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予防 | ひさき鍼灸整骨院 - Part 43の記事一覧
暑い夏でも、多くのご高齢者の方が卓球やグランドゴルフなどスポーツを楽しまれておられるようです。
厚生労働省でも、高齢者の新型コロナウイルス感染予防として、体力と免疫力を向上のために積極的にスポーツすることを推奨してます。
スポーツをするメリットの一つとして、心地よく疲労することで寝つきもよくなり、質のいい睡眠がとれることです。
しかし、そんないい睡眠がとれている晩に限って足がつることが多くないですか?
「寝てるときに背伸びすると気持ちいいんやけど、すぐ足つってまうんよ…」
「血圧のこともあるから塩分控えてるんやけど、それでこんなに足つるんかな…」
「ふくらはぎだけじゃなくて太ももの内側までつることもあって、なんかの病気ちゃうかと思ってまう」
と足をつってしまうと痛い思いをするだけでなく、色々な疑問や心配がでてしまいます。
そこで今回、ご高齢者の方が夏にスポーツをすることで足がつりやすくなる原因と予防法を紹介させていただきます。
これを知っていただくことで、就寝中に足がつって痛みで飛び起きることを防ぐことができます。
スポーツをする際、限界以上に筋肉を伸ばしたり縮めたりさせると、痛めてしまいます。
筋肉にはそれを防ぐための自動調整システムがあります。
この自動調整システムは、筋肉の状態が「伸びているよ~」「縮んでいるよ~」と感知するセンサーである
「筋紡錘(きんぼうすい)」
「腱紡錘(けんぼうすい)」
と、その情報をもとに筋肉の状態を適切に保つため「縮め!」「伸ばせ!」と命令する
「脊髄(せきずい)」
で構成されています。
この自動調整システムは、以下のような2パターンの系統があります。
【パターン1:筋肉が伸びた時】
筋肉が伸ばされる
↓
筋紡錘が感知し、その情報を脊髄に送る
↓
脊髄が情報をキャッチし、筋肉に縮むように命令をだす
↓
命令を受けた筋肉が縮む
【パターン2:筋肉が縮んだ時】
筋肉が縮んでる
↓
腱紡錘が感知し、その情報を脊髄に送る
↓
脊髄が情報をキャッチし、筋肉に伸ばす(緩める)ように命令をだす
↓
命令を受けた筋肉が伸びる(緩む)
この2つのパターンがうまくいくことで、筋肉の伸縮は適度に保たれ傷めずにスムーズに動くことができます。
しかしスポーツで筋肉を使いすぎると、この自動調整システムに誤作動が発生しやすくなります。
ミネラルは体に必要な5大栄養素の一つです。
体にとって必須なミネラルは16種類ありますが、そのなかでも特に、
・マグネシウム
・カルシウム
・ナトリウム
・カリウム
が筋肉の状態を感知するセンサーである「筋紡錘(きんぼうすい)」や「腱紡錘(けんぼうすい)」が働く材料として使われます
スポーツで筋肉を使いすぎると、この4つのミネラルが過度に消耗します。
そうなると筋肉の状態を感知するための材料が不足することで、「筋紡錘(きんぼうすい)」や「腱紡錘(けんぼうすい)」の働きが鈍くなります。
結果、特に【パターン2:筋肉が縮んだ時】による誤作動で、
筋肉が縮んでる
↓
腱紡錘の感知が鈍くなり、その情報を脊髄に送れなくなる
↓
脊髄は情報が来ないので、筋肉に伸ばす(緩める)ように命令が出せない
↓
命令が来ないので筋肉は縮み続ける
↓
筋肉が過度に縮みすぎて痙攣(けいれん)をひきおこす
↓
筋肉に痙攣が起こることで、いわゆる「足がつる」状態をひきおこす
といった過程で、ミネラル不足が「足がつる」状態を引き起こしてしまいます。
人間は体重の60%が水分で占めています。
体にある水分に色々な栄養素が溶け込むことで、全身にその栄養素を運び受け渡すことができます。
ミネラルも水分に溶けている栄養素の一つです。
スポーツをすると、汗や吐く息から水分が失われすぎると、全身へのミネラル受け渡しが悪くなります。
結果、「原因その①“ミネラル不足”」でのべたような筋肉の自動調整システムに誤作動を引き起こし、「足がつる」状態を引き起こしてしまいます。
ちなみに、体重の3%以上の水分が失われると生命維持が崩れるとされていますほど、水分不足は体に深刻なダメージを与えます。
血液には、赤血球や血小板・ミネラル・水分など色々なものが含まれます。
その血液は、心臓から押し出す力だけではなく、体の筋肉が縮んだり伸びたする際に血管を刺激して、ポンプのような作用をして全身に流れていきます。
スポーツをすると多かれ少なかれ筋肉が疲れます。
筋肉が疲れることでポンプ作用が弱くなり、血流が悪くなります。
そうすると筋肉の伸縮に必要なミネラルが全身にいきわたりにくくなります。
結果、水分不足の時と同様に「原因その①“ミネラル不足”」でのべた筋肉の自動調整システムに誤作動を引き起こし、「足がつる」状態を引き起こしします。
スポーツをする“筋肉痛“が多かれ少なかれおこります。
筋肉痛を感じるのは、スポーツ直後より少し時間がたってからの方が多いのではないでしょうか?
スポーツをしてから筋肉痛が発生するまでにかかる時間は、
“12~48時間後”
とされています。
つまり昼間にスポーツをした後に筋肉痛が起こりはじめるのは、ちょうど就寝中にあたることが多いとも言えます。
筋肉痛が起こるということは、血液を全身に流す筋肉ポンプ作用が弱くなり「原因その③“血流不足”」で述べたような過程で足がつってしまいます。
以前、毎日足がつって、むくみもきつくて歩きにくいので何とかしてほしいと来院された患者様がおられました。
足のつりやむくみの多くの場合は、筋肉の疲労や血の流れの悪いことで起こりますので、整骨院で治療することを選択されるのはいいと思います。
ただその時は、検査しようと少し足に触ったり体の向きを変えるだけで足がつり、ふくらはぎのむくみ方が通常の感触ではなかったため、内科に行って検査されることをお勧めしました。
結果は、透析を検討しないといけないほど腎臓機能が低下したことがわかりました。
腎臓が悪くなると、体からでる毒素を排出できなくなり、最悪の場合は心臓が停止するなど生命の危機につながります。
このようなこともありますので、「足がつる」症状が頻繁に起こるようでしたら、病気の可能性を頭に入れておかれてもいいと思われます。
放置しておくと危険な病気は以下のように記しましたので、「足がつる」以外の症状もあわせて参考にしてください。
病気の種類 | 筋肉がつる以外の症状 |
糖尿病 | のどの渇き・疲労感・多尿・頻尿 |
腎臓・肝臓機能の障害 | |
腰の脊柱管狭窄症 | 腰痛・足のしびれ・歩くと足がしびれたり痛み、しばらく休むと歩けるようになる |
腰の椎間板ヘルニア | 腰痛・足のしびれ |
閉塞性動脈硬化症 | 歩くと足がしびれたり痛み、しばらく休むと歩けるようになる |
一過性脳虚血 | 手足がしびれる・めまいバスる・ろれつが回らない・物が二重に見える |
脳梗塞 | |
狭心症 | 胸の痛みや背中な痛み、のどの痛み、左肩から腕にかけてのしびれや痛み |
心筋梗塞 | |
甲状腺機能低下症 | 全身の倦怠感・食欲低下・皮膚の乾燥・顔のむくみ・脱毛 |
副甲状腺機能低下症 | |
筋萎縮性側索硬化症 | 筋力の低下や委縮・認知症上・性格の変化・白内障・脂質異常症・前頭部脱毛 |
筋強直性ジストロフィー | |
多発性神経症 | 手足のしびれ・歩行御困難 |
夏に「足がつる」症状をひきおこす原因の代表格が、“熱中症”です。
特に夏は熱中症で救急搬送される高齢者が増える季節です。
総務省の「令和2年(6~9月)の熱中症による救急搬送状況」によると、熱中症で搬送された、
約6割が高齢者
だったという統計がでています。
夏に高齢者が熱中症となる原因の一つとして、水分不足があげられます。
これは高齢者の「身体機能」と「生活環境」が原因となっています。
・温度を感じる機能が低下する
50歳までは約0.5℃の温度差を判別できるのに対して、65歳以上になると約1~5℃の温度差になって初めて判別できるようになる。つまり温度感覚が鈍ることで、ご高齢者は暑さを感じて、水分を取ろうとする行動が遅れる傾向にあります。
・のどの渇きを感じにくくなる
体に水分が少なくなると、脳が「のどの渇き」を感じ、水分を取るように促します。しかし高齢者になると、「のどの渇き」に対する脳の反応が鈍くなり、水分を取る行動に遅れがでます。
・体重に対する水分割合が減る
成人の体内水分量は約60%であることに対して、高齢者の体内水分量は約50%にさがるといわれています。つまり高齢者の体は10%も水分の貯蓄が少ない状態です。ですので、暑さで体の水分が奪われると、すぐに水分不足となり熱中症を引き起こします。
高齢者の方が夏の日常生活で
・エアコンは体に悪いと思いつけない。
・節電のためにエアコンをつけない。
・睡眠中にトイレに行くのが煩わしくて水分の摂取を控える。
といった行動をよくとりがちです。そのことが体に水分不足を招き、熱中症を引き起こしてしまいます。
スポーツをすると不足しがちなミネラルは、マグネシウム・カルシウム・ナトリウム・カリウムの4種類。
ミネラルは体の中で作れないので、食事からとりこむ必要があります。
ミネラルが食事からとれるように、ミネラルを豊富に取り入れたレシピサイトを以下に紹介させていただきますので参考にしてみて下さい。
cookpad ミネラル豊富レシピ
https://cookpad.com/search/%E3%83%9F%E3%83%8D%E3%83%A9%E3%83%AB%E8%B1%8A%E5%AF%8C
Nadia 「ミネラル」人気レシピ
https://oceans-nadia.com/recipe/tag/%E3%83%9F%E3%83%8D%E3%83%A9%E3%83%AB
レシピブログ ビタミン?ミネラル豊富のレシピ
・マグネシウムが多く含まれる食材
スルメ、ワカメ、アーモンド、ピーナッツ、ゴマ、イワシ、納豆、豆腐、ヒジキ、ホウレンソウ、玄米など
・カルシウムが多く含まれる食材
小松菜、切り干し大根、ゴマ、わかさぎ、ししゃも、しらす干し、干しエビ、豆腐、牛乳、ヨーグルト、チーズ、
・ナトリウムが多く含まれる食材
食塩、醤油、味噌、ハム、ベーコン、ウインナー、かもぼこ、魚肉ソーセージ、たくあん、梅干し、
・カリウムが多く含まれる食材
昆布、焼きのり、サツモイモ、ジャガイモ、納豆、豆腐、梅干し、バナナ、キウイフルーツ、スイカ
※各ミネラルが豊富な食材を体に取り入れる際の注意点
食材によっては、高血圧や糖尿病・腎臓病などの持病に影響が出る場合があります。持病と食材への兼ね合いに不安があるようでしたら、かかりつけの病院または薬局で聞いてみて下さい。
大前提として、一日に必要な水分の摂取量は、
1.2ℓ
です。
さらにスポーツで失われた水分量は、スポーツする前後の体重の変化や摂取した水分量などを組みあわせた計算式でわかります。
しかし実際に計算するのはなかなか面倒ですよね。
そこでスポーツ後に、今自分がどれだけ水分を取ればいいのかを
“尿の色”
を確認してください。
厚生労働省が下図の「尿の色で脱水症状チェック」というカラーチャートをだしています。
こちらを参考にして、ご自身の体内水分の状態と摂取量を把握してください。
よく汗をかいたスポーツ後は、経口補水液をまず摂取するのがベストです。
経口補水液は、塩分と糖分などの成分や含まれている比率により、体の水分吸収の効率がたいへんいいです。
薬局で手に入れやすいの経口補水液は、大塚製薬の「経口補水液OS-1」(https://www.os-1.jp/)です。
経口補水液の一日にとってもいい目安量は、500~1000mlです。
経口補水液で体の水分が整った後には、水や麦茶で水分を取っていただくのがおすすめです。
アルコール含まれるお酒やカフェインが含まれるコーヒーや緑茶などは、利尿作用があり水分が外にでやすくなるので、なるべく控えていただきたいです。
また、汗をかいてスポーツで体の水分量が少なくなっている状態で、スポーツドリンクや真水を大量にとるとかえって脱水症状を起こしてしまいますので注意が必要です。
血流不足は筋肉の動きが悪いことから来ます。
生理学的にみると、筋肉は体温を38℃ぐらいまで引き上げると、筋肉内のカルシウムなどの働きが活性化して非常に動きやすくなります。
スポーツで、やっていくうちに体が動き出すのはこの理由のためです
ですので筋肉が活動しやすいように体温を上げるには、
“お風呂で体を温める”
ことがベストです。
夏場は暑いのでどうしてもシャワーで済ませがちです。
シャワーだけではなかなか体が温まらないので、5分でもいいので湯船につかってください。
また夏は暑いので、ついつい半袖半パンと寝巻を薄着にしがちです。
上半身はともかく、薄手の生地でもいいので下半身は長ズボンを履いて保温に努めてください。
そうすることで筋肉の活動をキープし、血流不足を防ぐことができます。
私自身、剣道を週一回ほど稽古に行きます。
夏場の稽古は、軽く体重が1~2㎏ほど落ちるほどきついので、行こうかどうか毎度迷います。
そんな夏に外に出かけて、積極的にスポーツをされるご高齢者の方のエネルギッシュな行動は本当に頭が下がります。
せっかく素晴らしいことをしているのに、「足がつる」というデメリットがでてしまうのは残念です。
ですので今回それを解消できるようにと思い、原因と対策を紹介させていただきました。
今回のブログを読んでいただくことで、「足がつる」ことを防ぐことができるようになれましたら幸いです。
それでも「足がつる」状況が続くようでしたら当院にご来院ください。
当院は足がつりやすくなっている方への治療を得意としております。
体全体を整えることで、足がつりにくいお体を作っていきます。
監修 柔道整復師 鍼灸師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
70代の女性の方から、
「台所で立ってると腰が痛くて、長いことはできないのよね~」
と、ご家族やご自身の健康のために食事はしっかり作りたいけど、休憩しながらでないとごはんが作れなくて困るとのお話を伺いました。
女性の健康寿命(日常生活に制限のない時間)は、厚生労働省の調べによると、
75歳
と報告されており、70歳を過ぎると体の機能低下が一気にやってくるようです。
しかし、掃除や洗濯など日常行わなければならないことは減ることはなく、肩の痛みや腰痛で悩まれる方も少なくありません。
特に台所に立っている時間は、家事の中でも長いです。
内閣府がおこなっている「平成17年度世帯類型に応じた高齢者の生活実態等に関する意識調査」の“普段どのような食事をとっているのか?”という項目では、
「自宅で調理した食事」
が、一人暮らし・夫婦二人暮らし・一般世帯のいずれの世帯でも最も高い回答となっています。
さらに最近は新型コロナウイルスの影響で、2020年9月に敷島製パン株式会社が行った生活者の食に関する意識や変化を調査でも、
「自宅での食事が増加した」
の回答が最も高かったと報告されています。
また、レシピアプリ「pecco」の株式会社GEEK WORKSが、新型コロナウイルスによる自炊への調査を行ったところ、
「自炊が増えた」
と71%の方が回答しています。
このように、新型コロナウイルスの影響で、多くの女性の方はますます毎日の食事をつくることが避けられない状況にあるかと思われます。
その状況下で、腰痛でてきぱきと調理や洗い物など台所作業ができないのは、もどかしいのではないのでしょうか?
そこで今回は、台所作業をしていると腰が痛くてお困りの70代女性のために、作業中の工夫をご紹介させていただきます。
これを知っていただくことで、腰痛に邪魔されることなくスムーズに台所作業をすることができます。
他人の家に行って調理をすると、キッチンの高さが合わず疲れるという話をよく聞きます。
体にとって、キッチンの手元が低いと猫背になり腰が引き延ばされ、高いと腰が反って腰を痛めてしまいます。
一般的に理想のキッチンの高さは、「身長(㎝)÷2+5㎝」が適切と言われています。
70代の女性の平均身長は、「148.9㎝」ですので、
148.9㎝÷2+5㎝=79.45㎝
となります。
約79㎝の高さのキッチンにしていただけるといいのでしょうが、なかなかキッチンのリフォームすることはすぐにできる事ではありませんよね。
となりますと、自分の体の使い方の工夫で腰痛対策をしなければいけません。
次章では、キッチンに立つときの腰痛対策を紹介させていただきます。
調理を中はどうしても前かがみになってしまいます。
両足をそろえたまま腰を曲げると、腰や骨盤の関節に負担をかけます。
ですので、
“高さ20㎝前後の踏み台に片足を乗せて調理をする”
ことで腰への負担を減らすことができます。
踏み台を踏む足は、左右を時々入れ替えてください。
踏み台(https://item.rakuten.co.jp/livingut/4990127207641/)の商品紹介です、参考にしてみてください。
洗い物や調理をしているとどうしても前かがみになってしまいます。
そうすると体が前に倒れないように、腰が踏ん張ります。
そのため腰の筋肉が緊張し疲れ、血の流れが悪くなり、腰痛を引き起こしてしまいます、
ですので、
“シンクにもたれて体重を預けて、洗い物をする”
ことで腰への負担を軽減することができます。
シンクにもたれる際、お腹周りが濡れるとかシンクに当たっている部分が痛い場合は、シンクと体の間に挟むクッションが、グッズとして売られています。
シンククッション(https://item.rakuten.co.jp/murauchi-dvd/4528870056003/?l2-id=pdt_sl_item_iname_1#75820071)の商品紹介です、参考にしてみてください。
水1㎏を1℃冷やすのに必要な水が1ℓだとすると、水1㎏を冷やすのに必要な空気は3436ℓ必要となります。
つまり水は物を冷やすときには非常に効率がいい物質です。
簡単に言うと、常温のジュースを冷やすときには冷蔵庫に入れるより、氷水の中に入れる方が冷えるのが断然早いです。
台所は、常に水であふれています。
直接水に触らなくても、湿気が多い環境ですし水道管が通っているので、台所はとても冷える環境にあります。
台所の冷えは足元にたまりやすく、腰回りの血の巡りを悪くして、痛みを引き起こしてしまいます。
ですので、
“キッチンの足元にマットをひく”
ことで、冷え対策を十分に行ってみてください。
最近はキッチン用の足元に引くマットも、クッション性の高い防水・防冷のグッズがでていますので試してみて下さい。
キッチンマット(https://item.rakuten.co.jp/childshop/rc19582z/)の商品紹介です。参考にしてみてください。
家事の中でも食事を作ることは本当に大変です。
新型コロナウイルスの影響でその負担はさらに増大していますので、今回紹介させていただいたことで、台所作業による腰痛が軽減できるようになれば幸いです。
それでも台所作業中に腰痛がきついようでしたら当院にお越しください。
当院は腰痛治療を得意としております。
腰痛を治すことで、スムーズに調理や洗い物など台所作業をストレスなくできるようにお手伝いさせていただきます。
監修 柔道整復師 鍼灸師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
女性は60代になっても、夫や子供の世話や家事だけでなく、親の介護や冠婚葬祭など色々と出来事がおこり、なかなか気が休まる暇がないですよね。
ただでさえ忙しいのに、天候の変わりやすいこの時期は、
「雨が降るとなんか体がフワフワしてしんどい・・・」
とだるさや肩こり・頭痛など色々な体調不良を訴えられ、普段の生活に支障が出る方も少なくありません。
最近は、天候が崩れることで体調不良が起こることを
「天気痛」
「気象病」
と呼ばれ、注目が集まっています。
実際、「気圧が変化することで体調の変化しますか?」という調査したところ、
・男性51%
・女性75%
が「ある」とこたえています(アイティメディア株式会社「雨と気圧の体質調査」より)。
この結果を見ると、男性に比べて女性の方が、気象の変化の影響を受けやすいようです。
そこで今回60代になってますます忙しい女性の方に、天候によって体調が悪くならないための備えと対処法を紹介させていただきます。
これを知っていただくことで、天候に左右されないお体をてにいれることができます。
まだ研究段階ですが、「天気の変化を感じるセンサー」は、
“耳”
にあります。
耳の奥の方の「前庭(ぜんてい)」というところに、「体のバランスを感じるセンサー」があるのですが、そこに、
「天気の変化を感じるセンサー」
が同居しています。
耳の同じところにセンサーがあるので、「天気の変化」を誤って「体のバランスの変化」とセンサーが認識してしまうことがあります。
「耳」から入る誤った情報をおくられることで、脳が混乱してしまいます。
その脳の混乱から、頭痛やだるさ、首肩の痛みなどをひきおこす「天気痛」や「気象病」が発症します。
詳しく説明すると、まず体のバランスは「目」「耳」で主に感じます。
「目」「耳」それぞれ伝えた情報が脳で一致することで、体を正常に機能させることができます。
下図のように、体のバランス感覚を「目」と「耳」でダブルチェックする過程で食い違いがでると、脳が混乱することで体が過緊張をおこし、体調不良が発生します。
天候の変化でおこる体調不良の特徴として、
・めまい
・頭痛
・疲れ
・吐き気
・首こり
・肩こり
・低血圧
・関節痛
・古傷の痛み
・手足のしびれ
・うつ
・喘息発作
・狭心症が悪化
などが起こりやすいと言われています。
すべての方が天候の変化で、「耳」のセンサーが誤った認識をするわけではありません。
ただ、「耳」センサーが誤った認識をしやすい体質をもった方はいらっしゃいます。
本当に自分が天候の変化で「耳」センサーが誤った認識をしやすいかを見極めるため、以下のチェックリストを確認してみて下さい。
5つほどにチェックが入るようでしたら、天候の変化に影響を受けやすい体質を持っていると思ってください。
□天気が変わるときに体調が悪くなる
□天候が変わる前に体の変化から予測できる
□耳鳴りを起こしやすい
□めまいを起こしやすい
□肩こり、首こりがある
□事故などで首に古傷がある
□姿勢が悪い
□乗り物酔いをしやすい
□一日4時間以上、パソコンやスマホをさわる
□ストレッチをすることが少ない
□歯ぎしりをよくする
□エアコンがよく効いた環境にいる
□精神的ストレスを日常的に感じている
□更年期障害を発症している
身体は、暑かったら汗をかいたり寒かったら体をふるわせて体温を上げようとしたりなど、自動的に生命を保とうとする自律機能があります。
その体の機能を整える自律機能が乱れていると、「耳」センサーが誤った認識おこしやすくなります。
普段から体の機能を整える自律機能を整えることで、天候が悪くなっても影響を受けにくい体を作ることができます。
普段から気を付けてほしい生活習慣は、
・朝食をしっかりとる
・十分な睡眠
・朝は42℃ぐらいの熱めのお風呂に入る
・夜は38~40℃ぐらいのぬるめのお風呂にゆっくり入る
で、体のオン・オフのスイッチをしっかり入れるようにしてください。
当たり前のようですが、忙しいとついついおろそかにしがちです。
よろしければ一度生活習慣を見直して、生活リズムを整えてみて下さい。
天気の崩れを感じるセンサーは、「耳」にあることは前章で説明させていただきました。
「耳」のセンサーの中は、リンパ液で満たされています。
そのリンパ液の流れで、耳の機能が動く仕組みになっています。
耳の中のリンパ液の流れが悪くなると、当然耳の機能である聴覚や平衡感覚や天候の変化を感じる機能が悪くなります。
ですので、リンパ液の流れを良くするためには、耳周りの血の流れを良くする必要があります。
耳周りの血の流れを簡単に良くする方法は、
耳に刺激を与える
事なのです。
やり方はすごく簡単です。
下図のように、一日3回程度でいいので隙間時間を利用してやってみて下さい。
①耳を軽くつまみ上下左右に5秒ほど引っ張る
②耳を軽くつまみ引っ張りながら後ろにむかってゆっくり回す
③耳をつまむように折り曲げ5秒間キープする
④耳全体を手のひらで覆って、ゆっくり円を描くように後ろに向かって5回回す
60代はまだまだ第一線で、仕事も家事も家族親類にかかわる行事ごともこなしていかないといけません。
特に女性の方はそれを担う比重が大きいと思われます。
そんなお忙しい60代女性の方が、天気で体調が左右されるのは大変かと思われます。
最近は気象変動が激しいだけに、今回紹介させていただいことで、体が天気の変化に対応できるようになっていただければ幸いです。
それでも天候の変動で、体調不良が続くようでしたら当院にお越しください。
当院は天候でお体の不調を訴える方の治療を得意としております。
体のバランスを整えて、体の自律調整機能をあげて、天候の変化に強い体づくりのお手伝いをさせていただきます。
監修 柔道整復師 鍼灸師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
テレビ東京の名物ディレクターの佐久間宣行さん(45歳)が、今年退職されました。
「管理業務として現場にベタ付きができなくなり、正直まだデレクターやりたいなと思いまして」
と管理職より現場にいたいから決断したようですね。
労務行政研究所の調べでは、中間管理職である課長クラスの役職に就く平均年代は、
「45.1歳」
だそうです。
40代になると管理職に就くことで、現場仕事から仕事や社員などの管理業務に変化していく方が多いようです。
管理業務にシフトしたことで、
「現場の仕事から内勤になって、パソコンする時間が増えた」
「そのせいか首の根元が熱くなる感じで痛いし、肩も痛い・・・」
「なかなか治らないので、この調子でいると体が変になっていきそうで心配」
と体の変調から不安を訴える方が少なくありません。
実際、仕事でパソコン作業を含めた情報機器を使うことで、どのような体の不調がでるのかを厚生労働省調査したところ、
“首、肩のこり・痛み”
が筋肉的・関節的な症状では、ダントツに多い結果がでています。
「2004年技術と労働に関する実態調査」
そこで今回は、“首、肩のこり・痛み”でお困りの 40代の男性管理職の方のために、それを解消するために仕事中にできることを紹介させていただきます。
これを知っていただき実践していただくことで、“首、肩のこり・痛み”から解放され、仕事により集中できるようになります。
頭の角度が首のこり・痛みを引き起こす
パソコン作業で首のこり・痛みがでるのは、ずばり
“頭の重さ”
です。
人間の頭の重さは、体重の10%ほどだと言われています。
体重60㎏でしたら、6㎏です。
通常、ボーリング玉ぐらいの重さがある頭を、首は支え続けないといけません。
しかも、パソコン作業で画面をのぞき込むために頭が前に倒れることで、下図のように通常の約2~7倍近く首の負担がかかってきます。
パソコン作業でこれだけ負荷が首にかかることで、首の筋肉が疲労し硬くなり、血の流れがわるくなることから痛みを引き起こしてしまいます。
パソコン作業で肩こり・痛みがでるのは、ずばり
“腕の重さ”
です。
片腕の重さは約3㎏です。
肩は常に左右に3㎏の重りをぶら下げている状態です。
パソコン作業では、キーボードやマウスを使うため、両腕は浮いている状態になっています。
言い換えればパソコン作業中の肩は、常に右に3㎏・左に3㎏と合計6㎏を浮かした状態にするため支えないといけません。
パソコン作業でこれだけ負荷が肩にかかることで、肩の筋肉が疲労し硬くなり、血の流れがわるくなることから痛みを引き起こしてしまいます。
パソコン作業による首、肩のこり・痛みを解消するには、定期的に首や肩に刺激を加え、血の流れを良くする必要があります。
そこで、仕事中にもできる首・肩に刺激を加えるストレッチを紹介していきます。
イスに座り、右手を腰に当てて、顔を正面に向いてまま、頭を抱えるように左手を右耳の上あたりに当てる
顔を正面に向いたまま、頭を抱えるように左手を右耳の上あたりに当てた手で、左に頭を10秒ほど倒す。
反対側も同じようにやってみて下さい。
左右10秒1セットを、仕事の合間の時間があるときにやってみてください。
イスに座り、右手を腰に当てて、顔を左に向けて、頭を抱えるように左手を頭の後ろあたりに手を当てる
頭を抱えるように左手を頭の後ろあたりに当てた手で、顔を下に10秒ほど倒す。
反対側も同じようにやってみて下さい。
左右10秒1セットを、仕事の合間の時間があるときにやってみてください。
イスに座り、右手を腰に当てて、顔を正面に向いてまま、頭を抱えるように左手を右耳の上あたりに当てる
頭を抱えるように左手を頭の後ろあたりに当てた手で、顔を右上をみるように10秒ほどあげる。
反対側も同じようにやってみて下さい。
左右10秒1セットを、仕事の合間の時間があるときにやってみてください。
以前、「現場の方が性に合ってるんですけどね・・・」と管理職となったので内勤になった方がぼやいておられました。
管理職になると責任が重くなって、仕事も多くなって、本当に大変なのがお話を聞いているとヒシヒシと感じました。
特に40代の男性は、ホルモンの関係で体の変化が出やすい年代です。
仕事の変化と体調の変化が両方をうまく折り合いをつけながら生活する必要があります。
そのためにも、今回紹介させていただいたストレッチをやっていただくことで、少しでも首肩のコリや痛みが解消され、いいコンディションで仕事に臨んでいただければ幸いです。
それでも首肩のコリや痛みが解消されず、将来の体の状態に不安を感じるようでしたら当院にお越しください。
当院は、首肩のコリや痛みの施術を得意としております。
仕事も体調も山場の40代を快適に過ごせるようにお手伝いさせていただきます。
監修 柔道整復師 鍼灸師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広
梅雨明けの7月に「熱中症」で病院にかかる人が急増します。
「Heatstroke STUDY2010と今後の活動計画について」日本救急医学会 熱中症に関する委員会より
重症化や死亡の可能性がある「熱中症」は、しっかりとした対策が必要になります。
それと同時に、引き続き「新型コロナウイルス」対策の一つとして、暑い中マスクの着用をしなければいけない。
新型コロナウイルスに感染しないようにマスクをしているのに、暑い季節にマスクをすることで熱中症にならないか心配になりますよね。
そこでそのようなことにならないよう、新型コロナウイルス対策でマスクを着用しながら、熱中症を回避する方法を紹介させていただきます。
これを知っていただくことで、この夏は体調を崩さすに乗り越えることができます。
2020年6~9月の熱中症による救急搬送数は、64,869人。
「令和2年(6月から9月)の熱中症による救急搬送数」総務省より
2020年6~9月の熱中症による救急搬送数を年齢層で見ると、高齢者(65歳以上)が57.9%と最も多い。
「令和2年(6月から9月)の熱中症による救急搬送数」総務省より
2020年6~9月の熱中症による救急搬送数の中で、60.2%は軽症ですんでいるとのことですが、0.2%は死亡されておられるという報告がされています。
「令和2年(6月から9月)の熱中症による救急搬送数」総務省より
一昨年に比べて熱中症の救急搬送数は減っていますが、依然として数値的には多い状態です。
また、年齢層も高齢者が多いものの、全年齢層に熱中症にかかる可能性があり、死亡例もみられることから、対策は必須であることがいえます。
日本救急医学会による症状の分類では、下記のようにⅠ~Ⅲと三段階に分かれます。
あくまでも基準ですので、必要と思った際には躊躇なく医療機関にかかる必要があります。
というのも、私は夏場で外出中に頭痛や吐き気みたいな症状が出て、風邪かな?と思っているうちに急速に体調が崩れ、熱中症だったと診断され数日苦しんだ経験があります。
ですので、違和感を感じたり自己判断が難しいようでしたら、早めに医療機関にかかってください。
「熱中症予防に関する緊急制限」日本救急医学会より
横浜市消防局が今年の6月時点までに、熱中症で搬送された方を対象にマスク着用の有無を調べたところ、約4割の方がマスクを着用していた結果がでています。
しかし現在のところ、マスクをしていることで熱中症のリスクについての大規模な調査はまだされていません。
マスクと熱中症の因果関係については、因果関係はまだ証明されていないのが現状です。
マスクをしていると口周りの温度は上がるが、全体の体温はそれほど変化ないという検査結果が産業医科大学の調査でています。
ただ、マスクをして激しい運動や長時間のマスク着用のケースの際など、体温が変化について十分な調査はまだできていないそうです。
新型コロナウイルスでマスク着用が普通のこととなったことで、
・マスクによって喉の乾燥に気が付きにくくなった
・マスクを外すのが面倒で、水分補給が遅れる
といったように、熱中症のリスクが上がっていることが指摘されています。また、自粛生活をすることを奨励されているため、
・外気に触れる機会が減り、気候に順応できない
・運動不足となり、体力が低下した
といった体が弱くなっている状況の方が多くなり、暑くなった際に熱中症に対する耐性の低下も指摘されています。
以上のように、マスクによる熱中症リスクについては、今のところ科学的知見が十分ではないのが現状です。
これからの調査次第ということですが、現在のところ厚生労働省ではマスクによる熱中症のリスクがあるかもしれないとのことで注意を呼び掛けています。
次章では、マスク着用による熱中症のリスクを回避するための方法を紹介していきます。
厚生労働省はマスクによる熱中症リスクを回避するために、
「屋外で」
「人と2メートル以上離れている時」
「マスクをはずしましょう」
と条件付きで熱中症を防ぐためにマスクを外して行動することを提唱しています。
新型コロナウイルス換算予防のためにマスクの着用をするようにと、1年以上言われ続けています。
ですので、マスクは外出したら常に着用しておかなければいけないという考えが定着しているかと思います。
その規定概念を少し緩めていただいて、熱中症回避のために状況に応じてマスクの脱着をこまめにしてしてください。
マスク着用によって、外すのが面倒となり水分の供給が少なくなっています。
熱中症を防ぐための一日の水分供給の目安として、
・のどが渇いていなくてもこまめに水分を摂取する
・一時間ごとにコップ一杯の水分を摂取する
・入浴時や起床時もまずは水分を摂取する
・一日当たり水分は1.2ℓ摂取する
・大量に汗をかいたときは塩分も摂取する
という感じで、屋内・屋外は関係なく水分をとってください。
熱中症に対応するための体づくりのために、無理のない範囲で「適度な運動」は必要です。
目安としては、
「やや暑い環境」
「ややきつい」
と感じる強度で、毎日30分程度の運動をおこなってください。
体調が悪い時には無理せずに自宅で静養して、十分な睡眠と食事をとり、日ごろから体調管理を心掛けてください。
新型コロナウイルス感染予防のためにしているマスクが原因で、熱中症になり体調を崩すのは本末転倒となってしまいます。
しかし、マスクをするのはもはやマナーとなり、外出時には周りの目もあり、していないと落ち着かないのが現状だと思います。
厚生労働省でも、マスクによる熱中症のリスクを回避するため、体調と環境に応じて対応することを提唱しています。
今回紹介させていただいたことがこの夏、新型コロナウイルス感染予防のためにマスクをしながら、熱中症のリスクを回避するため参考にしていただければ幸いです。
今年も暑くなることは確実ですので、マスクの脱着には柔軟に対応をしてこの夏を乗り越えましょう。
当院では、ケガや痛みに対する治療だけでなく、体のコンディションの整備やメンテナンスも得意としております。
暑くなってきて、「体の疲れが取れにくくなっている」とか「暑さで体のバテがきつい」ようでしたら、当院にお越しください。
体を整えて、暑さに対応できる体づくのお手伝いをさせていただきます。
監修 柔道整復師 鍼灸師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広