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体操・ストレッチ | ひさき鍼灸整骨院 - Part 26の記事一覧

勉強を邪魔する首の痛み改善には、“猫の首つまみ”

2023.02.22 | Category: 予防,体操・ストレッチ,姿勢,疲労,目の疲れ,肩こり,首の痛み

今日2月22日は、猫の日。

日付が2・2・2と並ぶので、並んだ数字をにゃー・にゃー・にゃー猫の鳴き声見立てたことからきているそうですが。

それはともかく、受験シーズンも終盤ですね。

先日、受験をひかえた女子中学生が来院。

“勉強してたら首がすぐ痛なるし、朝起きて首回したらボリボリ音鳴って、ちょっと怖いんですよ”

と話し始め、一緒についてこられた親御さんも、そのことで受験勉強に支障がでるのを心配されておられました。

そこで今回は、このような受験勉強による首の痛みについて、実例を交えてそうなった理由、対処法などを紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、受験勉強による首の痛みを解決することができます。

 

「勉強中の猫背はどうもできない?」

来院された女子中学生はさらに、さらに詳しく生活習慣やそのなった時どうしているのかを聞いていくと、

・夏に部活を引退してからは、勉強で机に座っている時間が長く、運動不足は感じている。

・夜遅くまで勉強するので、寝不足気味。

・首があまりにも痛いときは、痛み止めを飲んでいる。

・試験の過去問をタブレット使って勉強してるから、目が疲れる。

また親御さからも、

「この子、机に顔をひっつけるような姿勢で勉強をしているんですよ、ので、そのせいかと思って注意はするのですが・・・」

受験もラストスパートで、首の痛みで勉強に集中できないのは困るとのことでした。

高校受かったらなんかしたいことある?と聞いたら、

「高校受かったらスマホを買ってもらえるの、みんなとやっとやりとりできるの楽しみなの」

と可愛い受験後の楽しみも聞かせてもらいました。

受験後の楽しみを聴かせてもらったからには、かなえるためにもしっかり治療に取り組みました。

 

勉強による首の痛み改善には“猫の首つまみ”?

お話を聞かせていただいあと、検査を行いました。

まず、女子中学生の方の座り姿を見ていると、顔を前に突き出し背中を丸めた状態、いわゆる猫背と言われる状態。

首の動きをチェックしてみると、特に頭と首の境にかなり歪みがでていました。

頭と首の境は、神経や血管、筋肉が多数交差するスクランブル地点です。

勉強姿勢が、頭と首の境目に歪みが生じさせて、交通渋滞を起こし、首の痛みを誘発させていることがわかりました。

検査結果としては、親御さんがおっしゃったように、首の痛みは確かに勉強姿勢からくるものです。

解決策は、姿勢良く勉強することなんですが・・・。

しかし、姿勢良く勉強するなんて、現実問題むずかしい。

試験も差し迫っておりますし、勉強中は集中できる姿勢でさせてあげていいかと思います。

ただそうするには、勉強の合間にセルフケアをするなり、今回ご来院ただいたように体のメンテナンスが必要となります。

しかも今回は、夏に部活を引退した後から半年かけてこの状態になったため、首の歪みだけでなく、腰や足など全身に歪みが及んでいました。

治療後は、勉強して首に疲れを感じた時にやってほしいセルフケア

猫の首つまみ

をお伝えしました。

その方法ですが、やり方はとても簡単。

首を前に倒し、頭と首の境目をつまみあげ、20秒静止させます。

腕が首に回らず、首がつまめないないようでしたら、別の方法です。まず、アゴの下あたりの首に両手を当てます。

そのまま優しく皮膚を首の真ん中に集めるように、頭と首の境目をさすりあげます。

首の真ん中あたりに指先が到達したら、その状態で20秒維持します。

回数は一回だけで大丈夫です。

注意点は首はとても敏感ですので、優しく行なってください。

勉強を邪魔する首の痛みへの当院の取り組み

当院はこのように「受験勉強をしてると首が痛い」と訴える方に対しての治療を行なっております。治療の流れとしては、

①患者様からご自身が感じるお身体の状態、それによって起こっているお悩み、治ることで何ができるようになりたいかを、しっかりお聞きします。

②体のどの部分に歪みが出ているのかを、姿勢や体の動きなどを検査します。

③体のバランスを整える整体・体の硬い部分を和らげる鍼治療・体の回復を助ける電気治療などを使い「体の歪み」を整えます。

④治療後は、体を整えた状態を維持するために、ご自宅でやっていただきたいセルフケアの方法をお伝えします。

⑤今後、治していくための計画についてお話しさせていただく。

といった流れで、治療をさせていただきます。

当院で治療を受けていただき、体を整えることで、受験勉強してる際にでる首の痛みを緩和し、勉強に集中できるようになります。

まとめ

治療後、女子中学生は、

・「首が軽くなった、楽や~」

・「目が見やすい、なんか明るい」

・「あ〜、体が伸びる~、なんかスッキリした」

一緒についてこられた親御さんも、

「ほんまや、背が伸びた感じがするね〜」

と感想を述べられていました。

このように当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや必要とされていることをしっかりとお受けし、治った先にある希望する将来像を共有して、一緒に治していく治療院を目指しております。

 

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

毎日、朝から腰痛で思うように動けないので憂鬱…。朝の痛い腰への対処法はストレッチよりもこれ‼︎

2022.02.19 | Category: 体操・ストレッチ,睡眠,腰痛



朝は一分一秒貴重な時間帯です。

しかし、



「起きてみんなの弁当を作らないといけないけど、腰が痛くてすぐ動けない・・・」

「仕事いかんとあかんのに、朝から腰が痛いと気分がのらない・・・」

「起きたとき腰が痛くて・・・、動き出してしばらくしたら大丈夫なんやけど」



と朝から腰痛でお困りなことはないですか?

1日の始まりは気分良くスタートしたい。

そこで今回は、朝におきる腰痛への対処法を紹介します。

このブログを読んでいただくことで、朝の腰痛を解消することができます。


【寝て体を休めたはずの朝に腰痛が起こってスッと動けないのはなぜ?】

 

体には「酸素」・「栄養」・「刺激」が必要

寝ることで体をしっかり休めているはず。

しかし、朝の起きた時から腰が痛い…。

なぜそうなるのでしょうか?

それは寝ている間、人間の活動に必要な

 

「酸素」

「栄養」

「刺激」

 

が低下するからです。

それは寝ている間は、

 

「酸素」が低下するのは、

呼吸をするための筋肉の動きが低下するため。

 

「栄養」が低下するのは、

心臓がゆっくり動いて栄養を運ぶ血流が悪くなるため。

 

「刺激」が低下するのは、

寝返り程度しか体を動かさないため。

 

といった「酸素」「栄養」「刺激」の低下で体の活動が落ちます。

それが朝起きたときから腰痛になる原因の一つになります。

睡眠中はこの3つが低下することは、体の仕組み上避けられない。

ですので寝起きに、「酸素」「栄養」「刺激」の活動を上げる対処が必要になります。

 

寝起きは体が混乱している

朝起きる2時間前ぐらいは、体の中がバタバタしている状態です。

この時間帯の体は無意識下で、

 

体を休ませるモード

体を動かするモード

 

のどちらにしようか切り替えで迷っています。

つまり筋肉や内臓、血管などが適切に活動する調整ができていない状態。

このようなときは体の弱くなっている箇所に支障がでやすい。

その証拠にこの時間帯は、脳梗塞や不整脈など起こりやすいとされています。

そういったことで、寝起きの時間帯は体の状態が定まらないことで腰痛を引き起こす。

 

寝ている時、体の44%を腰で支えている

睡眠中は、床に体が接して寝転んでいますよね。

このとき、頭・肩・腰・足で自分の体重圧を分散して支えて寝転んでいます。

その体重圧の分散割合ですが、

 

頭8%

肩33%

腰44%

足15%

 

とダントツで睡眠中は腰にかかる負担が高い。

つまり寝ている間は、腰回りの筋肉や血管・神経がきつく圧迫されます。

それによって腰に痛みを引き起こします。

 

 

 

【腰痛の経済損失は3兆円‼︎。朝、腰痛で動き始めが悪いと色々な意味で痛いかも。】

 

実は腰痛って日本代表する病気?

厚生労働省が「あなたの自覚症状のある病気や痛みはなんですか?」と調査したところ、

男性1位「腰痛」2位「肩こり」

女性1位「肩こり」2位「腰痛」

 

という結果がでました。

この調査を見ても「腰痛」は国民病とも言えます。

 

腰痛によって起こる経済損失

そんな国民病と言える腰痛は、仕事の効率や生産性を落としてしまいます。

そのため経済的な損失を生み出してしまいます。

普段の生活ではそのことは分かりづらいかもしれません。

しかし東大医学部の研究調査で腰痛による経済損失額は、

 

3兆円

 

ととでもない金額を叩き出しています。

これをとってみても、腰痛を解消する必要があります。

 

寝起きが一番脳がクリアな状態。

また朝に腰痛によって時間を取られることはもったいない。

なぜなら朝起きてから3時間の間は、

 

「脳のゴールデンタイム」

 

と言われています。

睡眠によって起きたときは、脳がクリアな状態。

この脳がクリアな状態のときに、勉強や決断・思考などをすると成果がでやすい。

朝に腰痛を対応するための時間を短縮することで、自身を向上させる時間を確保できます。

 

【朝の腰痛にはストレッチよりお腹への刺激が効果的なわけ】

朝は筋肉が伸び縮みしにくい状態

睡眠中に起きる体への「酸素」「栄養」「刺激」の低下。

そのことでどうしても寝起きすぐは活動できない体になっています。

つまり筋肉だけみても、寝起きは硬くなり動きにくい状態です。

これを無理に動かすと痛みが発生します。

特に腰は寝ている時に負担が大きく、痛みが発生しやすい部位です。

ですので腰回りの筋肉の動きを良くするための対処が必要になります。

 

 

痛いストレッチはかえって体を硬くする

腰痛にはストレッチは非常に有効です。

ただ朝に起きてすぐは筋肉がかなり硬い状態です。

その筋肉をストレッチでいきなりすることではなかなか伸びない。

無理に伸ばすとかえって痛みがでる場合があります。

それではせっかくの試みも勿体無い。

そこで朝の腰痛に対してストレッチするより効果的な方法があります。

それをすることで、朝の腰痛の原因である「酸素」「栄養」「刺激」不足を解消でます。

それにより朝の腰痛を緩和することができます。

 

朝の腰痛を緩和するには「お腹」から

「酸素」「栄養」「刺激」不足を解消する方法は、

 

「深呼吸しながらお腹への圧をかける」

 

です。その効果としては、

 

深呼吸をすることで「酸素」を取り込み、

お腹へ圧をかけることで内臓や腰の筋肉を「刺激」することで動きだし、

内臓や筋肉が動きだすことで血流も良くなり「栄養」が腰に巡りだす、

 

ことで朝の腰痛を緩和して行きます。

やり方は簡単です。

まず上向きになって寝ていただきます。

その状態で両ひざを曲げます。

 

 

その状態のままで、下の写真の位置に親指でおへその右と左の指一本分外に当てます。

 

 

指をお腹に当てたまま、息をゆっくり吸ってゆっくり吐きます。

 

 

指をお腹に当てたままの深呼吸をゆっくり5回繰り返します。

コツはお腹に指は当てる程度で、きつく押さえないようにして下さい。

きつく押さえるとかえって腰回りが緊張してしまう場合があります。

 

 

【まとめ】

「朝から腰が痛くて気分がどんよりする…。」

と腰痛がお仕事に行く気持ちを萎えさせる話をよく聞きます。

そんな朝の腰痛をなんとかしたいと思い今回のブログを書かせていただきました。

手軽に1分ほどで行える朝の腰痛ケア方法ですので、ぜひお試しください。

今回紹介させていただいたことが、朝の腰痛解消のお役に立てれば幸いです。

 

監修 柔道整復師、はり師、きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

雨が降ると体がだるくなる60代女性の方に伝えたい対処法

2021.06.30 | Category: ストレス・自律神経障害,予防,体操・ストレッチ,天候,疲労,肩こり,頭痛,首の痛み

女性は60代になっても、夫や子供の世話や家事だけでなく、親の介護や冠婚葬祭など色々と出来事がおこり、なかなか気が休まる暇がないですよね。

 

ただでさえ忙しいのに、天候の変わりやすいこの時期は、

 

「雨が降るとなんか体がフワフワしてしんどい・・・」

 

とだるさや肩こり・頭痛など色々な体調不良を訴えられ、普段の生活に支障が出る方も少なくありません。

 

最近は、天候が崩れることで体調不良が起こることを

 

「天気痛」

「気象病」

 

と呼ばれ、注目が集まっています。

 

実際、「気圧が変化することで体調の変化しますか?」という調査したところ、

 

・男性51%

・女性75%

 

「ある」とこたえています(アイティメディア株式会社「雨と気圧の体質調査」より)。

 

この結果を見ると、男性に比べて女性の方が、気象の変化の影響を受けやすいようです。

 

そこで今回60代になってますます忙しい女性の方に、天候によって体調が悪くならないための備えと対処法を紹介させていただきます。

 

これを知っていただくことで、天候に左右されないお体をてにいれることができます。

天気と体調が関係する理由

まだ研究段階ですが、「天気の変化を感じるセンサー」は、

 

“耳”

 

にあります。

 

耳の奥の方の「前庭(ぜんてい)」というところに、「体のバランスを感じるセンサー」があるのですが、そこに、

 

「天気の変化を感じるセンサー」

 

が同居しています。

 

 

耳の同じところにセンサーがあるので、「天気の変化」を誤って「体のバランスの変化」とセンサーが認識してしまうことがあります。

 

「耳」から入る誤った情報をおくられることで、脳が混乱してしまいます。

 

その脳の混乱から、頭痛やだるさ、首肩の痛みなどをひきおこす「天気痛」や「気象病」が発症します。

 

詳しく説明すると、まず体のバランスは「目」「耳」で主に感じます。

 

「目」「耳」それぞれ伝えた情報が脳で一致することで、体を正常に機能させることができます。

 

下図のように、体のバランス感覚を「目」と「耳」でダブルチェックする過程で食い違いがでると、脳が混乱することで体が過緊張をおこし、体調不良が発生します。

 

「気象病」の症状

天候の変化でおこる体調不良の特徴として、

 

・めまい

・頭痛

・疲れ

・吐き気

・首こり

・肩こり

・低血圧

・関節痛

・古傷の痛み

・手足のしびれ

・うつ

・喘息発作

・狭心症が悪化

 

などが起こりやすいと言われています。

 

 

 

自分は本当に「気象病」?

すべての方が天候の変化で、「耳」のセンサーが誤った認識をするわけではありません。

 

ただ、「耳」センサーが誤った認識をしやすい体質をもった方はいらっしゃいます。

 

本当に自分が天候の変化で「耳」センサーが誤った認識をしやすいかを見極めるため、以下のチェックリストを確認してみて下さい。

 

5つほどにチェックが入るようでしたら、天候の変化に影響を受けやすい体質を持っていると思ってください。

 

□天気が変わるときに体調が悪くなる

□天候が変わる前に体の変化から予測できる

□耳鳴りを起こしやすい

□めまいを起こしやすい

□肩こり、首こりがある

□事故などで首に古傷がある

□姿勢が悪い

□乗り物酔いをしやすい

□一日4時間以上、パソコンやスマホをさわる

□ストレッチをすることが少ない

□歯ぎしりをよくする

□エアコンがよく効いた環境にいる

□精神的ストレスを日常的に感じている

□更年期障害を発症している

 

 

 

天候の変化に強い体にする方法

毎日の生活習慣をみなおす

身体は、暑かったら汗をかいたり寒かったら体をふるわせて体温を上げようとしたりなど、自動的に生命を保とうとする自律機能があります。

 

その体の機能を整える自律機能が乱れていると、「耳」センサーが誤った認識おこしやすくなります。

 

普段から体の機能を整える自律機能を整えることで、天候が悪くなっても影響を受けにくい体を作ることができます。

 

普段から気を付けてほしい生活習慣は、

 

・朝食をしっかりとる

・十分な睡眠

・朝は42℃ぐらいの熱めのお風呂に入る

・夜は38~40℃ぐらいのぬるめのお風呂にゆっくり入る

 

で、体のオン・オフのスイッチをしっかり入れるようにしてください。

 

当たり前のようですが、忙しいとついついおろそかにしがちです。

 

よろしければ一度生活習慣を見直して、生活リズムを整えてみて下さい。

 

 

耳に刺激を与える

天気の崩れを感じるセンサーは、「耳」にあることは前章で説明させていただきました。

 

「耳」のセンサーの中は、リンパ液で満たされています。

 

そのリンパ液の流れで、耳の機能が動く仕組みになっています。

 

耳の中のリンパ液の流れが悪くなると、当然耳の機能である聴覚や平衡感覚や天候の変化を感じる機能が悪くなります。

 

ですので、リンパ液の流れを良くするためには、耳周りの血の流れを良くする必要があります。

 

耳周りの血の流れを簡単に良くする方法は、

 

耳に刺激を与える

 

事なのです。

 

やり方はすごく簡単です。

 

下図のように、一日3回程度でいいので隙間時間を利用してやってみて下さい。

 

①耳を軽くつまみ上下左右に5秒ほど引っ張る

 

②耳を軽くつまみ引っ張りながら後ろにむかってゆっくり回す

 

 

 

③耳をつまむように折り曲げ5秒間キープする

 

④耳全体を手のひらで覆って、ゆっくり円を描くように後ろに向かって5回回す

 

 

 

まとめ

60代はまだまだ第一線で、仕事も家事も家族親類にかかわる行事ごともこなしていかないといけません。

 

特に女性の方はそれを担う比重が大きいと思われます。

 

そんなお忙しい60代女性の方が、天気で体調が左右されるのは大変かと思われます。

 

最近は気象変動が激しいだけに、今回紹介させていただいことで、体が天気の変化に対応できるようになっていただければ幸いです。

 

それでも天候の変動で、体調不良が続くようでしたら当院にお越しください。

 

当院は天候でお体の不調を訴える方の治療を得意としております。

 

体のバランスを整えて、体の自律調整機能をあげて、天候の変化に強い体づくりのお手伝いをさせていただきます。

 

監修 柔道整復師 鍼灸師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

40代男性管理職に多い“首、肩のこり・痛み”解消ストレッチ3選

2021.06.28 | Category: 予防,体操・ストレッチ,姿勢,肩こり,首の痛み

テレビ東京の名物ディレクターの佐久間宣行さん(45歳)が、今年退職されました。

 

「管理業務として現場にベタ付きができなくなり、正直まだデレクターやりたいなと思いまして」

 

と管理職より現場にいたいから決断したようですね。

 

労務行政研究所の調べでは、中間管理職である課長クラスの役職に就く平均年代は、

 

「45.1歳」

 

だそうです。

 

40代になると管理職に就くことで、現場仕事から仕事や社員などの管理業務に変化していく方が多いようです。

 

管理業務にシフトしたことで、

 

「現場の仕事から内勤になって、パソコンする時間が増えた」

「そのせいか首の根元が熱くなる感じで痛いし、肩も痛い・・・」

「なかなか治らないので、この調子でいると体が変になっていきそうで心配」

 

と体の変調から不安を訴える方が少なくありません。

 

実際、仕事でパソコン作業を含めた情報機器を使うことで、どのような体の不調がでるのかを厚生労働省調査したところ、

 

“首、肩のこり・痛み”

 

が筋肉的・関節的な症状では、ダントツに多い結果がでています。

 

「2004年技術と労働に関する実態調査」

 

そこで今回は、“首、肩のこり・痛み”でお困りの 40代の男性管理職の方のために、それを解消するために仕事中にできることを紹介させていただきます。

 

これを知っていただき実践していただくことで、“首、肩のこり・痛み”から解放され、仕事により集中できるようになります。

 

パソコン作業で首肩を痛める理由

頭の角度が首のこり・痛みを引き起こす

パソコン作業で首のこり・痛みがでるのは、ずばり

 

“頭の重さ”

 

です。

 

人間の頭の重さは、体重の10%ほどだと言われています。

 

体重60㎏でしたら、6㎏です。

 

通常、ボーリング玉ぐらいの重さがある頭を、首は支え続けないといけません。

 

しかも、パソコン作業で画面をのぞき込むために頭が前に倒れることで、下図のように通常の約2~7倍近く首の負担がかかってきます。

 

 

パソコン作業でこれだけ負荷が首にかかることで、首の筋肉が疲労し硬くなり、血の流れがわるくなることから痛みを引き起こしてしまいます。

 

腕をあげっぱなしが肩こり・痛みを引き起こす

パソコン作業で肩こり・痛みがでるのは、ずばり

 

“腕の重さ”

 

です。

 

片腕の重さは約3㎏です。

 

肩は常に左右に3㎏の重りをぶら下げている状態です。

 

パソコン作業では、キーボードやマウスを使うため、両腕は浮いている状態になっています。

言い換えればパソコン作業中の肩は、常に右に3㎏・左に3㎏と合計6㎏を浮かした状態にするため支えないといけません。

 

パソコン作業でこれだけ負荷が肩にかかることで、肩の筋肉が疲労し硬くなり、血の流れがわるくなることから痛みを引き起こしてしまいます。

 

 

仕事中にできる首・肩のストレッチ3選

パソコン作業による首、肩のこり・痛みを解消するには、定期的に首や肩に刺激を加え、血の流れを良くする必要があります。

 

そこで、仕事中にもできる首・肩に刺激を加えるストレッチを紹介していきます。

 

顔を正面に向いたまま首を横に倒す

イスに座り、右手を腰に当てて、顔を正面に向いてまま、頭を抱えるように左手を右耳の上あたりに当てる

顔を正面に向いたまま、頭を抱えるように左手を右耳の上あたりに当てた手で、左に頭を10秒ほど倒す。

反対側も同じようにやってみて下さい。

 

左右10秒1セットを、仕事の合間の時間があるときにやってみてください。

 

 

顔を横に向けて首を倒す

イスに座り、右手を腰に当てて、顔を左に向けて、頭を抱えるように左手を頭の後ろあたりに手を当てる

頭を抱えるように左手を頭の後ろあたりに当てた手で、顔を下に10秒ほど倒す。

反対側も同じようにやってみて下さい。

 

左右10秒1セットを、仕事の合間の時間があるときにやってみてください。

 

 

顔を斜め上に向けて首を倒す

イスに座り、右手を腰に当てて、顔を正面に向いてまま、頭を抱えるように左手を右耳の上あたりに当てる

頭を抱えるように左手を頭の後ろあたりに当てた手で、顔を右上をみるように10秒ほどあげる。

反対側も同じようにやってみて下さい。

 

左右10秒1セットを、仕事の合間の時間があるときにやってみてください。

 

まとめ

以前、「現場の方が性に合ってるんですけどね・・・」と管理職となったので内勤になった方がぼやいておられました。

 

管理職になると責任が重くなって、仕事も多くなって、本当に大変なのがお話を聞いているとヒシヒシと感じました。

 

特に40代の男性は、ホルモンの関係で体の変化が出やすい年代です。

 

仕事の変化と体調の変化が両方をうまく折り合いをつけながら生活する必要があります。

 

そのためにも、今回紹介させていただいたストレッチをやっていただくことで、少しでも首肩のコリや痛みが解消され、いいコンディションで仕事に臨んでいただければ幸いです。

 

それでも首肩のコリや痛みが解消されず、将来の体の状態に不安を感じるようでしたら当院にお越しください。

 

当院は、首肩のコリや痛みの施術を得意としております。

 

仕事も体調も山場の40代を快適に過ごせるようにお手伝いさせていただきます。

 

監修 柔道整復師 鍼灸師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

お仕事中にできる!お尻の痛み解消法3選

2021.06.10 | Category: お尻の痛み,予防,体操・ストレッチ,太ももの痛み

中腰で仕事をしてるとお尻がピキッと痛くなって、顔をしかめながらお尻をポンポンとこぶしでたたいたりしてしてませんか?

 

お尻の痛みが頻発して仕事に集中できないので、病院で診てもらうと、

 

「坐骨神経痛ですね~」

 

と湿布と痛み止めを処方してもらっても、なかなかお尻の痛みが治らない・・・。

 

お尻に痛みを訴える人の率は実はすごく高く、製薬会社のグラクソ・スミスクラインによる「ペインインデックスリサーチ2014」のレポートでは、

 

『身体に痛みを覚えた人々のうち50%の人がお尻周辺に痛みを経験しています』

 

と報告されています。

 

また、中腰は普通に立っているときに比べ「1.5倍」の負荷をお尻周辺にかけてしまいます。

 

そのため中腰での仕事をされている方は、お尻の痛みを訴える方が多い。

 

中腰での仕事を続けていると、お尻の痛みがなかなか治らないので、このままだったら将来大丈夫かな?とだんだん不安を感じてしまいます。

 

そこで今回は、お尻の痛いだるさを解消するための方法を紹介させていただきます。

 

これを知ってただくことで、お尻の痛みから解放され、家事や仕事など生活を支障なく送ることができます。

 

筋肉ランキングの一位はお尻?

人間の筋肉の中で一番大きい筋肉は、

 

「大殿筋」

 

とよばれるお尻の筋肉です。

 

これは「4足歩行から「2足歩行」に人間が進化し発達したためです。

 

また、お尻は上半身と下半身の継ぎ目に位置します。

 

お尻の筋肉は、いわば上半身と下半身をつなぐネジのような役割をしています。

 

お尻の筋肉が硬すぎず柔らすぎず状態でいることが、ちょうどいい感じのネジの締め具合となり、上半身と下半身の連動がスムーズになり、体の動きが安定します。

 

以前プロゴルファーの体を診させていただいたことがあるのですが、お尻の筋肉の発達が特に素晴らしかったです。

 

その筋肉の質もゴムボールのように硬すぎず柔らかすぎず弾力があり、これだからあれだけの打球ができるのだなと納得した経験があります。

 

 

お尻が痛くなるのは片方だけ多い?

お尻は左右に分かれていますが痛くなる時は、片側のお尻だけ痛くなることが多くないですか?

 

これは体を使う際に、片方のお尻の筋肉に負荷がかかっているためです。

 

片方のお尻の筋肉に負荷がかかる原因はずばり、

 

「姿勢のゆがみ」

 

のためです。

 

姿勢のゆがみは、建物の立っている地面が斜めになっている状態のようなものです。

 

例えば、肩・背中が右に傾くと、腰・お尻が反対側の左に傾いて倒れないように踏ん張るようバランスをとります。

 

このように姿勢がゆがむと、体の中に踏ん張る箇所がでることにより、その個所に負荷がかかりすぎて痛みがでます。

 

前章でも述べましたが、お尻の筋肉は人間の体の中で一番大きい筋肉です。

 

大きいということは、それだけ負荷がかかりやすいため筋肉が発達した箇所なのです。

 

ですので姿勢がゆがむと、お尻が体のバランスをとるために踏ん張る率が高い。

 

それも多くは、お尻の左右の筋肉に同時に負荷がかからず、片側のお尻の筋肉に負荷をかけ踏ん張ることが多い。

 

そのためお尻の痛みの多くは、片側に発症することが多いのです。

 

 

姿勢がゆがむとなぜ痛む?

姿勢がゆがむことで、倒れないようにするためには、特にお尻の筋肉が踏ん張らないといけない。

 

踏ん張ったお尻の筋肉に負担がかかり硬くなってしまいます。

 

筋肉が硬くなると、血の流れが悪くなります。

 

血は流れることで、体に酸素や栄養・体温を運び、体から出たごみを回収してくれます。

 

それが滞ると、お尻の筋肉に負荷がかかることのダメージを回復する機能が低下して、やがて痛みが発生します。

 

ですので、なるべく片方のお尻に負担がかけず、血の流れを良くするためにも、姿勢を整える必要あります。

 

姿勢を整えると、自然とお尻のイタだるさは解消されます。

 

しかし、仕事が終わって疲れて家に帰って、姿勢を整えるためのストレッチや体操はなかなかしんどいですよね。

 

ですのでお仕事中にできる姿勢を整える方法を、次章で紹介いたします。

 

 

姿勢を整える方法3選

ひざとつま先を、「まっすぐそろえる」

ひざのお皿とつま先を、

 

・立っているとき

・座っているとき

・歩いているとき

 

にまっすぐになるようにそろえてください。

 

そろえることで、足裏からひざ・股関節・腰への筋肉、関節の連動がスムーズになり、姿勢が自然と矯正されます。

 

 

 

真ん中をイメージして、「かかと落とし」

足を肩幅にひろげて、鼻→喉仏→みぞおち→ヘソ→股間が一直線になっているイメージで、体の中心を意識して立つ

かかとを地面から上げて、体を上に持ち上げる

そのまま脱力して、かかとを地面に落とす

これを10回ほど繰り返してください。そうすることで姿勢は自然と矯正されます。

 

 

椅子から立ち上がるのは、「お尻から」

イスに座って、足を肩幅ぐらいにひろげ、手はひざの上に置く

ひざに手を置いたまま体を前に曲げる

そのままお尻を上げる

ひざにおいて手で体を支えながら、背筋を伸ばしながら立ち上がる

これを3回ほど繰り返すことで、自然と姿勢が矯正されます。

 

 

 

まとめ

私は30歳ごろ、中腰の仕事でお尻周辺の筋肉を酷使して、きついお尻の痛みが続いて苦労しました。

 

姿勢を整えるようになってからは、お尻の痛みが減っていき今ではほとんどありがたいことに発症することはなくないりました。

 

自分の姿勢がどうなっているのかは、自覚がなかなか難しいので、今回紹介させていただいたことを仕事中にしていただくことで、自動的に姿勢がリセットすることができます。

 

そうすることを繰り返すことで、お尻の痛みが軽減しお仕事に集中することができます。

 

お仕事をしているとお尻の痛みが発症して困る方々に、今回紹介させていただいたことがお役に立てれば幸いです。

 

監修 柔道整復師・鍼灸師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広

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兵庫県加古川市新神野5-7-7 津田ビル1F-A

駐車場

1台あり

当院に向かい右側に駐車場がございます。駐車場入り口より、左列4番目が当院の駐車スペースとなっております。

休診日

水曜日・日曜日

予約について

当院は完全予約制となっております。

治療中は電話対応ができない場合もございます。留守番電話へお名前・電話番号・診察番号をご伝言ください。後ほど折り返しご連絡いたします。
ホームページからネット予約も出来ますのでご利用ください。