- Blog記事一覧 -新型コロナが治った後、首の痛みが悩み…解消のポイントは?
今年に入り、インフルエンザへの感染が猛威を奮っていますが、新型コロナへの感染も未だ高い水準で続いています。
とはいえ、新型コロナウイルスが拡大しだした当初に比べると、重症になることが少なくなったと言われています。
しかし、新型コロナに感染した後の後遺症が、いろいろとでます。
その一つに、「首の痛み」があります。
先日も、60歳代の女性の方が、新型コロナに感染し、治癒したけれども、首の痛みがでてだんだんとキツくなったことで来院されました。
首の痛みで振り向けない上に、肩や肘、腰まで痛みが広がってきて、生活に支障が出ているとのことでした。
このように、コロナ感染の後遺症として首の痛みを発症される方が少なくありません。
そこで今回は、コロナに感染することで首の痛みが発症する理由とその対処法について紹介させていただきます。
このブログを読んでいただくことで、コロナ感染後におこるつらい首の痛みを解消できます。
新型コロナウイルスの感染後に起こる後遺症は、「長期COVID症候群(長期症状)」と呼ばれています。
新型コロナウイルスに感染した 一部の方は、感染から数週間や数カ月後に、後遺症に苦しむことがあります。
「長期COVID症候群(長期症状)」の症状を以下で紹介していきます、
長期にわたって、何をするにも疲れやすい状態が続くことがあります。
うまく呼吸ができないことや、息切れが起こしやすい状態が続く場合がある。
関節や筋肉の痛みや不快感を感じる状態が続く場合がある。
頭が締め付けられたりズキズキするような長期的な頭痛が続く場合がある。
認知する機能の障害や集中力や注意力が低下することが続く場合がある。
鼻や舌で感じる機能が消失して、何を匂っても何を食べても、感じない状態が続く場合がある。
心拍が早まったり不整脈を引き起こしたり、血圧の変化が激しい状態が続く場合がある。
前章で、長期COVID症候群(長期症状)の中で、関節や筋肉に痛みが発症することを述べました。
それが起こる過程として、新型コロナウイルスに感染すると、体がウイルスと戦うために免疫の反応が引き起こされます。
それによって、体の各部で炎症が生じます。
このときに起こる炎症が、関節や筋肉にも影響を与えます。
首は、頭や腕の重みがかかり、呼吸や血圧のセンサーもあります。
ですので、首は体の中でも、負荷が大きく敏感な部分です。
新型コロナウイルスに感染することで、首の関節や筋肉が弱ると、首の特異性から、後遺症として首の痛みが発症し持続してしまう可能性があります。
首はとても繊細な部分です。
強い刺激はかえって痛みを助長させます。
以下で、優しい刺激で首の痛みを緩和する方法を紹介していきます。
胸に手を当てて、鎖骨の下縁に沿って、端から端まで3秒ほどかけて、皮ふをゆっくりと優しくさすってください。
親指以外の4本の指で、後頭部に当てて支えます。
残った親指でうなじの外側をすべらせて、髪の生え際のあたりの凹みに親指を止める。
その状態で、頭を少し後ろに倒すことで、親指で押さえた部位に刺激を入れます。あくまでも優しく気持ちがいい程度の圧で、10秒ほどキープしてください。
顔を斜め上に向けて頭を傾けます。
傾けた側の首に筋肉の膨らみがあらわれます。
その膨らんだ筋肉を、耳から鎖骨に向けて、順に軽くつまんでいってください。
新型コロナウイルスの感染による後遺症の中でも、首の痛みは、適切なケアをすることで、早く解決ができます。
そのために、今回のブログで紹介させていただいたことがお役に立てれば幸いです。
それでも、新型コロナウイルス感染後の後遺症として起こる首の痛みが解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。
当院でも今回のようなお悩みに関しての施術をおこなっておりますのでご相談ください。
当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。
そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。
また、他に首の痛みに対しての対処法について書いておりますので、そちらも参考にしていただければ幸いです。
監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広