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ワクチン接種と肩の痛みの理由と対処法

2023.11.04 | Category: 予防

 

11月に入ると、インフルエンザの流行に備えて、ワクチンの接種を受けられる方が多くなります。

また、7回目のコロナワクチンの接種も始まりました。

この度は、インフルエンザとコロナのワクチン接種を同時に行えることが許可され、一緒に行われる方も少なくないかもしれません。

ワクチン接種をされると、よくお聞きするのが、注射をうった後にくる肩の痛みと、それに伴って腕が上がらなくなることです。

感染症を予防するために、ワクチン接種は必要なことですが、副反応としておこる肩の痛みはなんとかしたいところです。

そこで今回は、ワクチン接種によって、なぜ肩の痛みが起こるのかとその対処法を紹介させていただきます。

このブログを読んでいただくことで、ワクチン接種後の肩の痛みや肩が上がらなくなることから、早く回復できます。

 

 

 

ワクチン接種の方法

 

ワクチン接種は、体表から浅い部位に注射針をさす「皮下注射」と、体表から深い部位に入れる「筋肉注射」があります。

ワクチン接種は、日本は従来「皮下注射」を主におこなっていたが、海外では一般的に「筋肉注射」で行われていました。

新型コロナワクチン接種では、「筋肉注射」で行われており、その方法をとる理由として、

 

1. 効果的な吸収

筋肉注射は、筋肉内に直接ワクチンを注入するため、ワクチンが体内に速やかに吸収されやすい。

これにより、すばやい免疫の獲得が促されます。

 

2. 安全性

筋肉は皮下よりも厚い組織で、大きな血管や神経から遠いため、誤って血管や神経に刺さるリスクが低い。

 

3. 持続性

筋肉内に注射されたワクチンは、徐々に吸収されるため、効果が持続する。

 

4. 特定の筋肉の選択

ワクチン接種の場合、通常は、上腕部の三角筋が選ばれ、大きな筋肉であるので、医療専門家や接種者にとって熟知されており、適切な注射が行いやすいです。

 

 

 

ワクチンの副反応

 

インフルエンザワクチンの副反応ですが、厚生労働省によると、接種した部位に、10~20%の方が、赤み・腫れ・痛みが発症し、通常2~3日で消失します。

新型コロナワクチンの副反応は、こちらも厚生労働省によると、接種した部位に、50%の方が痛み・疲労が、10〜50%は、関節痛・赤み・腫れを発症し、通常2~3日で消失すると報告されています。

このように通常は、2~3日で副反応は消失するのですが、ワクチン接種後、2週間こえても、接種部位の痛みが続くようでしたら、考えられる原因は2つです。

一つは、「SIRVA(サーヴァ)」と呼ばれる症状の可能性があります。

肩へのワクチン接種は、三角筋と呼ばれる大きな筋肉をうちます。

その三角筋とその下にある筋肉の間に挟まった「滑液包」という液体の入った袋に注射針が刺さることで起きる、急性の炎症により、肩の痛みと運動制限が起こる症状のことです。

こちらは、セルフケアでも対処が可能な場合があります。

もう一つは、ワクチンの注射針によって、神経の損傷が起こっている場合があります。

症状としては、肩の外側の感覚が鈍くなったり、上腕や手首の動きが著しく低下します。

神経損傷の方は、専門の医療機関に相談されることをお勧めします。

ワクチン接種の各県の相談窓口は、

 

インフルエンザワクチンの相談窓口

https://www.mhlw.go.jp/kinkyu/kenkou/influenza_test/090430-02.html

コロナワクチンの相談窓口

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_hukuhannou.html#h2_free3

 

 

 

ワクチン接種後の肩の痛みへの対処法

 

「SIRVA(サーヴァ)」と呼ばれる症状であるワクチン接種後に腕が痛くなったり、上がりにくくなった場合の対処法ですが、

 

1. 安静にする

注射の跡が痛む場合は、腕をできるだけ休め、重い物を持ち上げたり、過度な力を入れることを避ける。

 

2. 氷を当てる

注射の跡にアイスパックや氷を当てると、炎症による腫れや痛みを軽減します。

ただし、皮膚に氷を直接当てると、凍傷になる可能性もありますので、氷をタオルや布で包んで当ててください。

 

3. 痛み止めの使用

痛みが強い場合は、医師の指示に従って非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)を使用。

 

4. 軽い運動

肩を回せる範囲で動かすことで、筋肉の緊張を和らげる。

 

 

 

当院のワクチン接種後の肩の痛みへの対処法

 

 

当院では、微弱電流治療器NEUBOXを肩に当てることで、ワクチン接種後の肩の痛みへ対処しております。

微弱電流とは、体に流れる微小な電気と同じ電流を、損傷した細胞に流すことで、体の治癒能力を上げるものです。

先行研究では、微弱電流が生体の回復に与える効果は、通常の自然治癒より約4倍の治癒効果を与えると報告されています。

微小な電気なので、痛みなく治療を受けてもらえます。

微弱電流を受けてもらうと、まずは肩の可動域が改善して、数日後に痛みが解消される症例が多かったです。

来院していただくタイミングとしては、ワクチンを打ったその日からでも大丈夫です。

今までの経験で見ると、来ていただくのが早ければ早いほど、ワクチンを打って肩の痛みや動きが悪くのを防げる可能性が高まります。

そして、当院では、ワクチン接種後の肩の痛みへの微弱電流治療は、「無料」で提供させていただいております。

というのも、コロナやインフルエンザで不安に思われている中、予防のために頑張っておられる方へ、少しでも手伝いをさせていただきたいのです。

当院で、微弱電流によるワクチン接種後の肩の痛みへの治療をご希望の方は、電話電話079−490−5955までお気軽にご連絡ください。

 

 

 

まとめ

 

新型コロナウイルスの流行もまだまだ続いており、さらにインフルエンザも今年は感染が増加傾向にあります。

せっかくのワクチン接種が、肩の痛みで生活に支障が出てしまうのが残念でなりません。

今回ブログで紹介させていただいたことが、少しでも助けになれば幸いです。

また、当院では、新型コロナウイルスワクチン接種が始まって以来、ワクチン接種後の肩の痛みへの微弱電流治療を無料で提供を続けております。

ワクチン接種後の肩の痛みでお悩みの方は、ご相談ください。

当院では、痛みに対して治療を施すことはもちろんのこと、患者様のお悩みや希望するご自身の将来像ことを、しっかりお聞きし共有させていただきます。

そして、患者様とともに問題を解決していく治療院を目指しております。

 

 

監修 柔道整復師 はり師 きゅう師 ひさき鍼灸整骨院 院長 久木崇広


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