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お母さん方が子供のために荷物を左手で持っているとしびれてくる左腕への対処法

2024.05.10 | Category: しびれ,体操・ストレッチ,姿勢,疲労,筋肉疲労,肩の痛み,腕の痛み,血流,関節

 

30歳代女性の方が、重い荷物を左肘や左肩にかけていると、左の腕にしびれが出るとのことでご来院されました。

お話をお聞きすると、毎週末、お子さんが所属しているスポーツクラブの練習や遠征の付き添いで、重たい荷物を持っての移動する機会が多いそうです。

また、荷物を持つのは、左の肘や左肩にかける方が持ちやすいので、持ち方は偏ってしまう。

いるそうです。荷物を左側の肘や肩で持っていると、正座をしばらくしていると足がしびれるときと同じようなしびれが、左腕に起きると。

しばらくすると、腕のしびれはおさまってはくるけれども、たびたび発生するので不安になるとこのとでした。

今回、ご相談いただいた患者様のように、お子さんの練習道具や飲み物、救急用具などなど、どんなスポーツでも付き添いする際は、何かと荷物が多くなってしまうことはよくお聞きします。

それを運ぶために体に負荷をかけることで、腕にしびれが発生することは少なくありません。

そこで今回は、重い荷物を左肘や左肩にかけていると、左の腕にしびれが発生する理由とその対処法について紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、お子さんの付き添いで荷物を持つことで起きる腕のしびれへの不安を解消できます。

 

 

 

重い荷物を左肘や左肩で持つと左の腕にしびれがでる理由

 

体の片側で体重の10パーセント以上の荷物を持つと、筋肉や関節などに、さまざまな影響がでるという研究報告がされています。

例えば、体重が50kgの方なら、片方の腕や肩で荷物を持つことで、体に影響する荷物の重さは、5kg以上の荷物になります。

その影響の一つに、重い荷物を持つことで、神経が引っ張られたり圧迫されたり、神経に血液を供給している血管が圧迫され、腕に「しびれ」が発生します。

腕を支配している神経やその神経に栄養や酸素を含んだ血液を送る血管は、首から鎖骨や胸の筋肉の下を通って、腕に広がっていきます。

重い荷物を左側で持つことで、肩を構成している鎖骨や肩甲骨、上腕などが下方に引っ張られ、そこを通る神経や血管が圧迫されます。

その結果、神経は電気信号で発信する脳や脊髄からの命令を遮断されてうまく伝わらず、しびれが発症します。

 

 

 

重い荷物を左肘や左肩で持つと発生する左の腕にしびれへの対処法

 

今回の患者様のように左側の肘や肩の方が、荷物が持ちやすいという持ち方にクセがある方がいらっしゃいます。

この持ち方のクセについての研究では、持ちやすい方である、今回で言えば左側の肩関節の動きが低下している率が高い、という報告がされています。

可動域が落ちている可能性の高い左肩周辺の組織にアプローチして柔軟性を上げることで、重たい荷物を持ったときに、圧迫や引っ張られる負荷への対応や持久力を上げることができます。

また、持ちやすいので同じ側で持ってしまうと言うクセの矯正にも役立ちます。

高い左肩周辺の組織へのアプローチするための体操の方法について、以下で紹介させていただきます。

 

体操その1

左の鎖骨の下縁のちょうど真ん中を、人差し指で軽く押します。

 

その状態で左肩を前に5回、後ろに5回、回してください。

 

これを3回、繰り返してください。

 

体操その2

背筋を伸ばして、手を胸の前に組んで、腕を体の真正面に伸ばした状態にします。

 

背中を丸めながら、体の真正面で組んだ手を前に突き出して、肩甲骨が外側に広がったことを感じたら、10秒間、キープしてください。

 

これを、3回、繰り返してください。

 

体操その3

左肘を軽く曲げた状態で、左肩を120度上げて、手のひらを前方に向けて、壁に小指の側面をつけます。

 

そのまま体を右に回転させて、左胸が広がるのを感じたら、10秒間、キープしてください。

 

これを、3回、繰り返してください。

 

 

 

まとめ

 

お母様方から、お子さんがスポーツに打ち込み成長する姿を見るのは、とても楽しみだしうれしいことだというお話をよくお聞きします。

一方で、そのサポートするために、お母様方は動き回る必要や気づかいなどから、ストレスや疲労などが体にかかります。

そのために、今回のご相談いただいたような症状が出た場合に、紹介させていただいた対処法が、みなさまのお役に立てれば幸いです。

それでも重い荷物を左肘や左肩で持つと左の腕にしびれが発症するお悩みが解消できないようでしたら、お近くの治療院にかかられることをおすすめします。

当院でも今回のようなお悩みに対して、施術をおこなっておりますのでご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

また、他に、スポーツをする子供の付き添いで起きる体の不調への対策のブログを書いておりますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。

子供のスポーツ活動による遠征で長時間の車の運転すること腰痛が起きる理由とその対策

 

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広


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