように、目を使いすぎることによって、朝、寝起きから後頭部に頭痛が出てしまった方の実例を交えて、そうなった理由、対処法などを紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、朝からのおきる後頭部への頭痛を解決することができます。
さらに詳しくをお聞きしていきました。
朝、起きた時から後頭部に頭痛が起きると、何が一番困りますか?とお尋ねすると、
「朝は、旦那が結構早い時間に家出るんで・・・」
「朝飯作ったり弁当入れないといけないから・・・」
「頭痛いと動きづらくて困るんです・・・」
とのこと。
また、目の疲れたときの対処法はどうされていましたか?との質問に、
「薬局で目薬買ってさしてる、スッとするし」
ということでした。
中国と韓国の100話を超えるドラマで、面白くて見るのを辞めれないということなので、治療とセルフケアで対処していきましょうということになりました。
お身体を見させていただくと、特に首と頭の境目(頭の髪の毛の生え際)に、筋肉の緊張と首の骨の歪みが触知できました。
これは、目を使いすぎる方によく見られる症状です。
というのも、目を使うことと首の上部の筋肉は連動して動くということは、研究報告がされています。
つまり、目の疲れが首の疲れに直結するのです。
しかも首の付け根には、後頭部に分布する大きい神経や血管が通っています。
目の疲れによって引き起こされる首の筋肉の緊張で圧迫されると、後頭部の頭痛が引き起こされてしまうのです。
また、朝に起こる原因は、寝ている間は心臓がゆっくり動きます。
そして、1日の中で一番、筋肉が硬くなったり血流も悪くなるのは、寝起きです。
ですので、今回ご相談いただいた50歳代の女性の方の場合は、寝起きのタイミングで引き起こされてしまうのです。
治療後にお伝えしたセルフケアは、まず目をケアすることからおこなってくださいということでした。
目の疲れをとると、首の上部の筋肉が緩み、神経や血管の通りが良くなり、頭痛が緩和されるからです。
この方は目のケアを、市販の疲れ目の目薬でされておられました。
しかし、疲れ目の目薬は強制的に血管を広げるので、何度も使うと血管を痛めてしまい、結果、かえって目の疲労を引き起こしてしまいます。
目の疲れを取るための方法は、大変簡単です。
ホットタオル(蒸しタオル)を目の上に載せるだけでいいです。
蒸しタオルの作り方は、水に濡らしたタオルを固く絞り、600Wの電子レンジで40秒ほど加熱してください。
火傷には注意して行ってください。
電気のホットアイマスクもいいのですが、水分を通して温める方が効果が高いです。温めることによって、目の血流が良くなり、疲れために栄養が行き渡り、眼精疲労の回復が早くなります。
ひいては、寝起きに後頭部の頭痛への予防となります。
当院はこのような目の使い過ぎによって、引き起こされる寝起きの後頭部の頭痛に対しての治療も行なっております。
当院では、
①患者様からご自身が感じるお身体の状態、それによって起こっているお悩み、治ることで何ができるようになりたいかを、しっかりお聞きします。
②体のどの部分に歪みが出ているのかを、姿勢や体の動きなどを検査します。
③体のバランスを整える整体・体の硬い部分を和らげる鍼治療・体の回復を助ける電気治療などを使い「体の歪み」を整えます。
④治療後は、体を整えた状態を維持するために、ご自宅でやっていただきたいセルフケアの方法をお伝えします。
⑤今後、治していくための計画についてお話しさせていただく。
といった流れで、治療をさせていただきます。
当院で治療を受けていただき、体を整えることで、後頭部への頭痛を緩和し、それを良い状態を維持できる体を作ることができます。
治療後は、
「目が明るなった」
「頭が軽くなった」
「なんか楽やわ」
というような感想をいただきました。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや必要とされていることをしっかりとお受けし、治った先にある希望する将来像を共有して、一緒に治していく治療院を目指しております。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
今日2月22日は、猫の日。
日付が2・2・2と並ぶので、並んだ数字をにゃー・にゃー・にゃー猫の鳴き声見立てたことからきているそうですが。
それはともかく、受験シーズンも終盤ですね。
先日、受験をひかえた女子中学生が来院。
“勉強してたら首がすぐ痛なるし、朝起きて首回したらボリボリ音鳴って、ちょっと怖いんですよ”
と話し始め、一緒についてこられた親御さんも、そのことで受験勉強に支障がでるのを心配されておられました。
そこで今回は、このような受験勉強による首の痛みについて、実例を交えてそうなった理由、対処法などを紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、受験勉強による首の痛みを解決することができます。
来院された女子中学生はさらに、さらに詳しく生活習慣やそのなった時どうしているのかを聞いていくと、
・夏に部活を引退してからは、勉強で机に座っている時間が長く、運動不足は感じている。
・夜遅くまで勉強するので、寝不足気味。
・首があまりにも痛いときは、痛み止めを飲んでいる。
・試験の過去問をタブレット使って勉強してるから、目が疲れる。
また親御さからも、
「この子、机に顔をひっつけるような姿勢で勉強をしているんですよ、ので、そのせいかと思って注意はするのですが・・・」
受験もラストスパートで、首の痛みで勉強に集中できないのは困るとのことでした。
高校受かったらなんかしたいことある?と聞いたら、
「高校受かったらスマホを買ってもらえるの、みんなとやっとやりとりできるの楽しみなの」
と可愛い受験後の楽しみも聞かせてもらいました。
受験後の楽しみを聴かせてもらったからには、かなえるためにもしっかり治療に取り組みました。
お話を聞かせていただいあと、検査を行いました。
まず、女子中学生の方の座り姿を見ていると、顔を前に突き出し背中を丸めた状態、いわゆる“猫背”と言われる状態。
首の動きをチェックしてみると、特に頭と首の境にかなり歪みがでていました。
頭と首の境は、神経や血管、筋肉が多数交差するスクランブル地点です。
勉強姿勢が、頭と首の境目に歪みが生じさせて、交通渋滞を起こし、首の痛みを誘発させていることがわかりました。
検査結果としては、親御さんがおっしゃったように、首の痛みは確かに勉強姿勢からくるものです。
解決策は、姿勢良く勉強することなんですが・・・。
しかし、姿勢良く勉強するなんて、現実問題むずかしい。
試験も差し迫っておりますし、勉強中は集中できる姿勢でさせてあげていいかと思います。
ただそうするには、勉強の合間にセルフケアをするなり、今回ご来院ただいたように体のメンテナンスが必要となります。
しかも今回は、夏に部活を引退した後から半年かけてこの状態になったため、首の歪みだけでなく、腰や足など全身に歪みが及んでいました。
治療後は、勉強して首に疲れを感じた時にやってほしいセルフケア
“猫の首つまみ”
をお伝えしました。
その方法ですが、やり方はとても簡単。
首を前に倒し、頭と首の境目をつまみあげ、20秒静止させます。
腕が首に回らず、首がつまめないないようでしたら、別の方法です。まず、アゴの下あたりの首に両手を当てます。
そのまま優しく皮膚を首の真ん中に集めるように、頭と首の境目をさすりあげます。
首の真ん中あたりに指先が到達したら、その状態で20秒維持します。
回数は一回だけで大丈夫です。
注意点は首はとても敏感ですので、優しく行なってください。
当院はこのように「受験勉強をしてると首が痛い」と訴える方に対しての治療を行なっております。治療の流れとしては、
①患者様からご自身が感じるお身体の状態、それによって起こっているお悩み、治ることで何ができるようになりたいかを、しっかりお聞きします。
②体のどの部分に歪みが出ているのかを、姿勢や体の動きなどを検査します。
③体のバランスを整える整体・体の硬い部分を和らげる鍼治療・体の回復を助ける電気治療などを使い「体の歪み」を整えます。
④治療後は、体を整えた状態を維持するために、ご自宅でやっていただきたいセルフケアの方法をお伝えします。
⑤今後、治していくための計画についてお話しさせていただく。
といった流れで、治療をさせていただきます。
当院で治療を受けていただき、体を整えることで、受験勉強してる際にでる首の痛みを緩和し、勉強に集中できるようになります。
治療後、女子中学生は、
・「首が軽くなった、楽や~」
・「目が見やすい、なんか明るい」
・「あ〜、体が伸びる~、なんかスッキリした」
一緒についてこられた親御さんも、
「ほんまや、背が伸びた感じがするね〜」
と感想を述べられていました。
このように当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや必要とされていることをしっかりとお受けし、治った先にある希望する将来像を共有して、一緒に治していく治療院を目指しております。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
こんにちは。ひさき鍼灸整骨院 院長の久木崇広です。
肩や腰など体の一部を痛めたことをきっかけに、首や足など体の他の部分が続いてあちこち痛くなり、
“自分の体はどうなってるの?”
“なんでこんなにたて続けて調子が悪くなるの?”
“このまましてたら動けなくなってしまうじゃないの?”
と不安や焦りから、気持ちまで落ち込んでしまうことはないですか?
今回は、当院での実例とそうなった理由、対処法などを紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、体のあちこちの痛みが連鎖する不安を、解決することができます。
立て続けに痛みがでたことから、ご来院された患者様の実例を紹介させていただきます。
「右肩が痛くなって、1ヶ月ぐらいでだいぶ治ってきて、でもなんかまた左肩がジワッと痛くなってきてて、調子が悪くて…」
とご自身の状況を話はじめられ、さらに詳しくそうなった過程をお聞きしていきました。
右肩を痛めたきっかけは、ヨガ教室で頑張り過ぎたことから。
右肩が痛くなったことで、寝返りがうてない、服の脱ぎ着もスッとできない、頭を洗うのもうまくできないなど、大変だったと。
病院でレントゲンを撮ってもらったが異常がみられず、痛み止めを飲んだり、湿布を貼ったりして過ごしていると、1ヶ月くらい経った頃にはなんとかマシに。
しかし今度は、左肩も痛くなり、
「せっかく良くなってきたのになんで?」
「また前みたいに痛くなるの?」
「なんで急にあちこち痛くなってくるの?」
と、痛みがずっと続いている不安から、来院されたとのことでした。
今回の場合は、右肩を痛めたことで、今までのように効率よく右肩を動かせなりました。
それを、背中や腰・左肩などでカバーすることにより、体としてはアンバランスな動きになってしまっていたのです。
それが原因となって、「体が歪んだ」のです。
このように、「体の歪み」がでると、体はスムーズに動かせず、無理をすると痛めてしまうことに。
それだけではなく、歪みで動きにくくなった部分を別の部分が庇い、次々と歪みが広がっていくのです。
ですから、「体が歪んだ」の原因になった部分をしっかり見極めて、適切な箇所に適切な施術を施す必要があります。
そのために、専門的な治療院で、「体の歪み」の根本はどこにあるのかを診てもらうことをお勧めします。
当院もこの「体の歪み」に対しての治療を行なっております。
当院では、
①患者様からご自身が感じるお身体の状態、それによって起こっているお悩み、治ることで何ができるようになりたいかを、しっかりお聞きします。
②体のどの部分に歪みが出ているのかを、姿勢や体の動きなどを検査します。
③体のバランスを整える整体・体の硬い部分を和らげる鍼治療・体の回復を助ける電気治療などを使い「体の歪み」を整えます。
④治療後は、体を整えた状態を維持するために、ご自宅でやっていただきたいセルフケアの方法をお伝えします。
⑤今後、治していくための計画についてお話しさせていただく。
といった流れで、治療をさせていただきます。
当院で治療を受けていただくことで、痛みを緩和し、「体の歪み」を整え、それを良い状態を維持できる体を作ることができます。
今回ご来院いただいた患者様からは、
「丁寧に話を聞いてもらって、とてもよかった」
「楽になったから、家でちょっと動き過ぎてしまうぐらいだった」
「ヨガとか書き物とかやりたいことたくさんあるから、やっても大丈夫と言ってもらえたのが嬉しい」
というお喜びの言葉をいただきました。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや必要とされていることをしっかりとお受けし、治った先にある希望する将来像を共有して、一緒に治していく治療院を目指しております。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
女性は60代になっても、夫や子供の世話や家事だけでなく、親の介護や冠婚葬祭など色々と出来事がおこり、なかなか気が休まる暇がないですよね。
ただでさえ忙しいのに、天候の変わりやすいこの時期は、
「雨が降るとなんか体がフワフワしてしんどい・・・」
とだるさや肩こり・頭痛など色々な体調不良を訴えられ、普段の生活に支障が出る方も少なくありません。
最近は、天候が崩れることで体調不良が起こることを
「天気痛」
「気象病」
と呼ばれ、注目が集まっています。
実際、「気圧が変化することで体調の変化しますか?」という調査したところ、
・男性51%
・女性75%
が「ある」とこたえています(アイティメディア株式会社「雨と気圧の体質調査」より)。
この結果を見ると、男性に比べて女性の方が、気象の変化の影響を受けやすいようです。
そこで今回60代になってますます忙しい女性の方に、天候によって体調が悪くならないための備えと対処法を紹介させていただきます。
これを知っていただくことで、天候に左右されないお体をてにいれることができます。
まだ研究段階ですが、「天気の変化を感じるセンサー」は、
“耳”
にあります。
耳の奥の方の「前庭(ぜんてい)」というところに、「体のバランスを感じるセンサー」があるのですが、そこに、
「天気の変化を感じるセンサー」
が同居しています。
耳の同じところにセンサーがあるので、「天気の変化」を誤って「体のバランスの変化」とセンサーが認識してしまうことがあります。
「耳」から入る誤った情報をおくられることで、脳が混乱してしまいます。
その脳の混乱から、頭痛やだるさ、首肩の痛みなどをひきおこす「天気痛」や「気象病」が発症します。
詳しく説明すると、まず体のバランスは「目」「耳」で主に感じます。
「目」「耳」それぞれ伝えた情報が脳で一致することで、体を正常に機能させることができます。
下図のように、体のバランス感覚を「目」と「耳」でダブルチェックする過程で食い違いがでると、脳が混乱することで体が過緊張をおこし、体調不良が発生します。
天候の変化でおこる体調不良の特徴として、
・めまい
・頭痛
・疲れ
・吐き気
・首こり
・肩こり
・低血圧
・関節痛
・古傷の痛み
・手足のしびれ
・うつ
・喘息発作
・狭心症が悪化
などが起こりやすいと言われています。
すべての方が天候の変化で、「耳」のセンサーが誤った認識をするわけではありません。
ただ、「耳」センサーが誤った認識をしやすい体質をもった方はいらっしゃいます。
本当に自分が天候の変化で「耳」センサーが誤った認識をしやすいかを見極めるため、以下のチェックリストを確認してみて下さい。
5つほどにチェックが入るようでしたら、天候の変化に影響を受けやすい体質を持っていると思ってください。
□天気が変わるときに体調が悪くなる
□天候が変わる前に体の変化から予測できる
□耳鳴りを起こしやすい
□めまいを起こしやすい
□肩こり、首こりがある
□事故などで首に古傷がある
□姿勢が悪い
□乗り物酔いをしやすい
□一日4時間以上、パソコンやスマホをさわる
□ストレッチをすることが少ない
□歯ぎしりをよくする
□エアコンがよく効いた環境にいる
□精神的ストレスを日常的に感じている
□更年期障害を発症している
身体は、暑かったら汗をかいたり寒かったら体をふるわせて体温を上げようとしたりなど、自動的に生命を保とうとする自律機能があります。
その体の機能を整える自律機能が乱れていると、「耳」センサーが誤った認識おこしやすくなります。
普段から体の機能を整える自律機能を整えることで、天候が悪くなっても影響を受けにくい体を作ることができます。
普段から気を付けてほしい生活習慣は、
・朝食をしっかりとる
・十分な睡眠
・朝は42℃ぐらいの熱めのお風呂に入る
・夜は38~40℃ぐらいのぬるめのお風呂にゆっくり入る
で、体のオン・オフのスイッチをしっかり入れるようにしてください。
当たり前のようですが、忙しいとついついおろそかにしがちです。
よろしければ一度生活習慣を見直して、生活リズムを整えてみて下さい。
天気の崩れを感じるセンサーは、「耳」にあることは前章で説明させていただきました。
「耳」のセンサーの中は、リンパ液で満たされています。
そのリンパ液の流れで、耳の機能が動く仕組みになっています。
耳の中のリンパ液の流れが悪くなると、当然耳の機能である聴覚や平衡感覚や天候の変化を感じる機能が悪くなります。
ですので、リンパ液の流れを良くするためには、耳周りの血の流れを良くする必要があります。
耳周りの血の流れを簡単に良くする方法は、
耳に刺激を与える
事なのです。
やり方はすごく簡単です。
下図のように、一日3回程度でいいので隙間時間を利用してやってみて下さい。
①耳を軽くつまみ上下左右に5秒ほど引っ張る
②耳を軽くつまみ引っ張りながら後ろにむかってゆっくり回す
③耳をつまむように折り曲げ5秒間キープする
④耳全体を手のひらで覆って、ゆっくり円を描くように後ろに向かって5回回す
60代はまだまだ第一線で、仕事も家事も家族親類にかかわる行事ごともこなしていかないといけません。
特に女性の方はそれを担う比重が大きいと思われます。
そんなお忙しい60代女性の方が、天気で体調が左右されるのは大変かと思われます。
最近は気象変動が激しいだけに、今回紹介させていただいことで、体が天気の変化に対応できるようになっていただければ幸いです。
それでも天候の変動で、体調不良が続くようでしたら当院にお越しください。
当院は天候でお体の不調を訴える方の治療を得意としております。
体のバランスを整えて、体の自律調整機能をあげて、天候の変化に強い体づくりのお手伝いをさせていただきます。
監修 柔道整復師 鍼灸師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広