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年末の車での長距離移動で楽しい帰省を阻む「乗り物酔い」の理由と予防法

2023.12.27 | Category: 予防,疲労,睡眠,胃腸

 

当院に来院した高校生の患者様と年末のスケジュールの話題になったときに、コロナ禍で自粛していたが久々に母方の祖父母の家に帰省するのと。

ただ、里帰りが遠方で、親御さんの運転で半日もかかるそうです。

祖父母やいとこに会えるから楽しみだけど、心配なのは「乗り物酔い」だそうです。

この方のように、今年の年末に実家へ帰省される割合は、昨年に比べて28%も増加と予想されています。

そこで今回は、車に乗せてもらって実家に帰省される中で起こりやすい「乗り物酔い」の発症する理由とその対策を紹介させていただきます、

このブログを読んでいただくことで、「乗り物酔い」を防ぎながら楽しく無事に車ので帰省ができます。

 

 

 

「乗り物酔い」をおこす理由

 

乗り物酔いは、別名「動揺病」とも呼ばれます。乗り物が、道の状態やスピード、ブレーキで、揺れたり傾いたりする際、平行バランスをとるための情報を、耳と目と筋肉で収集して脳へ伝えます。

この耳と目と筋肉が、それぞれに感じる情報が一致しない場合は、情報を受け取った脳が混乱します。

その脳の混乱が、体の機能を自動で調整してくれる自律神経の働きが崩れて、「乗り物酔い」で特有の吐き気やめまいなどをおこします。

例えば、運転手は、自ら運転しているために、道を曲がったりブレーキをかけるなどの際に、あらかじめ体にかかるバランスの変化が予測できるため、一致した耳と目と筋肉からの情報が脳へ伝わります。

しかし、運転手以外の同乗者が、スマホを見ていたとして、目はスマホの画面は静止していると脳へ情報を伝えるが、耳や筋肉は車が揺れている情報を脳に伝えるんで、情報が一致しなくなる。

この一致しない情報のとき、目からの情報で体の機能を調整するのか、耳や筋肉の情報で体を調整するのか、脳の情報処理が限界に達して、混乱して、「乗り物酔い」が発症します。

乗り物酔いをしない方は、こうした目や耳や筋肉からの情報を、一致するように脳の情報処理が高い、もしくは体調が良好であるからです。

また、「乗り物酔い」がおこりやすい体質やもしくは生活習慣には、

 

・耳に機能の障害がある

・脳に機能の障害がある

・自律神経が失調している方

・血圧が低い方

・ぜんそくやアレルギーの体質の方

・睡眠が不足している方

・疲労がたまっている方

 

などがあります。

こういった「乗り物酔い」がおこる条件の中でも、

 

・睡眠不足

・空腹

・急ブレーキ急発進

・読書

 

の4つの項目がそろってしまうと、約90パーセントの人が、「乗り物酔い」を発症するという研究報告があります。

「乗り物酔い」も、きつくなると脱水症をひきおこすなど、生命の危険にもさらされる場合もありますので、しっかりとした対策が必要です。

 

 

 

乗物酔いを防ぐポイント

 

乗物酔いを防ぐためには、以下のような対策をおこなってください。

 

睡眠を十分にとる

乗物に乗る予定がわかっている前日は、必ず十分に睡眠をとってください。

そのことで、乗車中の平衡感覚の情報を脳が処理しやすくなり、乗り物酔いを防げます。

 

消化によい物を食べる

乗車前や定者中の空腹や食べ過ぎをさけてください。

消化は、空腹や満腹で特に自律神経の働きます。乗車中に自律神経が乱れる可能性も高いので、自律神経の活動を消化で活発にならない程度の消化によい食べ物を適度に食べてください。

そうすることで、「乗り物酔い」による嘔吐や吐き気を防ぐことができます。

 

乗物酔いの薬を服用 

「乗り物酔い」は、自律神経のバランスが崩れることで起きますので、薬によってあらかじめ整えてください。

「乗物酔い」の薬は、乗車する30分前には服用してください。

 

乗車中はスマホや読書を控える

車に乗車していると体は揺れているのを耳や筋肉は感じているのに、スマホの画面や本の紙面に視点を固定することで、感覚にズレが生じます。

この感覚のズレが乗り物酔いを引き起こします。

乗車中は、遠い景色をみたり、音楽を聴いたり、おしゃべりをしたりして過ごされることをおすすめします。

 

乗り物酔いのツボをおす 

ツボの中には、乗り物酔いを防ぐツボがあります。

ツボの名前は「内関(ないかん)」です。

位置は、手のひらを上に向けて、手首を曲げた時にシワができるラインの中央から、指3本分ほど肘の方に上がった部分にあります。気がついたときで結構ですので、乗車中に指で刺激をしてください。

 

 

 

まとめ

 

「乗り物酔い」は、脳の形成の成熟度のため、5歳から12歳ごろになりやすいと言われています。

とはいっても、 成人になっても、男性は約12パーセント、女性は役26パーセントの割合で発症しているという研究報告がされています。

ですので、「乗り物酔い」は誰でもおこりうる症状です。

せっかくの楽しい年末の帰省を、「乗り物酔い」で邪魔されないように、今回紹介させていただいたことが、皆様のお役に立てれば幸いです。

「乗り物酔い」の防止には、十分な睡眠が条件の一つです。

もし、「眠れない」「何度も目が覚める」「朝、起きてもだるい」ようなことがございましたら、お近くの治療院でお体を整えて、睡眠の質を上げることをおすすめします。

当院でも、健康でいるために必須である睡眠でお悩みの方に対しての治療をおこなっておりますおでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

当院のブログで、睡眠についての対策を書いておりますので、そちらも参考にしていただければ幸いです。

夜中に何度も目がさめるのはなぜ?睡眠の質をたかめる対策とは

「朝、寝起きがすっきりしない40歳代男性の方は“かくれ不眠”?」

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広


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